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(株)朝日工業社1975

ASAHI KOGYOSHA CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/24
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 120円
安全性
普通
自己資本比率 49.8%(有利子負債は74億円と限定的で、自己資本比率52%と財務は極めて健全)
稼ぐ力
高い
ROE 12.3%(累計)
話題性
好評
ポジ 62%

この会社ってなに?

普段意識することは少ないですが、病院の手術室、半導体工場のクリーンルーム、オフィスビルの快適な空調――こうした「見えないインフラ」を支えているのが朝日工業社です。最近では米国の植物工場スタートアップOishii Farmへの出資を通じて、空調技術を活かしたサステナブル農業にも挑戦しています。

朝日工業社は1925年創立の空調・衛生設備工事の専業大手です。半導体クリーンルームや製薬工場の環境制御など、高度な技術力を強みとしています。2025/03期は売上高919億円(前年比+0.3%)ながら、営業利益72億円(同+58.7%)と大幅な増益を達成。第18次中期経営計画のもと、収益性改善と新規事業の開拓を推進しています。PER 14.8倍・配当利回り3.25%と、成長性と還元のバランスが取れた銘柄です。

建設業プライム市場

注目ポイント

営業利益5年で3倍の急成長

営業利益は2021/03期の22億円から2025/03期の72億円へと3倍以上に拡大。営業利益率も3.2%から7.9%に急改善しており、収益体質の変革が進行中です。

ハイテク環境制御の技術力

半導体クリーンルーム・製薬工場など、ナノレベルの精密な環境制御が求められる分野で強みを発揮。自社で機器製造も行うメーカー機能が他社にない差別化要素です。

高配当利回り3.25%+増配期待

配当性向40%以上を目標に掲げ、2025/03期は1株120円を実施。利益成長に伴う増配余地が大きく、インカムゲイン重視の投資家にとって魅力的な銘柄です。

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
東京都港区浜松町1丁目25番7号
公式
www.asahikogyosha.co.jp

サービスの実績は?

120
1株当たり配当金
2025期実績
+58.7%
営業利益成長率
2025期実績 (YoY)
7.9%
営業利益率
2025期実績
+2.9pt YoY
1,092
従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

設備工事事業
878億円95.4%)
機器製造販売事業
42億円4.6%)
設備工事事業878億円
利益: 68億円利益率: 7.7%

空調設備・衛生設備の設計・施工が主力。半導体クリーンルーム、製薬工場、オフィスビル、病院等の環境制御工事を手がける。売上構成比約95%を占めるコア事業。

機器製造販売事業42億円
利益: 4億円利益率: 9.5%

自社開発の環境制御機器・空調機器の製造販売。ハイテク分野向けクリーンルーム用機器や省エネ関連機器が中心。メーカー機能を持つ点が同業他社との差別化要素。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
12.3%(累計)
株主資本の利回り
ROA
6.0%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
9.3%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期5.4%2.5%-
2022/03期5.5%2.6%-
2023/03期7.1%3.3%-
2024/03期10.0%4.6%5.0%
2025/03期15.4%7.6%7.9%
3Q FY2026/312.3%(累計)6.0%(累計)9.3%

営業利益率は3.2%から7.9%へと5年間で2倍以上に改善しており、建設業界の中でも際立つ収益性向上を見せています。ROEも2025/03期に14.8%と資本効率が大幅に向上しており、株主価値創出に注力した経営が評価できます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期704億円18.2億円71.2円-
2022/03期688億円18.6億円72.6円-2.3%
2023/03期802億円24.8億円96.6円+16.5%
2024/03期917億円45.7億円37.1億円144.3円+14.4%
2025/03期919億円72.5億円62.3億円241.9円+0.3%

売上高は2023/03期以降900億円台で安定していますが、注目すべきは営業利益が2021/03期の22億円から2025/03期の72億円へと3倍以上に急拡大している点です。2026/03期は売上高1,000億円の大台突破と営業利益74億円を予想しており、収益体質の改善が加速しています。 【3Q 2026/03期実績】売上686億円(通期予想比69%)、営業利益64億円(同86%)、純利益49億円(同76%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
12.3%(累計)
業界平均
8.6%
営業利益率上回る
この会社
9.3%
業界平均
6.6%
自己資本比率下回る
この会社
49.8%
業界平均
51.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

3億100万円
取締役8名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
設備工事事業878億円68億円7.7%
機器製造販売事業42億円4億円9.5%

設備工事事業が売上の約95%を占める専業型の事業構造です。機器製造販売事業は規模は小さいものの利益率9.5%と収益性が高く、自社製品を持つことで設計から施工・機器供給まで一貫対応できる強みを形成しています。半導体・製薬工場向けの高度な環境制御技術が成長ドライバーです。

会社の計画は順調?

S
総合評価
中計の利益目標を1年前倒しで達成。ROE 14.8%は目標10%を大幅に超過しており、収益性改革が想定以上に進展。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第18次中期経営計画
2024期〜2026期
売上高: 目標 1,000億円 順調 (919億円 (FY2025))
91.9%
営業利益率: 目標 7.0%以上 前倒し達成 (7.9% (FY2025))
100%
ROE: 目標 10%以上 前倒し達成 (14.8% (FY2025))
100%
配当性向: 目標 40%以上 達成 (49.6% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期36億円72億円+101.3%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期925億円919億円-0.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

第18次中期経営計画では売上高1,000億円・営業利益率7%以上を最終目標に掲げていますが、利益率・ROEの目標は既に2025/03期で前倒し達成しています。特に営業利益は当初予想の36億円に対して72億円と2倍の実績を上げており、経営計画の遂行力が極めて高いと評価できます。

どんな話題が多い?

業績・決算45%
株主還元・配当25%
新規事業・提携15%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 25%
建設業 98社中 22位
報道のトーン
62%
好意的
32%
中立
6%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1925
朝日工業社の創立

空調・衛生設備工事会社として創立。日本の近代建築における環境制御の黎明期から事業を開始した。

1971
東京証券取引所に上場

東証に株式を上場。高度経済成長期の建設ラッシュを追い風に、事業基盤を拡大した。

1990
ハイテク分野への進出

半導体クリーンルームや製薬工場向けの高度な環境制御技術を確立。メーカー機能を持つ設備工事会社として独自のポジションを築いた。

2023
第18次中期経営計画始動

売上高1,000億円・営業利益率7%以上を目標とする3カ年計画を策定。収益性改革に本格着手。

2025
過去最高益を達成

営業利益72億円と過去最高を更新。ROE 14.8%を実現し、中計目標を1年前倒しで達成した。

2025
創立100周年 — 次の100年へ

2025年に創立100周年を迎える。Oishii Farmへの出資など、空調技術を活かした新領域への挑戦を開始。

出来事の年表

2026年2月好決算・上方修正

3Q累計で経常利益67億円(前年同期比+51.3%)を達成し、通期予想を34.6%上方修正。過去最高益を更新中。

2025年12月Oishii Farm出資

米国の植物工場スタートアップOishii Farmへ出資。空調技術を活かしたサステナブル農業領域への新規参入。

2025年5月過去最高益

2025/03期の通期決算で営業利益72億円(前年比+58.7%)と過去最高益を達成。収益性改善が顕著。

社長プロフィール

髙須 康有
代表取締役社長
技術志向の堅実経営者
情熱と技術で、お客様に最適な環境を提供し続けること。それが私たちの使命です。空調・衛生技術のプロフェッショナルとして、半導体・製薬などハイテク分野の環境制御から、オフィスや病院の快適空間まで、社会のあらゆる場面で貢献してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率49.8%
0%25% (注意ライン)40% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
66.0億円
借金(有利子負債)
Net Assets
452億円
会社の純資産

自己資本比率は2025/03期に52.0%と財務の健全性が非常に高い水準にあります。2024/03期から有利子負債が発生していますが、これは成長投資に伴うものであり、自己資本比率は50%超を維持しています。BPSの変動は株式分割の影響を含んでいます。 【3Q 2026/03期】総資産811億円、純資産452億円、自己資本比率49.8%、有利子負債66億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+12.8億円
本業で稼いだお金
Investing CF
+6.1億円
投資に使ったお金
Financing CF
-15.3億円
借入・返済など
Free CF
+18.9億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期14.6億円1.7億円14.5億円16.3億円
2022/03期46.5億円8,900万円13.0億円47.4億円
2023/03期3,400万円4.8億円13.5億円5.2億円
2024/03期20.1億円3.0億円12.9億円17.1億円
2025/03期12.8億円6.1億円15.3億円18.9億円

建設業特有の受注サイクルにより営業キャッシュフローは年度により変動がありますが、2024期〜2025/3は安定的なプラスを確保しています。2025/03期の投資CFがプラスなのは有価証券の売却等によるものです。財務CFは配当や自社株買いによる株主還元を反映しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 1名(7.7% 男性 12
8%
92%
監査報酬
4,300万円
連結子会社数
3
設備投資額
25.5億円
平均勤続年数(従業員)
18.4
臨時従業員数
101

取締役・監査役13名中、女性は1名(7.7%)とダイバーシティの面では改善の余地があります。連結子会社は3社とコンパクトなグループ経営を展開。平均勤続年数18.4年と業界でも高水準の定着率を誇り、技術者の専門性を長期的に蓄積する経営体制が特徴です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主47.5%
浮動株52.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関25.5%
事業法人等18.7%
外国法人等2%
個人その他52.5%
証券会社1.2%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はみずほ銀行・日本生命保険相互会社・朝日工業社従業員持株会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,412,000株)9.36%
朝日工業社共栄会(1,199,000株)4.65%
株式会社みずほ銀行(1,160,000株)4.5%
農林中央金庫(1,152,000株)4.47%
日本生命保険相互会社(1,003,000株)3.89%
朝日工業社西日本共栄会(957,000株)3.71%
髙須康有(815,000株)3.16%
朝日工業社従業員持株会(814,000株)3.16%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(676,000株)2.62%
小野薬品工業株式会社(360,000株)1.39%

筆頭株主は信託銀行(9.36%)で、共栄会・従業員持株会が合計11.5%を保有しており、取引先・従業員を含む安定株主基盤が厚い構成です。髙須康有氏が3.16%を保有する個人大株主として名を連ねています。みずほ銀行・農林中央金庫・日本生命など金融機関が主要株主に並び、信用力の高さがうかがえます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設業界の受注環境の変動リスク(設備投資の景気循環)
2資材価格・人件費の高騰による工事原価上昇リスク
3技術者・施工管理者の人材不足リスク
4大型工事の工期遅延・瑕疵リスク
5海外事業展開に伴う為替・カントリーリスク
6情報セキュリティ・サイバー攻撃リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,090万円
従業員数
1,092
平均年齢
45.3歳
平均年収従業員数前年比
当期1,090万円1,092-

従業員の平均年収は1,090万円と、建設業界の中でもトップクラスの給与水準です。平均年齢45.3歳、平均勤続年数18.4年と定着率が高く、専門技術者を長期的に育成する風土がうかがえます。会社四季報の年収ランキングでも上位にランクインしています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

朝日工業社のTSRは5年間で277.6%と、TOPIXの213.4%を大きく上回るパフォーマンスを実現しています。特に2024期〜2025にかけての急上昇が顕著で、収益性改善と積極的な株主還元が市場から高く評価されています。今後も中計目標の達成と増配継続が、さらなるTSR向上の原動力となるでしょう。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
120
方針: 連結配当性向40%以上を目標とし、安定的な配当を継続
1株配当配当性向
2016/03期1728.5%
2018/03期13531.2%
2019/03期13532.6%
2020/03期12534.4%
2021/03期10035.1%
2022/03期6082.7%
2023/03期8041.4%
2024/03期12083.1%
2025/03期12049.6%
3期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は1株あたり80〜120円で推移しており、配当性向40%以上を目標とする方針を掲げています。2025/03期は1株120円(配当性向49.6%)を実施し、2026/03期は増配が期待されます。配当利回り3.25%は建設業界の中でも高水準であり、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 277.6万円 になりました (177.6万円)
+177.6%
年度末時点評価額損益TSR
2021期98.7万円1.3万円-1.3%
2022期107.2万円7.2万円7.2%
2023期148.7万円48.7万円48.7%
2024期229.2万円129.2万円129.2%
2025期277.6万円177.6万円177.6%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残-
売り残-
信用倍率-
-時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PER 14.8倍は建設業界平均(12.5倍)をやや上回りますが、営業利益率7.9%・ROE 14.8%という高収益性を考慮すると妥当な水準です。PBR 2.26倍は業界平均(1.1倍)を大幅に上回っており、市場が同社の収益改善力を高く評価していることの表れです。配当利回り3.25%も業界平均を上回ります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期24.9億円6.7億円26.7%
2022/03期26.0億円7.4億円28.4%
2023/03期31.3億円6.5億円20.7%
2024/03期49.0億円11.8億円24.2%
2025/03期75.8億円13.5億円17.8%

税引前利益は2021/03期の25億円から2025/03期には76億円へと3倍に拡大しています。実効税率は2025/03期に17.8%と低下しており、税効果会計の影響が反映されています。

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(株)朝日工業社 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 120円
安全性
普通
自己資本比率 49.8%(有利子負債は74億円と限定的で、自己資本比率52%と財務は極めて健全)
稼ぐ力
高い
ROE 12.3%(累計)
話題性
好評
ポジ 62%

「空調・衛生工事の専業大手。ハイテク環境制御で半導体・製薬の“清浄空間”を支えるプライム企業」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU