ライト工業(株)1926
RAITO KOGYO CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
高速道路や鉄道沿いの斜面を崩れないように補強する工事、マンションや橋の地盤を固める工事、トンネル掘削時の地盤改良――これらの「見えないインフラ」を支えているのがライト工業です。近年は豪雨・地震などの災害復旧工事でも大きな役割を果たしており、私たちの安全な暮らしを足元から守っています。
ライト工業は1943年に創業し、法面(のり面)保護工事・地盤改良工事・薬液注入工事などの特殊土木を主力とする建設企業です。2025/03期は売上高1,215億円・営業利益128億円と堅調な業績を維持。2026/03期は業績予想を上方修正し、売上高1,350億円・営業利益150億円と4期ぶりの過去最高益を見込んでいます。PER 18.6倍・PBR 2.01倍と市場から成長性が評価されており、4期連続増配・自己株式取得など積極的な株主還元も特徴です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都千代田区九段北四丁目2番35号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
法面保護工事・地盤改良工事・薬液注入工事・耐震補強工事など特殊土木が主力。売上構成比98%を占めるコア事業。国内公共工事と民間工事の両方で安定受注。
建設機械のリース事業、建設資材の販売、介護サービスなどを展開。建設事業を補完する周辺事業群。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 11.4% | 7.7% | - |
| 2022/03期 | 11.4% | 7.8% | - |
| 2023/03期 | 11.4% | 7.9% | - |
| 2024/03期 | 9.3% | 6.6% | 9.6% |
| 2025/03期 | 11.0% | 8.0% | 10.5% |
| 3Q 2026/03期 | 10.8%(累計) | 7.4%(累計) | 12.0% |
営業利益率は9.6〜12.1%の高水準で推移しており、建設業界の中でもトップクラスの収益性を誇ります。ROEは概ね10%超を維持し、2025/03期には11.2%まで回復。特殊土木という参入障壁の高い領域で安定した利益率を確保できる技術力が最大の強みです。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1,082億円 | — | 86.4億円 | 41.6 | — |
| 2022/03期 | 1,095億円 | — | 89.3億円 | 43.5 | +1.2% |
| 2023/03期 | 1,150億円 | — | 94.9億円 | 47.6 | +5.0% |
| 2024/03期 | 1,173億円 | 112億円 | 81.8億円 | 42.0 | +2.0% |
| 2025/03期 | 1,215億円 | 128億円 | 99.2億円 | 53.6 | +3.5% |
ライト工業の業績は安定成長を続けており、2026/03期は上方修正後の売上高1,350億円・営業利益150億円と4期ぶりの過去最高益を予想しています。2024/03期は一時的に営業利益が減少しましたが、2025/03期には回復し、国内外の手持工事の順調な進捗により成長トレンドが継続しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1035億円(通期予想比81%)、営業利益124億円(同91%)、純利益90億円(同95%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 建設事業 | 1,192億円 | 125億円 | 10.5% |
| その他 | 23億円 | 3.1億円 | 13.5% |
建設事業が売上の98%を占める一本足打法ですが、その中身は法面保護・地盤改良・薬液注入・耐震補強など多岐にわたる特殊工法の集合体です。営業利益率10.5%と建設業界では極めて高い収益性を誇り、参入障壁の高い特殊土木技術が安定収益の源泉となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2026期 | 137億円 | 150億円 | — | +9.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 1,210億円 | — | 1,215億円 | +0.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ライト工業は「Raito2027」のもと、2027期に売上高1,350億円以上・営業利益150億円以上を最終目標に掲げていますが、2026/03期の上方修正により中計2年目で早くも目標水準に到達する見通しです。DOE 6%以上の累進配当方針と自己株式取得を組み合わせた積極的な株主還元も、計画の重要な柱となっています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/03期の業績予想を上方修正。営業利益150億円(前期比+17.1%)で4期ぶり最高益へ。配当も118円に増額。
70億円上限の自己株式取得を決議。株価上場来高値を更新し、積極的な株主還元姿勢を市場が評価。
中期経営計画「Raito2027」を策定。DOE 6%以上の累進配当方針と、ROE向上に向けた取り組みを明示。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
自己資本比率は67〜73%と極めて健全な財務体質を維持しています。有利子負債は2023/03期まで実質ゼロであり、2024/03期以降もわずか15〜16億円程度にとどまります。実質無借金経営に近い財務基盤は、景気変動に対する高い耐性を示しています。 【3Q 2026/03期】総資産1236億円、純資産892億円、自己資本比率67.1%、有利子負債17億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 152億円 | ▲72.3億円 | ▲25.0億円 | 79.8億円 |
| 2022/03期 | 86.0億円 | ▲23.5億円 | ▲46.9億円 | 62.5億円 |
| 2023/03期 | 47.6億円 | 4.9億円 | ▲57.6億円 | 52.5億円 |
| 2024/03期 | 146億円 | ▲42.5億円 | ▲53.3億円 | 103億円 |
| 2025/03期 | 104億円 | ▲19.0億円 | ▲124億円 | 84.6億円 |
営業キャッシュフローは毎期安定してプラスを維持しており、FCF(フリーキャッシュフロー)も5年連続でプラスです。2025/03期の財務CFが-124億円と大きいのは、大規模な自己株式取得と増配によるもので、積極的な株主還元の表れです。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役19名中、女性が3名(15.8%)を占めています。14社の連結子会社を統括し、報酬委員会の委員長を筆頭独立社外取締役が務めるなど、ガバナンス体制を強化しています。平均勤続年数17.8年と定着率が高く、専門技術の蓄積と人材育成に注力しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 949万円 | 1,385人 | - |
従業員の平均年収は949万円と、建設業界の中でも高い給与水準です。平均年齢44.7歳・平均勤続年数17.8年と定着率が高く、特殊土木の高い専門性を持つ人材を長期的に育成・確保できている証といえます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
ライト工業のTSRは5年間で228%と、TOPIXの213%を上回るアウトパフォーマンスを達成しています。特に2025期には上場来高値を更新し、配当増額と自己株式取得による株主還元の強化がTSR向上に大きく寄与しました。防災インフラ需要の構造的な追い風も相まって、中長期的な株主価値の向上が続いています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 5円 | 17.8% |
| 2017/03期 | 6.25円 | 19.4% |
| 2018/03期 | 8.75円 | 28.1% |
| 2019/03期 | 9.5円 | 30.6% |
| 2020/03期 | 10.25円 | 30.1% |
| 2021/03期 | 12.5円 | 30.0% |
| 2022/03期 | 13.5円 | 31.0% |
| 2023/03期 | 15.25円 | 32.0% |
| 2024/03期 | 17.5円 | 41.6% |
| 2025/03期 | 25円 | 46.7% |
株主優待制度はありません。
配当は2021/03期の50円から2026/03期予想の118円へと4期連続増配で2倍以上に増加しています。DOE(株主資本配当率)6%以上を掲げる累進配当方針のもと、配当性向も30%→50%超へ拡大。さらに70億円上限の自己株式取得も実施しており、総還元性向の高さが際立ちます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 157.3万円 | 57.3万円 | 57.3% |
| 2022期 | 167.6万円 | 67.6万円 | 67.6% |
| 2023期 | 172.5万円 | 72.5万円 | 72.5% |
| 2024期 | 185.2万円 | 85.2万円 | 85.2% |
| 2025期 | 228.0万円 | 128.0万円 | 128.0% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
ライト工業のPERは18.6倍、PBRは2.01倍と建設業界平均を上回るプレミアム評価を受けています。これは特殊土木の高い参入障壁と安定した収益性、積極的な株主還元策が市場に評価されているためです。信用倍率9.26倍と買い残がやや多いものの、上場来高値更新の勢いを反映しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 121億円 | 35.0億円 | 28.8% |
| 2022/03期 | 140億円 | 50.5億円 | 36.1% |
| 2023/03期 | 133億円 | 38.2億円 | 28.7% |
| 2024/03期 | 116億円 | 34.3億円 | 29.5% |
| 2025/03期 | 132億円 | 32.5億円 | 24.7% |
税引前利益は堅調に推移しており、2026/03期は上方修正後151億円を見込んでいます。実効税率は24〜36%と年度により変動がありますが、概ね法定実効税率並みの健全な納税を行っています。
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