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北野建設(株)1866

KITANO CONSTRUCTION CORP.

スタンダードUpdated 2026/03/24
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 110円
安全性
安定
自己資本比率 53.4%(有利子負債ゼロ・自己資本比率61.7%の完全無借金経営で、財務安全性は極めて高い)
稼ぐ力
普通
ROE 7.4%
話題性
好評
ポジ 50%

この会社ってなに?

長野県内のランドマークとなる建物の多くに北野建設が関わっています。善光寺周辺の建築物、長野オリンピック関連施設、県内の学校や病院など、地域のインフラを支える存在です。東京では銀座・日本橋エリアを中心に商業施設やオフィスビルの建設を手掛けています。また、北野アームスなどのホテル事業も展開しており、旅行や出張で利用する機会があるかもしれません。

北野建設は1946年に長野県で創業した中堅ゼネコンで、長野本社と東京本社の2拠点体制を強みとしています。民間建築を主力に、公共工事やホテル・ゴルフ場事業にも展開。2025/03期は売上高809億円、営業利益36億円を計上し、自己資本比率61.7%と無借金経営の堅実な財務体質が特徴です。PBR 0.67倍と割安水準にあり、配当利回り8.59%の高配当銘柄として注目されています。

建設業スタンダード市場

注目ポイント

配当利回り8.59%の超高配当

配当利回り8.59%は市場全体でもトップクラス。配当性向は20%前後と余裕があり、無借金経営の財務体質が安定配当を支えています。

完全無借金の鉄壁財務

有利子負債ゼロ・自己資本比率61.7%という盤石な財務体質。現金残高約180億円を保有し、不況耐性の高さが際立ちます。PBR 0.67倍の資産価値も魅力。

DX・AI活用で未来を創る

日立ソリューションズとの連携で建設テックを推進。生成AIによるナレッジ活用やRPA業務自動化を導入し、技術志向の中堅ゼネコンとして進化を続けています。

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
長野県長野市県町524
公式
www.kitano.co.jp

サービスの実績は?

110
1株当たり配当金
2026期予想
前年同額
8.59%
配当利回り
2026年3月時点
0
有利子負債
完全無借金経営
1,105
連結従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

建設事業
770億円95.2%)
ホテル・その他事業
39億円4.8%)
建設事業770億円
利益: 33.6億円利益率: 4.4%

民間建築を主力に、公共工事も手掛ける。長野県と首都圏を中心に展開。売上構成比95%を占める主力セグメント。

ホテル・その他事業39億円
利益: 2.8億円利益率: 7.2%

北野アームスなどのホテル運営、ゴルフ場、広告代理店事業を展開。観光需要の回復により収益改善傾向。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.4%
株主資本の利回り
ROA
4.4%
総資産の活用度
Op. Margin
4.5%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期5.0%2.6%-
2022/03期4.7%2.6%-
2023/03期5.2%2.8%-
2024/03期9.5%5.1%5.7%
2025/03期7.4%4.4%4.5%

営業利益率は3.7%から5.7%まで改善した後、2025/03期は4.5%に落ち着いていますが、中堅ゼネコンとしては良好な水準を維持しています。ROEは2024/03期に8.9%と最高値を記録。無借金経営のため財務レバレッジが低く、自己資本比率61.7%という盤石な財務基盤が安定的な収益性を支えています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期753億円18.0億円290.7円-
2022/03期601億円17.4億円280.5円-20.1%
2023/03期853億円19.9億円327.8円+41.9%
2024/03期850億円48.0億円39.0億円673.6円-0.4%
2025/03期809億円36.4億円33.8億円562.2円-4.8%

北野建設の業績は、2023/03期に売上高853億円と大幅増収を達成した後、2024期〜2025は800億円台で推移しています。営業利益率は3.7%→5.7%→4.5%と変動がありますが、2024/03期には純利益39億円と過去最高水準を記録しました。2026/03期は売上高830億円・営業利益36億円を予想し、安定した業績を見込んでいます。 【当第3四半期連結累計期間 (自 令和7年4月1日 至 令和7年12月31日)実績】売上560億円(通期予想比68%)、営業利益34億円(同94%)、純利益23億円(同93%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.4%
業界平均
8.7%
営業利益率下回る
この会社
4.5%
業界平均
6.6%
自己資本比率上回る
この会社
53.4%
業界平均
51.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億5,800万円
取締役6名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
建設事業770億円33.6億円4.4%
ホテル・その他事業39億円2.8億円7.2%

建設事業が売上の約95%を占める典型的なゼネコン構造です。長野県地盤で首都圏にも展開し、民間建築の比率が高いのが特徴。ホテル・その他事業は売上構成比5%程度ですが、利益率7.2%と建設事業を上回る収益性を持ち、観光需要の回復とともに成長が期待されます。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上高は予想をやや下回る傾向がありますが、利益面では堅実に推移。財務健全性の目標は大幅に超過達成しており、安定経営が評価できます。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

経営方針「品質・安全・コンプライアンス」
通年
売上高: 目標 830億円 順調 (809億円 (FY2025))
97.4%
営業利益: 目標 36億円 順調 (36.4億円 (FY2025))
101.1%
自己資本比率: 目標 55%以上 達成 (61.7% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期860億円809億円-6.0%
2024期815億円850億円+4.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

北野建設は公式な中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想に対して概ね達成しています。特に自己資本比率は目標を大幅に上回る61.7%を達成。売上高はやや下振れする傾向がありますが、利益率の改善と財務体質の強化は着実に進んでいます。

どんな話題が多い?

業績・決算35%
DX・AI活用25%
株主還元・MBO25%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
35
前月比 +8.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報, PR TIMES
業界内ランキング
上位 45%
建設業 149社中 67位
報道のトーン
50%
好意的
42%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1946
長野県で創業

戦後復興期に長野県で北野建設株式会社として設立。地域の建設需要に応え、信頼を積み重ねてきた。

1961
東京証券取引所に上場

東証に株式を上場。首都圏への進出を本格化し、東京本社を開設。2拠点体制を確立した。

1998
長野オリンピック関連施設を施工

地元開催の冬季オリンピックで関連施設の建設を担当。地域密着ゼネコンとしての存在感を示した。

2010
ホテル事業への多角化

北野アームスなどのホテル運営、ゴルフ場事業に参入。建設以外の収益源を確保し、経営の安定化を図った。

2023
DX推進プロジェクト始動

日立ソリューションズをDX戦略的パートナーに選出。Microsoft 365やBoxの全社導入で業務効率化を推進。

2025
自己株取得と株主還元強化

12億円上限の自己株取得を発表。譲渡制限付株式報酬制度の導入など、株主還元とガバナンス強化を同時に推進。

出来事の年表

2026年3月AI活用開始

日立ソリューションズと連携し、建設業向けAIエージェントを導入。現場作業の効率化を推進。

2025年11月Q2決算発表

上期経常利益は前年同期比2%増益で着地。通期予想を据え置き。

2025年5月決算・自社株買い

2025/03期本決算を発表。12億円上限の自己株取得を発表し、株価が急騰。

社長プロフィール

北野 貴裕
代表取締役社長
実直経営者
「品質管理」「安全管理」「コンプライアンス遵守の徹底」を事業活動の3原則とし、顧客からの信頼を第一義に考え、高品質・高付加価値なものづくりに徹してまいります。未来を育てる人がいる。それが北野建設です。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率53.4%
0%25% (注意ライン)40% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
0円
借金(有利子負債)
Net Assets
472億円
会社の純資産

有利子負債ゼロの完全無借金経営が最大の特徴です。自己資本比率は51%→62%と着実に改善しており、BPS(1株当たり純資産)も5,787円→7,682円へ大幅に増加しています。株価1,281円に対してBPS 7,682円と、PBR 0.67倍の大幅な割安水準にあります。

お金の流れは?

本業で稼げていません
Operating CF
-61.7億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-8.5億円
投資に使ったお金
Financing CF
-12.3億円
借入・返済など
Free CF
-70.2億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期40.0億円36.2億円33.5億円3.9億円
2022/03期23.2億円3.5億円7.2億円19.8億円
2023/03期165億円2.4億円52.4億円163億円
2024/03期19.2億円2.5億円13.1億円16.6億円
2025/03期61.7億円8.5億円12.3億円70.2億円

2023/03期には営業CFが165億円と突出した水準を記録しましたが、これは大型工事の完工に伴う入金集中によるものです。2025/03期は営業CFがマイナス62億円となりましたが、建設業では工事進行に伴う運転資金の変動が大きいため、一時的な変動と考えられます。現金残高は約180億円と潤沢です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
3,200万円
連結子会社数
4
設備投資額
3.6億円
平均勤続年数(従業員)
16.5

取締役・監査役11名中、女性は1名(9.1%)で、女性比率の向上が今後の課題です。4社の連結子会社を持ち、ホテル・ゴルフ場事業で多角化しています。平均勤続年数16.5年と長く、「人財は資産」という方針のもと人材育成に注力しています。2025年には譲渡制限付株式報酬制度を導入し、ガバナンス強化にも取り組んでいます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主61.1%
浮動株38.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関15.1%
事業法人等46%
外国法人等10.9%
個人その他25.3%
証券会社2.7%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は一般財団法人北野財団・公益財団法人北野美術館・テル・コーポレーション。

一般財団法人北野財団(800,000株)13.17%
公益財団法人北野美術館(500,000株)8.23%
北野管財合同会社(483,000株)7.97%
株式会社テル・コーポレーション(434,000株)7.15%
共栄火災海上保険株式会社(316,000株)5.21%
株式会社八十二銀行(274,000株)4.51%
株式会社三菱UFJ銀行(274,000株)4.51%
株式会社松屋(136,000株)2.25%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)(117,000株)1.93%
浅井 輝彦(113,000株)1.86%

筆頭株主は北野財団(13.17%)で、創業家関連法人4社で合計36.5%を保有するオーナー系企業です。地元の八十二銀行や三菱UFJ銀行など金融機関も安定株主として名を連ねています。事業法人の持合い比率が46%と高く、「非上場化しやすいオーナー企業」としても注目されるほど安定した株主構成です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設資材価格の高騰リスク(鋼材・木材・セメント等の価格変動)
2人手不足・労務費上昇リスク(建設業界全体の担い手不足)
3受注環境の変動リスク(公共工事の発注量変化、民間設備投資の動向)
4自然災害リスク(工事中の地震・台風等による損害)
5不動産市況の変動リスク(ホテル・ゴルフ場事業への影響)
6コンプライアンスリスク(建設業法・独占禁止法等の法令違反)

社員の給料はどのくらい?

平均年収
900万円
従業員数
1,105
平均年齢
44.3歳
平均年収従業員数前年比
当期900万円1,105-

従業員の平均年収は900万円と、中堅ゼネコンとしてはトップクラスの給与水準です。平均年齢44.3歳、平均勤続年数16.5年と定着率が高く、技術者集団としての専門性が蓄積されています。日立ソリューションズとの連携によるDX推進やAI活用など、働き方改革にも積極的に取り組んでいます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

北野建設のTSRは5年間で183.8%と堅調ですが、TOPIX(213.4%)をやや下回るパフォーマンスとなっています。ただし、PBR 0.67倍という大幅な割安水準を考慮すると、リレーティング(再評価)の余地は大きく、8.59%の高配当利回りを含めた実質リターンは魅力的です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
110
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
2016/03期1028.7%
2017/03期1018.7%
2018/03期1017.6%
2019/03期10021.1%
2020/03期10029.1%
2021/03期11037.8%
2022/03期10035.6%
2023/03期11033.6%
2024/03期11016.3%
2025/03期11019.6%
3期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

1株当たり配当金は100〜110円で安定しており、配当利回り8.59%は市場全体でもトップクラスの高配当です。配当性向は16〜38%と余裕があり、無借金経営と潤沢な現金残高を背景に、安定配当の継続が期待できます。2025年5月には譲渡制限付株式報酬制度を導入し、株主還元の多様化も進めています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 183.8万円 になりました (83.8万円)
+83.8%
年度末時点評価額損益TSR
2021期104.4万円4.4万円4.4%
2022期92.4万円7.6万円-7.6%
2023期128.9万円28.9万円28.9%
2024期166.3万円66.3万円66.3%
2025期183.8万円83.8万円83.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残482,400株
売り残8,700株
信用倍率55.4倍
3/21時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PBRは0.67倍と業界平均(0.9倍)を大きく下回る割安水準にあります。特筆すべきは配当利回り8.59%で、業界平均の約3倍の水準です。信用買残が48万株超と厚く、MBO期待や株主還元強化への期待が株価を支えています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期29.5億円11.5億円38.9%
2022/03期28.6億円11.3億円39.3%
2023/03期43.6億円23.7億円54.4%
2024/03期50.7億円11.7億円23.1%
2025/03期40.7億円6.9億円16.9%

税引前利益は29億〜51億円で推移しており、安定した利益計上を維持しています。実効税率は2023/03期に54.4%と高くなりましたが、2024/03期以降は税効果会計の影響で大幅に低下しており、2025/03期は16.9%と低水準でした。この結果、純利益が押し上げられています。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

北野建設(株) まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 110円
安全性
安定
自己資本比率 53.4%(有利子負債ゼロ・自己資本比率61.7%の完全無借金経営で、財務安全性は極めて高い)
稼ぐ力
普通
ROE 7.4%
話題性
好評
ポジ 50%

「長野と東京の2拠点体制で地域密着。高品質なものづくりに徹する技術志向の中堅ゼネコン」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/24 / データ提供: OSHIKABU