1720プライム

東急建設(株)

TOKYU CONSTRUCTION CO., LTD.

最終更新日: 2026年3月24日

ROE4.8%
BPS959.3円
自己資本比率34.8%
FY2025/3 有報データ

渋谷を変えた建設のプロ集団。ゼロから挑み、環境と感動を未来へ建て続ける東急グループのゼネコン

0へ挑み、0から挑み、環境と感動を 未来へ建て続ける。

この会社ってなに?

渋谷ヒカリエや渋谷スクランブルスクエアなど、渋谷駅周辺の再開発工事を数多く手がけているのが東急建設です。マンション建設や鉄道関連工事、トンネル・橋梁などのインフラ整備にも強みを持ちます。最近では建設現場でのAI・ドローン活用やBIM/CIMによる3Dモデル設計など、建設DXにも積極的に取り組んでいます。

東急建設は東急グループの総合建設会社として、渋谷駅周辺の大規模再開発をはじめ、マンション・オフィス・インフラ工事を幅広く手がけています。FY2025/3は売上高2,931億円・営業利益88億円と黒字を継続し、FY2026/3は売上高3,380億円・営業利益95億円と増収増益を計画。長期経営計画「VISION2030」のもと、建設DX・脱炭素・海外事業の拡大を推進しています。PBR 1.51倍と建設業では高めの評価を受けており、4期連続増配中です。

建設業プライム市場

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
東京都渋谷区渋谷1-16-14 渋谷地下鉄ビル
公式
www.tokyu-cnst.co.jp

社長プロフィール

飯塚 恒生
代表取締役社長
改革推進型リーダー
0へ挑み、0から挑み、環境と感動を未来へ建て続ける。東急建設は建設DXと脱炭素の推進を通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、安全・安心な街づくりに挑み続けます。

この会社のストーリー

1946
東急建設の前身として創業

東急グループの建設部門として発足。戦後復興期の住宅・インフラ建設に貢献した。

2003
東京証券取引所に上場

東急建設として東証に株式を上場。独立した上場企業として新たなスタートを切った。

2012
渋谷ヒカリエ竣工

渋谷駅東口の大規模複合施設「渋谷ヒカリエ」が完成。渋谷再開発の象徴的プロジェクトとなった。

2022
資材高騰で営業赤字に

建設資材価格の急騰と工事採算の悪化により、FY2022/3に営業赤字60億円を計上。事業構造改革を開始。

2024
業績V字回復

採算管理の強化と追加工事の獲得により営業利益88億円を達成。赤字から2年でV字回復を実現した。

2030
VISION2030の達成へ

売上高4,000億円・営業利益率5%以上を目指す長期計画のもと、建設DX・脱炭素・海外展開を加速する。

注目ポイント

渋谷再開発の中核企業

渋谷ヒカリエ、渋谷スクランブルスクエアなど渋谷駅周辺の大規模再開発を多数手がけ、東急沿線の街づくりを推進。長期にわたる安定した受注基盤を持ちます。

赤字からのV字回復力

FY2022/3の営業赤字60億円から、わずか2年で営業利益88億円にV字回復。採算管理の強化と工事品質の向上が収益改善を牽引しました。

建設DXと脱炭素の先駆者

AI・ドローン・BIM/CIMを活用した建設DXや、建設現場の再エネ活用など脱炭素への取り組みを業界に先駆けて推進。VISION2030で持続可能な建設を目指します。

サービスの実績は?

39
1株当たり配当金
FY2026予想
+2.6% YoY
+15.3%
売上高成長率
FY2026予想 (YoY)
+7.5%
営業利益成長率
FY2026予想 (YoY)
2,845
連結従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2022/3は資材価格高騰で営業赤字だったが、FY2023/3以降はV字回復を達成)
配当
少なめ
1株 38円
安全性
普通
自己資本比率 34.8%(自己資本比率37%は建設業としては健全な水準)
稼ぐ力
普通
ROE 4.8%
話題性
好評
ポジティブ 52%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
38
方針: DOE(自己資本配当率)4.0%以上を目標
1株配当配当性向
FY2016/32520.0%
FY2017/32620.3%
FY2018/33120.5%
FY2019/33020.6%
FY2020/33021.5%
FY2021/31040.1%
FY2022/3250.8%
FY2023/33672.0%
FY2024/33753.6%
FY2025/33860.6%
4期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当はFY2022/3の25円から4期連続で増配を継続し、FY2026/3は1株39円(予想)を計画しています。配当方針としてDOE 4.0%以上を掲げており、安定した株主還元を目指しています。赤字決算のFY2022/3でも25円に増配した実績があり、株主還元意識の高さがうかがえます。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.8%
業界平均
9.2%
営業利益率下回る
この会社
3.0%
業界平均
6.5%
自己資本比率下回る
この会社
34.8%
業界平均
51.2%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/32,581億円
FY2023/32,889億円
FY2024/32,857億円
FY2025/32,931億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/381.5億円
FY2025/388.4億円

FY2022/3は資材価格高騰と工事採算悪化により営業赤字60億円に転落しましたが、FY2023/3以降は採算管理の強化と追加・設計変更工事の獲得によりV字回復を遂げました。FY2026/3は売上高3,380億円・営業利益95億円を計画し、過去最高益の更新が視野に入っています。

事業ごとの売上・利益

建築事業
2,050億円69.9%)
土木事業
700億円23.9%)
その他(不動産等)
181億円6.2%)
建築事業2,050億円
利益: 55億円利益率: 2.7%

マンション・オフィス・商業施設等の建築工事。渋谷再開発や東急沿線の大型案件を中心に受注。売上構成比約70%を占める最大セグメント。

土木事業700億円
利益: 28億円利益率: 4.0%

トンネル・橋梁・鉄道関連インフラ工事。シールドトンネル技術に強みを持つ。売上構成比約24%で利益率が高いセグメント。

その他(不動産等)181億円
利益: 6億円利益率: 3.3%

不動産事業や建設関連サービス。海外事業(フィリピン・バングラデシュ等)も含む。売上構成比約6%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.8%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
2.4%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/31.4%1.2%-
FY2022/3-8.9%-3.1%-
FY2023/34.8%2.1%-
FY2024/36.4%2.7%2.9%
FY2025/34.8%2.4%3.0%

FY2022/3の赤字を底に、営業利益率は3.0%まで回復しました。建設業界では利益率2〜3%台が一般的であり、東急建設は業界標準に復帰しています。ROEも6〜7%台で安定しており、収益体質の改善が着実に進んでいます

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率34.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
538億円
会社の純資産
1,027億円

総資産はFY2021/3の2,266億円からFY2025/3には2,743億円へ拡大しています。FY2024/3に有利子負債が1,413億円に急増しましたが、FY2025/3には538億円に減少し、財務改善が進行中です。自己資本比率は37%台と建設業としては健全な水準を維持しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+412億円
営業CF
投資に使ったお金
-15.9億円
投資CF
借入・返済など
-319億円
財務CF
手元に残ったお金
+396億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3116億円-37.5億円-33.1億円78.8億円
FY2022/3122億円-4.8億円-75.3億円117億円
FY2023/3204億円24.0億円-27.6億円228億円
FY2024/3-540億円-14.0億円285億円-554億円
FY2025/3412億円-15.9億円-319億円396億円

FY2024/3に営業CFがマイナス540億円と大幅に悪化しましたが、これは大型工事の進行基準による運転資金の一時的な増加が主因です。FY2025/3には412億円のプラスに回復し、借入金の返済も進みました。フリーCFも396億円と大幅改善しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設資材価格・労務費の高騰による工事原価の増加リスク
2大規模工事における工期遅延・追加コスト発生リスク
3建設技能労働者の不足による施工能力の制約リスク
4親会社・東急グループの経営方針変更リスク
5自然災害・気候変動による工事への影響リスク
6海外事業展開に伴う為替・カントリーリスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/348.9億円22.4億円45.9%
FY2022/3-51.3億円0円-
FY2023/350.2億円0円0.0%
FY2024/397.4億円24.7億円25.4%
FY2025/397.0億円30.7億円31.6%

FY2022/3は赤字のため法人税額はゼロ、FY2023/3は繰越欠損金の活用により実効税率0%となりました。FY2024/3以降は正常化し、実効税率25〜32%で推移しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
889万円
従業員数
2,845
平均年齢
44.1歳
平均年収従業員数前年比
当期889万円2,845-

従業員の平均年収は889万円で、建設業界の中でも上位水準です。平均年齢44.1歳、平均勤続年数18.7年と定着率が高く、技術力の蓄積に強みがあります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主59.7%
浮動株40.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関36.4%
事業法人等21.3%
外国法人等12.6%
個人その他27.3%
証券会社2.3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は東急建設従業員持株会氏・東急。

東急株式会社(15,362,000株)14.45%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(12,618,000株)11.87%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(5,256,000株)4.94%
株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・東急株式会社退職給付信託口)※(3,520,000株)3.31%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 大成建設口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行(2,600,000株)2.45%
東急建設従業員持株会(1,966,000株)1.85%
株式会社きんでん(1,924,000株)1.81%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託口・東急株式会社口)※(1,760,000株)1.66%
第一生命保険株式会社(1,533,000株)1.44%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 東急口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行※(1,520,000株)1.43%

筆頭株主は親会社の東急(14.45%)で、退職給付信託口を含めると東急関連の保有比率は約19%に達します。大成建設の退職給付信託口(2.45%)やきんでん(1.81%)など建設業界の提携先が名を連ね、従業員持株会も1.85%を保有。機関投資家と安定株主がバランスよく構成されています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億8,800万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
建築事業2,050億円55億円2.7%
土木事業700億円28億円4.0%
その他(不動産等)181億円6億円3.3%

建築事業が売上の約70%を占める主力セグメントで、渋谷駅周辺の大規模再開発案件が収益の柱です。土木事業は売上構成比24%ながら利益率4.0%と高い収益性を誇り、シールドトンネル等の専門技術が強みです。海外事業はフィリピン・バングラデシュを中心に拡大中です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 1名(6.7% 男性 14
7%
93%
監査報酬
7,200万円
連結子会社数
11
設備投資額
7.4億円
平均勤続年数(従業員)
18.7
臨時従業員数
276

取締役・監査役15名中、女性は1名(6.7%)と女性比率の向上が今後の課題です。11社の連結子会社を統括し、平均勤続年数18.7年と長期的な人材育成を重視した経営を行っています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
FY2022/3の赤字からV字回復を遂げ、利益面では計画を大幅に上回る進捗。売上高とROEはVISION2030の中間地点として順調。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

長期経営計画「VISION2030」
FY2021〜FY2030
売上高: 目標 4,000億円 順調 (2,931億円 (FY2025))
73.3%
営業利益率: 目標 5%以上 やや遅れ (3.0% (FY2025))
60%
ROE: 目標 10%以上 やや遅れ (6.5% (FY2025))
65%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20253,100億円2,931億円-5.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202550億円88億円+76.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

東急建設は「VISION2030」のもと、FY2030に売上高4,000億円・営業利益率5%以上を最終目標に掲げています。FY2025の営業利益は当初予想50億円に対し88億円と大幅に上振れしており、収益力の回復が鮮明です。渋谷再開発の継続案件や建設DXの推進が今後の成長ドライバーとなります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

東急建設のTSRは5年間で165.7%と株価は着実に上昇していますが、TOPIX(213.4%)を下回るパフォーマンスとなっています。FY2022/3の赤字転落が響いた形ですが、足元の業績回復を考慮すると今後のキャッチアップが期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+65.7%
100万円 →165.7万円
65.7万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021107.6万円+7.6万円7.6%
FY2022124.3万円+24.3万円24.3%
FY2023131.1万円+31.1万円31.1%
FY2024165.7万円+65.7万円65.7%
FY2025165.7万円+65.7万円65.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残206,000株
売り残24,800株
信用倍率8.31倍
3/13時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PER 21.0倍・PBR 1.51倍と建設業界平均を上回る評価を受けています。これは渋谷再開発という長期成長テーマと、東急グループの安定した受注基盤が評価されているためです。信用倍率は8.31倍と買い優勢で、個人投資家の注目度が高い銘柄です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +8.5%
メディア数
20
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
建設業 149社中 55位
報道のトーン
52%
好意的
40%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
再開発・建設DX30%
脱炭素・ESG20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月業績上方修正

FY2026/3の業績予想を19%上方修正。追加・設計変更工事の獲得が寄与し、経常利益は前年同期比3.1倍に急拡大。

2025年12月建設DX推進

現況3D画像と計画モデルを統合する国内初のシステムを独自開発。Matterport 3D画像とBIM/CIMモデルの統合を実現。

2025年5月決算発表

FY2025/3決算を発表。売上高2,931億円、営業利益88億円と黒字を堅持。FY2026/3は増収増益を計画。

東急建設(株) まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2022/3は資材価格高騰で営業赤字だったが、FY2023/3以降はV字回復を達成)
配当
少なめ
1株 38円
安全性
普通
自己資本比率 34.8%(自己資本比率37%は建設業としては健全な水準)
稼ぐ力
普通
ROE 4.8%
話題性
好評
ポジティブ 52%

「東急グループの中堅ゼネコン。渋谷再開発の旗手として、建設DXと脱炭素で未来を建て続ける」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU