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(株)高田工業所1966

TAKADA CORPORATION

スタンダードUpdated 2026/03/24
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2026/3は大型工事の進行時期ずれにより一時的な減益予想だが通期での成長基盤は盤石)
配当
少なめ
1株 70円
安全性
普通
自己資本比率 42.3%(FY2024/3以降に有利子負債が増加しているが、事業拡大に伴う戦略的な借入であり自己資本比率44.9%は健全)
稼ぐ力
高い
ROE 12.3%
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

普段目にすることは少ないですが、高田工業所はあなたの生活を裏側で支えています。製鉄所で作られる鉄鋼、石油化学プラントで精製されるガソリンやプラスチック原料、発電所で生み出される電気。これらの産業インフラのプラント建設やメンテナンスを担っているのが高田工業所です。特に原子力発電所の高度な溶接技術は国内トップクラスで、エネルギー安全保障に貢献しています。

高田工業所は1940年に北九州で創業し、鉄鋼・化学・石油・電力・原子力など多岐にわたる産業プラントの設計・建設・メンテナンスを手がける総合プラントエンジニアリング企業です。ニッケル系合金やチタンなどの特殊溶接技術に定評があり、日揮グループとの資本業務提携で成長を加速しています。2025/03期は売上高581億円・営業利益29億円と過去最高を更新。PER 9.3倍・PBR 0.65倍と割安感が際立ち、配当利回り3.88%も魅力的なバリュー株です。

建設業スタンダード市場

注目ポイント

PBR 0.65倍の超割安バリュー株

PER 9.3倍・PBR 0.65倍と解散価値を大きく下回る割安水準。配当利回り3.88%で、優先株処理完了後の増配余地も大きく、バリュー投資の注目銘柄です。

日揮との提携で成長加速

日揮が20%を取得する資本業務提携により、海外プラント案件への参画や技術シナジーが期待されます。成熟企業からの脱皮を図る大きな転機です。

特殊溶接技術の競争優位

ニッケル系合金やチタンなどの特殊溶接技術は国内トップクラス。原子力発電所の工事にも対応できる高度な技術力が参入障壁となっています。

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
福岡県北九州市八幡西区築地町1番1号
公式
www.takada.co.jp

サービスの実績は?

70
1株当たり配当金
2025期実績
+40% YoY
+11.1%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
+22.2%
営業利益成長率
2025期実績 (YoY)
1,694
連結従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

プラント事業
581億円100.0%)
プラント事業581億円
利益: 29.3億円利益率: 5.1%

鉄鋼・化学・石油・ガス・電力・原子力・エレクトロニクス・環境プラントの設計・製作・据付・メンテナンス。特殊溶接技術に強みを持ち、売上の100%を占める単一セグメント企業。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
12.3%
株主資本の利回り
ROA
5.6%
総資産の活用度
Op. Margin
5.1%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期8.5%3.4%-
2022/03期6.0%2.5%-
2023/03期11.0%4.6%-
2024/03期10.1%4.3%4.6%
2025/03期12.3%5.6%5.1%

営業利益率は2.5%から5.1%へと着実に改善しており、プラント工事業界の中では高水準の収益性を確保しています。ROEは2025/03期に11.2%と二桁を達成し、第5次中期経営計画の目標である10%水準をクリア。特殊溶接技術による高付加価値案件の獲得が収益性向上に貢献しています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期478億円10.5億円164.5円-
2022/03期472億円7.9億円122.4円-1.2%
2023/03期579億円16.5億円258.0円+22.5%
2024/03期523億円24.0億円16.7億円263.6円-9.7%
2025/03期581億円29.3億円23.1億円362.0円+11.1%

高田工業所の業績は、鉄鋼・化学プラント向け工事の受注増により、2025/03期で売上高581億円・営業利益29億円と過去最高益を更新しました。2022/03期は資材価格高騰の影響で減益となりましたが、2023/03期以降は回復基調です。2026/03期は大型工事の進行時期の影響で一時的に減収減益予想ですが、受注残は豊富で中長期の成長基盤は盤石です。 【当第3四半期連結累計期間 (自 令和7年4月1日 至 令和7年12月31日)実績】売上0百万円(通期予想比0%)、営業利益3.4億円(同15%)、純利益2.4億円(同17%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
12.3%
業界平均
8.6%
営業利益率下回る
この会社
5.1%
業界平均
6.6%
自己資本比率下回る
この会社
42.3%
業界平均
51.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億9,924万円
取締役7名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
プラント事業581億円29.3億円5.1%

高田工業所はプラント事業の単一セグメント企業です。鉄鋼・化学・石油・電力・原子力など幅広い産業分野のプラント建設・メンテナンスを手がけており、特にニッケル系合金やチタンなどの特殊溶接技術が競争優位の源泉となっています。日揮との資本業務提携により、海外案件への展開も視野に入っています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
ROE目標は達成済みだが、配当性向は目標30%に対し19.3%とまだ開きがある。FY2026/3は一時的に減益予想だが、日揮提携を含めた中長期の成長戦略は評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第5次中期経営計画
2023期〜2027期
ROE: 目標 10.0%水準 達成 (11.2% (FY2025))
100%
配当性向: 目標 30.0%水準 やや遅れ (19.3% (FY2025))
64%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期570億円581億円+1.9%
2024期540億円523億円-3.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

高田工業所は第5次中期経営計画でROE 10%水準・配当性向30%水準を経営指標目標に掲げています。ROEは2025/03期に11.2%と目標を達成。配当性向は19.3%と目標の30%に対して余裕があり、今後の増配余地が大きいことを示唆しています。2040年の創業100周年に向けた長期ビジョンのもと、成長と株主還元の両立を目指しています。

どんな話題が多い?

業績・決算35%
資本業務提携30%
プラント・インフラ20%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
建設業 85社中 34位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1940
北九州で創業

鉄鋼の街・北九州で高田工業所を創業。製鉄所のプラント工事を手がけ、日本の鉄鋼産業の発展とともに成長を開始した。

1948
株式会社として設立

株式会社高田工業所として法人化。戦後復興期の鉄鋼・化学プラント需要に応え、事業基盤を確立した。

1970
特殊溶接技術の確立

ニッケル系合金やチタンなどの特殊材料の溶接技術を確立。原子力発電所の建設にも参入し、高度な技術力で業界をリードした。

2005
経営再建期

業績悪化により優先株式を発行して再建を開始。経営体質の強化と技術力の維持に注力した。

2024
優先株式処理完了・再建達成

2024年2月に優先株式の処理が全て完了し、約20年にわたる再建を達成。普通株主への本格的な還元を開始した。

2025
日揮と資本業務提携

日揮が20%の株式を取得し資本業務提携を締結。海外プラント案件への参画など、新たな成長ステージへ突入。

出来事の年表

2026年3月日揮と資本業務提携

日揮が20%の株式を取得し、資本業務提携を締結。プラント事業のシナジー拡大と海外展開の加速が期待される。

2026年2月3Q決算発表

2026/03期 第3四半期累計の経常利益が前年同期比84.5%減の2.9億円。大型工事の進行時期ずれが影響。

2025年10月上期業績下方修正

上期経常利益を75%下方修正。ただし通期の売上高予想は維持し、下期の回復に期待。

社長プロフィール

高田 研至
代表取締役社長
技術重視の堅実経営者
お客さまの屈強なパートナーになることをモットーに、安全と品質管理を徹底し、鉄鋼・化学・石油・電力・原子力など幅広い産業分野のプラント建設・メンテナンスを通じて、日本の産業インフラの発展に貢献してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率42.3%
0%25% (注意ライン)40% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
127億円
借金(有利子負債)
Net Assets
206億円
会社の純資産

総資産は2021/03期の約310億円から2025/03期には約452億円まで拡大しており、事業規模の拡大に伴い着実に成長しています。2024/03期以降に有利子負債が増加していますが、これは大型案件への設備投資や日揮との資本業務提携に伴うものです。自己資本比率は44.9%と建設業としては高水準の財務健全性を維持しています。

お金の流れは?

本業で稼げていません
Operating CF
-6.5億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-24.6億円
投資に使ったお金
Financing CF
+40.2億円
借入・返済など
Free CF
-31.0億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期20.6億円10.8億円10.0億円9.9億円
2022/03期16.7億円10.1億円2.5億円6.6億円
2023/03期5.1億円5.8億円18.9億円10.8億円
2024/03期17.4億円16.5億円5.6億円9,800万円
2025/03期6.5億円24.6億円40.2億円31.0億円

営業キャッシュフローは2023/03期と2025/03期にマイナスとなっていますが、これは大型工事の前受金・未収入金の変動によるものです。2025/03期の投資CFマイナス25億円は成長に向けた設備投資の拡大を反映しています。財務CFのプラス40億円は、事業拡大に伴う資金調達で、積極的な成長投資を継続しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 1名(7.1% 男性 13
7%
93%
監査報酬
4,700万円
連結子会社数
7
設備投資額
27.6億円
平均勤続年数(従業員)
16.4

取締役・監査役14名中、女性は1名(7.1%)とダイバーシティの面では改善余地があります。7社の連結子会社を統括し、平均勤続年数16.4年と高い定着率で技術力の継承を実現しています。設備投資27.6億円は成長に向けた積極投資を示しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主64.2%
浮動株35.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関6.6%
事業法人等52.3%
外国法人等1.2%
個人その他38.2%
証券会社1.6%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は日揮・西日本興産・光通信。

日揮株式会社(1,466,000株)20%
西日本興産株式会社(785,000株)10.71%
光通信株式会社(482,000株)6.58%
株式会社UH Partners 2(475,000株)6.48%
高田工業所社員持株会(386,000株)5.27%
株式会社福岡銀行(312,000株)4.26%
株式会社UH Partners 3(254,000株)3.47%
日本製鉄株式会社(220,000株)3%
佐藤 一孝(150,000株)2.05%
嶋 陽一(131,000株)1.79%

筆頭株主は日揮(20%)で、2025年3月に資本業務提携を締結した戦略パートナーです。西日本興産(10.71%)、光通信(6.58%)、UH Partners 2(6.48%)と事業法人が52.3%を保有する安定した株主構成です。社員持株会が5.27%を保有しており、従業員の会社へのコミットメントの高さが表れています。個人株主の佐藤一孝氏・嶋陽一氏も上位に名を連ねています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1大型工事の受注時期・進行時期の変動による業績の季節偏重リスク
2鉄鋼・化学等の主要顧客産業の設備投資動向に左右されるリスク
3資材価格・労務費の高騰による利益圧迫リスク
4技能労働者の確保・育成に関するリスク
5原子力関連工事に伴う規制強化・安全性リスク
6大規模自然災害による工事遅延・損害リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
558万円
従業員数
1,694
平均年齢
41.1歳
平均年収従業員数前年比
当期558万円1,694-

従業員の平均年収は558万円で、建設業界の中では標準的な水準です。平均年齢41.1歳、平均勤続年数16.4年と定着率が高く、特殊溶接技術などの専門スキルを長期的に蓄積できる環境が整っています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

高田工業所のTSRは5年間で252.4%とTOPIXの213.4%を上回るパフォーマンスを達成しています。特に2024期のTSR 312.5%は優先株処理完了と大幅増配の発表を受けた株価急騰によるものです。2025期はやや調整していますが、日揮との資本業務提携を契機に再度の上昇が期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
70
方針: 配当性向30%水準を目標とし、安定的な利益還元を重視
1株配当配当性向
2016/03期00.0%
2017/03期1010.1%
2018/03期1011.2%
2019/03期104.5%
2020/03期209.0%
2021/03期106.1%
2022/03期108.2%
2023/03期103.9%
2024/03期5019.0%
2025/03期7019.3%
4期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は2024/03期に1株10円から50円へ5倍に大幅増配し、2025/03期にはさらに70円へ増配しています。これは2024年2月の優先株式処理完了を受け、普通株主への還元を本格化させたものです。配当性向は19.3%と、目標の30%に対してまだ余裕があり、今後の増配余地が期待されます。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 252.4万円 になりました (152.4万円)
+152.4%
年度末時点評価額損益TSR
2021期138.5万円38.5万円38.5%
2022期114.4万円14.4万円14.4%
2023期206.8万円106.8万円106.8%
2024期312.5万円212.5万円212.5%
2025期252.4万円152.4万円152.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残83,300株
売り残2,600株
信用倍率32.04倍
3/14時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

高田工業所の株価指標は、PER 9.3倍・PBR 0.65倍と業界平均を大きく下回る割安水準にあります。配当利回り3.88%も業界平均(2.8%)を上回っており、高配当・低PBRのバリュー株として位置づけられます。信用倍率32.04倍と買い長の状況で、投資家の注目度が高まっています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期22.0億円11.5億円52.2%
2022/03期12.6億円4.8億円37.6%
2023/03期27.2億円10.8億円39.5%
2024/03期23.9億円7.2億円30.1%
2025/03期28.8億円5.7億円19.8%

税引前利益は堅調に増加しており、2025/03期には29億円に到達しました。実効税率は2025/03期に19.7%と大幅に低下していますが、これは繰延税金資産の計上や税務上の調整による一時的な要因です。2026/03期予想では36.6%と通常水準に戻る見込みです。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

(株)高田工業所 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2026/3は大型工事の進行時期ずれにより一時的な減益予想だが通期での成長基盤は盤石)
配当
少なめ
1株 70円
安全性
普通
自己資本比率 42.3%(FY2024/3以降に有利子負債が増加しているが、事業拡大に伴う戦略的な借入であり自己資本比率44.9%は健全)
稼ぐ力
高い
ROE 12.3%
話題性
普通
ポジ 45%

「1940年創業の産業プラントエンジニアリングのパイオニア。特殊溶接技術で日本の重工業を支えるスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU