1961プライム

三機工業(株)

SANKI ENGINEERING CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月24日

ROE16.3%
BPS2051.6円
自己資本比率44.9%
FY2025/3 有報データ

100年の技術力で、快適環境を創造する。三井系設備工事のリーディングカンパニー

MIRAI VISION 2035 — エンジニアリングで未来を創る

この会社ってなに?

オフィスビルや商業施設の空調システム、病院や工場のクリーンルーム、半導体工場の搬送設備、物流倉庫の自動化システムなど、私たちの生活を支えるインフラ設備を手がけています。また、データセンターの空調設備やオフィス移転サービスなども展開しており、快適な環境づくりのプロフェッショナル集団です。

三機工業は1925年に旧三井物産機械部を母体として創立された総合設備工事会社です。空調衛生設備・電気設備・搬送システムの3事業を柱に、建築設備からプラント設備まで幅広いエンジニアリングを展開。2025年3月期は売上高2,531億円(前年比+14.1%)、営業利益219億円と過去最高益を大幅更新しました。創立100周年を迎え、新経営ビジョン「MIRAI VISION 2035」を掲げてグローバル展開と新技術開発を加速しています。

建設業プライム市場

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー
公式
www.sanki.co.jp

社長プロフィール

石田 博一
代表取締役社長
堅実経営者
エンジニアリングをつうじて快適環境を創造し、広く社会の発展に貢献する。三機工業は創立100周年を迎え、次の100年に向けて「MIRAI VISION 2035」を掲げ、持続的な成長と社会課題の解決に挑戦してまいります。

この会社のストーリー

1925
旧三井物産機械部を母体に創立

暖房・衛生設備工事会社として三機工業株式会社を設立。三井系の技術会社として歩み始める。

1949
東京証券取引所に上場

戦後復興期に東京証券取引所に株式を上場。空調設備事業を中核に事業基盤を拡大。

1970
搬送システム事業に本格参入

工場の生産ラインや物流倉庫向けの搬送システム事業を開始。総合エンジニアリング企業への転換を図る。

2000
環境・クリーンルーム事業を強化

半導体工場のクリーンルームや環境プラント事業を拡大。高度な技術力で差別化を推進。

2024
中期経営計画2027を策定

売上高2,200億円・経常利益120億円を目標とする3カ年中計を策定。わずか1年で全目標を前倒し達成。

2025
創立100周年・新ビジョン策定

創立100周年を迎え、新経営ビジョン「MIRAI VISION 2035」を発表。次の100年に向けたグローバル展開を加速。

注目ポイント

中計を1年で前倒し達成の実行力

中期経営計画2027の全主要KPIをわずか1年で前倒し達成。特に経常利益は目標の約2倍を実現する圧倒的な業績。株主還元も大幅強化し、配当は前期比2倍に。

半導体・データセンター需要を取り込む成長力

半導体工場のクリーンルームやデータセンターの空調設備など、DX時代の成長市場で高い受注実績を誇ります。今後も旺盛な設備投資需要が追い風となる見込みです。

創立100年の信頼と技術力

1925年創立の三井系総合設備工事会社。100年にわたり培った技術力とブランド力で、大型案件を安定的に受注。平均年収1,078万円と人材投資にも積極的です。

サービスの実績は?

165
1株当たり配当金
FY2025実績
+94.1% YoY
+14.1%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+89.0%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
2,653
連結従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 165円
安全性
普通
自己資本比率 44.9%(有利子負債は少額で自己資本比率52.9%と財務は極めて健全)
稼ぐ力
高い
ROE 16.3%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
165
方針: 配当性向50%以上、DOE 5.0%を目標とする累進配当
1株配当配当性向
FY2016/33035.8%
FY2017/33040.6%
FY2018/33555.5%
FY2019/36040.0%
FY2020/39573.9%
FY2021/38077.6%
FY2022/38573.8%
FY2023/37587.4%
FY2024/38551.3%
FY2025/316550.6%
2期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

FY2025/3の配当は1株165円と前期比で約2倍の大幅増配を実施しました。配当性向50%以上・DOE 5.0%を目標に掲げており、累進配当の方針のもと、減配しない姿勢を明確にしています。さらに自己株式取得も積極的に行っており、総還元性向は高い水準にあります。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
16.3%
業界平均
8.6%
営業利益率上回る
この会社
8.6%
業界平均
6.6%
自己資本比率下回る
この会社
44.9%
業界平均
51.4%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,932億円
FY2023/31,909億円
FY2024/32,219億円
FY2025/32,531億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/3116億円
FY2025/3219億円

三機工業の業績は、半導体工場やデータセンター関連の大型案件増加によりFY2025/3で売上高2,531億円・営業利益219億円と過去最高益を大幅に更新しました。FY2023/3は資材価格高騰の影響で一時的に減益となりましたが、FY2024/3以降は力強い回復を見せています。FY2026/3は売上高2,500億円・営業利益245億円を予想し、利益率の一段の改善が見込まれています

事業ごとの売上・利益

建築設備事業
2,035億円80.4%)
機械システム事業
357億円14.1%)
環境システム事業
139億円5.5%)
建築設備事業2,035億円
利益: 171億円利益率: 8.4%

空調・衛生・電気設備の設計施工。オフィスビル・病院・半導体工場・データセンターなどの大型案件が主力。売上構成比約80%を占める最大セグメント。

機械システム事業357億円
利益: 38億円利益率: 10.6%

搬送システム・プラント設備の設計施工。物流倉庫の自動化システムや工場の生産設備を手がけ、高い利益率を誇る。売上構成比約14%。

環境システム事業139億円
利益: 11億円利益率: 7.9%

上下水道施設・廃棄物処理施設などの環境プラント事業。官公庁向けの安定した受注基盤を持つ。売上構成比約6%。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
16.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
8.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.6%3.4%-
FY2022/37.0%3.5%-
FY2023/35.1%2.8%-
FY2024/39.2%4.4%5.2%
FY2025/316.3%8.6%8.6%

営業利益率は2.8%から8.6%へと大幅に改善しており、設備工事業界の中でもトップクラスの収益性を達成しています。特にFY2025/3のROE16.2%は業界平均を大きく上回る水準です。高付加価値案件の選別受注と原価管理の徹底が収益性改善の主因です。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率44.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
71.1億円
会社の純資産
1,064億円

自己資本比率は50%超で安定的に推移しており、無借金経営に近い極めて健全な財務基盤を維持しています。FY2024/3に有利子負債が発生しましたが、FY2025/3には縮減されており、財務規律を維持しながら成長投資を行う姿勢が見て取れます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+297億円
営業CF
投資に使ったお金
+19.0億円
投資CF
借入・返済など
-114億円
財務CF
手元に残ったお金
+316億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-4.8億円-14.2億円-69.7億円-19.1億円
FY2022/3185億円-33.8億円-75.2億円151億円
FY2023/3-106億円-9.7億円-83.3億円-116億円
FY2024/312.8億円31.7億円-60.7億円44.6億円
FY2025/3297億円19.0億円-114億円316億円

営業キャッシュフローは建設工事の進捗に応じて変動が大きいのが特徴です。FY2025/3は営業CF 297億円と大幅な資金創出を実現しました。財務CFのマイナスは主に配当金支払いと自己株式取得によるもので、積極的な株主還元を反映しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設工事における労務費・資材価格の高騰リスク
2大型工事の受注変動による業績への影響リスク
3技術者不足・人材確保に関するリスク
4同業他社との価格競争による受注単価下落リスク
5気候変動・自然災害による工事遅延リスク
6情報セキュリティリスク(サイバー攻撃等)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/382.0億円22.9億円28.0%
FY2022/398.2億円33.3億円33.9%
FY2023/362.5億円15.0億円24.0%
FY2024/3128億円38.0億円29.8%
FY2025/3231億円58.7億円25.4%

税引前利益はFY2025/3に231億円と過去最高を記録しました。実効税率は24〜34%と年度により変動がありますが、FY2026/3は税効果の改善により20%台前半を見込んでいます

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,078万円
従業員数
2,653
平均年齢
43歳
平均年収従業員数前年比
当期1,078万円2,653-

従業員の平均年収は1,078万円と、建設・設備工事業界の中でもトップクラスの高水準です。平均年齢43歳・平均勤続年数18.2年と、長期にわたり専門性を磨ける環境が整っています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主46.4%
浮動株53.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関36.6%
事業法人等6.9%
外国法人等22.3%
個人その他31.2%
証券会社3.1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は三機工業従業員持株会氏・明治安田生命保険相互会社・大樹生命保険。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(6,473,000株)12.5%
明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(5,140,000株)9.93%
三機共栄会(3,088,000株)5.96%
大樹生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(2,951,000株)5.7%
日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(2,188,000株)4.23%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(2,051,000株)3.96%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,809,000株)3.5%
三機工業従業員持株会(1,506,000株)2.91%
JPモルガン証券株式会社(699,000株)1.35%
株式会社大分銀行(644,000株)1.24%

筆頭株主は信託銀行(12.5%)で、生命保険会社3社(明治安田・大樹・日本生命)で計19.9%を保有する安定的な株主構成です。三機共栄会(5.96%)は取引先持株会、従業員持株会(2.91%)も上位に入り、長期保有の安定株主基盤が充実しています。外国人投資家も22.3%と高い比率を占め、国際的な評価を受けています。

会社の公式開示情報

役員報酬

6億1,100万円
取締役7名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
建築設備事業2,035億円171億円8.4%
機械システム事業357億円38億円10.6%
環境システム事業139億円11億円7.9%

建築設備事業が売上の約80%を占める最大セグメントで、半導体工場やデータセンター関連の大型案件が業績を牽引しています。機械システム事業は利益率10.6%と高収益であり、物流自動化需要の拡大が追い風です。環境システム事業は官公庁向けの安定受注が特徴で、3セグメント合計で安定成長と高収益の両立を実現しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 17名)
女性 1名(5.9% 男性 16
6%
94%
監査報酬
7,600万円
連結子会社数
8
設備投資額
14.5億円
平均勤続年数(従業員)
18.2
臨時従業員数
338

取締役・監査役17名中、女性は1名(5.9%)と多様性の向上が課題です。8社の連結子会社を統括し、三井系のグループガバナンス体制のもと堅実な経営を行っています。平均勤続年数18.2年と定着率が高く、技術者としての専門性が蓄積される組織です。

会社の計画は順調?

S
総合評価
中期経営計画2027の主要KPIを全て前倒しで達成。特に経常利益は目標120億円に対し231億円と約2倍の実績を上げ、圧倒的な超過達成。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2027
FY2024〜FY2027
売上高: 目標 2,200億円 前倒し達成 (2,531億円 (FY2025))
100%
経常利益: 目標 120億円 前倒し達成 (231億円 (FY2025))
100%
配当性向: 目標 50%以上 達成 (50.6% (FY2025))
100%
ROE: 目標 8.0%以上 前倒し達成 (16.2% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20252,250億円2,531億円+12.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025125億円219億円+75.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

三機工業の中期経営計画2027は、最終年度FY2027の目標をFY2025の時点で全て前倒し達成する圧倒的な進捗を見せています。特に経常利益は目標120億円に対し231億円と約2倍の超過達成を実現。半導体・データセンター関連の旺盛な設備投資需要と原価管理の徹底が大幅な計画超過の主因です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

三機工業のTSRは5年間で319.2%と、TOPIXの213.4%を大幅にアウトパフォームしています。特にFY2024〜FY2025にかけて株価が急騰し、TSRが一気に拡大しました。業績の大幅改善と積極的な株主還元策が高いリターンの原動力です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+219.2%
100万円 →319.2万円
219.2万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021126.6万円+26.6万円26.6%
FY2022129.1万円+29.1万円29.1%
FY2023140.7万円+40.7万円40.7%
FY2024203.3万円+103.3万円103.3%
FY2025319.2万円+219.2万円219.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残145,900株
売り残39,400株
信用倍率3.70倍
3/13時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

三機工業の株価指標は、PER 17.9倍・PBR 3.28倍と建設業平均を上回る水準にあり、市場からの成長期待の高さを反映しています。信用倍率3.70倍は買い残が優勢で、先高観を示唆しています。配当利回り2.45%は業界並みの水準です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
85
前月比 +12.5%
メディア数
30
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報, みんかぶ
業界内ランキング
上位 15%
建設業 120社中 15位
報道のトーン
60%
好意的
32%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
株主還元・分割25%
海外展開・M&A20%
その他15%

最近の出来事

2026年3月不正行為発覚

元従業員による不正行為が判明。詳細調査を進めている。

2026年2月株式分割

1株を3株に株式分割することを発表。投資単位の引き下げにより個人投資家の参入を促進。

2026年2月3Q決算

4-12月期の経常利益158億円で3%増益。通期業績予想の達成に向けて順調に進捗。

2026年1月海外M&A

マレーシアの電気・通信設備工事会社ES Matrixを持分法適用関連会社化。海外事業基盤を強化。

最新ニュース

三機工業(株) まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 165円
安全性
普通
自己資本比率 44.9%(有利子負債は少額で自己資本比率52.9%と財務は極めて健全)
稼ぐ力
高い
ROE 16.3%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「三井系の総合設備工事大手。空調・衛生・電気から搬送システムまで、快適環境を創造するエンジニアリング企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/09 / データ提供: OSHIKABU