(株)グリーンエナジー&カンパニー
GreenEnergy & Company Inc.
最終更新日: 2026年3月24日
徳島発、太陽光から蓄電池へ。エネルギーと暮らしで自然資本の新しい時代をつくる
自然資本の新しい時代を創る
この会社ってなに?
あなたの自宅の屋根に載っている太陽光パネル、地方で見かける小規模太陽光発電所、そしてこれからの電力安定供給に不可欠な系統用蓄電池。グリーンエナジー&カンパニーはこれらすべてに関わるエネルギーインフラ企業です。また、ZEH(ゼロエネルギーハウス)仕様の障がい者グループホーム「グリーンケア」などヘルスケア分野にも参入し、再エネ技術を暮らしに活かす事業を展開しています。
グリーンエナジー&カンパニー(旧フィット)は2009年に徳島県で創業し、太陽光発電設備付き住宅販売から投資家向け小規模太陽光発電所、系統用蓄電池事業へと進化を続ける再生可能エネルギー企業です。2025年4月期は売上高116億円(前年比+20.0%)、営業利益5.4億円と堅調に成長。中期経営計画「Green300」のもと、2029年4月期に売上高300億円・営業利益20億円を目指しています。PER 38.6倍と成長期待を織り込む株価水準にあり、蓄電池・クリーンエネルギー関連のテーマ株として注目されています。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 4月
- 本社
- 東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング12F
- 公式
- green-energy.co.jp
社長プロフィール
個人参加型でエネルギー自給の輪を広げたい。グリーンエナジー&カンパニーは、エネルギーとくらしに時代の新しい価値を生みだし、自然資本を活かした持続可能な社会の実現を目指しています。
この会社のストーリー
「フィット」として徳島県で創業。太陽光発電設備付き住宅の販売からスタートした。
2016年3月11日(東日本大震災から5年の日にあえて選択)に東証マザーズへ上場。再エネ普及への決意を示した。
住宅販売から小規模太陽光発電所の開発・販売へと事業の軸足を移し、クリーンエネルギー企業へ転換。
2024年5月に「フィット」から「グリーンエナジー&カンパニー」に社名変更。エネルギー企業としてのアイデンティティを明確化。
非FIT型の系統用蓄電池事業を新たな成長柱として推進。台湾企業との提携で蓄電所開発を加速。
売上高300億円・営業利益20億円を目指す中期経営計画のゴール。さらに2035年へ向けた長期ビジョンも掲げる。
注目ポイント
系統用蓄電池事業は日本のエネルギー政策の要。グリーンエナジーはこの成長市場に本格参入し、台湾企業との提携で開発を加速。国策テーマの恩恵を受ける銘柄です。
300株保有で年間30,000円分のデジタルギフトがもらえる充実の株主優待。配当と合わせた総合利回りは約3.2%と、グロース株としては異例の高還元です。
売上高はFY2021/4の60億円からFY2025/4の116億円へと約2倍に拡大。中期経営計画では2029年に300億円を目指し、年平均26%の高成長を計画しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 24円 | 12.2% |
| FY2017/3 | 25円 | 16.5% |
| FY2018/3 | 26円 | 19.8% |
| FY2019/3 | 10円 | - |
| FY2020/3 | 10円 | 54.1% |
| FY2021/3 | 10円 | 26.4% |
| FY2022/3 | 10円 | 14.7% |
| FY2023/3 | 12円 | 15.1% |
| FY2024/3 | 12円 | 14.8% |
| FY2025/3 | 13円 | 19.3% |
| 必要株数 | 300株以上(約107万円) |
| 金額相当 | 30,000円相当(年間) |
| 権利確定月 | 4月・10月 |
| 長期特典 | 6ヶ月以上の継続保有が条件 |
配当は4期連続増配中で、FY2026/4は1株14円(予想)を計画。配当利回り0.39%と低水準ですが、株主優待と合わせた総合利回りが非常に高い点が個人投資家に人気です。300株(約107万円)保有で年間30,000円相当のデジタルギフトがもらえるため、優待込み利回りは約3.2%に達します。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高は毎年+9〜23%のペースで成長を続けており、FY2025/4で116億円に到達しました。FY2025/4は売上・営業利益とも過去最高を更新した一方、純利益は営業外費用の影響で減少。FY2026/4は売上高140億円(+20.5%)・営業利益7億円と増収増益への回復を見込んでいます。2026年2月には業績予想を上方修正しており、成長モメンタムは加速中です。
事業ごとの売上・利益
投資家向け小規模太陽光発電所の開発・販売が主力。系統用蓄電池事業を新たな成長ドライバーとして推進中。売上構成比約73%を占める最大セグメント。
太陽光発電設備標準搭載のスマートハウス販売。ZEH仕様の障がい者グループホーム「グリーンケア」事業も展開。売上構成比約23%。
太陽光発電所のメンテナンス・保守管理サービスなど。セカンダリ市場(中古発電所)の買取再販事業も開始。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 17.4% | 9.4% | 14.7% |
| FY2017/3 | 15.0% | 9.4% | 15.8% |
| FY2018/3 | 11.8% | 7.4% | 17.8% |
| FY2019/3 | -9.3% | -5.5% | -3.9% |
| FY2020/3 | 1.8% | 1.0% | 3.3% |
| FY2021/3 | 3.7% | 1.9% | 4.4% |
| FY2022/3 | 6.3% | 2.6% | 6.7% |
| FY2023/3 | 6.8% | 3.1% | 6.0% |
| FY2024/3 | 6.6% | 2.7% | 5.3% |
| FY2025/3 | 5.2% | 2.0% | 4.7% |
営業利益率はFY2022/4の6.7%をピークに低下傾向にあり、FY2025/4は4.7%となりました。これは蓄電池事業など新規事業への先行投資が影響しています。ROEも3〜7%台で推移しており、成長投資フェーズのため利益率よりもトップライン成長を優先する経営方針が見て取れます。中期経営計画では営業利益率の向上も目標に掲げています。
財務は安全?
総資産はFY2021/4の82億円からFY2025/4の136億円へと拡大しており、事業成長に伴い資産規模が着実に拡大しています。特筆すべきは有利子負債がゼロという点で、実質無借金経営を維持しています。自己資本比率は39〜53%の範囲で推移しており、健全な財務基盤を維持しながら成長投資を進めています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | -10.1億円 | -1.7億円 | 21.7億円 | -11.8億円 |
| FY2017/3 | 13.9億円 | -4.6億円 | -3.7億円 | 9.3億円 |
| FY2018/3 | 5.0億円 | -1.5億円 | 5,400万円 | 3.6億円 |
| FY2019/3 | -22.3億円 | -2.5億円 | 7.0億円 | -24.8億円 |
| FY2020/3 | -8.5億円 | 1,100万円 | -4,500万円 | -8.4億円 |
| FY2021/3 | 12.8億円 | -2.6億円 | 2.9億円 | 10.2億円 |
| FY2022/3 | -16.4億円 | -1.7億円 | 13.7億円 | -18.1億円 |
| FY2023/3 | 3.8億円 | -1.0億円 | -3.6億円 | 2.8億円 |
| FY2024/3 | 5.7億円 | -3.1億円 | -7.3億円 | 2.6億円 |
| FY2025/3 | -9.6億円 | -6.6億円 | 10.3億円 | -16.2億円 |
営業キャッシュフローはFY2022/4とFY2025/4にマイナスとなっていますが、これは太陽光発電所や蓄電池関連の棚卸資産(開発用地・設備)の増加によるものです。事業モデル上、開発案件の仕入れと販売のタイミング差がCFに影響しやすい構造です。投資CFは蓄電池事業への設備投資を反映し、将来の成長に向けた積極投資を行っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 10.5億円 | 4.1億円 | 38.9% |
| FY2017/3 | 11.3億円 | 4.8億円 | 42.6% |
| FY2018/3 | 10.8億円 | 5.2億円 | 48.1% |
| FY2019/3 | -2.0億円 | 0円 | - |
| FY2020/3 | 1.4億円 | 6,300万円 | 44.4% |
| FY2021/3 | 2.8億円 | 1.2億円 | 42.4% |
| FY2022/3 | 4.9億円 | 2.0億円 | 42.0% |
| FY2023/3 | 5.2億円 | 1.9億円 | 37.3% |
| FY2024/3 | 5.0億円 | 1.7億円 | 34.3% |
| FY2025/3 | 4.1億円 | 1.3億円 | 32.6% |
実効税率は42%台から32%台へと低下傾向にあり、税務上の優遇措置や繰延税金資産の計上が影響しています。FY2025/4の税引前利益は4.1億円と営業利益(5.4億円)との差が大きく、営業外費用(蓄電池事業関連の先行費用等)が影響しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/4 | 520万円 | 180人 | - |
平均年収は520万円程度と推定され、グロース市場の新興企業としては標準的な水準です。平均年齢は35歳前後と若い組織構成で、再生可能エネルギーという成長分野で活躍するスタッフが在籍しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
筆頭株主のエフピーライフ(58.83%)と代表取締役社長・鈴江崇文氏(10.34%)が合計約69%を保有するオーナー企業。創業者社長が大株主であるため安定株主として算入。浮動株比率が低く、株価のボラティリティが高くなりやすい構造です。
筆頭株主のエフピーライフが58.83%を保有する典型的なオーナー企業です。代表取締役社長の鈴江崇文氏も10.34%を保有しており、経営者自らが大株主として株主価値向上へのコミットメントを示しています。従業員持株会(0.62%)も株主に名を連ね、経営陣と従業員が一体となった企業運営が特徴です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| クリーンエネルギー事業 | 85億円 | 4.0億円 | 4.7% |
| スマートホーム事業 | 27億円 | 1.2億円 | 4.4% |
| その他 | 5億円 | 0.2億円 | 4.0% |
クリーンエネルギー事業が売上の約73%を占める中核事業で、投資家向け太陽光発電所と系統用蓄電池が成長の柱です。スマートホーム事業は祖業の住宅販売から発展し、ZEH仕様のヘルスケア施設という新領域にも挑戦しています。台湾企業リチャージパワーとの蓄電所開発提携も進行中で、事業ポートフォリオの多角化が進んでいます。
この会社のガバナンスは?
取締役7名中、女性が1名(14.3%)を占めています。代表取締役社長の鈴江崇文氏(52歳)は三井ホーム出身で、住宅業界の経験を活かしてエネルギー事業への転換を牽引。オーナー経営者として迅速な意思決定が可能な体制を構築しています。グループ5社の連結子会社を統括しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 115億円 | — | 116億円 | +1.0% |
| FY2024 | 100億円 | — | 97億円 | -3.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
グリーンエナジーは長期ビジョン「サステナグロース2035」のもと、中期経営計画「Green300」で2029年4月期に売上高300億円・営業利益20億円を目標に掲げています。FY2025/4の売上高116億円は目標の約39%に到達。FY2026/4は140億円を見込み、蓄電池事業と太陽光発電所のセカンダリ市場が成長ドライバーとして期待されています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
グリーンエナジーのTSRは5年間で370%と、TOPIX(213%)を大幅にアウトパフォームしています。特にFY2025/4にかけて株価が約3.5倍に急騰し、TSRが劇的に改善しました。蓄電池事業への期待と再エネテーマの追い風が株価を押し上げています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2022 | 102.0万円 | +2.0万円 | 2.0% |
| FY2023 | 97.0万円 | -3.0万円 | -3.0% |
| FY2024 | 104.0万円 | +4.0万円 | 4.0% |
| FY2025 | 370.0万円 | +270.0万円 | 270.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 38.6倍・PBR 2.77倍と建設業セクター平均を大幅に上回る成長プレミアムが付いています。これは蓄電池・クリーンエネルギーというテーマ性への期待を反映したものです。配当利回りは0.39%と低いですが、株主優待込みの総合利回り(約3.2%)を評価する個人投資家の支持が厚い銘柄です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
5-1月期(3Q累計)の経常利益が37%減益で着地。蓄電池事業への先行投資が収益を圧迫。ただし売上は好調。
26年4月期の連結経常利益を5%上方修正(6.1億円へ)。クリーンエネルギー事業の好調が寄与。
台湾のリチャージパワーと蓄電所開発で提携。まず20カ所を共同開発し、蓄電池事業を加速。
最新ニュース
(株)グリーンエナジー&カンパニー まとめ
ひとめ診断
「太陽光から蓄電池へ。再生可能エネルギーで地方創生を推進するグロース上場企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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