1871プライム

(株)ピーエス・コンストラクション

PS Construction Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月24日

ROE15.5%
BPS1237.9円
自己資本比率41.2%
FY2025/3 有報データ

PC橋梁のトップランナー。日本のインフラを支え続ける技術力と、大成建設グループの成長エンジン

人と自然が調和する豊かな環境づくりに貢献する

この会社ってなに?

高速道路を走るとき、橋の上を渡るとき、その構造を支えているのがPC(プレストレストコンクリート)技術です。ピーエス・コンストラクションは日本全国の高速道路・鉄道・一般道の橋梁を建設・補修しており、東名高速や北陸新幹線の橋梁にも同社の技術が使われています。老朽化するインフラの維持補修需要が高まる中、PC橋梁のトップ企業として社会基盤を支えています。

ピーエス・コンストラクションは1952年設立のPC(プレストレストコンクリート)工事の専門ゼネコンです。橋梁の新設・補修・補強を主力に、建築工事やPC製品の製造販売も手がけます。2024年に大成建設がTOBで過半数を取得し連結子会社化。FY2025/3は売上高1,356億円(前年比+4.9%)、営業利益123億円と過去最高益を更新しました。FY2026/3は売上高1,420億円・経常利益124億円を予想し、6期連続増配の配当109円を計画しています。

建設業プライム市場

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
東京都港区東新橋一丁目9番1号 東京汐留ビルディング18階
公式
www.psc.co.jp

社長プロフィール

桜林 美津雄
代表取締役 社長執行役員
技術重視経営者
人と自然が調和する豊かな環境づくりに貢献するため、プレストレストコンクリート技術を核に、社会インフラの建設・維持・更新を通じて、安全で安心な社会の実現に努めてまいります。

この会社のストーリー

1952
ピー・エス・コンクリート株式会社として設立

日本初のプレストレストコンクリート(PC)専門企業として創業。戦後復興期のインフラ需要に応えた。

1962
東京証券取引所に上場

東京証券取引所第二部に上場。PC橋梁の施工実績を積み重ね、事業を全国に拡大した。

2005
ピーエス三菱に社名変更

三菱建設との合併を経てピーエス三菱に改称。総合建設業としての事業基盤を強化した。

2023
大成建設がTOBで子会社化

大成建設が約240億円のTOBを実施し、議決権50.2%を取得。スーパーゼネコンの傘下に入り新たな成長ステージへ。

2024
ピーエス・コンストラクションに社名変更

新たなブランドのもと、大成建設グループの一員としてPC技術を核にした事業展開を加速。

2025
中期経営計画2025を策定

FY2027に売上高1,500億円を目指す3カ年計画をスタート。初年度で営業利益目標を前倒し達成。

注目ポイント

PC橋梁のトップ企業

プレストレストコンクリート橋梁で国内トップクラスの実績を誇ります。高速道路・鉄道橋梁など、日本の交通インフラを支える高度な技術力が強みです。

6期連続増配で配当4倍超

FY2021/3の26円からFY2026/3予想109円へと6期連続で増配。配当利回り3.87%と高水準で、業績成長に伴う株主還元の充実が魅力です。

大成建設グループの成長エンジン

スーパーゼネコン・大成建設の連結子会社として、グループのPC・インフラ部門を担います。親会社のネットワークを活かした受注拡大が期待されます。

サービスの実績は?

109
1株当たり配当金
FY2026予想
+51.4% YoY
+4.9%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+57.4%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
1,615
従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 72円
安全性
普通
自己資本比率 41.2%(大成建設の連結子会社であり、親会社の信用力に支えられた安定した経営基盤を持つ)
稼ぐ力
高い
ROE 15.5%
話題性
好評
ポジティブ 62%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
72
方針: 配当性向40%以上を目安とした安定配当
1株配当配当性向
FY2016/3820.9%
FY2017/31221.3%
FY2018/31821.9%
FY2019/33218.9%
FY2020/32029.0%
FY2021/32621.6%
FY2022/33030.8%
FY2023/33340.5%
FY2024/34440.5%
FY2025/37240.9%
5期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当はFY2021/3の26円からFY2026/3予想109円へと6年間で約4.2倍に増配しています。配当性向もFY2026/3は60.4%と株主還元を強化しています。6期連続増配を達成しており、業績成長に伴う安定的な増配路線が続いています。配当利回りは3.87%と建設業界の中でも高水準です。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
15.5%
業界平均
9.1%
営業利益率上回る
この会社
9.1%
業界平均
6.4%
自己資本比率下回る
この会社
41.2%
業界平均
51.2%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,096億円
FY2023/31,093億円
FY2024/31,293億円
FY2025/31,356億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/378.3億円
FY2025/3123億円

