東急建設(株)
TOKYU CONSTRUCTION CO., LTD.
最終更新日: 2026年3月24日
渋谷を変えた建設のプロ集団。ゼロから挑み、環境と感動を未来へ建て続ける東急グループのゼネコン
0へ挑み、0から挑み、環境と感動を 未来へ建て続ける。
この会社ってなに?
渋谷ヒカリエや渋谷スクランブルスクエアなど、渋谷駅周辺の再開発工事を数多く手がけているのが東急建設です。マンション建設や鉄道関連工事、トンネル・橋梁などのインフラ整備にも強みを持ちます。最近では建設現場でのAI・ドローン活用やBIM/CIMによる3Dモデル設計など、建設DXにも積極的に取り組んでいます。
東急建設は東急グループの総合建設会社として、渋谷駅周辺の大規模再開発をはじめ、マンション・オフィス・インフラ工事を幅広く手がけています。FY2025/3は売上高2,931億円・営業利益88億円と黒字を継続し、FY2026/3は売上高3,380億円・営業利益95億円と増収増益を計画。長期経営計画「VISION2030」のもと、建設DX・脱炭素・海外事業の拡大を推進しています。PBR 1.51倍と建設業では高めの評価を受けており、4期連続増配中です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都渋谷区渋谷1-16-14 渋谷地下鉄ビル
- 公式
- www.tokyu-cnst.co.jp
社長プロフィール
0へ挑み、0から挑み、環境と感動を未来へ建て続ける。東急建設は建設DXと脱炭素の推進を通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、安全・安心な街づくりに挑み続けます。
この会社のストーリー
東急グループの建設部門として発足。戦後復興期の住宅・インフラ建設に貢献した。
東急建設として東証に株式を上場。独立した上場企業として新たなスタートを切った。
渋谷駅東口の大規模複合施設「渋谷ヒカリエ」が完成。渋谷再開発の象徴的プロジェクトとなった。
建設資材価格の急騰と工事採算の悪化により、FY2022/3に営業赤字60億円を計上。事業構造改革を開始。
採算管理の強化と追加工事の獲得により営業利益88億円を達成。赤字から2年でV字回復を実現した。
売上高4,000億円・営業利益率5%以上を目指す長期計画のもと、建設DX・脱炭素・海外展開を加速する。
注目ポイント
渋谷ヒカリエ、渋谷スクランブルスクエアなど渋谷駅周辺の大規模再開発を多数手がけ、東急沿線の街づくりを推進。長期にわたる安定した受注基盤を持ちます。
FY2022/3の営業赤字60億円から、わずか2年で営業利益88億円にV字回復。採算管理の強化と工事品質の向上が収益改善を牽引しました。
AI・ドローン・BIM/CIMを活用した建設DXや、建設現場の再エネ活用など脱炭素への取り組みを業界に先駆けて推進。VISION2030で持続可能な建設を目指します。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 25円 | 20.0% |
| FY2017/3 | 26円 | 20.3% |
| FY2018/3 | 31円 | 20.5% |
| FY2019/3 | 30円 | 20.6% |
| FY2020/3 | 30円 | 21.5% |
| FY2021/3 | 10円 | 40.1% |
| FY2022/3 | 25円 | 0.8% |
| FY2023/3 | 36円 | 72.0% |
| FY2024/3 | 37円 | 53.6% |
| FY2025/3 | 38円 | 60.6% |
株主優待制度はありません。
配当はFY2022/3の25円から4期連続で増配を継続し、FY2026/3は1株39円(予想)を計画しています。配当方針としてDOE 4.0%以上を掲げており、安定した株主還元を目指しています。赤字決算のFY2022/3でも25円に増配した実績があり、株主還元意識の高さがうかがえます。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
FY2022/3は資材価格高騰と工事採算悪化により営業赤字60億円に転落しましたが、FY2023/3以降は採算管理の強化と追加・設計変更工事の獲得によりV字回復を遂げました。FY2026/3は売上高3,380億円・営業利益95億円を計画し、過去最高益の更新が視野に入っています。
事業ごとの売上・利益
マンション・オフィス・商業施設等の建築工事。渋谷再開発や東急沿線の大型案件を中心に受注。売上構成比約70%を占める最大セグメント。
トンネル・橋梁・鉄道関連インフラ工事。シールドトンネル技術に強みを持つ。売上構成比約24%で利益率が高いセグメント。
不動産事業や建設関連サービス。海外事業(フィリピン・バングラデシュ等)も含む。売上構成比約6%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 1.4% | 1.2% | - |
| FY2022/3 | -8.9% | -3.1% | - |
| FY2023/3 | 4.8% | 2.1% | - |
| FY2024/3 | 6.4% | 2.7% | 2.9% |
| FY2025/3 | 4.8% | 2.4% | 3.0% |
FY2022/3の赤字を底に、営業利益率は3.0%まで回復しました。建設業界では利益率2〜3%台が一般的であり、東急建設は業界標準に復帰しています。ROEも6〜7%台で安定しており、収益体質の改善が着実に進んでいます。
財務は安全?
総資産はFY2021/3の2,266億円からFY2025/3には2,743億円へ拡大しています。FY2024/3に有利子負債が1,413億円に急増しましたが、FY2025/3には538億円に減少し、財務改善が進行中です。自己資本比率は37%台と建設業としては健全な水準を維持しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 116億円 | -37.5億円 | -33.1億円 | 78.8億円 |
| FY2022/3 | 122億円 | -4.8億円 | -75.3億円 | 117億円 |
| FY2023/3 | 204億円 | 24.0億円 | -27.6億円 | 228億円 |
| FY2024/3 | -540億円 | -14.0億円 | 285億円 | -554億円 |
| FY2025/3 | 412億円 | -15.9億円 | -319億円 | 396億円 |
FY2024/3に営業CFがマイナス540億円と大幅に悪化しましたが、これは大型工事の進行基準による運転資金の一時的な増加が主因です。FY2025/3には412億円のプラスに回復し、借入金の返済も進みました。フリーCFも396億円と大幅改善しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 48.9億円 | 22.4億円 | 45.9% |
| FY2022/3 | -51.3億円 | 0円 | - |
| FY2023/3 | 50.2億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 97.4億円 | 24.7億円 | 25.4% |
| FY2025/3 | 97.0億円 | 30.7億円 | 31.6% |
FY2022/3は赤字のため法人税額はゼロ、FY2023/3は繰越欠損金の活用により実効税率0%となりました。FY2024/3以降は正常化し、実効税率25〜32%で推移しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 889万円 | 2,845人 | - |
従業員の平均年収は889万円で、建設業界の中でも上位水準です。平均年齢44.1歳、平均勤続年数18.7年と定着率が高く、技術力の蓄積に強みがあります。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は東急建設従業員持株会氏・東急。
筆頭株主は親会社の東急(14.45%)で、退職給付信託口を含めると東急関連の保有比率は約19%に達します。大成建設の退職給付信託口(2.45%)やきんでん(1.81%)など建設業界の提携先が名を連ね、従業員持株会も1.85%を保有。機関投資家と安定株主がバランスよく構成されています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 建築事業 | 2,050億円 | 55億円 | 2.7% |
| 土木事業 | 700億円 | 28億円 | 4.0% |
| その他(不動産等) | 181億円 | 6億円 | 3.3% |
建築事業が売上の約70%を占める主力セグメントで、渋谷駅周辺の大規模再開発案件が収益の柱です。土木事業は売上構成比24%ながら利益率4.0%と高い収益性を誇り、シールドトンネル等の専門技術が強みです。海外事業はフィリピン・バングラデシュを中心に拡大中です。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役15名中、女性は1名(6.7%)と女性比率の向上が今後の課題です。11社の連結子会社を統括し、平均勤続年数18.7年と長期的な人材育成を重視した経営を行っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 3,100億円 | — | 2,931億円 | -5.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 50億円 | — | 88億円 | +76.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
東急建設は「VISION2030」のもと、FY2030に売上高4,000億円・営業利益率5%以上を最終目標に掲げています。FY2025の営業利益は当初予想50億円に対し88億円と大幅に上振れしており、収益力の回復が鮮明です。渋谷再開発の継続案件や建設DXの推進が今後の成長ドライバーとなります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
東急建設のTSRは5年間で165.7%と株価は着実に上昇していますが、TOPIX(213.4%)を下回るパフォーマンスとなっています。FY2022/3の赤字転落が響いた形ですが、足元の業績回復を考慮すると今後のキャッチアップが期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 107.6万円 | +7.6万円 | 7.6% |
| FY2022 | 124.3万円 | +24.3万円 | 24.3% |
| FY2023 | 131.1万円 | +31.1万円 | 31.1% |
| FY2024 | 165.7万円 | +65.7万円 | 65.7% |
| FY2025 | 165.7万円 | +65.7万円 | 65.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 21.0倍・PBR 1.51倍と建設業界平均を上回る評価を受けています。これは渋谷再開発という長期成長テーマと、東急グループの安定した受注基盤が評価されているためです。信用倍率は8.31倍と買い優勢で、個人投資家の注目度が高い銘柄です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2026/3の業績予想を19%上方修正。追加・設計変更工事の獲得が寄与し、経常利益は前年同期比3.1倍に急拡大。
現況3D画像と計画モデルを統合する国内初のシステムを独自開発。Matterport 3D画像とBIM/CIMモデルの統合を実現。
FY2025/3決算を発表。売上高2,931億円、営業利益88億円と黒字を堅持。FY2026/3は増収増益を計画。
最新ニュース
東急建設(株) まとめ
ひとめ診断
「東急グループの中堅ゼネコン。渋谷再開発の旗手として、建設DXと脱炭素で未来を建て続ける」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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