(株)四電工1939
YONDENKO CORPORATION
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
オフィスや商業施設の電気配線、エアコンの設置・メンテナンス、太陽光パネルの設置工事など、私たちの身近な暮らしのインフラを支える会社です。四国のデータセンター向け設備工事や、特殊水冷技術を用いた冷却設備にも取り組んでおり、デジタル社会の基盤を陰から支えています。
四電工は四国電力グループの中核企業として、電気設備・空調設備・情報通信設備などの総合設備工事を手がけています。2025年3月期は売上高1,059億円(前年比+14.9%)・営業利益81億円と過去最高を更新。「中期経営指針2025」の目標を前倒しで達成し、新たに「中期経営指針2030」を策定。PER 18.2倍・PBR 1.40倍と成長期待を織り込みつつ、配当利回り3.74%の高還元も魅力です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 香川県高松市花ノ宮町2丁目3番9号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
電気設備・空調設備・情報通信設備・給排水衛生設備等の工事。四国電力関連と一般民間工事が二本柱。売上構成比95%を占める主力セグメント。
電気機器・空調機器の販売、不動産賃貸、介護事業等。設備工事に関連する周辺事業で安定収益を確保。売上構成比5%。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 7.1% | 3.7% | - |
| 2022/03期 | 7.1% | 3.9% | - |
| 2023/03期 | 6.8% | 3.9% | - |
| 2024/03期 | 7.8% | 4.6% | 7.0% |
| 2025/03期 | 8.2% | 5.1% | 7.6% |
| 3Q 2026/03期 | 6.5%(累計) | 4.2%(累計) | 8.1% |
営業利益率は2021/03期の5.7%から2025/03期には7.6%へと着実に改善。ROEも8.0%に到達し、中計目標を達成しました。設備工事業界では高水準の収益性を確保しており、高付加価値工事の拡大と原価管理の徹底が利益率改善を牽引しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 896億円 | — | 36.5億円 | 232.7円 | — |
| 2022/03期 | 926億円 | 54.1億円 | 37.8億円 | 240.5円 | +3.4% |
| 2023/03期 | 891億円 | 49.7億円 | 37.6億円 | 239.2円 | -3.8% |
| 2024/03期 | 921億円 | 64.4億円 | 45.7億円 | 96.7円 | +3.4% |
| 2025/03期 | 1,059億円 | 80.7億円 | 51.7億円 | 109.5円 | +14.9% |
四電工の業績は堅調に推移し、2025/03期で売上高1,059億円・営業利益81億円と過去最高を記録しました。四国電力関連工事に加え、首都圏・関西圏への進出とM&Aにより成長を加速。2026/03期は売上高1,000億円・営業利益70億円と減収減益予想ですが、繰越工事残高は高水準を維持しており、保守的な予想と見られます。 【3Q 2026/03期実績】売上681億円(通期予想比68%)、営業利益56億円(同79%)、純利益40億円(同81%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 設備工事事業 | 1,006億円 | 76.7億円 | 7.6% |
| その他事業 | 53億円 | 3.8億円 | 7.2% |
設備工事事業が売上の95%を占める単一セグメント型の事業構造です。電気・空調・情報通信・給排水と幅広い設備工事を手がけ、四国電力関連工事を基盤としつつ、首都圏・関西圏への進出とデータセンター向け工事で成長を加速しています。営業利益率7.6%は設備工事業界でも高い水準です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 1,000億円 | — | 1,059億円 | +5.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 60億円 | — | 81億円 | +34.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
四電工は「中期経営指針2025」で掲げた売上高1,000億円・営業利益60億円・ROE8%の全目標を前倒しで達成しました。特に営業利益は目標の135%となる81億円を達成。新たに策定した「中期経営指針2030」では売上高1,300億円・営業利益100億円を目標に、首都圏・関西圏の収益力強化とデータセンター関連工事の拡大を成長戦略の柱に据えています。
最新ニュース
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メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
中期経営指針2030を策定。売上高1,300億円・営業利益100億円・ROE10%を2030年度目標に掲げ、首都圏・関西圏の収益力強化と人的資本投資を推進。
2026/03期の業績予想を上方修正。期末配当も増配を発表し、最終利益が一転過去最高益へ。株価は昨年来高値を更新。
「中期経営指針2025」の最終年度目標(売上高1,000億円・営業利益60億円・ROE8%)を前倒しで達成。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
自己資本比率は52%から65%へ一貫して上昇しており、実質無借金経営に近い盤石な財務基盤を維持しています。2024/03期にM&A資金として有利子負債が発生しましたが、規模は限定的で財務健全性に問題はありません。BPSの変動は2024年10月の株式分割(1→3株)によるものです。 【3Q 2026/03期】総資産943億円、純資産675億円、自己資本比率66.0%、有利子負債53億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 94.2億円 | ▲17.5億円 | ▲23.7億円 | 76.8億円 |
| 2022/03期 | 99.2億円 | ▲15.9億円 | ▲25.5億円 | 83.3億円 |
| 2023/03期 | 38.1億円 | 1.5億円 | ▲31.3億円 | 39.6億円 |
| 2024/03期 | 60.4億円 | ▲6.0億円 | ▲31.1億円 | 54.4億円 |
| 2025/03期 | ▲5.4億円 | ▲11.8億円 | ▲42.8億円 | ▲17.2億円 |
2021期〜2024は安定した営業CFを生み出していましたが、2025/03期は売掛金の増加や工事代金の入金タイミングの影響で営業CFが一時的にマイナスに。建設業では決算期末の工事完了集中により四半期ごとのCF変動が大きい傾向があります。中長期的には安定したキャッシュ創出力を持つ企業です。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役11名中、女性が2名(18.2%)、社外役員は6名(54%)と外部監視機能を重視したガバナンス体制を構築。連結子会社15社を統括し、M&Aで取得した子会社のグループ統合を進めています。平均勤続年数16.3年と技術者の定着率が高い点も特徴です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 721万円 | 2,660人 | - |
従業員の平均年収は721万円で、設備工事業界の中では標準的な水準です。平均年齢40.2歳、平均勤続年数16.3年と定着率が高く、技術者の育成・確保に注力しています。「中期経営指針2030」では人的資本の強化を重点施策に掲げています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
四電工のTSRは5年間で356.7%と、TOPIXの213.4%を大幅に上回る優れたパフォーマンスを実現しています。特に2024期以降は中計目標達成への期待と増配・株式分割が株価上昇を加速させました。データセンター需要の取り込みや中期経営指針2030の成長戦略が、今後のTSRをさらに押し上げる可能性があります。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 10円 | 28.1% |
| 2017/03期 | 13円 | 29.1% |
| 2019/03期 | 80円 | 26.2% |
| 2020/03期 | 80円 | 27.4% |
| 2021/03期 | 16.7円 | 21.5% |
| 2023/03期 | 90円 | 37.6% |
| 2024/03期 | 46.7円 | 48.3% |
株主優待制度は実施していません。
2024/03期に大幅増配を実施し、株式分割後の2026/03期は1株72円(年間予想)と配当利回り3.74%の高水準を維持。「中期経営指針2030」では配当性向50%以上を掲げており、株主還元を重視する姿勢が鮮明です。分割前換算では2024/03期の140円→2026/03期の216円相当と実質的な増配トレンドが続いています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 128.1万円 | 28.1万円 | 28.1% |
| 2022期 | 150.3万円 | 50.3万円 | 50.3% |
| 2023期 | 171.1万円 | 71.1万円 | 71.1% |
| 2024期 | 354.7万円 | 254.7万円 | 254.7% |
| 2025期 | 356.7万円 | 256.7万円 | 256.7% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 18.2倍・PBR 1.40倍と業界平均をやや上回る水準ですが、中計目標の前倒し達成と高い成長性が評価されています。配当利回り3.74%は業界平均を大きく上回り、成長と還元のバランスが取れた銘柄として注目されています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 55.6億円 | 19.1億円 | 34.4% |
| 2022/03期 | 61.5億円 | 23.7億円 | 38.5% |
| 2023/03期 | 55.7億円 | 18.0億円 | 32.4% |
| 2024/03期 | 70.1億円 | 24.4億円 | 34.8% |
| 2025/03期 | 85.4億円 | 33.6億円 | 39.4% |
税引前利益は2021/03期の56億円から2025/03期には85億円へと堅調に増加。実効税率は32〜39%で推移しており、法定実効税率に近い健全な税務運営を行っています。
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(株)四電工 まとめ
「四国電力グループの総合設備企業。電気・空調工事を核に四国から全国へ展開するプライム上場企業」
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