美樹工業(株)
MIKIKOGYO CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月24日
ガスインフラから住まいづくりまで。播磨の地から「暮らし」を支える堅実企業
地域と社会に必要とされる、暮らしのプロフェッショナル企業グループ
この会社ってなに?
自宅のガスコンロや給湯器が使えるのは、ガス管が正しく敷設・メンテナンスされているから。美樹工業は大阪ガスの指定工事会社として、関西エリアの都市ガスインフラを支えています。また、子会社のセキスイハイム山陽は播磨・岡山エリアで住宅を販売しており、街で見かけるセキスイハイムの家の施工にも関わっています。さらに、RSテクノロジーズの蓄電池事業の施工パートナーとして再生エネルギー分野にも進出中です。
美樹工業は兵庫県姫路市に本社を置く総合建設企業で、大阪ガス系のガス導管工事を主力に、建築・土木工事、子会社のセキスイハイム山陽による住宅販売まで幅広く展開しています。2025年12月期は売上高362億円(前年比+32.5%)、営業利益26億円と大幅増収増益を達成。中期経営計画「2024-2028」では2028年度に売上高400億円・営業利益率5.7%を目標に掲げています。PER 7.4倍・PBR 0.47倍と極めて割安な水準にあり、配当利回り4.68%も魅力的です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 兵庫県姫路市北条951番地1
- 公式
- www.mikikogyo.co.jp
社長プロフィール
当社は創業以来、ガス工事を通じてライフラインの安全・安心を守り続けてきました。今後も建設事業と住宅事業を両輪に、地域社会に貢献しながら持続的な成長を目指してまいります。中期経営計画の先に掲げる「Miki Next Challenge 500」の実現に向けて、全社一丸となって取り組みます。
この会社のストーリー
兵庫県姫路市にてガス工事会社として創業。大阪ガスの指定工事会社として、関西のガスインフラ整備に貢献。
東京証券取引所に上場。資金調達力を強化し、事業の多角化と成長を加速。
セキスイハイムの施工・販売を行うセキスイハイム山陽を子会社化し、住宅事業に本格参入。
新本社ビルに移転し、業務効率化とグループ経営の強化を推進。
売上高400億円、営業利益率5.7%を目標に掲げ、事業基盤の強化と成長投資を加速。
FY2025/12は売上高362億円・営業利益26億円と過去最高益を記録。配当も350円に大幅増配。
注目ポイント
PBR 0.47倍・PER 7.4倍と極めて割安。1株純資産15,761円に対して株価は約半値で取引されており、東証のPBR1倍改善要請の流れからも再評価の余地が大きい銘柄です。
FY2025/12は1株350円の配当を実施し、利回り4.68%を実現。配当性向は24%と余裕があり、今後も安定的な配当継続が期待できます。
大阪ガス系列の安定した事業基盤に加え、蓄電池事業の施工パートナーとして再生エネルギー分野にも進出。中期経営計画で売上高400億円、さらに500億円を目指す成長企業です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 13円 | 11.2% |
| FY2018/3 | 100円 | 15.3% |
| FY2019/3 | 140円 | 14.3% |
| FY2020/3 | 100円 | 13.7% |
| FY2021/3 | 160円 | 23.9% |
| FY2022/3 | 150円 | 22.3% |
| FY2023/3 | 230円 | 29.9% |
| FY2024/3 | 200円 | 33.2% |
| FY2025/3 | 350円 | 24.3% |
2023年12月権利分をもって株主優待制度を廃止。現在は優待制度なし。
FY2025/12は1株350円(特別配当含む)と過去最高の配当額を実現し、配当利回りは4.68%に達しました。FY2026/12予想は300円とやや減額ですが、それでも利回り4%超の高配当水準です。従来は野菜の株主優待がありましたが2023年12月で廃止され、配当による株主還元に一本化されています。配当性向は20〜33%と余裕があり、安定配当の継続が見込まれます。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
美樹工業の業績は、FY2024/12に一時的な減収減益となったものの、FY2025/12で売上高362億円・営業利益26億円と大幅な増収増益を達成しました。建設事業における大型案件の進捗と住宅事業の好調が寄与しています。FY2026/12は売上高400億円・営業利益18億円を予想しており、売上は過去最高を更新する見通しですが、営業利益は大型案件の一巡により減益予想となっています。
事業ごとの売上・利益
大阪ガス系のガス導管工事を主力に、建築・土木工事を展開。売上構成比62%を占める最大セグメント。大型案件の受注増により大幅増収。
子会社セキスイハイム山陽によるセキスイハイムの施工・販売、リブライフによる木造注文住宅を展開。播磨・岡山エリアが地盤。売上構成比33%。
不動産賃貸事業を展開。営業利益率23.8%と全セグメント中最高の収益性を誇る安定収益源。売上構成比5%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 4.8% | 2.4% | - |
| FY2022/3 | 5.2% | 2.4% | - |
| FY2023/3 | 6.1% | 2.8% | - |
| FY2024/3 | 4.5% | 2.0% | 4.2% |
| FY2025/3 | 9.6% | 4.0% | 7.1% |
FY2025/12はROE 8.0%、営業利益率7.1%と収益性が大幅に改善しました。中期経営計画では2028年度に営業利益率5.7%を目標としていますが、FY2025/12は大型案件効果により目標を大きく上回っています。建設業界平均と比較しても堅実な収益性を確保しており、ROEの向上が株価評価の改善に寄与することが期待されます。
財務は安全?
FY2023/12までは実質無借金経営を維持していましたが、FY2024/12以降は事業拡大に伴い有利子負債が増加しています。自己資本比率は44.3%と依然として健全な水準を維持しており、BPS(1株純資産)は15,761円と現在の株価7,480円に対して約2倍の資産価値を有しています。PBR 0.47倍は大幅な割安状態を示しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 39.0億円 | -9.8億円 | -13.1億円 | 29.1億円 |
| FY2022/3 | 12.0億円 | -8,700万円 | -11.3億円 | 11.1億円 |
| FY2023/3 | -21.6億円 | -2.2億円 | 13.1億円 | -23.8億円 |
| FY2024/3 | 6.6億円 | -6.6億円 | 6.0億円 | -400万円 |
| FY2025/3 | -21.2億円 | -5.1億円 | 30.6億円 | -26.3億円 |
営業キャッシュフローは年度により変動が大きく、建設業特有の工事進行に伴う運転資金の変動が影響しています。FY2025/12は大型案件の受注増加に伴う運転資金の増加で営業CFがマイナスとなりましたが、財務CFで資金を確保しています。投資CFは設備投資を中心に安定的な水準で推移しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 13.2億円 | 5.9億円 | 44.8% |
| FY2022/3 | 11.8億円 | 4.5億円 | 37.8% |
| FY2023/3 | 13.3億円 | 4.9億円 | 36.9% |
| FY2024/3 | 11.6億円 | 5.0億円 | 43.0% |
| FY2025/3 | 25.6億円 | 9.9億円 | 38.6% |
税引前利益はFY2025/12に26億円と過去最高を記録しました。実効税率は37〜45%と年度により変動がありますが、概ね法定実効税率に近い水準で推移しています。FY2026/12は減益予想ながら18億円の税引前利益を確保する見通しです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 585万円 | 590人 | - |
従業員の平均年収は575万円で、建設業界の中では標準的な水準です。平均年齢42.3歳、平均勤続年数12.7年と安定した雇用環境を維持しています。中期経営計画の先にある「Miki Next Challenge 500」では新卒社員モデル年収500万円を目標に掲げるなど、人材への投資を強化する方針です。
誰がこの会社の株を持ってる?
経営者・創業家が39.8%を保有するオーナー経営企業です。 安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。
筆頭株主は創業家の三木佳美氏(15.28%)と三木博也氏(13.88%)で、三木立子氏(2.02%)、フレンド商会(6.46%)を含めた三木家関連で合計37.6%を保有しています。社員持株会も2.15%を保有しており、創業家中心の安定した株主構成が特徴です。個人投資家の比率が81.4%と高く、配当利回りへの注目度が高い銘柄です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 建設事業 | 226億円 | 16.5億円 | 7.3% |
| 住宅事業 | 120億円 | 8.0億円 | 6.7% |
| 不動産事業 | 16億円 | 3.8億円 | 23.8% |
建設事業が売上の62%を占める主力セグメントで、住宅事業(33%)と不動産事業(5%)が続きます。注目すべきは不動産事業の高い利益率(23.8%)で、安定的なキャッシュフローを生み出しています。建設事業は大阪ガスとの安定的な取引関係を基盤としつつ、民間建築や蓄電池関連工事など新分野への展開も進めています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役9名中、女性が3名(33.3%)と高い比率を占めています。4社の連結子会社を含むグループ経営において、適切なガバナンス体制を構築しています。平均勤続年数12.7年と定着率が高く、建設業の専門性を活かした人材育成が行われています。2026年2月には譲渡制限付株式報酬制度を導入し、役員のインセンティブ強化も図っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 11億円 | — | 16億円 | +42.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 280億円 | — | 273億円 | -2.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
美樹工業は「中期経営計画2024-2028」でFY2028に売上高400億円・営業利益率5.7%を目標に掲げています。FY2025実績は売上高362億円・営業利益率7.1%と、営業利益率は早くも目標を大幅に上回っています。さらに長期ビジョン「Miki Next Challenge 500」では売上高500億円を見据えており、成長意欲の高さがうかがえます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
美樹工業のTSRは5年間で132.7%とプラスリターンを確保していますが、TOPIX(179.1%)を下回るパフォーマンスとなっています。ただし、直近のFY2025は株価が大幅に上昇しており、PBR 0.47倍の割安さを考慮すると今後のリレーティング(株価再評価)の余地が大きいと見られます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 90.4万円 | -9.6万円 | -9.6% |
| FY2022 | 103.7万円 | +3.7万円 | 3.7% |
| FY2023 | 101.3万円 | +1.3万円 | 1.3% |
| FY2024 | 125.3万円 | +25.3万円 | 25.3% |
| FY2025 | 132.7万円 | +32.7万円 | 32.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
美樹工業の株価指標は、PER 7.4倍・PBR 0.47倍と業界平均を大きく下回る割安水準にあります。特にPBR 0.47倍は1株純資産15,761円に対して約半値で取引されていることを意味し、東証が推進するPBR1倍割れ改善の流れから株価上昇の余地が大きいと考えられます。配当利回りも4.68%と業界平均の約1.7倍の高水準です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2025/12決算で売上高362億円・営業利益26億円と大幅増収増益。業績予想も上方修正。
譲渡制限付株式報酬制度を導入し、役員のインセンティブ強化を図る。
中期経営計画の進捗と配当利回りの高さが評価され、株価が7,000円台に上昇。出来高も急増。
最新ニュース
美樹工業(株) まとめ
ひとめ診断
「大阪ガス系列のガス工事から住宅・建築まで。播磨地盤の堅実成長スタンダード企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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