FY2025/3は売上高1,356億円・営業利益123億円と過去最高益を更新しました。FY2022〜2023は資材価格高騰の影響で減収減益でしたが、FY2024/3から回復基調に転じ、大型PC橋梁案件の受注増が寄与しています。FY2026/3は営業利益95億円予想と保守的な見通しですが、2月に経常利益を124億円へ上方修正しており、通期でも上振れが期待されます。

事業ごとの売上・利益

土木事業
757億円55.8%)
建築事業
518億円38.2%)
製品・その他事業
81億円6.0%)
土木事業757億円
利益: 82億円利益率: 10.8%

PC橋梁の新設・補修・補強が主力。高速道路・鉄道橋梁の大型案件を多数手がける。売上構成比56%を占める最大セグメント。

建築事業518億円
利益: 35億円利益率: 6.8%

オフィスビル・商業施設・公共施設等の建築工事。大成建設グループとの連携による案件受注が増加。売上構成比38%。

製品・その他事業81億円
利益: 6億円利益率: 7.4%

PC製品(プレキャストコンクリート製品)の製造販売。橋梁用PC桁やPC板等の高品質製品を供給。売上構成比6%。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
15.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/314.4%5.9%-
FY2022/310.7%4.9%-
FY2023/37.6%3.3%-
FY2024/310.0%4.1%6.1%
FY2025/315.5%6.3%9.1%

営業利益率はFY2023/3の5.2%からFY2025/3には9.1%へと大幅に改善しています。ROEも14.2%と2桁台に回復し、建設業界の中でも高い資本効率を実現しています。PC橋梁の高い技術力を背景に、利益率の高い大型案件の受注が増加したことが主因です。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率41.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
371億円
会社の純資産
579億円

総資産は5年間で約954億円から1,308億円に拡大し、事業規模の成長に伴い着実に増加しています。FY2024/3に有利子負債が発生しましたが、FY2025/3には371億円へ減少し、自己資本比率も44.2%と健全な水準を維持しています。BPSは5年間で906円から1,238円へと着実に資産価値が積み上がっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+160億円
営業CF
投資に使ったお金
-8.1億円
投資CF
借入・返済など
-42.1億円
財務CF
手元に残ったお金
+151億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-36.8億円-6.8億円-6.6億円-43.6億円
FY2022/326.0億円-11.5億円-19.7億円14.5億円
FY2023/3-167億円-19.6億円181億円-187億円
FY2024/3159億円-19.2億円-122億円140億円
FY2025/3160億円-8.1億円-42.1億円151億円

営業キャッシュフローはFY2023/3に大幅なマイナスとなりましたが、これは大型工事の前払い・工事未収入金の増加によるものです。FY2024/3以降は159億円の営業CFを2期連続で確保し、フリーキャッシュフローもFY2025/3に151億円と大幅な黒字転換を果たしました。財務体質は着実に改善しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1公共投資の動向リスク(国・地方自治体の予算削減による受注減)
2資材価格の高騰リスク(鉄鋼・セメント等の原材料費上昇)
3労働力不足リスク(建設技能労働者の高齢化・人手不足)
4大規模災害リスク(地震・台風等による工事中断・被害)
5工事採算の悪化リスク(想定外の地盤条件や工期遅延)
6親会社依存リスク(大成建設からの受注が業績に影響)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/384.2億円28.3億円33.6%
FY2022/366.5億円21.1億円31.7%
FY2023/356.3億円18.4億円32.7%
FY2024/377.4億円26.9億円34.7%
FY2025/3123億円40.4億円32.9%

税引前利益はFY2025/3に122億円と過去最高を記録しました。実効税率は31〜35%と安定的に推移しており、法人税等の負担は標準的な水準です。FY2026/3は税引前利益95億円を予想していますが、上方修正により124億円への上振れが見込まれます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
912万円
従業員数
1,615
平均年齢
44歳
平均年収従業員数前年比
当期912万円1,615-

従業員の平均年収は912万円と、建設業界の中でも高い給与水準を誇っています。平均年齢44歳と経験豊富な技術者が多く、PC橋梁という高度な専門技術を持つ人材を手厚い待遇で確保しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主78.6%
浮動株21.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関11%
事業法人等63.7%
官公庁1.9%
外国法人等4.8%
個人その他16.6%
証券会社2%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はピーエス・コンストラクション従業員持株会氏・ピーエス・コンストラクション取引先持株会氏・大成建設。

