(株)四電工
YONDENKO CORPORATION
最終更新日: 2026年3月24日
四国から全国へ。電気と空調のプロフェッショナルが、暮らしと産業のインフラを支える
総合設備企業として、技術と人の力で社会インフラを支え、持続可能な社会の実現に貢献する
この会社ってなに?
オフィスや商業施設の電気配線、エアコンの設置・メンテナンス、太陽光パネルの設置工事など、私たちの身近な暮らしのインフラを支える会社です。四国のデータセンター向け設備工事や、特殊水冷技術を用いた冷却設備にも取り組んでおり、デジタル社会の基盤を陰から支えています。
四電工は四国電力グループの中核企業として、電気設備・空調設備・情報通信設備などの総合設備工事を手がけています。2025年3月期は売上高1,059億円(前年比+14.9%)・営業利益81億円と過去最高を更新。「中期経営指針2025」の目標を前倒しで達成し、新たに「中期経営指針2030」を策定。PER 18.2倍・PBR 1.40倍と成長期待を織り込みつつ、配当利回り3.74%の高還元も魅力です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 香川県高松市花ノ宮町2丁目3番9号
- 公式
- www.yondenko.co.jp
社長プロフィール
四国電力グループの総合設備企業として培った技術力を基盤に、首都圏・関西圏への事業拡大とデータセンター向け工事の強化を推進し、持続的な成長と企業価値の向上を実現してまいります。
この会社のストーリー
四国電力の設備工事を担う会社として設立。四国の電力インフラ構築を支えた。
東証に株式を上場し、事業の拡大と信用力の向上を図った。空調・情報通信工事にも進出。
総合設備企業への進化を表す社名に変更。電気工事にとどまらない事業領域の拡大を示した。
有元温調(神戸市)を買収し、関西で空調・管工事に参入。四国外への事業拡大を加速。
1→3株の株式分割を実施。中期経営指針2025の全目標を前倒しで達成し、さらなる成長へ。
売上高1,300億円・営業利益100億円を目標とする新中計を策定。データセンター・首都圏展開を成長の柱に。
注目ポイント
配当性向50%以上を目安に安定的な株主還元を実施。配当利回り3.74%は建設業界でもトップクラスの水準です。中計目標の前倒し達成が配当原資の拡大を支えています。
中期経営指針2025の売上高1,000億円・営業利益60億円・ROE8%を全て前倒しで達成。経営陣の計画遂行能力の高さが際立ちます。
四国のデータセンター向け設備工事や特殊水冷技術に強みを持ち、デジタル化の波に乗る成長ポテンシャルが魅力。首都圏・関西圏への展開も加速中です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 10円 | 28.1% |
| FY2017/3 | 13円 | 29.1% |
| FY2019/3 | 13.3円 | 26.2% |
| FY2020/3 | 13.3円 | 27.3% |
| FY2021/3 | 16.7円 | 21.5% |
| FY2023/3 | 30円 | 37.6% |
| FY2024/3 | 46.7円 | 48.3% |
株主優待制度は実施していません。
FY2024/3に大幅増配を実施し、株式分割後のFY2026/3は1株72円(年間予想)と配当利回り3.74%の高水準を維持。「中期経営指針2030」では配当性向50%以上を掲げており、株主還元を重視する姿勢が鮮明です。分割前換算ではFY2024/3の140円→FY2026/3の216円相当と実質的な増配トレンドが続いています。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
四電工の業績は堅調に推移し、FY2025/3で売上高1,059億円・営業利益81億円と過去最高を記録しました。四国電力関連工事に加え、首都圏・関西圏への進出とM&Aにより成長を加速。FY2026/3は売上高1,000億円・営業利益70億円と減収減益予想ですが、繰越工事残高は高水準を維持しており、保守的な予想と見られます。
事業ごとの売上・利益
電気設備・空調設備・情報通信設備・給排水衛生設備等の工事。四国電力関連と一般民間工事が二本柱。売上構成比95%を占める主力セグメント。
電気機器・空調機器の販売、不動産賃貸、介護事業等。設備工事に関連する周辺事業で安定収益を確保。売上構成比5%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 6.1% | 3.7% | - |
| FY2022/3 | 7.0% | 3.9% | - |
| FY2023/3 | 6.4% | 3.9% | - |
| FY2024/3 | 6.9% | 4.4% | 7.0% |
| FY2025/3 | 8.9% | 5.2% | 7.6% |
営業利益率はFY2021/3の5.7%からFY2025/3には7.6%へと着実に改善。ROEも8.0%に到達し、中計目標を達成しました。設備工事業界では高水準の収益性を確保しており、高付加価値工事の拡大と原価管理の徹底が利益率改善を牽引しています。
財務は安全?
自己資本比率は52%から65%へ一貫して上昇しており、実質無借金経営に近い盤石な財務基盤を維持しています。FY2024/3にM&A資金として有利子負債が発生しましたが、規模は限定的で財務健全性に問題はありません。BPSの変動は2024年10月の株式分割(1→3株)によるものです。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 94.2億円 | -17.5億円 | -23.7億円 | 76.8億円 |
| FY2022/3 | 99.2億円 | -15.9億円 | -25.5億円 | 83.3億円 |
| FY2023/3 | 38.1億円 | 1.5億円 | -31.3億円 | 39.6億円 |
| FY2024/3 | 60.4億円 | -6.0億円 | -31.1億円 | 54.4億円 |
| FY2025/3 | -5.4億円 | -11.8億円 | -42.8億円 | -17.2億円 |
FY2021〜2024は安定した営業CFを生み出していましたが、FY2025/3は売掛金の増加や工事代金の入金タイミングの影響で営業CFが一時的にマイナスに。建設業では決算期末の工事完了集中により四半期ごとのCF変動が大きい傾向があります。中長期的には安定したキャッシュ創出力を持つ企業です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 55.6億円 | 19.1億円 | 34.4% |
| FY2022/3 | 61.5億円 | 23.7億円 | 38.5% |
| FY2023/3 | 55.7億円 | 18.0億円 | 32.4% |
| FY2024/3 | 70.1億円 | 24.4億円 | 34.8% |
| FY2025/3 | 85.4億円 | 33.6億円 | 39.4% |
税引前利益はFY2021/3の56億円からFY2025/3には85億円へと堅調に増加。実効税率は32〜39%で推移しており、法定実効税率に近い健全な税務運営を行っています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 721万円 | 2,660人 | - |
従業員の平均年収は721万円で、設備工事業界の中では標準的な水準です。平均年齢40.2歳、平均勤続年数16.3年と定着率が高く、技術者の育成・確保に注力しています。「中期経営指針2030」では人的資本の強化を重点施策に掲げています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は四国電力・四電工従業員持株会。
筆頭株主の四国電力が31.72%を保有し、親子上場の関係にあります。従業員持株会(5.48%)、伊予鉄グループ(2.88%)、吉野川電線(0.92%)、宮地電機(0.84%)など地場企業が安定株主に名を連ね、四国を基盤とした強固な株主構成が特徴です。信託銀行の保有比率(約10%)は機関投資家からの注目度の高まりを示しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 設備工事事業 | 1,006億円 | 76.7億円 | 7.6% |
| その他事業 | 53億円 | 3.8億円 | 7.2% |
設備工事事業が売上の95%を占める単一セグメント型の事業構造です。電気・空調・情報通信・給排水と幅広い設備工事を手がけ、四国電力関連工事を基盤としつつ、首都圏・関西圏への進出とデータセンター向け工事で成長を加速しています。営業利益率7.6%は設備工事業界でも高い水準です。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役11名中、女性が2名(18.2%)、社外役員は6名(54%)と外部監視機能を重視したガバナンス体制を構築。連結子会社15社を統括し、M&Aで取得した子会社のグループ統合を進めています。平均勤続年数16.3年と技術者の定着率が高い点も特徴です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1,000億円 | — | 1,059億円 | +5.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 60億円 | — | 81億円 | +34.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
四電工は「中期経営指針2025」で掲げた売上高1,000億円・営業利益60億円・ROE8%の全目標を前倒しで達成しました。特に営業利益は目標の135%となる81億円を達成。新たに策定した「中期経営指針2030」では売上高1,300億円・営業利益100億円を目標に、首都圏・関西圏の収益力強化とデータセンター関連工事の拡大を成長戦略の柱に据えています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
四電工のTSRは5年間で356.7%と、TOPIXの213.4%を大幅に上回る優れたパフォーマンスを実現しています。特にFY2024以降は中計目標達成への期待と増配・株式分割が株価上昇を加速させました。データセンター需要の取り込みや中期経営指針2030の成長戦略が、今後のTSRをさらに押し上げる可能性があります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 128.1万円 | +28.1万円 | 28.1% |
| FY2022 | 150.3万円 | +50.3万円 | 50.3% |
| FY2023 | 171.1万円 | +71.1万円 | 71.1% |
| FY2024 | 354.7万円 | +254.7万円 | 254.7% |
| FY2025 | 356.7万円 | +256.7万円 | 256.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 18.2倍・PBR 1.40倍と業界平均をやや上回る水準ですが、中計目標の前倒し達成と高い成長性が評価されています。配当利回り3.74%は業界平均を大きく上回り、成長と還元のバランスが取れた銘柄として注目されています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
中期経営指針2030を策定。売上高1,300億円・営業利益100億円・ROE10%を2030年度目標に掲げ、首都圏・関西圏の収益力強化と人的資本投資を推進。
FY2026/3の業績予想を上方修正。期末配当も増配を発表し、最終利益が一転過去最高益へ。株価は昨年来高値を更新。
「中期経営指針2025」の最終年度目標(売上高1,000億円・営業利益60億円・ROE8%)を前倒しで達成。
最新ニュース
(株)四電工 まとめ
ひとめ診断
「四国電力グループの総合設備企業。電気・空調工事を核に四国から全国へ展開するプライム上場企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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