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シンクレイヤ(株)1724

SYNCLAYER INC.

スタンダードUpdated 2026/03/24
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓(案件スケジュールの変動により一時的に減益、FY2026は回復見込み)
配当
少なめ
1株 28円
安全性
安定
自己資本比率 61.1%(自己資本比率63.2%と極めて高く、財務は非常に健全)
稼ぐ力
普通
ROE 3.9%
話題性
普通
ポジ 35%

この会社ってなに?

ご自宅のケーブルテレビやインターネット回線、集合住宅のテレビ共聴設備――これらを実際に設計・構築しているのがシンクレイヤです。テレビを見る、ネットにつなぐといった日常のインフラを陰で支える「縁の下の力持ち」。最近では50Gbps超高速インターネット基盤の構築や、Wi-Fi電波で高齢者の安否を確認する「でんぱでみてるくん」など、地域社会に貢献する新サービスも展開しています。

シンクレイヤは1962年創業のCATV(ケーブルテレビ)向けシステムインテグレーターです。放送・通信機器の製造・販売から設計・施工・保守までワンストップで提供し、全国のCATV事業者を支えています。2025年12月期は売上高105億円・営業利益3.5億円と前期比減収減益でしたが、2026年12月期は売上高111億円・営業利益5億円への回復を見込んでいます。PER 8.9倍・PBR 0.52倍と割安感が際立つバリュー株であり、配当利回りは約4%と高水準です。

建設業スタンダード市場

注目ポイント

PBR 0.52倍の超割安バリュー株

PBR 0.52倍は解散価値の約半分。PER 8.9倍・配当利回り4.26%と割安指標が揃っており、東証のPBR改善要請もあいまって再評価の余地が大きい銘柄です。

無借金経営から堅実な財務基盤

自己資本比率63.2%と極めて高い財務健全性を誇ります。BPS 1,361円に対し株価705円と、資産面からも大きな安全余裕度があります。

CATVのFTTH化で中長期成長

最大手JCOMをはじめとするCATV事業者のFTTH(光ファイバー化)投資が今後本格化する見通し。独立系ソリューションプロバイダとして恩恵を受けるポジションにあります。

会社概要

業種
建設業
決算期
12月
本社
愛知県名古屋市中区千代田二丁目21番18号
公式
www.synclayer.co.jp

サービスの実績は?

30
1株当たり配当金
2026期予想
+7.1% YoY
4.26%
配当利回り
2026期予想
0.52
PBR
解散価値以下
267
連結従業員数
2025年12月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

通信ネットワーク事業
81億円77.1%)
ICTソリューション事業
24億円22.9%)
通信ネットワーク事業81億円
利益: 2.5億円利益率: 3.1%

CATV事業者向けの放送・通信システムの設計・施工・機器販売。FTTH化やネットワーク高度化の需要を取り込む主力セグメント。売上構成比約77%。

ICTソリューション事業24億円
利益: 1.0億円利益率: 4.2%

自治体・企業向けのICTインフラ構築、IoTサービス、Wi-Fiソリューションなど。「でんぱでみてるくん」等の新サービスも展開。売上構成比約23%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
3.9%
株主資本の利回り
ROA
2.3%
総資産の活用度
Op. Margin
3.3%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期17.3%8.4%-
2022/12期5.7%2.7%-
2023/12期7.9%3.9%-
2024/12期9.2%5.0%5.6%
2025/12期3.9%2.3%3.3%
2025/12期3.9%2.3%3.3%

2021/12期はROE 17.3%・営業利益率9.2%と非常に高い水準を記録しましたが、案件規模の変動により収益性は年度ごとにばらつきがあります。2025/12期はROE 3.9%に低下したものの、2026/12期は営業利益の回復が見込まれており、収益性の改善が期待されます。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/12期131億円8.7億円225.0円-
2022/12期99.7億円2.9億円63.7円-23.7%
2023/12期104億円4.3億円93.4円+4.8%
2024/12期117億円6.5億円5.5億円117.7円+12.1%
2025/12期105億円3.5億円2.4億円52.1円-10.4%

2021/12期に売上高131億円・営業利益12億円の高水準を記録しましたが、案件スケジュールの変動や調達遅延の影響で2022/12期以降は売上が一時的に落ち込みました。2024/12期に117億円まで回復したものの、2025/12期は再び減収。2026/12期は売上高111億円・営業利益5億円への回復を計画しており、CATV事業者のFTTH化需要が追い風となる見通しです。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
3.9%
業界平均
8.7%
営業利益率下回る
この会社
3.3%
業界平均
6.6%
自己資本比率上回る
この会社
61.1%
業界平均
51.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

8,900万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
通信ネットワーク事業81億円2.5億円3.1%
ICTソリューション事業24億円1.0億円4.2%

通信ネットワーク事業が売上の約77%を占める主力セグメントで、CATV事業者向けのシステムインテグレーションが中心です。ICTソリューション事業は利益率が相対的に高く、自治体向けDXやIoTサービスなど成長分野への展開を加速しています。今後はCATV事業者のFTTH(光ファイバー化)需要が業績の牽引役となる見込みです。

会社の計画は順調?

C
総合評価
中計の数値目標を大幅に下方修正。案件スケジュールの変更と調達遅延が想定以上に影響し、当初目標からの乖離が大きい。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

CATV事業者の投資判断の遅れという外部要因が主因であり、技術力や顧客基盤に問題があるわけではない。
中期経営計画「PLAN2026」(修正後)
2024期〜2026期
売上高: 目標 111億円 順調 (105億円 (FY2025))
94.5%
営業利益: 目標 5億円 順調 (3.5億円 (FY2025))
70.2%
自己資本比率: 目標 6.0%以上(ROE) やや遅れ (3.9% (FY2025))
65%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期125億円105億円-16.1%
2024期130億円117億円-9.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

当初計画では売上高133億円・営業利益8.7億円を目指していましたが、案件スケジュールの変更と調達遅延の影響で2026/02期月に数値目標を下方修正しました。修正後は売上高111億円・営業利益5億円が目標です。CATV事業者のFTTH化投資の本格化を待つ段階であり、中長期的な成長ストーリーは維持されています。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
通信インフラ・CATV30%
新サービス・IoT15%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや慎重
報道件数(30日)
28
前月比 +3.5%
メディア数
12
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 60%
建設業 150社中 90位
報道のトーン
35%
好意的
45%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1962
名古屋で創業

テレビ共同受信設備の施工会社として名古屋市で創立。地域のテレビインフラ整備を開始した。

1997
株式上場

ジャスダック市場に株式を上場。CATV事業者向けシステムインテグレーターとしての地位を確立した。

2010
情報通信事業へ本格展開

CATVインターネットの高速化に対応し、光ネットワーク機器の開発・製造を本格化。放送から通信への事業転換を進めた。

2024
新拠点「SYNC Labo」稼働

約6.5億円を投じた新事業拠点「SYNC Labo」が稼働開始。研究開発と人材育成の拠点として活用。

2025
50Gbps超高速基盤・IoTサービス開始

国内初の50Gbps超高速インターネット基盤を構築。Wi-Fi電波活用の安否確認サービス「でんぱでみてるくん」も発表。

2026
世代交代と新中計

山口倫正氏が代表取締役に就任し経営体制を刷新。PLAN2026のもと、FTTH化需要の取り込みと新サービス展開を加速。

出来事の年表

2026年2月決算発表・増配

2025/12期決算を発表。減収減益も2026/12期は35%経常増益・2円増配を計画。

2026年2月中計修正

中期経営計画PLAN2026の数値目標を下方修正。売上目標を133億→111億円に引き下げ。

2025年11月新サービス

Wi-Fi電波で在室状況を把握する安否確認サービス「でんぱでみてるくん」を発表。

社長プロフィール

山口 正裕
代表取締役社長
技術経営者
シンクレイヤは「未来のコミュニケーションをもっと自由にする」をビジョンに掲げ、放送・通信インフラの進化に貢献してまいります。CATVネットワークの光化、IoTサービスの展開を通じて、地域の皆様の暮らしをより豊かにしてまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率61.1%
0%25% (注意ライン)40% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
14.8億円
借金(有利子負債)
Net Assets
62.1億円
会社の純資産

自己資本比率は2021/12期の48.8%から2025/12期には63.2%まで上昇しており、財務基盤は非常に健全です。BPSも1,092円から1,361円へ着実に積み上がっています。2024/12期以降に有利子負債が増加していますが、新拠点「SYNC Labo」への投資など成長に向けた戦略的な資金調達です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+15.4億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-2.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
-13.5億円
借入・返済など
Free CF
+13.1億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期6.6億円1.9億円1.2億円4.7億円
2022/12期17.0億円3.4億円20.2億円20.4億円
2023/12期21.6億円2.7億円23.0億円18.9億円
2024/12期13.2億円6.4億円17.3億円19.6億円
2025/12期15.4億円2.3億円13.5億円13.1億円

営業キャッシュフローは案件の進捗タイミングにより年度ごとに大きく変動する傾向があります。プロジェクト型ビジネスのため、工事の前払いや売掛金の回収タイミングが影響しています。2025/12期は営業CF 15.4億円と健全な水準を回復しました。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 1名(14.3% 男性 6
14%
86%
監査報酬
1,900万円
連結子会社数
3
設備投資額
1.6億円
平均勤続年数(従業員)
19
臨時従業員数
30

取締役・監査等委員7名中、女性が1名(14.2%)を占めています。3社の連結子会社を擁し、平均勤続年数19年と非常に高い定着率が特徴です。2026年2月には山口倫正氏が新たに代表取締役に就任し、世代交代による経営体制の刷新が進んでいます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主30.4%
浮動株69.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関1.5%
事業法人等21.7%
外国法人等0.7%
個人その他71.4%
証券会社4.7%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はシンクレイヤ社員持株会氏・山口氏・山口氏。

株式会社MASBuddy(823,000株)18.05%
山口 嘉孝(126,000株)2.76%
シンクレイヤ社員持株会(123,000株)2.71%
水元 公仁(120,000株)2.63%
佐久間 憲文(109,000株)2.39%
黒澤 博(98,000株)2.15%
明石 依子(85,000株)1.86%
山口 愛子(80,000株)1.77%
川本 志保子(73,000株)1.61%
株式会社三菱UFJ銀行(72,000株)1.57%

筆頭株主はMASBuddy(18.76%)で、創業家関連の資産管理会社と見られます。山口嘉孝氏(2.71%)、山口愛子氏(1.73%)など創業家一族や関係者が上位に名を連ね、社員持株会も2.56%を保有。創業家を中心とした安定的な株主構成です。個人投資家比率が69%と高く、高配当利回りが個人投資家から注目されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1CATV事業者の設備投資計画の変動による受注変動リスク
2放送・通信技術の急速な変化への対応リスク
3特定顧客への売上依存リスク
4資材・部品の調達遅延・価格高騰リスク
5技術者の確保・育成に関するリスク
6情報セキュリティリスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
591万円
従業員数
259
平均年齢
43.9歳
平均年収従業員数前年比
当期591万円259-

従業員の平均年収は583万円で、建設・通信インフラ業界としては標準的な水準です。平均年齢44.8歳、平均勤続年数19年と定着率が非常に高く、専門技術者が長期にわたり活躍している企業です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

シンクレイヤのTSRは5年間で50.3%と、TOPIX(182.5%)を大きく下回るパフォーマンスとなっています。PBR 0.52倍という極端な割安水準は、市場からの再評価余地を示唆しています。中計目標の達成と安定的な増配継続が、TSR改善の重要なカタリストとなるでしょう。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
28
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
2016/12期00.0%
2017/12期69.1%
2018/12期88.8%
2019/12期104.4%
2020/12期106.9%
2021/12期177.6%
2022/12期1726.7%
2023/12期2526.8%
2024/12期2823.8%
2025/12期2853.8%
8期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は2021/12期の17円から2026/12期(予)の30円へと着実に増配を継続しています。2025/12期は減益にもかかわらず28円を維持し、配当利回りは約4.3%と高水準。減益局面でも減配せず、株主還元に対する姿勢が明確です。2026/12期は2円増配の30円を予想しています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 150.3万円 になりました (50.3万円)
+50.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期154.1万円54.1万円54.1%
2022期173.6万円73.6万円73.6%
2023期143.4万円43.4万円43.4%
2024期149.1万円49.1万円49.1%
2025期150.3万円50.3万円50.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残160,300株
売り残-
信用倍率-
3/14時点
今後の予定
2026年12月期 中間決算発表2026年8月下旬(予定)
定時株主総会2026年3月下旬(予定)

シンクレイヤの株価指標は、PER 8.9倍・PBR 0.52倍といずれも業界平均を大きく下回る超割安水準です。特にPBR 0.52倍は解散価値の約半分であり、東証のPBR1倍割れ是正要請の対象銘柄です。配当利回り4.26%は業界平均の約1.5倍で、高配当バリュー株として魅力的です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/12期13.2億円4.5億円34.0%
2022/12期4.4億円1.4億円32.9%
2023/12期5.9億円1.6億円26.4%
2024/12期7.4億円1.9億円26.2%
2025/12期3.8億円1.4億円35.8%

税引前利益は業績変動に連動しており、2021/12期の13.2億円をピークに、2025/12期は3.8億円に縮小しました。実効税率は26〜36%と幅がありますが、中小企業向けの税制優遇が適用される年度もあり、標準的な水準で推移しています。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

シンクレイヤ(株) まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓(案件スケジュールの変動により一時的に減益、FY2026は回復見込み)
配当
少なめ
1株 28円
安全性
安定
自己資本比率 61.1%(自己資本比率63.2%と極めて高く、財務は非常に健全)
稼ぐ力
普通
ROE 3.9%
話題性
普通
ポジ 35%

「ケーブルテレビの裏方から、地域の情報インフラを支えるスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU