安藤ハザマ1719
HAZAMA ANDO CORPORATION
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが毎日使う道路や橋、電車が走るトンネル。実はその多くを安藤ハザマのような会社が作っています。また、あなたが働くオフィスビルや、週末に訪れる商業施設、万が一の時に頼りになる病院なども、彼らが手掛けているかもしれません。普段何気なく目にしている街の風景の裏側で、安藤ハザマの技術が私たちの安全で快適な暮らしを支えているのです。
準大手ゼネコンとしてダムやトンネル等の大型土木工事に強みを持ち、安定した収益基盤を誇ります。直近の2025期決算では売上高4,251.6億円、営業利益352.43億円と大幅な増益を達成しました。リニア中央新幹線関連工事や国土強靭化計画を追い風に受注は堅調に推移しており、株主還元にも積極的です。今後はDX(デジタルトランスフォーメーション)投資による生産性向上と、海外事業や新規事業の育成が成長の鍵となります。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区東新橋一丁目9番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
建築工事の設計・施工。採算性向上で利益が大幅増(前年比+200%)
ダム・トンネル等の土木工事。安定した利益を維持
子会社による建設関連サービス
不動産・環境関連等
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 11.7% | 5.1% | - |
| 2022/03期 | 12.3% | 5.6% | - |
| 2023/03期 | 10.7% | 5.0% | - |
| 2024/03期 | 9.4% | 4.3% | 4.7% |
| 2025/03期 | 16.2% | 7.5% | 8.3% |
| 3Q FY2026/3 | 9.0%(累計) | 3.8%(累計) | 6.6% |
収益性指標は着実に改善傾向にあり、特に営業利益率は前期の4.7%から8.3%まで大きく向上しました。ROE(自己資本利益率)が15.4%へと高まったことは、資本効率の改善と利益成長が両立していることを示唆しています。効率的な現場管理と採算重視の受注戦略が、利益率の引き上げに大きく貢献しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 3,521億円 | — | 172億円 | 89.8円 | — |
| 2022/03期 | 3,403億円 | — | 177億円 | 98.8円 | -3.4% |
| 2023/03期 | 3,721億円 | 199億円 | 152億円 | 94.0円 | +9.4% |
| 2024/03期 | 3,941億円 | 186億円 | 139億円 | 88.6円 | +5.9% |
| 2025/03期 | 4,252億円 | 352億円 | 264億円 | 168.8円 | +7.9% |
当社の業績は、土木・建築事業における受注の増加を背景に、2025年3月期には売上高が約4,252億円まで伸長しました。最終利益においても大幅な増益を達成しており、堅調な工事進捗が寄与しています。2026年3月期については、さらなる成長を見込みつつも、先行投資等を考慮しつつ安定した業績推移を予想しています。 【3Q 2026/03期実績】売上3110億円(通期予想比71%)、営業利益206億円(同76%)、純利益144億円(同80%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 建築事業 | 2,613億円 | 269億円 | 10.3% |
| 土木事業 | 1,328億円 | 152億円 | 11.4% |
| グループ事業 | 238億円 | 10.6億円 | 4.5% |
| その他 | 72.3億円 | 6.80億円 | 9.4% |
事業の柱である土木・建築事業に加え、近年は海外の建設会社買収や建設DX(デジタル技術による業務変革)への投資を加速させています。資材価格高騰や人手不足が主な経営リスクとなっており、施工管理効率化や技術継承が喫緊の課題です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2026 予想(予想) | 4,410億円 | — | — | 会社予想 |
| FY2025 実績 | 4,062億円 | — | 4,252億円 | +4.7% |
| FY2024 実績 | 未記載 | — | 3,941億円 | N/A |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2026 予想(予想) | 271億円 | — | — | 会社予想 |
| FY2025 実績 | 229億円 | — | 352億円 | +53.9% |
| FY2024 実績 | 未記載 | — | 186億円 | N/A |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の「中期経営計画2025」では、建設事業の強化と戦略的成長投資を柱に、安定収益の確保を目指しています。最終年度の2025期目標であった売上高4,400億円、営業利益270億円に対し、2025期実績時点で売上高4,251.6億円、営業利益352.43億円と利益目標を大幅に前倒しで達成しました。総還元性向50%以上という株主還元方針も掲げており、計画達成に向けた経営陣のコミットメントは高いと評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第3四半期決算にて今期経常利益を従来予想から9%上方修正し、収益力の強さを再証明しました。
シンガポールのQXY Resources社を買収し、海外インフラ市場への本格的な拡大を推進しています。
ヤプリとの協業による現場専用アプリ「築造」の開発を発表し、建設現場のDX化を加速させています。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務の健全性については、自己資本比率を46.0%で維持しており、安定した基盤が確立されています。総資産は前期の約3,341億円から約3,720億円へ拡大しましたが、これは事業規模の拡大に伴う前向きな投資の結果です。有利子負債が増加しているものの、強固な資本によってリスクは適切に管理されています。 【3Q 2026/03期】総資産3775億円、純資産1887億円、自己資本比率42.5%、有利子負債534億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 292億円 | ▲39.5億円 | ▲127億円 | 252億円 |
| 2022/03期 | ▲361億円 | ▲45.5億円 | ▲226億円 | ▲406億円 |
| 2023/03期 | 323億円 | ▲47.4億円 | ▲184億円 | 275億円 |
| 2024/03期 | ▲111億円 | ▲61.0億円 | ▲90.5億円 | ▲172億円 |
| 2025/03期 | 112億円 | 16.0億円 | ▲57.5億円 | 128億円 |
2024年3月期は一時的な営業キャッシュフローの減少が見られましたが、2025年3月期には営業活動で約112億円のプラスを創出し、回復傾向にあります。投資活動においてもプラスに転じており、キャッシュの循環が正常化しました。今後も大規模な工事に伴う資金回収を確実に進め、フリーキャッシュフローの安定的な創出を目指す方針です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が33.3%と建設業界としては高い水準にあり、多様な視点を経営に取り入れる体制が整っています。監査報酬の適正な支払いと併せて、コンプライアンス重視のガバナンス強化が図られています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,005万円 | 3,753人 | - |
従業員平均年収は1,005万円という高水準にあります。準大手ゼネコンとしてダムやトンネル等の大型土木事業で安定した収益を上げており、技術職を中心とした専門人材への高待遇が維持されています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。2024期まではTOPIXの上昇率を下回るアンダーパフォームが続いていましたが、これは建設業界全体の資材高騰や労務費上昇への懸念が株価の重しとなっていたことが背景にあります。しかし、2025期には233.1%とTOPIXの213.4%を上回り、アウトパフォームに転じました。これは、好調な業績と大幅な増配が市場に評価され、株価が大きく上昇したことが要因です。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 12円 | 14.8% |
| 2017/03期 | 20円 | 14.1% |
| 2018/03期 | 25円 | 19.4% |
| 2019/03期 | 30円 | 66.4% |
| 2020/03期 | 30円 | 35.5% |
| 2021/03期 | 30円 | 33.4% |
| 2022/03期 | 40円 | 40.5% |
| 2023/03期 | 40円 | 42.5% |
| 2024/03期 | 60円 | 67.7% |
| 2025/03期 | 70円 | 41.5% |
現在、株主優待制度は実施しておりません。
当社は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、配当性向の向上と安定的な配当の継続を重視しています。現在は収益性の向上を背景に、一株当たり配当金を維持または増配する方針です。今後も連結業績と連動した適切な還元を通じて、投資価値の最大化を図ります。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 127.6万円 | 27.6万円 | 27.6% |
| 2022期 | 141.4万円 | 41.4万円 | 41.4% |
| 2023期 | 140.2万円 | 40.2万円 | 40.2% |
| 2024期 | 196.8万円 | 96.8万円 | 96.8% |
| 2025期 | 233.1万円 | 133.1万円 | 133.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は14.8倍と高く、短期的な買い圧力が強い状況ですが、将来の売り圧力につながる可能性には注意が必要です。PER・PBRともに業界平均を上回っており、市場からの成長期待が高いことが伺えます。配当利回りも3.65%と魅力的で、インカムゲインを狙う投資家にとっても注目の銘柄と言えるでしょう。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 259億円 | 87.0億円 | 33.6% |
| 2022/03期 | 258億円 | 81.7億円 | 31.6% |
| 2023/03期 | 196億円 | 44.2億円 | 22.5% |
| 2024/03期 | 185億円 | 46.7億円 | 25.2% |
| 2025/03期 | 341億円 | 76.1億円 | 22.3% |
法人税等の支払額は、業績の変動に合わせて推移しています。2025年3月期の実効税率は約22.3%と標準的な水準を下回りましたが、これは繰延税金資産の調整等の会計要因によるものです。2026年3月期の予想では約33.6%と一般的な税率水準に戻る見通しであり、適正な納税体制を維持しています。
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安藤ハザマ まとめ
「ダム・トンネルの古豪ゼネコンが、リニア特需とDX投資で未来を掘削中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。