1967スタンダード

(株)ヤマト

YAMATO CORPORATION

最終更新日: 2026年3月24日

ROE8.9%
BPS1659.1円
自己資本比率61.4%
FY2025/3 有報データ

空調と水回りのプロフェッショナル。見えないインフラを支え、建物に快適を届ける技術者集団

設備工事を通じて、快適で安全な建物環境を創造し、社会に貢献する

この会社ってなに?

オフィスや商業施設で快適に過ごせるのは、空調や水回りが正しく設計・施工されているおかげです。ヤマトはそうした「見えないインフラ」を支える設備工事会社。病院の手術室の空調管理、工場のクリーンルーム設計、大型商業施設の給排水設備など、建物の裏側で私たちの日常を支えています。株主優待では群馬県の地元特産品や温泉入浴券がもらえる点も魅力です。

ヤマトは1963年に上場した空調・衛生設備工事の専門企業です。オフィスビル・工場・病院・商業施設などの空調設備・給排水衛生設備の設計施工を主力とし、FY2025/3は売上高532億円・営業利益48億円と過去最高益を大幅更新しました。無借金経営に近い財務体質(自己資本比率約70%)と、4期連続増配の株主還元姿勢が評価されています。PER 14.2倍・PBR 1.31倍と建設業界の中では成長期待を反映した水準です。

建設業スタンダード市場

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
神奈川県横浜市緑区中山町83番地の12
公式
www.yamato-se.co.jp

社長プロフィール

町田 豊
代表取締役社長
堅実経営者
当社は空調・衛生設備のプロフェッショナルとして、お客様の快適な環境づくりに貢献してまいります。堅実な財務基盤と技術力を活かし、収益性の向上と株主還元の充実に努めます。

この会社のストーリー

1952
大和設備工事として創業

神奈川県横浜市で空調・衛生設備工事会社として創業。戦後の復興需要に応える形で事業を開始した。

1963
東京証券取引所に上場

東証に株式を上場。設備工事専業会社として信用力を高め、大型案件の受注拡大に弾みをつけた。

1990
バブル期の成長と試練

大型開発案件の受注で成長するも、バブル崩壊後は建設不況に直面。堅実経営で乗り越えた。

2010
省エネ・環境技術への注力

省エネ空調システムやBEMS(ビルエネルギー管理システム)の技術開発に注力。環境配慮型の設備工事を推進。

2025
過去最高益を大幅更新

収益性重視の受注戦略が奏功し、営業利益48億円・営業利益率9.0%と過去最高の収益を達成。4期連続増配も実現。

2026
株主還元の更なる強化

業績上方修正と配当増額を発表。経常利益で過去最高益更新を見込み、持続的な成長路線を歩む。

注目ポイント

過去最高益と4期連続増配

FY2025/3に営業利益48億円と過去最高を大幅更新。配当もFY2021の15円からFY2026予想47円へと3倍以上に増加。堅実な収益基盤と積極的な株主還元が魅力です。

自己資本比率70%の鉄壁財務

ほぼ無借金経営で自己資本比率約70%。建設業界の景気変動にも耐えうる強固な財務基盤を持ち、安心して長期保有できる銘柄です。

温泉入浴券や地元特産品がもらえる優待

1年以上保有で群馬県の地元特産品(3,000円相当)や赤城の湯入浴券がもらえます。1,000株以上なら5,000円相当にグレードアップ。配当と合わせた総合利回りが魅力的です。

サービスの実績は?

47
1株当たり配当金
FY2026予想
+4.4% YoY
+10.1%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+165.3%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
1,146
単体従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 45円
安全性
安定
自己資本比率 61.4%(有利子負債はほぼゼロに近く、自己資本比率70%の鉄壁の財務体質)
稼ぐ力
普通
ROE 8.9%
話題性
好評
ポジティブ 62%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
45
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
FY2016/31012.9%
FY2017/31013.6%
FY2018/31212.2%
FY2019/31415.5%
FY2020/31516.3%
FY2021/31516.9%
FY2022/32523.3%
FY2023/32534.3%
FY2024/32746.0%
FY2025/34528.4%
9期連続増配
株主優待
あり
地元特産品(3,000円相当)or 赤城の湯入浴券5枚 or 金券3,000円
必要株数100株以上(約22万円)
金額相当3,000円〜5,000円相当
権利確定月3月
長期特典1年以上の継続保有が条件

配当は4期連続増配を実現しており、FY2026/3には1株47円(予想)を計画しています。FY2021/3の15円から3倍以上に増加しており、積極的な株主還元姿勢が明確です。配当性向は約30%と余裕があり、今後も業績成長に伴う増配が期待できます。加えて、1年以上保有の株主には地元特産品や温泉入浴券がもらえる優待も魅力的です。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.9%
業界平均
9.1%
営業利益率上回る
この会社
9.0%
業界平均
6.4%
自己資本比率上回る
この会社
61.4%
業界平均
51.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3456億円
FY2023/3445億円
FY2024/3483億円
FY2025/3532億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/318.1億円
FY2025/348.0億円

ヤマトの業績は、FY2025/3で売上高532億円・営業利益48億円と過去最高を大幅更新しました。FY2023〜2024は資材高騰や施工体制の調整により利益が一時的に落ち込みましたが、FY2025/3には収益性を重視した受注戦略が奏功し、営業利益率9.0%と飛躍的に改善しています。FY2026/3は売上高530億円・営業利益42億円を予想し、高水準の収益を維持する計画です。

事業ごとの売上・利益

設備工事事業
505億円94.9%)
不動産事業等
27億円5.1%)
設備工事事業505億円
利益: 45.6億円利益率: 9.0%

空調設備・給排水衛生設備の設計施工が主力。オフィスビル・工場・病院・商業施設向けに展開。売上構成比95%を占める最大セグメント。

不動産事業等27億円
利益: 2.4億円利益率: 8.9%

保有不動産の賃貸収入等。安定収益源として設備工事事業を補完。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.7%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.7%5.2%-
FY2022/38.2%6.0%-
FY2023/35.4%3.9%-
FY2024/35.0%2.8%3.7%
FY2025/38.9%6.7%9.0%

営業利益率はFY2024/3の3.7%からFY2025/3には9.0%へと大幅に改善しました。ROEも9.5%と資本効率が向上しています。建設業界では利益率の変動が大きくなりがちですが、収益性を重視した受注選別と施工効率の改善により、高い収益性を確保しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率61.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
13.2億円
会社の純資産
412億円

自己資本比率は約70%と非常に高い水準を維持しており、FY2023/3まではほぼ無借金経営でした。FY2024/3以降は少額の有利子負債(13億円)がありますが、総資産588億円に対してごくわずかであり、極めて健全な財務体質が特徴です。BPSも着実に増加しており、株主価値の蓄積が進んでいます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+45.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-6.4億円
投資CF
借入・返済など
-11.7億円
財務CF
手元に残ったお金
+38.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/354.3億円-16.0億円-5.0億円38.3億円
FY2022/328.9億円-6.8億円-4.0億円22.1億円
FY2023/3-15.8億円-4.5億円-3.8億円-20.3億円
FY2024/339.2億円-6.0億円-10.9億円33.2億円
FY2025/345.3億円-6.4億円-11.7億円38.9億円

営業キャッシュフローはFY2023/3に一時的にマイナスとなりましたが、これは工事代金の回収タイミングによるもので、FY2024/3以降は安定的にプラスを確保しています。FY2025/3は営業CF 45億円・FCF 39億円と潤沢なキャッシュを創出しており、投資余力と株主還元の原資が十分に確保されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設市場の景気変動による受注環境の変化リスク
2資材価格・労務費の高騰による工事原価上昇リスク
3技術者・施工管理者の人材確保・育成リスク
4大型工事の工期遅延・瑕疵発生リスク
5気候変動・自然災害による施工への影響リスク
6下請業者の安全管理・品質管理リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/333.7億円10.8億円32.1%
FY2022/339.0億円11.4億円29.3%
FY2023/325.2億円6.5億円25.8%
FY2024/323.3億円8.5億円36.6%
FY2025/352.8億円13.5億円25.6%

税引前利益はFY2025/3に53億円と大幅に増加しました。実効税率は25〜37%と年度によって幅がありますが、FY2026/3予想では9.5%と低い水準が見込まれており、税効果会計や特別控除の影響が反映されていると考えられます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
651万円
従業員数
1,146
平均年齢
44.93歳
平均年収従業員数前年比
当期651万円1,146-

従業員の平均年収は651万円で、建設・設備工事業界の中では標準的な水準です。平均年齢44.9歳・平均勤続年数15.7年と、定着率が高く技術力の蓄積が進んでいます。単体従業員1,146名にグループの臨時従業員76名を加え、安定した施工体制を維持しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55.7%
浮動株44.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関18.8%
事業法人等31%
外国法人等3.8%
個人その他44.3%
証券会社2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はヤマト社員持株会・群馬銀行・東和銀行。

ヤマト社員持株会(1,460,000株)5.89%
株式会社群馬銀行(1,221,000株)4.92%
株式会社東和銀行(1,189,000株)4.8%
サンシャインE号投資事業組合(1,067,000株)4.3%
株式会社三晃空調(1,000,000株)4.03%
みどり共栄会(970,000株)3.91%
株式会社第四北越銀行(874,000株)3.52%
サンシャインG号投資事業組合(701,000株)2.83%
日本管材センター株式会社(667,000株)2.69%
株式会社横浜銀行(594,000株)2.39%

筆頭株主はヤマト社員持株会(5.89%)で、従業員の経営参画意識の高さを示しています。群馬銀行・東和銀行・第四北越銀行・横浜銀行と地方銀行が上位に名を連ね、三晃空調・日本管材センターなど取引先企業も保有しており、地域密着型の安定した株主構成が特徴です。投資事業組合(サンシャインE号・G号)の存在は、将来的な売却リスクとして留意が必要です。

会社の公式開示情報

役員報酬

9,738万円
取締役8名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
設備工事事業505億円45.6億円9.0%
不動産事業等27億円2.4億円8.9%

設備工事事業が売上の95%を占める専業型企業です。空調設備・給排水衛生設備の設計施工を一貫して手がけ、営業利益率9.0%と高い収益性を実現しています。不動産事業等は小規模ながら安定的な収益を確保し、事業ポートフォリオの安定性に寄与しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 1名(7.7% 男性 12
8%
92%
監査報酬
5,850万円
連結子会社数
11
設備投資額
8.4億円
平均勤続年数(従業員)
15.72
臨時従業員数
76

取締役・監査役13名中、女性が1名(7.7%)を占めています。11社の連結子会社を統括するグループ経営を行っており、平均勤続年数15.7年と高い定着率が技術力の蓄積を支えています。設備投資は8.4億円で、施工機器の更新と技術開発に充当されています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
FY2025/3は当初予想を大幅に上回る過去最高益を達成。収益性重視の受注戦略が奏功し、営業利益率9.0%と高い水準を実現。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

収益性重視の経営方針
FY2025〜FY2026
売上高: 目標 530億円 達成 (532億円 (FY2025))
100%
営業利益率: 目標 9%以上 達成 (9.0% (FY2025))
100%
ROE: 目標 8%以上 達成 (9.5% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202531億円48億円+54.7%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024490億円483億円-1.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ヤマトは収益性を重視した受注戦略のもと、FY2025/3で営業利益48億円と当初予想(31億円)を大幅に上回る成果を達成しました。FY2026/3も上方修正後の計画で経常利益の最高益更新を見込んでおり、継続的な収益改善が進んでいます

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

ヤマトのTSRは5年間で325.9%と、TOPIXの245.7%を大きく上回るパフォーマンスを記録しています。特にFY2025に株価が大幅に上昇し、TSRが一気に加速しました。過去最高益の達成と増配が市場から高く評価された結果であり、中小型バリュー株の再評価銘柄として注目されています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+225.9%
100万円 →325.9万円
225.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021141.7万円+41.7万円41.7%
FY2022151.9万円+51.9万円51.9%
FY2023171.7万円+71.7万円71.7%
FY2024223.2万円+123.2万円123.2%
FY2025325.9万円+225.9万円225.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残98,000株
売り残11,000株
信用倍率8.91倍
2025/10/31時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

ヤマトのPER 14.2倍は建設業平均(12.5倍)をやや上回っており、成長期待が株価に織り込まれている状態です。PBR 1.31倍は同業他社と比較してもプレミアムがついており、過去最高益更新と4期連続増配が評価されています。信用倍率8.91倍と買い長の状態で、投資家の強気姿勢がうかがえます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
建設業 150社中 60位
報道のトーン
62%
好意的
32%
中立
6%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算45%
設備工事・建設25%
株主還元・優待20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月業績上方修正

FY2026/3の経常利益を一転8%増益に上方修正。配当も9円増額し47円へ。過去最高益を更新する見通し。

2025年11月中間決算好調

FY2026/3中間期の営業利益が前年同期比40.9%増の24億円。収益性重視の受注戦略が奏功。

2025年5月過去最高益

FY2025/3決算で売上高532億円・営業利益48億円と過去最高益を大幅更新。営業利益率9.0%を達成。

(株)ヤマト まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 45円
安全性
安定
自己資本比率 61.4%(有利子負債はほぼゼロに近く、自己資本比率70%の鉄壁の財務体質)
稼ぐ力
普通
ROE 8.9%
話題性
好評
ポジティブ 62%

「空調・衛生設備のプロ集団。インフラを支える技術力で、建物の快適を創り続けるスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU