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高橋カーテンウォール工業(株)1994

TAKAHASHI CURTAIN WALL CORPORATION

スタンダードUpdated 2026/03/24
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓(大型案件の端境期により一時的に利益水準が低下。受注産業のため業績変動が大きい)
配当
少なめ
1株 20円
安全性
安定
自己資本比率 84.9%(自己資本比率85%超・有利子負債小規模と財務は極めて健全)
稼ぐ力
普通
ROE 1.8%
話題性
普通
ポジ 40%

この会社ってなに?

オフィスビルや商業施設の外壁に使われているコンクリート製のパネル。街で見上げる高層ビルの外装の多くに、高橋カーテンウォール工業の技術が使われています。また、プール施工を手がけるアクア事業も展開しており、公共プールやスパ施設のタラソテラピー(海洋療法)設備なども手がけています。

高橋カーテンウォール工業は1965年設立、高層ビルの外壁材として用いられるプレキャストコンクリート(PC)カーテンウォールの設計・製造・施工で国内トップシェアを誇るスタンダード上場企業です。東京都庁や大阪駅新北ビルなど日本を代表する建築物を数多く手がけています。2025/12期は売上高73億円・営業利益1.1億円と大型案件の端境期で減益となりましたが、2026/12期は売上高82億円・営業利益2.2億円への回復を予想。PBR 0.40倍と大幅な割安水準にあり、自己資本比率85%超の無借金に近い堅固な財務基盤が特徴です。

建設業スタンダード市場

注目ポイント

PBR 0.40倍の超割安株

PBR 0.40倍は解散価値の半分以下。自己資本比率85%超の堅固な財務基盤に対し、株価は大幅なディスカウント状態。業績回復時のリレーティング余地が大きい銘柄です。

PCカーテンウォール国内首位

東京都庁や大阪駅新北ビルなど日本を代表する建築物を手がけてきた圧倒的な実績。業界淘汰が進み同業他社が減少しているため、競争優位性が年々高まっています。

無借金に近い鉄壁の財務

自己資本比率85%超、BPS 1,363円と株価の2.5倍の純資産を保有。配当利回り3.69%と安定配当を維持しており、ダウンサイドリスクが限定的な安心感のある銘柄です。

会社概要

業種
建設業
決算期
12月
本社
東京都中央区日本橋本町1丁目5番4号
公式
t-cw.co.jp

サービスの実績は?

20
1株当たり配当金
2025期実績
±0 YoY
-21.8%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
0.40
PBR
解散価値の40%水準
192
従業員数
2025年12月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

建設事業
68億円93.2%)
アクア事業
4億円5.5%)
不動産賃貸事業
1億円1.4%)
建設事業68億円
利益: 0.5億円利益率: 0.7%

PCカーテンウォール(高層ビル外壁材)の設計・製造・施工が主力。国内トップシェアを誇り、東京都庁や大阪駅新北ビルなどランドマーク建築の実績多数。売上構成比約93%を占めるコア事業。

アクア事業4億円
利益: 0.3億円利益率: 7.5%

プールやスパ施設の設計・施工。タラソテラピー(海洋療法)施設でフランス・テルムマラン社と業務提携。ニッチ市場で安定した収益を確保。

不動産賃貸事業1億円
利益: 0.3億円利益率: 30.0%

自社保有不動産の賃貸。高い利益率で安定収益に貢献するストック型ビジネス。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
1.8%
株主資本の利回り
ROA
1.4%
総資産の活用度
Op. Margin
-
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期13.1%10.1%-
2022/12期1.4%1.2%-
2023/12期2.8%2.4%-
2024/12期3.5%2.8%6.3%
2025/12期1.8%1.4%1.5%
2025/12期1.8%1.4%-

営業利益率は2021/12期の16.2%をピークに大きく変動しています。大型案件の有無で利益率が大幅に振れる受注産業の特性が表れています。ROEも1〜13%と振れ幅が大きく、安定した収益性の確保が経営課題となっています。ただし、業界内では高い技術力に裏打ちされた価格決定力を持っています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/12期122億円14.0億円162.6円-
2022/12期75.3億円1.5億円17.7円-38.4%
2023/12期73.3億円3.0億円36.0円-2.6%
2024/12期93.8億円5.9億円3.7億円45.8円+28.0%
2025/12期73.4億円1.1億円1.9億円23.9円-21.8%

2021/12期に大型案件の集中で売上高122億円・営業利益20億円を記録しましたが、その後は大型案件の端境期に入り業績が大きく変動しています。2024/12期は一時回復(売上高94億円)したものの、2025/12期は再び減収減益。2026/12期は売上高82億円・営業利益2.2億円と緩やかな回復を見込んでいます。受注産業のため業績の波が大きい点に注意が必要です。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
1.8%
業界平均
8.7%
営業利益率
この会社: -業界平均: 6.6%
自己資本比率上回る
この会社
84.9%
業界平均
51.1%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

6,462万円
取締役2名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
建設事業68億円0.5億円0.7%
アクア事業4億円0.3億円7.5%
不動産賃貸事業1億円0.3億円30.0%

建設事業(PCカーテンウォール)が売上の約93%を占める一本足打法の構造です。利益率はアクア事業(7.5%)や不動産賃貸事業(30%)の方が高いものの、規模が小さいため全体への貢献は限定的。建設事業の受注動向が業績全体を大きく左右します。

どんな話題が多い?

業績・決算45%
株主・大量保有25%
建設・再開発20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや回復
報道件数(30日)
18
前月比 +3.5%
メディア数
10
株探, Yahoo!ファイナンス, 日経電子版, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 70%
建設業 170社中 120位前後
報道のトーン
40%
好意的
50%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1965
高橋カーテンウォール工業として設立

東京都で創業。ビル外壁材であるPCカーテンウォールの専業メーカーとして事業を開始した。

1990
東京証券取引所に上場

JASDAQ市場に株式を上場。事業拡大と信用力向上のための資金調達基盤を確立した。

1994
本社を日本橋本町に移転

本社を現在の中央区日本橋本町に移転。東京の中心地に拠点を構え、営業基盤を強化した。

2000年代
アクア事業・タラソテラピーに進出

プール施工のアクア事業を本格展開。フランス・テルムマラン社と業務提携し、タラソテラピー施設の設計・施工にも参入。

2022
3Dプリンタ共同研究を開始

建設用3Dプリンタ企業Polyuse社と共同研究を開始。次世代のコンクリート建設技術への取り組みを強化。

2026
業績回復を目指す

2026/12期は売上高82億円・営業利益2.2億円の回復を予想。関東圏の再開発需要の取り込みを目指す。

出来事の年表

2026年2月業績上方修正

2025/12期期の業績を大幅上方修正。営業赤字予想から一転、営業利益1.1億円の黒字に転換。

2026年2月本決算発表

2025/12期期の本決算を発表。2026/12期は売上高82億円・営業利益2.2億円の回復を予想。

2022年6月3Dプリンタ共同研究

建設用3Dプリンタ企業Polyuse社と共同研究を開始。次世代建設技術への取り組みを強化。

社長プロフィール

高橋 武治
代表取締役社長
実直な技術者経営者
当社は創業以来、プレキャストコンクリートカーテンウォールの専業メーカーとして、日本の高層建築を支えてまいりました。今後も高い技術力と品質で、安全・安心な建物づくりに貢献してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率84.9%
0%25% (注意ライン)40% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
5.3億円
借金(有利子負債)
Net Assets
108億円
会社の純資産

自己資本比率は77〜87%と極めて高い水準を維持しており、財務の健全性は抜群です。BPS(1株純資産)は1,362円に対し株価は542円で、PBR 0.40倍と解散価値の半分以下の評価にとどまっています。2024/12期から有利子負債が発生していますが、純資産に対して小規模であり、財務リスクは限定的です。 【2025/12期】総資産126億円、純資産108億円、自己資本比率84.9%、有利子負債5.3億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+25.1億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-3.7億円
投資に使ったお金
Financing CF
-10.2億円
借入・返済など
Free CF
+21.4億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期20.0億円2.6億円5.4億円17.4億円
2022/12期8.7億円3.7億円4.0億円12.5億円
2023/12期15.2億円2.9億円5,800万円12.3億円
2024/12期18.6億円9,900万円3.4億円19.5億円
2025/12期25.1億円3.7億円10.2億円21.4億円

営業キャッシュフローは年度によってプラスとマイナスを繰り返しており、工事の進捗と売上債権の回収タイミングによる変動が大きいのが特徴です。2025/12期は売上債権の回収が進み営業CF 25億円と大幅に改善。投資CFは小規模で、設備投資の負担が軽い資産効率の高いビジネスモデルです。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 6名)
女性 0名(0.0% 男性 6
100%
監査報酬
2,450万円
連結子会社数
1
設備投資額
3.6億円
平均勤続年数(従業員)
14.9

取締役・監査役6名は全員男性で、女性役員の登用が今後の課題です。連結子会社は1社のみのシンプルな組織体制。設備投資は1.3億円と小規模で、資産効率の高い経営を行っています。平均勤続年数14年と定着率が高く、専門技術の蓄積が競争力の源泉となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主6.8%
浮動株93.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関2%
事業法人等4.8%
外国法人等4%
個人その他88.2%
証券会社1.1%

浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。

高 橋 武 治(1,447,000株)18.27%
高 橋 敏 男(811,000株)10.24%
高 橋 宗 敏(476,000株)6.01%
岩 崎 陽 子(473,000株)5.97%
高 橋 亜 紀 子(425,000株)5.37%
高 橋 雅 代(177,000株)2.23%
BNYM RE BNYMLB RE GPP CLIENT MONEY AND ASSETS AC(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(164,000株)2.08%
石 島 郁 美(146,000株)1.84%
昭和化学工業株式会社(134,000株)1.69%
高 橋 真 治(115,000株)1.45%

筆頭株主は代表取締役社長の高橋武治氏(19.01%)で、高橋敏男氏(11.00%)、高橋宗敏氏(5.78%)、高橋亜紀子氏(5.27%)、高橋雅代氏(2.33%)と創業家一族が合計約49%を保有する典型的なオーナー企業です。岩崎陽子氏(5.89%)も関係者と推定されます。個人保有比率86.8%と極めて高く、機関投資家の保有は限定的です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設投資の減少リスク(景気後退による民間設備投資の冷え込み)
2原材料・資材価格の高騰リスク(セメント・鉄筋等の価格変動)
3人手不足・労務費上昇リスク(建設業界全体の構造的課題)
4大型案件への依存リスク(受注の偏りによる業績変動)
5自然災害・天候リスク(工事遅延や施工への影響)
6技術者の高齢化・後継者育成リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
673万円
従業員数
186
平均年齢
44.6歳
平均年収従業員数前年比
当期673万円186-

平均年収は656万円で、建設業界の中では標準的な水準です。従業員数192名と小規模ながら、PCカーテンウォールの設計から施工まで一貫して対応できる高い専門性を持つ技術者集団です。平均年齢44歳と熟練した技術者が多く在籍しています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSRは5年間で87.9%とマイナスリターンとなっており、TOPIXの182.5%を大きく下回るパフォーマンスです。大型案件の端境期による業績低迷が株価に反映されています。ただし、PBR 0.40倍という極端な割安水準は、業績回復局面での大幅な株価上昇ポテンシャルを示唆しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
20
方針: 安定配当を基本方針とし、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
2016/12期2011.6%
2017/12期2022.7%
2018/12期2024.4%
2019/12期3021.1%
2020/12期2322.1%
2021/12期2515.4%
2022/12期20113.0%
2023/12期2055.6%
2024/12期2043.7%
2025/12期2083.9%
3期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は1株20円を安定的に維持しており、配当利回りは3.69%と比較的高い水準です。2021/12期は好業績を受けて25円に増配しましたが、その後は20円で据え置き。配当性向は2022/12期に113%と利益超過配当となるなど、安定配当を重視する姿勢が鮮明です。業績が回復すれば増配の余地は十分にあります。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 87.9万円 になりました (-12.1万円)
-12.1%
年度末時点評価額損益TSR
2021期73.8万円26.2万円-26.2%
2022期90.3万円9.7万円-9.7%
2023期70.0万円30.0万円-30.0%
2024期74.6万円25.4万円-25.4%
2025期87.9万円12.1万円-12.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残71,200株
売り残0株
信用倍率-倍
2/27時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2027年3月下旬(予定)

PERは25.9倍と建設業界平均(12.5倍)を上回っていますが、これは直近の利益水準が一時的に低いためです。一方でPBR 0.40倍は業界平均(0.85倍)の半分以下と極端な割安水準。配当利回りは3.69%と業界平均を上回っており、バリュー投資の観点から注目される銘柄です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/12期21.1億円7.1億円33.6%
2022/12期2.5億円9,600万円38.7%
2023/12期4.5億円1.5億円32.7%
2024/12期6.7億円3.0億円44.5%
2025/12期1.9億円0円0.0%

実効税率は年度によって大きく変動しています。2025/12期は税金がゼロとなっていますが、これは繰延税金資産の計上や税務上の特別な要因によるものと考えられます。2024/12期の44.6%は通常より高い水準で、交際費等の損金不算入項目の影響が示唆されます。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

高橋カーテンウォール工業(株) まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓(大型案件の端境期により一時的に利益水準が低下。受注産業のため業績変動が大きい)
配当
少なめ
1株 20円
安全性
安定
自己資本比率 84.9%(自己資本比率85%超・有利子負債小規模と財務は極めて健全)
稼ぐ力
普通
ROE 1.8%
話題性
普通
ポジ 40%

「ビル外壁材PCカーテンウォールの国内首位。東京都庁や大阪駅を手がけた建設のニッチトップ企業」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU