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(株)テクノ菱和1965

TECHNO RYOWA LTD.

スタンダードUpdated 2026/03/24
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
安定
自己資本比率 56.7%(有利子負債ほぼゼロの実質無借金経営。自己資本比率66%と建設業界トップクラスの財務健全性)
稼ぐ力
高い
ROE 16.5%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

病院で処方される薬、スマートフォンの半導体、クラウドサービスを支えるデータセンター。これらが安全に製造・稼働するには、温度・湿度・清浄度を精密に管理した「クリーンルーム」が不可欠です。テクノ菱和はこの空調環境づくりのスペシャリスト。オフィスビルや商業施設の空調設備も手がけており、私たちが快適に過ごせる空間の裏側を支えています。また、株主優待として静岡の新茶がもらえるユニークな特典もあります。

テクノ菱和は1949年設立、三菱重工系の空調衛生設備工事会社です。医薬品工場やデータセンターなどの高度なクリーンルーム環境を強みとし、2025/03期は売上高842億円(前年比+14.3%)、営業利益96億円と過去最高益を大幅更新。中長期経営ビジョン「TECHNO RYOWA 2032」のもと、2026/03期は売上高900億円・営業利益101億円を計画しています。PER 17.8倍・PBR 2.46倍と市場からの成長期待が高く、4期連続増配中の注目銘柄です。

建設業スタンダード市場

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
東京都豊島区南大塚2丁目26番20号

サービスの実績は?

108
1株当たり配当金
2026期予想
+8.0% YoY
+14.3%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
+66.2%
営業利益成長率
2025期実績 (YoY)
940
連結従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

設備工事事業
762億円90.5%)
冷熱機器販売事業
80億円9.5%)
設備工事事業762億円
利益: 89.5億円利益率: 11.7%

空調衛生設備の設計・施工・メンテナンス。医薬品工場・データセンター・半導体工場向けクリーンルームが主力。売上構成比約90%を占める中核事業。

冷熱機器販売事業80億円
利益: 6.1億円利益率: 7.6%

三菱重工業の代理店として冷熱機器を販売。子会社を通じた小型空調衛生設備工事にも展開。売上構成比約10%。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
16.5%(累計)
株主資本の利回り
ROA
9.5%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
16.2%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期3.0%2.0%-
2022/03期5.3%3.5%-
2023/03期5.4%3.7%-
2024/03期9.7%6.5%7.9%
2025/03期14.2%9.3%11.4%
3Q FY2026/316.5%(累計)9.5%(累計)16.2%

営業利益率は2021/03期の3.1%から2025/03期には11.4%へと大幅に改善しており、建設業界の中でもトップクラスの収益性を実現しています。ROEも3.0%から13.7%へ急上昇し、資本効率の高い経営への転換が進んでいます。高付加価値案件の比率上昇と工事利益率の改善が収益性向上の主因です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期549億円12.3億円56.1円-
2022/03期569億円22.4億円102.8円+3.7%
2023/03期610億円31.8億円23.4億円107.4円+7.2%
2024/03期737億円57.9億円45.1億円209.4円+20.7%
2025/03期842億円96.3億円72.6億円344.9円+14.3%

テクノ菱和の業績は5期連続の増収増益を達成し、2025/03期は売上高842億円・営業利益96億円と過去最高益を大幅に更新しました。データセンターや医薬品工場向けの高付加価値工事の受注拡大が成長を牽引しています。2026/03期は売上高900億円・営業利益101億円を計画しており、初の営業利益100億円超えが射程圏内です。 【3Q 2026/03期実績】売上699億円(通期予想比78%)、営業利益113億円(同112%)、純利益81億円(同111%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
16.5%(累計)
業界平均
8.6%
営業利益率上回る
この会社
16.2%
業界平均
6.5%
自己資本比率上回る
この会社
56.7%
業界平均
51.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億1,600万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
設備工事事業762億円89.5億円11.7%
冷熱機器販売事業80億円6.1億円7.6%

設備工事事業が売上の約90%を占める中核事業で、利益率11.7%と高い収益性を誇ります。特にデータセンターや医薬品工場向けの高度なクリーンルーム工事に強みを持ち、差別化された技術力が利益率の高さに直結しています。冷熱機器販売事業は三菱重工グループとのシナジーを活かした安定収益源です。

会社の計画は順調?

S
総合評価
中計初年度にしてROE目標を前倒し達成。売上高・経常利益ともに目標に接近しており、計画を上回るペースで進捗中。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期3か年事業計画(TECHNO RYOWA 2032)
2025期〜2027期
売上高: 目標 900億円 順調 (842億円 (FY2025))
93.5%
経常利益: 目標 101億円 順調 (99億円 (FY2025))
98.4%
ROE: 目標 10%以上 前倒し達成 (13.7% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期745億円842億円+13.0%
2024期700億円737億円+5.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

テクノ菱和は「TECHNO RYOWA 2032」のもと、2027期に売上高900億円・経常利益101億円・ROE 10%以上を目標に掲げています。2025期実績ではROEが13.7%と既に目標を大幅に超過し、売上高も842億円と目標の93.5%に到達。中計初年度から目標を上回るペースで進捗しており、数値目標の上方修正も実施されています。

どんな話題が多い?

業績・決算45%
データセンター・半導体25%
株主還元・配当20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 20%
建設業 100社中 18位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月3Q決算好調

4-12月期経常利益が2.1倍増益で着地。通期計画進捗率88%と高進捗で、上場来高値を更新。

2025年11月配当増額修正

上期経常利益が2.8倍増益で着地。好業績を受け、今期配当を4円増額修正し108円へ。

2025年5月中期計画策定

中長期経営ビジョン「TECHNO RYOWA 2032」と中期3か年事業計画を発表。成長戦略を明確化。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率56.7%
0%25% (注意ライン)40% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
10.0億円
借金(有利子負債)
Net Assets
590億円
会社の純資産

自己資本比率は64〜68%台と極めて高水準を維持しており、有利子負債はほぼゼロの実質無借金経営です。2025/03期の総資産は802億円、純資産は530億円と着実に拡大。BPSも2,516円と成長を続けており、堅固な財務基盤が経営の安定性を支えています。 【3Q 2026/03期】総資産900億円、純資産590億円、自己資本比率56.7%、有利子負債10億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+46.5億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-1.6億円
投資に使ったお金
Financing CF
-17.9億円
借入・返済など
Free CF
+44.9億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期11.4億円12.9億円11.1億円1.6億円
2022/03期9.0億円1.3億円5.7億円7.7億円
2023/03期1.6億円6.3億円8.8億円7.8億円
2024/03期14.5億円3.4億円17.2億円17.9億円
2025/03期46.5億円1.6億円17.9億円44.9億円

2023期〜2024は大型工事の運転資金増加により営業CFが一時的にマイナスとなりましたが、2025/03期には46億円の営業CFを計上し大幅に改善しました。投資CFは設備投資が限定的でコンパクトな構造です。財務CFは自社株買いや配当の増加を反映しており、株主還元の積極化が見て取れます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
5,200万円
連結子会社数
4
平均勤続年数(従業員)
15

取締役・監査役10名中、女性が1名(10.0%)を占めています。連結子会社4社とコンパクトなグループ構成で、効率的なガバナンス体制を構築しています。平均勤続年数15年と定着率が高く、空調衛生設備の専門技術を長期にわたって蓄積できる環境が整っています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主66.2%
浮動株33.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関27.9%
事業法人等24.6%
外国法人等5.1%
個人その他40.3%
証券会社2.1%

経営者・創業家が13.7%を保有するオーナー経営企業です。 金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主はテクノ菱和取引先持株会・(株)三菱UFJ銀行・(株)みずほ銀行。

テクノ菱和取引先持株会(2,182,000株)10.28%
三菱重工サーマルシステムズ株式会社(1,424,000株)6.71%
株式会社三菱UFJ銀行(971,000株)4.57%
株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(971,000株)4.57%
株式会社名古屋銀行(738,000株)3.47%
明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(734,000株)3.45%
東京海上日動火災保険株式会社(725,000株)3.41%
株式会社京葉銀行(常任代理人  日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(723,000株)3.41%
テクノ菱和従業員持株会(717,000株)3.38%
重 田 康 光(640,000株)3.01%

筆頭株主はテクノ菱和取引先持株会(10.28%)で、三菱重工サーマルシステムズ(6.71%)が第2位と三菱グループとの強固な関係が反映されています。三菱UFJ銀行・みずほ銀行など主要銀行も安定株主として名を連ね、従業員持株会(3.38%)の存在も従業員の経営参画意識の高さを示しています。個人投資家の重田康光氏が3.01%を保有している点も注目されます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設業界の受注競争激化によるマージン低下リスク
2技術者・施工管理者の人材確保難リスク
3原材料価格・資材価格の高騰リスク
4データセンター・半導体関連投資の需要変動リスク
5三菱重工グループへの依存度に関するリスク
6自然災害・パンデミック等による工事遅延リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
980万円
従業員数
940
平均年齢
44歳
平均年収従業員数前年比
当期980万円940-

従業員の平均年収は980万円と、建設業界の中でもトップクラスの給与水準です。平均年齢44歳・平均勤続年数15年と中堅社員が多く在籍しており、専門技術者としての経験を活かした安定的な組織運営が行われています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

テクノ菱和のTSRは5年間で376.9%とTOPIX(213.4%)を大幅にアウトパフォームしています。特に2024期以降の急上昇が顕著で、データセンター需要の拡大と業績の急成長が株価を押し上げました。2024期のTSR急伸(127%→285%)は、好決算の発表と株主還元の強化が市場に高く評価された結果です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
100
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元を実施
1株配当配当性向
2016/03期1717.2%
2017/03期2014.8%
2018/03期2221.8%
2019/03期2216.4%
2020/03期3425.7%
2021/03期2849.9%
2022/03期3231.1%
2023/03期3633.5%
2024/03期4822.9%
2025/03期10029.0%
4期連続増配
株主優待
あり
静岡の新茶(1パック〜2パック)
必要株数100株以上(約62万円)
金額相当約1,000〜2,000円相当
権利確定月3月

配当は4期連続増配を達成し、2025/03期には1株100円と前年の48円から倍増以上の大幅増配を実施しました。2026/03期も108円(予想)とさらなる増配を計画。配当性向は約30%と余裕があり、業績成長に伴う増配余地が十分にあります。株主優待として静岡の新茶がもらえるユニークな特典も魅力的です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 376.9万円 になりました (276.9万円)
+276.9%
年度末時点評価額損益TSR
2021期118.5万円18.5万円18.5%
2022期119.6万円19.6万円19.6%
2023期127.1万円27.1万円27.1%
2024期285.4万円185.4万円185.4%
2025期376.9万円276.9万円276.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残322,400株
売り残18,100株
信用倍率17.81倍
3/28時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

テクノ菱和のPER 17.8倍・PBR 2.46倍は建設業界平均を上回っており、市場がデータセンター関連銘柄としての成長性を織り込んでいることを示しています。信用倍率は17.81倍と買い残が大きいですが、業績の好調さと増配トレンドが投資家の強気姿勢を支えています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期21.3億円8.9億円42.0%
2022/03期33.9億円11.5億円33.9%
2023/03期35.6億円12.2億円34.2%
2024/03期63.7億円18.7億円29.3%
2025/03期99.3億円26.8億円27.0%

税引前利益は2021/03期の21億円から2025/03期には99億円と約4.7倍に急成長しています。実効税率は2021/03期の42.0%から2025/03期には27.0%へ低下しており、税効果会計の適正化が進んでいます。2026/03期は税引前利益101億円を予想し、初の100億円超えが見込まれます。

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(株)テクノ菱和 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
安定
自己資本比率 56.7%(有利子負債ほぼゼロの実質無借金経営。自己資本比率66%と建設業界トップクラスの財務健全性)
稼ぐ力
高い
ROE 16.5%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

「三菱グループの空調技術のプロ集団。医薬品工場やデータセンターの“絶対環境”を創るスタンダード企業」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU