(株)ヤマト1967
YAMATO CORPORATION
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
オフィスや商業施設で快適に過ごせるのは、空調や水回りが正しく設計・施工されているおかげです。ヤマトはそうした「見えないインフラ」を支える設備工事会社。病院の手術室の空調管理、工場のクリーンルーム設計、大型商業施設の給排水設備など、建物の裏側で私たちの日常を支えています。株主優待では群馬県の地元特産品や温泉入浴券がもらえる点も魅力です。
ヤマトは1963年に上場した空調・衛生設備工事の専門企業です。オフィスビル・工場・病院・商業施設などの空調設備・給排水衛生設備の設計施工を主力とし、2025/03期は売上高532億円・営業利益48億円と過去最高益を大幅更新しました。無借金経営に近い財務体質(自己資本比率約70%)と、4期連続増配の株主還元姿勢が評価されています。PER 14.2倍・PBR 1.31倍と建設業界の中では成長期待を反映した水準です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 神奈川県横浜市緑区中山町83番地の12
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
空調設備・給排水衛生設備の設計施工が主力。オフィスビル・工場・病院・商業施設向けに展開。売上構成比95%を占める最大セグメント。
保有不動産の賃貸収入等。安定収益源として設備工事事業を補完。
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 7.2% | 5.2% | - |
| 2022/03期 | 8.5% | 6.1% | - |
| 2023/03期 | 5.5% | 4.0% | - |
| 2024/03期 | 4.1% | 2.9% | 3.7% |
| 2025/03期 | 10.0% | 7.0% | 9.0% |
| 3Q FY2025/3 | 9.1%(累計) | 5.3%(累計) | 9.0% |
営業利益率は2024/03期の3.7%から2025/03期には9.0%へと大幅に改善しました。ROEも9.5%と資本効率が向上しています。建設業界では利益率の変動が大きくなりがちですが、収益性を重視した受注選別と施工効率の改善により、高い収益性を確保しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 438億円 | — | 22.9億円 | 89.0円 | — |
| 2022/03期 | 456億円 | 36.8億円 | 27.6億円 | 107.5円 | +4.1% |
| 2023/03期 | 445億円 | 23.4億円 | 18.7億円 | 72.9円 | -2.4% |
| 2024/03期 | 483億円 | 18.1億円 | 14.8億円 | 58.6円 | +8.5% |
| 2025/03期 | 532億円 | 48.0億円 | 39.3億円 | 158.3円 | +10.1% |
ヤマトの業績は、2025/03期で売上高532億円・営業利益48億円と過去最高を大幅更新しました。2023期〜2024は資材高騰や施工体制の調整により利益が一時的に落ち込みましたが、2025/03期には収益性を重視した受注戦略が奏功し、営業利益率9.0%と飛躍的に改善しています。2026/03期は売上高530億円・営業利益42億円を予想し、高水準の収益を維持する計画です。 【3Q 2025/03期実績】売上409億円(通期予想比77%)、営業利益37億円(同88%)、純利益32億円(同84%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 設備工事事業 | 505億円 | 45.6億円 | 9.0% |
| 不動産事業等 | 27億円 | 2.4億円 | 8.9% |
設備工事事業が売上の95%を占める専業型企業です。空調設備・給排水衛生設備の設計施工を一貫して手がけ、営業利益率9.0%と高い収益性を実現しています。不動産事業等は小規模ながら安定的な収益を確保し、事業ポートフォリオの安定性に寄与しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 31億円 | — | 48億円 | +54.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024期 | 490億円 | — | 483億円 | -1.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ヤマトは収益性を重視した受注戦略のもと、2025/03期で営業利益48億円と当初予想(31億円)を大幅に上回る成果を達成しました。2026/03期も上方修正後の計画で経常利益の最高益更新を見込んでおり、継続的な収益改善が進んでいます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/03期の経常利益を一転8%増益に上方修正。配当も9円増額し47円へ。過去最高益を更新する見通し。
2026/03期中間期の営業利益が前年同期比40.9%増の24億円。収益性重視の受注戦略が奏功。
2025/03期決算で売上高532億円・営業利益48億円と過去最高益を大幅更新。営業利益率9.0%を達成。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれもFY2025/3末時点
自己資本比率は約70%と非常に高い水準を維持しており、2023/03期まではほぼ無借金経営でした。2024/03期以降は少額の有利子負債(13億円)がありますが、総資産588億円に対してごくわずかであり、極めて健全な財務体質が特徴です。BPSも着実に増加しており、株主価値の蓄積が進んでいます。 【3Q 2025/03期】総資産603億円、純資産408億円、自己資本比率56.4%、有利子負債29億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 54.3億円 | ▲16.0億円 | ▲5.0億円 | 38.3億円 |
| 2022/03期 | 28.9億円 | ▲6.8億円 | ▲4.0億円 | 22.1億円 |
| 2023/03期 | ▲15.8億円 | ▲4.5億円 | ▲3.8億円 | ▲20.3億円 |
| 2024/03期 | 39.2億円 | ▲6.0億円 | ▲10.9億円 | 33.2億円 |
| 2025/03期 | 45.3億円 | ▲6.4億円 | ▲11.7億円 | 38.9億円 |
営業キャッシュフローは2023/03期に一時的にマイナスとなりましたが、これは工事代金の回収タイミングによるもので、2024/03期以降は安定的にプラスを確保しています。2025/03期は営業CF 45億円・FCF 39億円と潤沢なキャッシュを創出しており、投資余力と株主還元の原資が十分に確保されています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役13名中、女性が1名(7.7%)を占めています。11社の連結子会社を統括するグループ経営を行っており、平均勤続年数15.7年と高い定着率が技術力の蓄積を支えています。設備投資は8.4億円で、施工機器の更新と技術開発に充当されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 696万円 | 1,161人 | - |
従業員の平均年収は651万円で、建設・設備工事業界の中では標準的な水準です。平均年齢44.9歳・平均勤続年数15.7年と、定着率が高く技術力の蓄積が進んでいます。単体従業員1,146名にグループの臨時従業員76名を加え、安定した施工体制を維持しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
ヤマトのTSRは5年間で325.9%と、TOPIXの245.7%を大きく上回るパフォーマンスを記録しています。特に2025期に株価が大幅に上昇し、TSRが一気に加速しました。過去最高益の達成と増配が市場から高く評価された結果であり、中小型バリュー株の再評価銘柄として注目されています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 10円 | 12.9% |
| 2017/03期 | 10円 | 13.6% |
| 2018/03期 | 12円 | 12.2% |
| 2019/03期 | 14円 | 15.5% |
| 2020/03期 | 15円 | 16.3% |
| 2021/03期 | 15円 | 16.9% |
| 2022/03期 | 25円 | 23.3% |
| 2023/03期 | 25円 | 34.3% |
| 2024/03期 | 27円 | 46.0% |
| 2025/03期 | 45円 | 28.4% |
| 必要株数 | 100株以上(約22万円) |
| 金額相当 | 3,000円〜5,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期特典 | 1年以上の継続保有が条件 |
配当は4期連続増配を実現しており、2026/03期には1株47円(予想)を計画しています。2021/03期の15円から3倍以上に増加しており、積極的な株主還元姿勢が明確です。配当性向は約30%と余裕があり、今後も業績成長に伴う増配が期待できます。加えて、1年以上保有の株主には地元特産品や温泉入浴券がもらえる優待も魅力的です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 141.7万円 | 41.7万円 | 41.7% |
| 2022期 | 151.9万円 | 51.9万円 | 51.9% |
| 2023期 | 171.7万円 | 71.7万円 | 71.7% |
| 2024期 | 223.2万円 | 123.2万円 | 123.2% |
| 2025期 | 325.9万円 | 225.9万円 | 225.9% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
ヤマトのPER 14.2倍は建設業平均(12.5倍)をやや上回っており、成長期待が株価に織り込まれている状態です。PBR 1.31倍は同業他社と比較してもプレミアムがついており、過去最高益更新と4期連続増配が評価されています。信用倍率8.91倍と買い長の状態で、投資家の強気姿勢がうかがえます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 33.7億円 | 10.8億円 | 32.1% |
| 2022/03期 | 39.0億円 | 11.4億円 | 29.3% |
| 2023/03期 | 25.2億円 | 6.5億円 | 25.8% |
| 2024/03期 | 23.3億円 | 8.5億円 | 36.6% |
| 2025/03期 | 52.8億円 | 13.5億円 | 25.6% |
税引前利益は2025/03期に53億円と大幅に増加しました。実効税率は25〜37%と年度によって幅がありますが、2026/03期予想では9.5%と低い水準が見込まれており、税効果会計や特別控除の影響が反映されていると考えられます。
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「空調・衛生設備のプロ集団。インフラを支える技術力で、建物の快適を創り続けるスタンダード企業」
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