(株)テクノ菱和1965
TECHNO RYOWA LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
病院で処方される薬、スマートフォンの半導体、クラウドサービスを支えるデータセンター。これらが安全に製造・稼働するには、温度・湿度・清浄度を精密に管理した「クリーンルーム」が不可欠です。テクノ菱和はこの空調環境づくりのスペシャリスト。オフィスビルや商業施設の空調設備も手がけており、私たちが快適に過ごせる空間の裏側を支えています。また、株主優待として静岡の新茶がもらえるユニークな特典もあります。
テクノ菱和は1949年設立、三菱重工系の空調衛生設備工事会社です。医薬品工場やデータセンターなどの高度なクリーンルーム環境を強みとし、2025/03期は売上高842億円(前年比+14.3%)、営業利益96億円と過去最高益を大幅更新。中長期経営ビジョン「TECHNO RYOWA 2032」のもと、2026/03期は売上高900億円・営業利益101億円を計画しています。PER 17.8倍・PBR 2.46倍と市場からの成長期待が高く、4期連続増配中の注目銘柄です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都豊島区南大塚2丁目26番20号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
空調衛生設備の設計・施工・メンテナンス。医薬品工場・データセンター・半導体工場向けクリーンルームが主力。売上構成比約90%を占める中核事業。
三菱重工業の代理店として冷熱機器を販売。子会社を通じた小型空調衛生設備工事にも展開。売上構成比約10%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 3.0% | 2.0% | - |
| 2022/03期 | 5.3% | 3.5% | - |
| 2023/03期 | 5.4% | 3.7% | - |
| 2024/03期 | 9.7% | 6.5% | 7.9% |
| 2025/03期 | 14.2% | 9.3% | 11.4% |
| 3Q FY2026/3 | 16.5%(累計) | 9.5%(累計) | 16.2% |
営業利益率は2021/03期の3.1%から2025/03期には11.4%へと大幅に改善しており、建設業界の中でもトップクラスの収益性を実現しています。ROEも3.0%から13.7%へ急上昇し、資本効率の高い経営への転換が進んでいます。高付加価値案件の比率上昇と工事利益率の改善が収益性向上の主因です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 549億円 | — | 12.3億円 | 56.1円 | - |
| 2022/03期 | 569億円 | — | 22.4億円 | 102.8円 | +3.7% |
| 2023/03期 | 610億円 | 31.8億円 | 23.4億円 | 107.4円 | +7.2% |
| 2024/03期 | 737億円 | 57.9億円 | 45.1億円 | 209.4円 | +20.7% |
| 2025/03期 | 842億円 | 96.3億円 | 72.6億円 | 344.9円 | +14.3% |
テクノ菱和の業績は5期連続の増収増益を達成し、2025/03期は売上高842億円・営業利益96億円と過去最高益を大幅に更新しました。データセンターや医薬品工場向けの高付加価値工事の受注拡大が成長を牽引しています。2026/03期は売上高900億円・営業利益101億円を計画しており、初の営業利益100億円超えが射程圏内です。 【3Q 2026/03期実績】売上699億円(通期予想比78%)、営業利益113億円(同112%)、純利益81億円(同111%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 設備工事事業 | 762億円 | 89.5億円 | 11.7% |
| 冷熱機器販売事業 | 80億円 | 6.1億円 | 7.6% |
設備工事事業が売上の約90%を占める中核事業で、利益率11.7%と高い収益性を誇ります。特にデータセンターや医薬品工場向けの高度なクリーンルーム工事に強みを持ち、差別化された技術力が利益率の高さに直結しています。冷熱機器販売事業は三菱重工グループとのシナジーを活かした安定収益源です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 745億円 | — | 842億円 | +13.0% |
| 2024期 | 700億円 | — | 737億円 | +5.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
テクノ菱和は「TECHNO RYOWA 2032」のもと、2027期に売上高900億円・経常利益101億円・ROE 10%以上を目標に掲げています。2025期実績ではROEが13.7%と既に目標を大幅に超過し、売上高も842億円と目標の93.5%に到達。中計初年度から目標を上回るペースで進捗しており、数値目標の上方修正も実施されています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
4-12月期経常利益が2.1倍増益で着地。通期計画進捗率88%と高進捗で、上場来高値を更新。
上期経常利益が2.8倍増益で着地。好業績を受け、今期配当を4円増額修正し108円へ。
中長期経営ビジョン「TECHNO RYOWA 2032」と中期3か年事業計画を発表。成長戦略を明確化。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
自己資本比率は64〜68%台と極めて高水準を維持しており、有利子負債はほぼゼロの実質無借金経営です。2025/03期の総資産は802億円、純資産は530億円と着実に拡大。BPSも2,516円と成長を続けており、堅固な財務基盤が経営の安定性を支えています。 【3Q 2026/03期】総資産900億円、純資産590億円、自己資本比率56.7%、有利子負債10億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 11.4億円 | 12.9億円 | 11.1億円 | 1.6億円 |
| 2022/03期 | 9.0億円 | 1.3億円 | 5.7億円 | 7.7億円 |
| 2023/03期 | 1.6億円 | 6.3億円 | 8.8億円 | 7.8億円 |
| 2024/03期 | 14.5億円 | 3.4億円 | 17.2億円 | 17.9億円 |
| 2025/03期 | 46.5億円 | 1.6億円 | 17.9億円 | 44.9億円 |
2023期〜2024は大型工事の運転資金増加により営業CFが一時的にマイナスとなりましたが、2025/03期には46億円の営業CFを計上し大幅に改善しました。投資CFは設備投資が限定的でコンパクトな構造です。財務CFは自社株買いや配当の増加を反映しており、株主還元の積極化が見て取れます。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役10名中、女性が1名(10.0%)を占めています。連結子会社4社とコンパクトなグループ構成で、効率的なガバナンス体制を構築しています。平均勤続年数15年と定着率が高く、空調衛生設備の専門技術を長期にわたって蓄積できる環境が整っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 980万円 | 940人 | - |
従業員の平均年収は980万円と、建設業界の中でもトップクラスの給与水準です。平均年齢44歳・平均勤続年数15年と中堅社員が多く在籍しており、専門技術者としての経験を活かした安定的な組織運営が行われています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
テクノ菱和のTSRは5年間で376.9%とTOPIX(213.4%)を大幅にアウトパフォームしています。特に2024期以降の急上昇が顕著で、データセンター需要の拡大と業績の急成長が株価を押し上げました。2024期のTSR急伸(127%→285%)は、好決算の発表と株主還元の強化が市場に高く評価された結果です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 17円 | 17.2% |
| 2017/03期 | 20円 | 14.8% |
| 2018/03期 | 22円 | 21.8% |
| 2019/03期 | 22円 | 16.4% |
| 2020/03期 | 34円 | 25.7% |
| 2021/03期 | 28円 | 49.9% |
| 2022/03期 | 32円 | 31.1% |
| 2023/03期 | 36円 | 33.5% |
| 2024/03期 | 48円 | 22.9% |
| 2025/03期 | 100円 | 29.0% |
| 必要株数 | 100株以上(約62万円) |
| 金額相当 | 約1,000〜2,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
配当は4期連続増配を達成し、2025/03期には1株100円と前年の48円から倍増以上の大幅増配を実施しました。2026/03期も108円(予想)とさらなる増配を計画。配当性向は約30%と余裕があり、業績成長に伴う増配余地が十分にあります。株主優待として静岡の新茶がもらえるユニークな特典も魅力的です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 118.5万円 | 18.5万円 | 18.5% |
| 2022期 | 119.6万円 | 19.6万円 | 19.6% |
| 2023期 | 127.1万円 | 27.1万円 | 27.1% |
| 2024期 | 285.4万円 | 185.4万円 | 185.4% |
| 2025期 | 376.9万円 | 276.9万円 | 276.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
テクノ菱和のPER 17.8倍・PBR 2.46倍は建設業界平均を上回っており、市場がデータセンター関連銘柄としての成長性を織り込んでいることを示しています。信用倍率は17.81倍と買い残が大きいですが、業績の好調さと増配トレンドが投資家の強気姿勢を支えています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 21.3億円 | 8.9億円 | 42.0% |
| 2022/03期 | 33.9億円 | 11.5億円 | 33.9% |
| 2023/03期 | 35.6億円 | 12.2億円 | 34.2% |
| 2024/03期 | 63.7億円 | 18.7億円 | 29.3% |
| 2025/03期 | 99.3億円 | 26.8億円 | 27.0% |
税引前利益は2021/03期の21億円から2025/03期には99億円と約4.7倍に急成長しています。実効税率は2021/03期の42.0%から2025/03期には27.0%へ低下しており、税効果会計の適正化が進んでいます。2026/03期は税引前利益101億円を予想し、初の100億円超えが見込まれます。
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(株)テクノ菱和 まとめ
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