(株)ピーエス・コンストラクション1871
PS Construction Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
高速道路を走るとき、橋の上を渡るとき、その構造を支えているのがPC(プレストレストコンクリート)技術です。ピーエス・コンストラクションは日本全国の高速道路・鉄道・一般道の橋梁を建設・補修しており、東名高速や北陸新幹線の橋梁にも同社の技術が使われています。老朽化するインフラの維持補修需要が高まる中、PC橋梁のトップ企業として社会基盤を支えています。
ピーエス・コンストラクションは1952年設立のPC(プレストレストコンクリート)工事の専門ゼネコンです。橋梁の新設・補修・補強を主力に、建築工事やPC製品の製造販売も手がけます。2024年に大成建設がTOBで過半数を取得し連結子会社化。2025/03期は売上高1,356億円(前年比+4.9%)、営業利益123億円と過去最高益を更新しました。2026/03期は売上高1,420億円・経常利益124億円を予想し、6期連続増配の配当109円を計画しています。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区東新橋一丁目9番1号 東京汐留ビルディング18階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
PC橋梁の新設・補修・補強が主力。高速道路・鉄道橋梁の大型案件を多数手がける。売上構成比56%を占める最大セグメント。
オフィスビル・商業施設・公共施設等の建築工事。大成建設グループとの連携による案件受注が増加。売上構成比38%。
PC製品(プレキャストコンクリート製品)の製造販売。橋梁用PC桁やPC板等の高品質製品を供給。売上構成比6%。
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 13.2% | 5.9% | - |
| 2022/03期 | 10.3% | 4.8% | - |
| 2023/03期 | 8.1% | 3.6% | - |
| 2024/03期 | 10.1% | 4.2% | 6.1% |
| 2025/03期 | 14.9% | 6.5% | 9.1% |
| 3Q FY2026/3 | 15.0%(累計) | 6.0%(累計) | 10.8% |
営業利益率は2023/03期の5.2%から2025/03期には9.1%へと大幅に改善しています。ROEも14.2%と2桁台に回復し、建設業界の中でも高い資本効率を実現しています。PC橋梁の高い技術力を背景に、利益率の高い大型案件の受注が増加したことが主因です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1,172億円 | 84.0億円 | 55.9億円 | 120.2円 | — |
| 2022/03期 | 1,096億円 | 66.2億円 | 45.4億円 | 97.3円 | -6.5% |
| 2023/03期 | 1,093億円 | 57.1億円 | 37.9億円 | 81.4円 | -0.3% |
| 2024/03期 | 1,293億円 | 78.3億円 | 50.5億円 | 108.6円 | +18.3% |
| 2025/03期 | 1,356億円 | 123億円 | 82.2億円 | 175.9円 | +4.9% |
2025/03期は売上高1,356億円・営業利益123億円と過去最高益を更新しました。2022期〜2023は資材価格高騰の影響で減収減益でしたが、2024/03期から回復基調に転じ、大型PC橋梁案件の受注増が寄与しています。2026/03期は営業利益95億円予想と保守的な見通しですが、2月に経常利益を124億円へ上方修正しており、通期でも上振れが期待されます。 【3Q 2026/03期実績】売上1141億円(通期予想比80%)、営業利益123億円(同130%)、純利益84億円(同135%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 土木事業 | 757億円 | 82億円 | 10.8% |
| 建築事業 | 518億円 | 35億円 | 6.8% |
| 製品・その他事業 | 81億円 | 6億円 | 7.4% |
土木事業が売上の56%を占める最大セグメントで、営業利益率10.8%と高い収益性を誇ります。建築事業(38%)は大成建設グループとの連携で受注が拡大しており、利益率6.8%と安定的です。PC橋梁の補修・補強需要がインフラ老朽化対策で今後も拡大が見込まれ、成長ドライバーとなっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 80億円 | 115億円 | 122億円 | +53.1% |
| 2026期 | 95億円 | 124億円 | — | +30.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
中期経営計画2025では2027期に売上高1,500億円・営業利益100億円以上を目標に掲げています。初年度の2025/03期で営業利益123億円と目標を大きく上回り、ROEも14.2%と目標の10%を大幅に超過。2026/03期も上方修正を繰り返しており、計画達成は確実視されています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/03期の経常利益を124億円へ上方修正。配当も109円に増額し6期連続増配を達成。
第2四半期決算で通期経常利益を22%上方修正。土木・建築事業の好調が寄与。
子会社のピー・エス・コンクリートを吸収合併。グループ経営効率化を推進。
中期経営計画2025を策定。2025期〜2027期の3カ年計画で持続的成長を目指す。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q FY2026/3末時点
総資産は5年間で約954億円から1,308億円に拡大し、事業規模の成長に伴い着実に増加しています。2024/03期に有利子負債が発生しましたが、2025/03期には371億円へ減少し、自己資本比率も44.2%と健全な水準を維持しています。BPSは5年間で906円から1,238円へと着実に資産価値が積み上がっています。 【3Q 2026/03期】総資産1458億円、純資産628億円、自己資本比率39.6%、有利子負債298億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | ▲36.8億円 | ▲6.8億円 | ▲6.6億円 | ▲43.6億円 |
| 2022/03期 | 26.0億円 | ▲11.5億円 | ▲19.7億円 | 14.5億円 |
| 2023/03期 | ▲167億円 | ▲19.6億円 | 181億円 | ▲187億円 |
| 2024/03期 | 159億円 | ▲19.2億円 | ▲122億円 | 140億円 |
| 2025/03期 | 160億円 | ▲8.1億円 | ▲42.1億円 | 151億円 |
営業キャッシュフローは2023/03期に大幅なマイナスとなりましたが、これは大型工事の前払い・工事未収入金の増加によるものです。2024/03期以降は159億円の営業CFを2期連続で確保し、フリーキャッシュフローも2025/03期に151億円と大幅な黒字転換を果たしました。財務体質は着実に改善しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役14名中、女性は1名(7.1%)です。大成建設の連結子会社としてグループガバナンスの下で経営されており、7社の連結子会社を統括しています。平均勤続年数18年と定着率が高く、PC橋梁の高度な技術を長期的に蓄積できる人材基盤を持っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 912万円 | 1,615人 | - |
従業員の平均年収は912万円と、建設業界の中でも高い給与水準を誇っています。平均年齢44歳と経験豊富な技術者が多く、PC橋梁という高度な専門技術を持つ人材を手厚い待遇で確保しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
ピーエス・コンストラクションのTSRは5年間で326.9%と、TOPIXの213.4%を大幅にアウトパフォームしています。特に2024期以降の伸びが顕著で、大成建設による子会社化と業績改善が大きく寄与しました。株価は5年で約3.3倍に上昇し、成長株としての評価が定着しつつあります。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 8円 | 20.9% |
| 2017/03期 | 12円 | 21.3% |
| 2018/03期 | 18円 | 21.9% |
| 2019/03期 | 32円 | 18.9% |
| 2020/03期 | 20円 | 29.0% |
| 2021/03期 | 26円 | 21.6% |
| 2022/03期 | 30円 | 30.8% |
| 2023/03期 | 33円 | 40.5% |
| 2024/03期 | 44円 | 40.5% |
| 2025/03期 | 72円 | 40.9% |
株主優待制度はありません。
配当は2021/03期の26円から2026/03期予想109円へと6年間で約4.2倍に増配しています。配当性向も2026/03期は60.4%と株主還元を強化しています。6期連続増配を達成しており、業績成長に伴う安定的な増配路線が続いています。配当利回りは3.87%と建設業界の中でも高水準です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 136.3万円 | 36.3万円 | 36.3% |
| 2022期 | 125.0万円 | 25.0万円 | 25.0% |
| 2023期 | 144.8万円 | 44.8万円 | 44.8% |
| 2024期 | 232.6万円 | 132.6万円 | 132.6% |
| 2025期 | 326.9万円 | 226.9万円 | 226.9% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 21.2倍・PBR 2.28倍と業界平均を上回る評価を受けています。これは大成建設グループ入り後の業績改善と増配路線が市場で評価されている証拠です。信用倍率は3.72倍と買い残優勢ですが、配当利回り3.87%と高水準の株主還元が下値を支えています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 84.2億円 | 28.3億円 | 33.6% |
| 2022/03期 | 66.5億円 | 21.1億円 | 31.7% |
| 2023/03期 | 56.3億円 | 18.4億円 | 32.7% |
| 2024/03期 | 77.4億円 | 26.9億円 | 34.7% |
| 2025/03期 | 123億円 | 40.4億円 | 32.9% |
税引前利益は2025/03期に122億円と過去最高を記録しました。実効税率は31〜35%と安定的に推移しており、法人税等の負担は標準的な水準です。2026/03期は税引前利益95億円を予想していますが、上方修正により124億円への上振れが見込まれます。
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(株)ピーエス・コンストラクション まとめ
「大成建設グループのPC橋梁トップ。プレストレストコンクリート技術で日本のインフラを支えるプライム企業」
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