大成建設株式会社(23,790,000株)50.19%
UBE三菱セメント株式会社(4,406,000株)9.29%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(注)3(2,239,000株)4.72%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 太平洋セメント口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行(注)4(1,382,000株)2.91%
住友電気工業株式会社(910,000株)1.92%
岡山県(839,000株)1.77%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(注)3(765,000株)1.61%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(役員報酬BIP信託口・75949口)(注)5(639,000株)1.34%
ピーエス・コンストラクション取引先持株会(526,000株)1.11%
ピーエス・コンストラクション従業員持株会(371,000株)0.78%

筆頭株主は親会社の大成建設(50.19%)で、過半数を保有する支配株主です。2023年のTOBにより連結子会社化されました。UBE三菱セメント(9.29%)、太平洋セメント系の退職給付信託(2.91%)など、セメント・建設関連企業との資本関係が厚いのが特徴です。取引先持株会(1.11%)と従業員持株会(0.78%)も安定株主として貢献しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億6,300万円
取締役7名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
土木事業757億円82億円10.8%
建築事業518億円35億円6.8%
製品・その他事業81億円6億円7.4%

土木事業が売上の56%を占める最大セグメントで、営業利益率10.8%と高い収益性を誇ります。建築事業(38%)は大成建設グループとの連携で受注が拡大しており、利益率6.8%と安定的です。PC橋梁の補修・補強需要がインフラ老朽化対策で今後も拡大が見込まれ、成長ドライバーとなっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 1名(7.1% 男性 13
7%
93%
監査報酬
6,800万円
連結子会社数
7
設備投資額
13.3億円
平均勤続年数(従業員)
18

取締役・監査役14名中、女性は1名(7.1%)です。大成建設の連結子会社としてグループガバナンスの下で経営されており、7社の連結子会社を統括しています。平均勤続年数18年と定着率が高く、PC橋梁の高度な技術を長期的に蓄積できる人材基盤を持っています。

会社の計画は順調?

S
総合評価
中期計画初年度で営業利益・ROE目標を前倒し達成。業績予想も2期連続で大幅上方修正しており、計画の実行力が極めて高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2025
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 1,500億円 順調 (1,420億円 (FY2026予))
94.7%
営業利益: 目標 100億円以上 前倒し達成 (123億円 (FY2025))
100%
ROE: 目標 10%以上 前倒し達成 (14.2% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

経常利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202580億円115億円122億円+53.1%
FY202695億円124億円+30.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

中期経営計画2025ではFY2027に売上高1,500億円・営業利益100億円以上を目標に掲げています。初年度のFY2025/3で営業利益123億円と目標を大きく上回り、ROEも14.2%と目標の10%を大幅に超過。FY2026/3も上方修正を繰り返しており、計画達成は確実視されています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

ピーエス・コンストラクションのTSRは5年間で326.9%と、TOPIXの213.4%を大幅にアウトパフォームしています。特にFY2024以降の伸びが顕著で、大成建設による子会社化と業績改善が大きく寄与しました。株価は5年で約3.3倍に上昇し、成長株としての評価が定着しつつあります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+226.9%
100万円 →326.9万円
226.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021136.3万円+36.3万円36.3%
FY2022125.0万円+25.0万円25.0%
FY2023144.8万円+44.8万円44.8%
FY2024232.6万円+132.6万円132.6%
FY2025326.9万円+226.9万円226.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残195,600株
売り残52,600株
信用倍率3.72倍
3/13時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PER 21.2倍・PBR 2.28倍と業界平均を上回る評価を受けています。これは大成建設グループ入り後の業績改善と増配路線が市場で評価されている証拠です。信用倍率は3.72倍と買い残優勢ですが、配当利回り3.87%と高水準の株主還元が下値を支えています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
48
前月比 +8.5%
メディア数
20
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 25%
建設業 80社中 18位
報道のトーン
62%
好意的
32%
中立
6%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
インフラ・橋梁25%
株主還元・配当20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月業績上方修正

FY2026/3の経常利益を124億円へ上方修正。配当も109円に増額し6期連続増配を達成。

2025年11月2Q上方修正

第2四半期決算で通期経常利益を22%上方修正。土木・建築事業の好調が寄与。

2025年9月子会社合併

子会社のピー・エス・コンクリートを吸収合併。グループ経営効率化を推進。

2025年3月中計始動

中期経営計画2025を策定。FY2025〜FY2027の3カ年計画で持続的成長を目指す。

(株)ピーエス・コンストラクション まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 72円
安全性
普通
自己資本比率 41.2%(大成建設の連結子会社であり、親会社の信用力に支えられた安定した経営基盤を持つ)
稼ぐ力
高い
ROE 15.5%
話題性
好評
ポジティブ 62%

「大成建設グループのPC橋梁トップ。プレストレストコンクリート技術で日本のインフラを支えるプライム企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU