1718スタンダード

美樹工業(株)

MIKIKOGYO CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月24日

ROE9.6%
BPS15761.3円
自己資本比率43.4%
FY2025/3 有報データ

ガスインフラから住まいづくりまで。播磨の地から「暮らし」を支える堅実企業

地域と社会に必要とされる、暮らしのプロフェッショナル企業グループ

この会社ってなに?

自宅のガスコンロや給湯器が使えるのは、ガス管が正しく敷設・メンテナンスされているから。美樹工業は大阪ガスの指定工事会社として、関西エリアの都市ガスインフラを支えています。また、子会社のセキスイハイム山陽は播磨・岡山エリアで住宅を販売しており、街で見かけるセキスイハイムの家の施工にも関わっています。さらに、RSテクノロジーズの蓄電池事業の施工パートナーとして再生エネルギー分野にも進出中です。

美樹工業は兵庫県姫路市に本社を置く総合建設企業で、大阪ガス系のガス導管工事を主力に、建築・土木工事、子会社のセキスイハイム山陽による住宅販売まで幅広く展開しています。2025年12月期は売上高362億円(前年比+32.5%)、営業利益26億円と大幅増収増益を達成。中期経営計画「2024-2028」では2028年度に売上高400億円・営業利益率5.7%を目標に掲げています。PER 7.4倍・PBR 0.47倍と極めて割安な水準にあり、配当利回り4.68%も魅力的です。

建設業スタンダード市場

会社概要

業種
建設業
決算期
12月
本社
兵庫県姫路市北条951番地1
公式
www.mikikogyo.co.jp

社長プロフィール

岡田 尚一郎
代表取締役社長
堅実経営者
当社は創業以来、ガス工事を通じてライフラインの安全・安心を守り続けてきました。今後も建設事業と住宅事業を両輪に、地域社会に貢献しながら持続的な成長を目指してまいります。中期経営計画の先に掲げる「Miki Next Challenge 500」の実現に向けて、全社一丸となって取り組みます。

この会社のストーリー

1962
美樹工業として創業

兵庫県姫路市にてガス工事会社として創業。大阪ガスの指定工事会社として、関西のガスインフラ整備に貢献。

2003
東証に株式上場

東京証券取引所に上場。資金調達力を強化し、事業の多角化と成長を加速。

2010
セキスイハイム山陽を子会社化

セキスイハイムの施工・販売を行うセキスイハイム山陽を子会社化し、住宅事業に本格参入。

2021
本店を姫路市北条に移転

新本社ビルに移転し、業務効率化とグループ経営の強化を推進。

2024
中期経営計画2024-2028を策定

売上高400億円、営業利益率5.7%を目標に掲げ、事業基盤の強化と成長投資を加速。

2025
過去最高益を達成

FY2025/12は売上高362億円・営業利益26億円と過去最高益を記録。配当も350円に大幅増配。

注目ポイント

PBR 0.47倍の超割安バリュー株

PBR 0.47倍・PER 7.4倍と極めて割安。1株純資産15,761円に対して株価は約半値で取引されており、東証のPBR1倍改善要請の流れからも再評価の余地が大きい銘柄です。

配当利回り4.68%の高配当

FY2025/12は1株350円の配当を実施し、利回り4.68%を実現。配当性向は24%と余裕があり、今後も安定的な配当継続が期待できます。

ガスインフラ×再エネの成長性

大阪ガス系列の安定した事業基盤に加え、蓄電池事業の施工パートナーとして再生エネルギー分野にも進出。中期経営計画で売上高400億円、さらに500億円を目指す成長企業です。

サービスの実績は?

350
1株当たり配当金
FY2025実績
+75.0% YoY
+32.5%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
0.47
PBR
BPS 15,761円
571
連結従業員数
2025年12月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 350円
安全性
普通
自己資本比率 43.4%(FY2024以降の有利子負債増加は事業拡大に伴う戦略的借入であり、自己資本比率44%台は健全な水準)
稼ぐ力
普通
ROE 9.6%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
350
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
FY2016/31311.2%
FY2018/310015.3%
FY2019/314014.3%
FY2020/310013.7%
FY2021/316023.9%
FY2022/315022.3%
FY2023/323029.9%
FY2024/320033.2%
FY2025/335024.3%
1期連続増配
株主優待
なし

2023年12月権利分をもって株主優待制度を廃止。現在は優待制度なし。

FY2025/12は1株350円(特別配当含む)と過去最高の配当額を実現し、配当利回りは4.68%に達しました。FY2026/12予想は300円とやや減額ですが、それでも利回り4%超の高配当水準です。従来は野菜の株主優待がありましたが2023年12月で廃止され、配当による株主還元に一本化されています。配当性向は20〜33%と余裕があり、安定配当の継続が見込まれます。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.6%
業界平均
9.2%
営業利益率上回る
この会社
7.1%
業界平均
6.4%
自己資本比率下回る
この会社
43.4%
業界平均
51.1%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3308億円
FY2023/3322億円
FY2024/3273億円
FY2025/3362億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/311.3億円
FY2025/325.8億円

美樹工業の業績は、FY2024/12に一時的な減収減益となったものの、FY2025/12で売上高362億円・営業利益26億円と大幅な増収増益を達成しました。建設事業における大型案件の進捗と住宅事業の好調が寄与しています。FY2026/12は売上高400億円・営業利益18億円を予想しており、売上は過去最高を更新する見通しですが、営業利益は大型案件の一巡により減益予想となっています。

事業ごとの売上・利益

建設事業
226億円62.4%)
住宅事業
120億円33.1%)
不動産事業
16億円4.4%)
建設事業226億円
利益: 16.5億円利益率: 7.3%

大阪ガス系のガス導管工事を主力に、建築・土木工事を展開。売上構成比62%を占める最大セグメント。大型案件の受注増により大幅増収。

住宅事業120億円
利益: 8.0億円利益率: 6.7%

子会社セキスイハイム山陽によるセキスイハイムの施工・販売、リブライフによる木造注文住宅を展開。播磨・岡山エリアが地盤。売上構成比33%。

不動産事業16億円
利益: 3.8億円利益率: 23.8%

不動産賃貸事業を展開。営業利益率23.8%と全セグメント中最高の収益性を誇る安定収益源。売上構成比5%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/34.8%2.4%-
FY2022/35.2%2.4%-
FY2023/36.1%2.8%-
FY2024/34.5%2.0%4.2%
FY2025/39.6%4.0%7.1%

FY2025/12はROE 8.0%、営業利益率7.1%と収益性が大幅に改善しました。中期経営計画では2028年度に営業利益率5.7%を目標としていますが、FY2025/12は大型案件効果により目標を大きく上回っています。建設業界平均と比較しても堅実な収益性を確保しており、ROEの向上が株価評価の改善に寄与することが期待されます。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率43.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
245億円
会社の純資産
195億円

FY2023/12までは実質無借金経営を維持していましたが、FY2024/12以降は事業拡大に伴い有利子負債が増加しています。自己資本比率は44.3%と依然として健全な水準を維持しており、BPS(1株純資産)は15,761円と現在の株価7,480円に対して約2倍の資産価値を有しています。PBR 0.47倍は大幅な割安状態を示しています。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-21.2億円
営業CF
投資に使ったお金
-5.1億円
投資CF
借入・返済など
+30.6億円
財務CF
手元に残ったお金
-26.3億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/339.0億円-9.8億円-13.1億円29.1億円
FY2022/312.0億円-8,700万円-11.3億円11.1億円
FY2023/3-21.6億円-2.2億円13.1億円-23.8億円
FY2024/36.6億円-6.6億円6.0億円-400万円
FY2025/3-21.2億円-5.1億円30.6億円-26.3億円

営業キャッシュフローは年度により変動が大きく、建設業特有の工事進行に伴う運転資金の変動が影響しています。FY2025/12は大型案件の受注増加に伴う運転資金の増加で営業CFがマイナスとなりましたが、財務CFで資金を確保しています。投資CFは設備投資を中心に安定的な水準で推移しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設需要の変動リスク(公共投資・民間設備投資の動向に左右)
2原材料・資材価格の高騰リスク(鋼材・セメント等の価格変動)
3人材確保・技術者不足リスク(建設業界全体の課題)
4自然災害・異常気象による工事遅延リスク
5住宅市場の変動リスク(金利上昇・人口減少による需要減退)
6取引先の信用リスク(大口顧客への依存)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/313.2億円5.9億円44.8%
FY2022/311.8億円4.5億円37.8%
FY2023/313.3億円4.9億円36.9%
FY2024/311.6億円5.0億円43.0%
FY2025/325.6億円9.9億円38.6%

税引前利益はFY2025/12に26億円と過去最高を記録しました。実効税率は37〜45%と年度により変動がありますが、概ね法定実効税率に近い水準で推移しています。FY2026/12は減益予想ながら18億円の税引前利益を確保する見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
585万円
従業員数
590
平均年齢
43.2歳
平均年収従業員数前年比
当期585万円590-

従業員の平均年収は575万円で、建設業界の中では標準的な水準です。平均年齢42.3歳、平均勤続年数12.7年と安定した雇用環境を維持しています。中期経営計画の先にある「Miki Next Challenge 500」では新卒社員モデル年収500万円を目標に掲げるなど、人材への投資を強化する方針です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主50.3%
浮動株49.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関1%
事業法人等7.3%
外国法人等5.2%
個人その他81.4%
証券会社5%

経営者・創業家が39.8%を保有するオーナー経営企業です。 安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。

三木 佳美(167,000株)15.28%
三木 博也(151,700株)13.88%
有限会社フレンド商会(70,600株)6.46%
内藤 征吾(34,200株)3.12%
平野 勝也(26,800株)2.45%
福本 久幸(24,600株)2.25%
美樹工業社員持株会(23,900株)2.19%
中田 純夫(23,800株)2.18%
三木 立子(22,300株)2.04%
中田 知子(20,300株)1.86%

筆頭株主は創業家の三木佳美氏(15.28%)と三木博也氏(13.88%)で、三木立子氏(2.02%)、フレンド商会(6.46%)を含めた三木家関連で合計37.6%を保有しています。社員持株会も2.15%を保有しており、創業家中心の安定した株主構成が特徴です。個人投資家の比率が81.4%と高く、配当利回りへの注目度が高い銘柄です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億1,387万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
建設事業226億円16.5億円7.3%
住宅事業120億円8.0億円6.7%
不動産事業16億円3.8億円23.8%

建設事業が売上の62%を占める主力セグメントで、住宅事業(33%)と不動産事業(5%)が続きます。注目すべきは不動産事業の高い利益率(23.8%)で、安定的なキャッシュフローを生み出しています。建設事業は大阪ガスとの安定的な取引関係を基盤としつつ、民間建築や蓄電池関連工事など新分野への展開も進めています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 3名(33.3% 男性 6
33%
67%
監査報酬
2,900万円
連結子会社数
4
設備投資額
6.0億円
平均勤続年数(従業員)
12.7
臨時従業員数
90

取締役・監査役9名中、女性が3名(33.3%)と高い比率を占めています。4社の連結子会社を含むグループ経営において、適切なガバナンス体制を構築しています。平均勤続年数12.7年と定着率が高く、建設業の専門性を活かした人材育成が行われています。2026年2月には譲渡制限付株式報酬制度を導入し、役員のインセンティブ強化も図っています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
中期経営計画の主要KPIのうち営業利益率と従業員数は前倒し達成。売上高も最終年度目標の90%に到達しており、計画達成の確度が高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 2024-2028
FY2024〜FY2028
売上高(連結): 目標 400億円 順調 (362億円 (FY2025))
90.4%
営業利益率(連結): 目標 5.7% 前倒し達成 (7.1% (FY2025))
100%
従業員数: 目標 500名 達成 (571名 (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202511億円16億円+42.8%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024280億円273億円-2.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

美樹工業は「中期経営計画2024-2028」でFY2028に売上高400億円・営業利益率5.7%を目標に掲げています。FY2025実績は売上高362億円・営業利益率7.1%と、営業利益率は早くも目標を大幅に上回っています。さらに長期ビジョン「Miki Next Challenge 500」では売上高500億円を見据えており、成長意欲の高さがうかがえます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

美樹工業のTSRは5年間で132.7%とプラスリターンを確保していますが、TOPIX(179.1%)を下回るパフォーマンスとなっています。ただし、直近のFY2025は株価が大幅に上昇しており、PBR 0.47倍の割安さを考慮すると今後のリレーティング(株価再評価)の余地が大きいと見られます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+32.7%
100万円 →132.7万円
32.7万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202190.4万円-9.6万円-9.6%
FY2022103.7万円+3.7万円3.7%
FY2023101.3万円+1.3万円1.3%
FY2024125.3万円+25.3万円25.3%
FY2025132.7万円+32.7万円32.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残-
売り残-
信用倍率-
-時点
今後の予定
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月中旬(予定)
定時株主総会2026年3月下旬(予定)

美樹工業の株価指標は、PER 7.4倍・PBR 0.47倍と業界平均を大きく下回る割安水準にあります。特にPBR 0.47倍は1株純資産15,761円に対して約半値で取引されていることを意味し、東証が推進するPBR1倍割れ改善の流れから株価上昇の余地が大きいと考えられます。配当利回りも4.68%と業界平均の約1.7倍の高水準です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
35
前月比 +12.5%
メディア数
15
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 45%
建設業 約150社中 68位
報道のトーン
60%
好意的
33%
中立
7%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算45%
配当・株主還元25%
中期経営計画20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月決算発表・上方修正

FY2025/12決算で売上高362億円・営業利益26億円と大幅増収増益。業績予想も上方修正。

2026年2月株式報酬制度導入

譲渡制限付株式報酬制度を導入し、役員のインセンティブ強化を図る。

2025年7月株価急騰

中期経営計画の進捗と配当利回りの高さが評価され、株価が7,000円台に上昇。出来高も急増。

美樹工業(株) まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 350円
安全性
普通
自己資本比率 43.4%(FY2024以降の有利子負債増加は事業拡大に伴う戦略的借入であり、自己資本比率44%台は健全な水準)
稼ぐ力
普通
ROE 9.6%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「大阪ガス系列のガス工事から住宅・建築まで。播磨地盤の堅実成長スタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU