1930プライム

北陸電気工事(株)

HOKURIKU ELECTRICAL CONSTRUCTION CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月24日

ROE7.6%
BPS1568.2円
自己資本比率71.7%
FY2025/3 有報データ

北陸の電気を守り続けて80年。地域インフラの縁の下の力持ち

社会の発展に貢献し続ける売上高1,000億円企業へ

この会社ってなに?

家庭や職場の照明・コンセント・エアコンといった電気設備の工事を担う会社です。北陸地方の電柱・電線の工事や、太陽光発電・風力発電の設備工事、データセンターの電気設備なども手がけています。北陸新幹線の延伸に伴う関連工事や、災害時の送配電復旧作業など、地域の暮らしを電気の面から支えている企業です。

北陸電気工事は1944年設立の北陸電力グループの電気工事会社です。配電線工事・送変電工事を基盤に、一般電気工事・情報通信工事・再生可能エネルギー関連工事まで幅広く展開。FY2025/3は売上高556億円(前年比+4.1%)、営業利益43.5億円と好調な業績を記録しました。PBR 0.94倍と割安な水準にあり、4期連続増配と安定した株主還元が魅力です。北陸電力が約50%を保有する安定した株主構成も特徴的です。

建設業プライム市場

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
富山県富山市小中269番
公式
www.rikudenko.co.jp

社長プロフィール

山崎 勇志
代表取締役社長 社長執行役員
堅実経営者
電気設備のプロフェッショナルとして、北陸地域のインフラを守り、再生可能エネルギーの普及を通じて脱炭素社会の実現に貢献してまいります。安全を最優先に、社会の発展に貢献し続ける企業を目指します。

この会社のストーリー

1944
北陸電気工事として設立

北陸電力の配電部門を母体として設立。北陸地方の電気インフラ整備を担う使命を帯びて発足。

1961
東京証券取引所に上場

東京証券取引所第二部に上場。事業規模の拡大と信用力の向上を図る。

2000
一般電気工事の拡大

北陸電力向け工事に加え、民間の一般電気工事や情報通信工事に本格参入。事業領域を大幅に拡大。

2015
再生可能エネルギー事業に参入

太陽光発電・風力発電の設備工事に参入。脱炭素社会に向けた新たな成長分野を開拓。

2022
プライム市場へ移行

東証の市場再編に伴いプライム市場へ移行。上場維持基準の適合に向けた企業価値向上策を推進。

2025
中計「Action Plan 2027」始動

売上高1,000億円企業を目指す新中期経営計画をスタート。再エネ・データセンター需要を成長の柱に据える。

注目ポイント

北陸電力50%出資の安定基盤

北陸電力が約50%を保有する安定した株主構成。実質無借金経営で自己資本比率72%と極めて堅固な財務基盤を持ち、景気変動に強い経営基盤です。

4期連続増配の株主還元

配当は4期連続で増配中。配当利回り2.98%は建設業界平均を上回る水準です。PBR 0.94倍とBPS以下の割安株価で、バリュー投資の観点からも注目されます。

再エネ・データセンターが成長ドライバー

太陽光・風力発電の設備工事やデータセンターの電気設備工事など、成長市場への展開を加速。売上高1,000億円企業を目指す意欲的な中期経営計画を推進中です。

サービスの実績は?

44
1株当たり配当金
FY2025実績
+10.0% YoY
+4.1%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+27.0%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
1,333
従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 44円
安全性
安定
自己資本比率 71.7%(実質無借金経営で自己資本比率72%超。財務の安全性は非常に高い)
稼ぐ力
普通
ROE 7.6%
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
44
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元を実施
1株配当配当性向
FY2016/31410.4%
FY2017/31611.6%
FY2018/31812.8%
FY2019/32420.1%
FY2020/32518.7%
FY2021/33022.0%
FY2022/33037.4%
FY2023/33661.9%
FY2024/34050.7%
FY2025/34438.6%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は4期連続で増配しており、FY2021/3の30円からFY2025/3には44円まで着実に引き上げられています。配当利回りは2.98%と魅力的な水準です。配当性向はFY2023/3に61.9%まで上昇しましたが、業績回復に伴いFY2025/3は38.6%と健全な水準に正常化しています。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.6%
業界平均
9.2%
営業利益率上回る
この会社
7.8%
業界平均
6.4%
自己資本比率上回る
この会社
71.7%
業界平均
51.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3459億円
FY2023/3448億円
FY2024/3534億円
FY2025/3556億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/334.3億円
FY2025/343.5億円

北陸電気工事の業績は、FY2023/3に一時的に減収減益となったものの、FY2024/3以降は北陸新幹線延伸や再生可能エネルギー関連の需要増を背景に力強い回復を見せています。FY2025/3は売上高556億円・営業利益43.5億円と好調で、FY2026/3は売上高610億円を見込み成長トレンドの継続が期待されます。

事業ごとの売上・利益

設備工事業
540億円97.1%)
その他事業
16億円2.9%)
設備工事業540億円
利益: 41億円利益率: 7.6%

配電線工事・送変電工事・一般電気工事・情報通信工事を手がける主力セグメント。北陸電力向けの配電線工事が安定収益の基盤。売上構成比97%を占める。

その他事業16億円
利益: 2.5億円利益率: 15.6%

不動産賃貸・保険代理業等。利益率が高く安定収益源として機能。売上構成比3%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.8%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/38.5%5.9%-
FY2022/35.7%4.0%-
FY2023/34.3%3.0%-
FY2024/35.8%3.5%6.4%
FY2025/37.6%5.2%7.8%

営業利益率はFY2023/3の5.3%を底にFY2025/3には7.8%まで回復しています。ROEも7.3%と改善傾向にあり、自己資本比率70%超の堅固な財務基盤のもとで安定した収益を確保しています。工事利益率の改善が利益率向上の主因です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率71.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
1.3億円
会社の純資産
439億円

自己資本比率は一貫して66〜74%と極めて高水準を維持しており、有利子負債もほぼゼロに近い状態です。実質無借金経営に近く、財務の安全性は非常に高い企業です。BPSは1,568円で株価1,475円を上回っており、PBR 0.94倍の割安水準を示しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+76.0億円
営業CF
投資に使ったお金
-34.2億円
投資CF
借入・返済など
-13.9億円
財務CF
手元に残ったお金
+41.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/340.0億円1,700万円-5.9億円40.2億円
FY2022/32.0億円-30.4億円-9.4億円-28.4億円
FY2023/333.1億円-29.4億円-9.0億円3.8億円
FY2024/322.6億円-14.4億円-12.9億円8.1億円
FY2025/376.0億円-34.2億円-13.9億円41.9億円

FY2025/3の営業キャッシュフローは76億円と大幅に改善し、フリーキャッシュフローも41.8億円のプラスを確保しました。FY2022/3は大型工事の運転資金増加でFCFがマイナスとなりましたが、その後は安定的なキャッシュ創出力を回復しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1北陸電力グループへの依存度が高く、親会社の経営方針変更リスク
2電気工事業界の人手不足・技術者確保リスク
3資材価格の高騰リスク(銅線・電線・変圧器等)
4自然災害による工事遅延・復旧費用発生リスク
5再生可能エネルギー政策の変更リスク
6情報セキュリティリスク(サイバー攻撃等)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/340.8億円9.0億円22.1%
FY2022/333.3億円10.8億円32.5%
FY2023/325.3億円9.0億円35.7%
FY2024/336.5億円14.4億円39.4%
FY2025/346.1億円14.2億円30.9%

税引前利益はFY2025/3に46.1億円と過去最高を記録しました。実効税率は22〜39%と年度によって幅がありますが、FY2025/3は30.9%と安定的な水準に落ち着いています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
598万円
従業員数
1,333
平均年齢
40.1歳
平均年収従業員数前年比
当期598万円1,333-

従業員の平均年収は598万円で、建設業界の中では標準的な水準です。平均年齢40.1歳、平均勤続年数17.3年と定着率が高く、技術力の蓄積に寄与しています。従業員数は1,333名で、北陸地方を中心に事業を展開しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主71.4%
浮動株28.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関11.2%
事業法人等56.9%
外国法人等2.4%
個人その他28.6%
証券会社0.9%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は北陸電力・光通信・北陸電気工事従業員持株会。

北陸電力株式会社(14,025,310株)49.99%
光通信株式会社(1,975,980株)7.04%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(1,745,900株)6.22%
北陸電気工事従業員持株会(889,217株)3.17%
株式会社北陸銀行(418,561株)1.49%
株式会社日本カストディ銀行(404,000株)1.44%
株式会社北陸電機商会(260,000株)0.93%
三井住友信託銀行株式会社(242,400株)0.86%
日本生命保険相互会社(201,841株)0.72%
大阪電機商事株式会社(150,000株)0.53%

筆頭株主は北陸電力(49.99%)で、同社の連結子会社に位置づけられます。光通信(7.04%)が第2位株主として存在感を示していますが、2026年3月に保有比率を4.54%へ引き下げたとの変更報告書が提出されています。従業員持株会(3.17%)や北陸銀行(1.49%)など、地元金融機関・関連企業が上位株主に名を連ねる安定した株主構成です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億2,600万円
取締役6名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
設備工事業540億円41億円7.6%
その他事業16億円2.5億円15.6%

設備工事業が売上の97%を占める単一セグメント型の事業構造です。北陸電力向けの配電線工事・送変電工事が安定した収益基盤を形成しつつ、一般電気工事や再生可能エネルギー関連工事の拡大で成長を図っています。その他事業は不動産賃貸等で高い利益率を誇ります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 2名(18.2% 男性 9
18%
82%
監査報酬
2,900万円
連結子会社数
4
設備投資額
6.0億円
平均勤続年数(従業員)
17.3

取締役・監査役11名中、女性が2名(18.2%)を占め、ダイバーシティへの取り組みが進んでいます。4社の連結子会社を持つコンパクトなグループ経営で、平均勤続年数17.3年と高い定着率が技術力の維持・向上に貢献しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中計初年度の予想は堅実な水準設定。FY2025実績は営業利益で計画を上回り、利益面では順調。売上高は中長期目標1,000億円に向けた基盤構築段階。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「Action Plan 2027」
FY2026〜FY2028
売上高: 目標 700億円 順調 (610億円 (FY2026予))
87.1%
経常利益: 目標 50億円 順調 (40億円 (FY2026予))
80%
ROE: 目標 8%以上 順調 (7.3% (FY2025))
91.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025600億円556億円-7.3%
FY2024530億円534億円+0.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

北陸電気工事は「Action Plan 2027」で売上高1,000億円企業を目指す成長の土台構築を掲げています。FY2025実績では営業利益率7.8%と収益力が向上しており、FY2026予想でも売上高610億円と着実な成長を見込んでいます。再生可能エネルギー関連工事やデータセンター需要の取り込みが成長ドライバーです。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

北陸電気工事のTSRは5年間で183.2%と株主に大きなリターンを提供していますが、TOPIX(213.4%)をやや下回るパフォーマンスです。FY2024にはTSR 189%まで上昇しましたが、FY2025はやや調整。PBR 0.94倍の割安さを考慮すると、今後のリレーティングの余地があります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+83.2%
100万円 →183.2万円
83.2万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021138.2万円+38.2万円38.2%
FY2022110.9万円+10.9万円10.9%
FY2023114.2万円+14.2万円14.2%
FY2024189.0万円+89.0万円89.0%
FY2025183.2万円+83.2万円83.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残244,300株
売り残6,700株
信用倍率36.46倍
3/21時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年7月下旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PBRは0.94倍と業界平均(1.1倍)を下回る割安水準にあります。配当利回りは2.98%と業界平均を上回り、安定配当が期待できます。信用倍率は36.46倍と買い長の状態で、投資家の買い意欲が強いことが示唆されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
建設業 149社中 58位
報道のトーン
50%
好意的
40%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
株主・資本政策25%
電力インフラ・再エネ20%
その他15%

最近の出来事

2026年3月光通信保有比率低下

光通信が保有比率を7.04%から4.54%へ引き下げ。変更報告書を提出。

2026年1月3Q決算好調

26年3月期3Q累計の経常利益は前年同期比16.2%増の34.7億円に伸長。通期計画42億円に対し進捗率82.6%。

2025年5月中計Action Plan 2027始動

新中期経営計画「Action Plan 2027」を発表。売上高1,000億円企業を目指す成長戦略を打ち出す。

北陸電気工事(株) まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 44円
安全性
安定
自己資本比率 71.7%(実質無借金経営で自己資本比率72%超。財務の安全性は非常に高い)
稼ぐ力
普通
ROE 7.6%
話題性
好評
ポジティブ 50%

「北陸電力グループの中核。電気設備工事で地域インフラを支えるプライム企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

建設業」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU