1965スタンダード

(株)テクノ菱和

TECHNO RYOWA LTD.

最終更新日: 2026年3月24日

ROE15.5%
BPS2516.4円
自己資本比率58.9%
FY2025/3 有報データ

医薬品工場からデータセンターまで。見えない「空気」で社会を支える技術集団

環境創造企業として、社会に貢献する

この会社ってなに?

病院で処方される薬、スマートフォンの半導体、クラウドサービスを支えるデータセンター。これらが安全に製造・稼働するには、温度・湿度・清浄度を精密に管理した「クリーンルーム」が不可欠です。テクノ菱和はこの空調環境づくりのスペシャリスト。オフィスビルや商業施設の空調設備も手がけており、私たちが快適に過ごせる空間の裏側を支えています。また、株主優待として静岡の新茶がもらえるユニークな特典もあります。

テクノ菱和は1949年設立、三菱重工系の空調衛生設備工事会社です。医薬品工場やデータセンターなどの高度なクリーンルーム環境を強みとし、FY2025/3は売上高842億円(前年比+14.3%)、営業利益96億円と過去最高益を大幅更新。中長期経営ビジョン「TECHNO RYOWA 2032」のもと、FY2026/3は売上高900億円・営業利益101億円を計画しています。PER 17.8倍・PBR 2.46倍と市場からの成長期待が高く、4期連続増配中の注目銘柄です。

建設業スタンダード市場

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
東京都豊島区南大塚2丁目26番20号
公式
www.techno-ryowa.co.jp

社長プロフィール

加藤 雅也
代表取締役社長
技術志向の成長リーダー
テクノ菱和は、空調衛生設備のプロフェッショナルとして、お客様の求める最適な環境を創造し続けます。データセンターや医薬品工場などの高度なクリーンルーム技術を核に、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1949
テクノ菱和設立

三菱重工系の空調衛生設備会社として設立。戦後の復興期にビルの空調設備工事を開始し、事業の基盤を築いた。

1995
クリーンルーム技術の確立

半導体工場や医薬品工場向けのクリーンルーム設計・施工技術を確立。高度な空気清浄技術で差別化を実現した。

2010
省エネ技術への注力

地球温暖化対策としてZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)関連技術の開発を本格化。環境負荷の低減に貢献。

2020
データセンター需要の急拡大

クラウド化・DXの加速によりデータセンター向け空調工事の受注が急増。業績拡大の転換点となった。

2024
中長期ビジョン「TECHNO RYOWA 2032」始動

2032年に向けた成長ビジョンを策定。データセンター・半導体・医薬品工場を重点分野に、売上高1,000億円超を目指す。

注目ポイント

データセンター関連の成長銘柄

AI・クラウド需要の急拡大に伴い、データセンター向け空調設備の受注が急増。営業利益は5年で約5.6倍に成長し、中長期的な成長ポテンシャルが非常に高い銘柄です。

実質無借金の超健全財務

自己資本比率66%・有利子負債ほぼゼロの実質無借金経営。景気変動に強い財務基盤を持ち、安定した配当と成長投資の両立が可能です。

4期連続増配&株価3倍の実力

配当は4年で28円→100円と約3.6倍に急成長。株価も2年で約3倍に上昇し、TSR 376.9%でTOPIXを大幅にアウトパフォーム。まさに成長と還元を両立する優良銘柄です。

サービスの実績は?

108
1株当たり配当金
FY2026予想
+8.0% YoY
+14.3%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+66.2%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
940
連結従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
安定
自己資本比率 58.9%(有利子負債ほぼゼロの実質無借金経営。自己資本比率66%と建設業界トップクラスの財務健全性)
稼ぐ力
高い
ROE 15.5%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
100
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元を実施
1株配当配当性向
FY2016/31717.2%
FY2017/32014.8%
FY2018/32221.8%
FY2019/32216.4%
FY2020/33425.7%
FY2021/32849.9%
FY2022/33231.1%
FY2023/33633.5%
FY2024/34822.9%
FY2025/310029.0%
4期連続増配
株主優待
あり
静岡の新茶(1パック〜2パック)
必要株数100株以上(約62万円)
金額相当約1,000〜2,000円相当
権利確定月3月

配当は4期連続増配を達成し、FY2025/3には1株100円と前年の48円から倍増以上の大幅増配を実施しました。FY2026/3も108円(予想)とさらなる増配を計画。配当性向は約30%と余裕があり、業績成長に伴う増配余地が十分にあります。株主優待として静岡の新茶がもらえるユニークな特典も魅力的です。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
15.5%
業界平均
9.1%
営業利益率上回る
この会社
11.4%
業界平均
6.4%
自己資本比率上回る
この会社
58.9%
業界平均
51.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3569億円
FY2023/3610億円
FY2024/3737億円
FY2025/3842億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/357.9億円
FY2025/396.3億円

テクノ菱和の業績は5期連続の増収増益を達成し、FY2025/3は売上高842億円・営業利益96億円と過去最高益を大幅に更新しました。データセンターや医薬品工場向けの高付加価値工事の受注拡大が成長を牽引しています。FY2026/3は売上高900億円・営業利益101億円を計画しており、初の営業利益100億円超えが射程圏内です。

事業ごとの売上・利益

設備工事事業
762億円90.5%)
冷熱機器販売事業
80億円9.5%)
設備工事事業762億円
利益: 89.5億円利益率: 11.7%

空調衛生設備の設計・施工・メンテナンス。医薬品工場・データセンター・半導体工場向けクリーンルームが主力。売上構成比約90%を占める中核事業。

冷熱機器販売事業80億円
利益: 6.1億円利益率: 7.6%

三菱重工業の代理店として冷熱機器を販売。子会社を通じた小型空調衛生設備工事にも展開。売上構成比約10%。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
15.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
9.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
11.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/33.2%2.0%-
FY2022/35.7%3.5%-
FY2023/35.9%3.7%-
FY2024/310.7%5.9%7.9%
FY2025/315.5%9.1%11.4%

営業利益率はFY2021/3の3.1%からFY2025/3には11.4%へと大幅に改善しており、建設業界の中でもトップクラスの収益性を実現しています。ROEも3.0%から13.7%へ急上昇し、資本効率の高い経営への転換が進んでいます。高付加価値案件の比率上昇と工事利益率の改善が収益性向上の主因です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
1.3億円
会社の純資産
529億円

自己資本比率は64〜68%台と極めて高水準を維持しており、有利子負債はほぼゼロの実質無借金経営です。FY2025/3の総資産は802億円、純資産は530億円と着実に拡大。BPSも2,516円と成長を続けており、堅固な財務基盤が経営の安定性を支えています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+46.5億円
営業CF
投資に使ったお金
-1.6億円
投資CF
借入・返済など
-17.9億円
財務CF
手元に残ったお金
+44.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/311.4億円-12.9億円-11.1億円-1.6億円
FY2022/39.0億円-1.3億円-5.7億円7.7億円
FY2023/3-1.6億円-6.3億円-8.8億円-7.8億円
FY2024/3-14.5億円-3.4億円-17.2億円-17.9億円
FY2025/346.5億円-1.6億円-17.9億円44.9億円

FY2023〜2024は大型工事の運転資金増加により営業CFが一時的にマイナスとなりましたが、FY2025/3には46億円の営業CFを計上し大幅に改善しました。投資CFは設備投資が限定的でコンパクトな構造です。財務CFは自社株買いや配当の増加を反映しており、株主還元の積極化が見て取れます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設業界の受注競争激化によるマージン低下リスク
2技術者・施工管理者の人材確保難リスク
3原材料価格・資材価格の高騰リスク
4データセンター・半導体関連投資の需要変動リスク
5三菱重工グループへの依存度に関するリスク
6自然災害・パンデミック等による工事遅延リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/321.3億円8.9億円42.0%
FY2022/333.9億円11.5億円33.9%
FY2023/335.6億円12.2億円34.2%
FY2024/363.7億円18.7億円29.3%
FY2025/399.3億円26.8億円27.0%

税引前利益はFY2021/3の21億円からFY2025/3には99億円と約4.7倍に急成長しています。実効税率はFY2021/3の42.0%からFY2025/3には27.0%へ低下しており、税効果会計の適正化が進んでいます。FY2026/3は税引前利益101億円を予想し、初の100億円超えが見込まれます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
980万円
従業員数
940
平均年齢
44歳
平均年収従業員数前年比
当期980万円940-

従業員の平均年収は980万円と、建設業界の中でもトップクラスの給与水準です。平均年齢44歳・平均勤続年数15年と中堅社員が多く在籍しており、専門技術者としての経験を活かした安定的な組織運営が行われています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主66.2%
浮動株33.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関27.9%
事業法人等24.6%
外国法人等5.1%
個人その他40.3%
証券会社2.1%

経営者・創業家が13.7%を保有するオーナー経営企業です。 金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主はテクノ菱和取引先持株会・(株)三菱UFJ銀行・(株)みずほ銀行。

テクノ菱和取引先持株会(2,182,000株)10.28%
三菱重工サーマルシステムズ株式会社(1,424,000株)6.71%
株式会社三菱UFJ銀行(971,000株)4.57%
株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(971,000株)4.57%
株式会社名古屋銀行(738,000株)3.47%
明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(734,000株)3.45%
東京海上日動火災保険株式会社(725,000株)3.41%
株式会社京葉銀行(常任代理人  日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(723,000株)3.41%
テクノ菱和従業員持株会(717,000株)3.38%
重 田 康 光(640,000株)3.01%

筆頭株主はテクノ菱和取引先持株会(10.28%)で、三菱重工サーマルシステムズ(6.71%)が第2位と三菱グループとの強固な関係が反映されています。三菱UFJ銀行・みずほ銀行など主要銀行も安定株主として名を連ね、従業員持株会(3.38%)の存在も従業員の経営参画意識の高さを示しています。個人投資家の重田康光氏が3.01%を保有している点も注目されます。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億1,600万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
設備工事事業762億円89.5億円11.7%
冷熱機器販売事業80億円6.1億円7.6%

設備工事事業が売上の約90%を占める中核事業で、利益率11.7%と高い収益性を誇ります。特にデータセンターや医薬品工場向けの高度なクリーンルーム工事に強みを持ち、差別化された技術力が利益率の高さに直結しています。冷熱機器販売事業は三菱重工グループとのシナジーを活かした安定収益源です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
5,200万円
連結子会社数
4
平均勤続年数(従業員)
15

取締役・監査役10名中、女性が1名(10.0%)を占めています。連結子会社4社とコンパクトなグループ構成で、効率的なガバナンス体制を構築しています。平均勤続年数15年と定着率が高く、空調衛生設備の専門技術を長期にわたって蓄積できる環境が整っています。

会社の計画は順調?

S
総合評価
中計初年度にしてROE目標を前倒し達成。売上高・経常利益ともに目標に接近しており、計画を上回るペースで進捗中。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期3か年事業計画(TECHNO RYOWA 2032)
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 900億円 順調 (842億円 (FY2025))
93.5%
経常利益: 目標 101億円 順調 (99億円 (FY2025))
98.4%
ROE: 目標 10%以上 前倒し達成 (13.7% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025745億円842億円+13.0%
FY2024700億円737億円+5.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

テクノ菱和は「TECHNO RYOWA 2032」のもと、FY2027に売上高900億円・経常利益101億円・ROE 10%以上を目標に掲げています。FY2025実績ではROEが13.7%と既に目標を大幅に超過し、売上高も842億円と目標の93.5%に到達。中計初年度から目標を上回るペースで進捗しており、数値目標の上方修正も実施されています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

テクノ菱和のTSRは5年間で376.9%とTOPIX(213.4%)を大幅にアウトパフォームしています。特にFY2024以降の急上昇が顕著で、データセンター需要の拡大と業績の急成長が株価を押し上げました。FY2024のTSR急伸(127%→285%)は、好決算の発表と株主還元の強化が市場に高く評価された結果です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+276.9%
100万円 →376.9万円
276.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021118.5万円+18.5万円18.5%
FY2022119.6万円+19.6万円19.6%
FY2023127.1万円+27.1万円27.1%
FY2024285.4万円+185.4万円185.4%
FY2025376.9万円+276.9万円276.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残322,400株
売り残18,100株
信用倍率17.81倍
3/28時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

テクノ菱和のPER 17.8倍・PBR 2.46倍は建設業界平均を上回っており、市場がデータセンター関連銘柄としての成長性を織り込んでいることを示しています。信用倍率は17.81倍と買い残が大きいですが、業績の好調さと増配トレンドが投資家の強気姿勢を支えています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 20%
建設業 100社中 18位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算45%
データセンター・半導体25%
株主還元・配当20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月3Q決算好調

4-12月期経常利益が2.1倍増益で着地。通期計画進捗率88%と高進捗で、上場来高値を更新。

2025年11月配当増額修正

上期経常利益が2.8倍増益で着地。好業績を受け、今期配当を4円増額修正し108円へ。

2025年5月中期計画策定

中長期経営ビジョン「TECHNO RYOWA 2032」と中期3か年事業計画を発表。成長戦略を明確化。

(株)テクノ菱和 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
安定
自己資本比率 58.9%(有利子負債ほぼゼロの実質無借金経営。自己資本比率66%と建設業界トップクラスの財務健全性)
稼ぐ力
高い
ROE 15.5%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「三菱グループの空調技術のプロ集団。医薬品工場やデータセンターの“絶対環境”を創るスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

建設業」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU