明星工業(株)1976
MEISEI INDUSTRIAL Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
家庭に届くガスや電気を作る発電所・LNG基地の配管を保温・保冷する断熱工事、それが明星工業の主力事業です。また、病院や半導体工場のクリーンルーム建設、ビルの空調・衛生設備工事も手がけています。LNG運搬船の保冷工事では世界的に高い技術力を持ち、日本のエネルギー安全保障を裏方として支えています。
明星工業は1947年設立の断熱エンジニアリング企業で、LNG(液化天然ガス)関連施設の断熱工事やLNG運搬船の保冷工事で国内トップシェアを誇ります。2025年3月期は売上高663億円(前年比+9.8%)、営業利益106億円と過去最高益を更新。中期経営計画2024-2026のもと、DOE4%以上の株主還元と事業拡大を推進しています。PER 13.7倍・PBR 1.24倍で、4期連続増配中の高配当株です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府大阪市西区京町堀1丁目8番5号 明星ビル
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
LNG関連施設の断熱工事・LNG運搬船の保冷工事が主力。クリーンルーム建設、空調・衛生設備工事も展開。売上構成比91%を占める中核事業。
断熱材・保温材の製造販売。浜松工場を拠点に、自社工事向けおよび外販を行う。売上構成比9%。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 8.5% | 6.7% | - |
| 2022/03期 | 6.9% | 5.4% | - |
| 2023/03期 | 8.1% | 6.3% | - |
| 2024/03期 | 10.1% | 7.7% | 13.4% |
| 2025/03期 | 12.7% | 9.8% | 16.0% |
| 3Q 2026/03期 | 6.4%(累計) | 4.6%(累計) | - |
営業利益率は11〜16%と建設業界の中ではトップクラスの収益性を誇ります。特に2025/03期は16.0%と大幅に改善し、ROEも12.2%に到達しました。LNG断熱工事という高い専門性と参入障壁が、安定した高収益を支えています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 505億円 | — | 46.0億円 | 89.7円 | — |
| 2022/03期 | 484億円 | — | 37.9億円 | 74.6円 | -4.2% |
| 2023/03期 | 559億円 | — | 46.8億円 | 94.0円 | +15.5% |
| 2024/03期 | 604億円 | 80.6億円 | 62.4億円 | 126.1円 | +8.0% |
| 2025/03期 | 663億円 | 106億円 | 84.5億円 | 174.7円 | +9.8% |
明星工業の業績はLNG関連工事の好調により、2025/03期で売上高663億円・営業利益106億円と過去最高益を更新しました。2022/03期はコロナ禍の影響で一時減収となりましたが、2023/03期以降は3期連続で増収増益を達成しています。2026/03期は大型案件の反動減により減収減益予想ですが、営業利益率は依然12%超の高水準を維持する見通しです。 【3Q 2026/03期実績】売上0百万円(通期予想比0%)、営業利益55億円(同71%)、純利益40億円(同64%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 建設工事事業 | 603億円 | 96.1億円 | 15.9% |
| 機器製造販売事業 | 60億円 | 10.5億円 | 17.5% |
建設工事事業が売上の91%を占める中核事業で、LNG関連施設の断熱工事やLNG運搬船の保冷工事が主力です。機器製造販売事業は売上構成比9%ながら利益率17.5%と高収益。断熱材の内製化により、工事と製造の垂直統合で競争力を発揮しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 580億円 | — | 663億円 | +14.3% |
| 2024期 | 550億円 | — | 604億円 | +9.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
明星工業は中期経営計画2024-2026で掲げた売上高550億円・営業利益66億円の目標を2025/03期に前倒しで達成しました。2026/03期は大型案件の反動減で一時的に減収を見込むものの、DOE4%以上の株主還元目標も達成しており、計画の実行力は極めて高いと評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026年3月期上期の経常利益予想を10%下方修正。大型LNG案件の端境期による一時的な減収が要因。
資本コストや株価を意識した経営方針を公表。DOE4%以上の配当方針と自己株式取得の方針を明確化。
2025/03期通期決算で売上高663億円・営業利益106億円と過去最高益を更新。LNG関連工事の好調が牽引。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
自己資本比率は75〜78%と極めて堅固な財務基盤を維持しています。2023/03期までは実質無借金経営であり、2024/03期以降の有利子負債も事業拡大に伴う戦略的な借入に限定されています。BPSは2021/03期の1,053円から2025/03期には1,441円まで着実に積み上がっています。 【3Q 2026/03期】総資産846億円、純資産687億円、自己資本比率72.9%、有利子負債8.0億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 51.6億円 | ▲5.3億円 | ▲14.7億円 | 46.3億円 |
| 2022/03期 | 71.7億円 | ▲900万円 | ▲26.6億円 | 71.6億円 |
| 2023/03期 | 40.7億円 | ▲8.3億円 | ▲17.4億円 | 32.4億円 |
| 2024/03期 | 71.3億円 | ▲18.9億円 | ▲30.9億円 | 52.4億円 |
| 2025/03期 | 69.4億円 | ▲5.0億円 | ▲46.9億円 | 64.4億円 |
営業キャッシュフローは毎期40〜70億円を安定的に創出しており、フリーキャッシュフローも5期連続でプラスを維持しています。2025/03期はFCF 64億円と高水準で、財務CFのマイナス幅拡大は自己株式取得や増配による株主還元の積極化を反映しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役9名中、女性が1名(11.0%)を占めています。16社の連結子会社を統括するグループ経営において、アクティビストの提言も受けながらガバナンス改善に取り組んでいます。平均勤続年数12.6年と専門技術者の定着率が高い点が特徴です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 615万円 | 756人 | - |
従業員の平均年収は615万円で、平均年齢39.3歳と比較的若い組織構成です。専門性の高い断熱エンジニアリング分野での安定した雇用を提供しており、平均勤続年数12.6年と定着率も高い水準です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
明星工業のTSRは5年間で205%と株価は着実に上昇していますが、TOPIX(213.4%)をわずかに下回る水準です。ただし、2024期以降はTOPIXとほぼ同水準まで追い上げており、DOE4%の配当方針と自己株式取得による株主還元の強化が寄与しています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 10円 | 13.5% |
| 2017/03期 | 14円 | 18.6% |
| 2018/03期 | 26円 | 30.9% |
| 2019/03期 | 30円 | 30.8% |
| 2020/03期 | 30円 | 33.0% |
| 2021/03期 | 30円 | 33.4% |
| 2022/03期 | 30円 | 40.2% |
| 2023/03期 | 36円 | 38.3% |
| 2024/03期 | 55円 | 43.6% |
| 2025/03期 | 60円 | 34.3% |
| 必要株数 | 200株以上(約36万円) |
| 金額相当 | 1,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
配当は4期連続増配中で、2025/03期は1株60円と2021/03期比で2倍に増加しています。中期経営計画ではDOE4%以上を目標に掲げており、2026/03期も同額の60円を予想。配当利回り3.36%は建設業界の中でも高水準です。株主優待としてQUOカードも贈呈されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 109.7万円 | 9.7万円 | 9.7% |
| 2022期 | 102.2万円 | 2.2万円 | 2.2% |
| 2023期 | 118.5万円 | 18.5万円 | 18.5% |
| 2024期 | 199.5万円 | 99.5万円 | 99.5% |
| 2025期 | 205.0万円 | 105.0万円 | 105.0% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
明星工業の株価指標は、PER 13.7倍・PBR 1.24倍と建設業界の平均をやや上回る水準にありますが、配当利回り3.36%は業界平均を上回る高水準です。信用倍率0.72倍と売り残が買い残を上回っており、将来の買い戻し需要が株価を下支えする可能性があります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 67.4億円 | 21.4億円 | 31.8% |
| 2022/03期 | 56.4億円 | 18.5億円 | 32.8% |
| 2023/03期 | 72.6億円 | 25.8億円 | 35.5% |
| 2024/03期 | 85.5億円 | 23.1億円 | 27.0% |
| 2025/03期 | 112億円 | 27.8億円 | 24.8% |
税引前利益は2025/03期に112億円と過去最高を記録しました。実効税率は24〜36%と幅がありますが、2024/03期以降は税効果会計の影響で低下傾向にあります。
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