美樹工業(株)1718
MIKIKOGYO CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
自宅のガスコンロや給湯器が使えるのは、ガス管が正しく敷設・メンテナンスされているから。美樹工業は大阪ガスの指定工事会社として、関西エリアの都市ガスインフラを支えています。また、子会社のセキスイハイム山陽は播磨・岡山エリアで住宅を販売しており、街で見かけるセキスイハイムの家の施工にも関わっています。さらに、RSテクノロジーズの蓄電池事業の施工パートナーとして再生エネルギー分野にも進出中です。
美樹工業は兵庫県姫路市に本社を置く総合建設企業で、大阪ガス系のガス導管工事を主力に、建築・土木工事、子会社のセキスイハイム山陽による住宅販売まで幅広く展開しています。2025年12月期は売上高362億円(前年比+32.5%)、営業利益26億円と大幅増収増益を達成。中期経営計画「2024-2028」では2028年度に売上高400億円・営業利益率5.7%を目標に掲げています。PER 7.4倍・PBR 0.47倍と極めて割安な水準にあり、配当利回り4.68%も魅力的です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 兵庫県姫路市北条951番地1
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
大阪ガス系のガス導管工事を主力に、建築・土木工事を展開。売上構成比62%を占める最大セグメント。大型案件の受注増により大幅増収。
子会社セキスイハイム山陽によるセキスイハイムの施工・販売、リブライフによる木造注文住宅を展開。播磨・岡山エリアが地盤。売上構成比33%。
不動産賃貸事業を展開。営業利益率23.8%と全セグメント中最高の収益性を誇る安定収益源。売上構成比5%。
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/12実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 4.6% | 2.4% | - |
| 2022/12期 | 4.5% | 2.4% | - |
| 2023/12期 | 4.9% | 2.7% | - |
| 2024/12期 | 3.7% | 2.1% | 4.2% |
| 2025/12期 | 8.4% | 4.4% | 7.1% |
| 2025/12期 | 8.4% | 4.4% | 7.1% |
2025/12期はROE 8.0%、営業利益率7.1%と収益性が大幅に改善しました。中期経営計画では2028年度に営業利益率5.7%を目標としていますが、2025/12期は大型案件効果により目標を大きく上回っています。建設業界平均と比較しても堅実な収益性を確保しており、ROEの向上が株価評価の改善に寄与することが期待されます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 264億円 | — | 7.3億円 | 669.0円 | — |
| 2022/12期 | 308億円 | — | 7.3億円 | 672.1円 | +16.6% |
| 2023/12期 | 322億円 | — | 8.4億円 | 768.0円 | +4.7% |
| 2024/12期 | 273億円 | 11.3億円 | 6.6億円 | 602.2円 | -15.3% |
| 2025/12期 | 362億円 | 25.8億円 | 15.7億円 | 1438.1円 | +32.5% |
美樹工業の業績は、2024/12期に一時的な減収減益となったものの、2025/12期で売上高362億円・営業利益26億円と大幅な増収増益を達成しました。建設事業における大型案件の進捗と住宅事業の好調が寄与しています。2026/12期は売上高400億円・営業利益18億円を予想しており、売上は過去最高を更新する見通しですが、営業利益は大型案件の一巡により減益予想となっています。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 建設事業 | 226億円 | 16.5億円 | 7.3% |
| 住宅事業 | 120億円 | 8.0億円 | 6.7% |
| 不動産事業 | 16億円 | 3.8億円 | 23.8% |
建設事業が売上の62%を占める主力セグメントで、住宅事業(33%)と不動産事業(5%)が続きます。注目すべきは不動産事業の高い利益率(23.8%)で、安定的なキャッシュフローを生み出しています。建設事業は大阪ガスとの安定的な取引関係を基盤としつつ、民間建築や蓄電池関連工事など新分野への展開も進めています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 11億円 | — | 16億円 | +42.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024期 | 280億円 | — | 273億円 | -2.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
美樹工業は「中期経営計画2024-2028」で2028期に売上高400億円・営業利益率5.7%を目標に掲げています。2025期実績は売上高362億円・営業利益率7.1%と、営業利益率は早くも目標を大幅に上回っています。さらに長期ビジョン「Miki Next Challenge 500」では売上高500億円を見据えており、成長意欲の高さがうかがえます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025/12期決算で売上高362億円・営業利益26億円と大幅増収増益。業績予想も上方修正。
譲渡制限付株式報酬制度を導入し、役員のインセンティブ強化を図る。
中期経営計画の進捗と配当利回りの高さが評価され、株価が7,000円台に上昇。出来高も急増。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれもFY2025/12末時点
2023/12期までは実質無借金経営を維持していましたが、2024/12期以降は事業拡大に伴い有利子負債が増加しています。自己資本比率は44.3%と依然として健全な水準を維持しており、BPS(1株純資産)は15,761円と現在の株価7,480円に対して約2倍の資産価値を有しています。PBR 0.47倍は大幅な割安状態を示しています。 【2025/12期】総資産389億円、純資産195億円、自己資本比率43.4%、有利子負債91億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 39.0億円 | ▲9.8億円 | ▲13.1億円 | 29.1億円 |
| 2022/12期 | 12.0億円 | ▲8,700万円 | ▲11.3億円 | 11.1億円 |
| 2023/12期 | ▲21.6億円 | ▲2.2億円 | 13.1億円 | ▲23.8億円 |
| 2024/12期 | 6.6億円 | ▲6.6億円 | 6.0億円 | ▲400万円 |
| 2025/12期 | ▲21.2億円 | ▲5.1億円 | 30.6億円 | ▲26.3億円 |
営業キャッシュフローは年度により変動が大きく、建設業特有の工事進行に伴う運転資金の変動が影響しています。2025/12期は大型案件の受注増加に伴う運転資金の増加で営業CFがマイナスとなりましたが、財務CFで資金を確保しています。投資CFは設備投資を中心に安定的な水準で推移しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役9名中、女性が3名(33.3%)と高い比率を占めています。4社の連結子会社を含むグループ経営において、適切なガバナンス体制を構築しています。平均勤続年数12.7年と定着率が高く、建設業の専門性を活かした人材育成が行われています。2026年2月には譲渡制限付株式報酬制度を導入し、役員のインセンティブ強化も図っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 585万円 | 590人 | - |
従業員の平均年収は575万円で、建設業界の中では標準的な水準です。平均年齢42.3歳、平均勤続年数12.7年と安定した雇用環境を維持しています。中期経営計画の先にある「Miki Next Challenge 500」では新卒社員モデル年収500万円を目標に掲げるなど、人材への投資を強化する方針です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
美樹工業のTSRは5年間で132.7%とプラスリターンを確保していますが、TOPIX(179.1%)を下回るパフォーマンスとなっています。ただし、直近の2025期は株価が大幅に上昇しており、PBR 0.47倍の割安さを考慮すると今後のリレーティング(株価再評価)の余地が大きいと見られます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 13円 | 11.2% |
| 2018/12期 | 100円 | 15.3% |
| 2019/12期 | 140円 | 14.3% |
| 2020/12期 | 100円 | 13.7% |
| 2021/12期 | 160円 | 23.9% |
| 2022/12期 | 150円 | 22.3% |
| 2023/12期 | 230円 | 29.9% |
| 2024/12期 | 200円 | 33.2% |
| 2025/12期 | 350円 | 24.3% |
2023年12月権利分をもって株主優待制度を廃止。現在は優待制度なし。
2025/12期は1株350円(特別配当含む)と過去最高の配当額を実現し、配当利回りは4.68%に達しました。2026/12期予想は300円とやや減額ですが、それでも利回り4%超の高配当水準です。従来は野菜の株主優待がありましたが2023年12月で廃止され、配当による株主還元に一本化されています。配当性向は20〜33%と余裕があり、安定配当の継続が見込まれます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 90.4万円 | ▲9.6万円 | -9.6% |
| 2022期 | 103.7万円 | 3.7万円 | 3.7% |
| 2023期 | 101.3万円 | 1.3万円 | 1.3% |
| 2024期 | 125.3万円 | 25.3万円 | 25.3% |
| 2025期 | 132.7万円 | 32.7万円 | 32.7% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
美樹工業の株価指標は、PER 7.4倍・PBR 0.47倍と業界平均を大きく下回る割安水準にあります。特にPBR 0.47倍は1株純資産15,761円に対して約半値で取引されていることを意味し、東証が推進するPBR1倍割れ改善の流れから株価上昇の余地が大きいと考えられます。配当利回りも4.68%と業界平均の約1.7倍の高水準です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 13.2億円 | 5.9億円 | 44.8% |
| 2022/12期 | 11.8億円 | 4.5億円 | 37.8% |
| 2023/12期 | 13.3億円 | 4.9億円 | 36.9% |
| 2024/12期 | 11.6億円 | 5.0億円 | 43.0% |
| 2025/12期 | 25.6億円 | 9.9億円 | 38.6% |
税引前利益は2025/12期に26億円と過去最高を記録しました。実効税率は37〜45%と年度により変動がありますが、概ね法定実効税率に近い水準で推移しています。2026/12期は減益予想ながら18億円の税引前利益を確保する見通しです。
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