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(株)サンテック1960

Sanyo Engineering & Construction Inc.

スタンダードUpdated 2026/03/24
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2021〜2024の4期連続営業赤字からFY2025/3にV字回復)
配当
少なめ
1株 40円
安全性
安定
自己資本比率 53.1%(自己資本比率51.6%と健全だが、海外案件拡大に伴い有利子負債が増加傾向)
稼ぐ力
普通
ROE 6.3%(累計)
話題性
好評
ポジ 60%

この会社ってなに?

オフィスビルやショッピングモールの照明・空調設備、発電所や変電所の電力設備、そしてデータセンターの電気工事など、私たちの日常生活を支えるインフラの裏側にサンテックの技術があります。東南アジアでは半導体工場やデータセンターの建設に携わり、デジタル社会の基盤づくりに貢献しています。

サンテックは1948年に設立された独立系の電気設備工事大手です。電力工事、内線工事、空調給排水工事を主力とし、高低圧受配電盤の設計・製作も手がけています。2025/03期は売上高679億円(前年比+33.8%)、営業利益21億円と4期ぶりの営業黒字に転換。東南アジアを中心としたデータセンター・半導体関連の海外工事が急拡大し、海外売上比率は約49%に達しています。PBR 0.70倍とバリュー株の特徴を持ちます。

建設業スタンダード市場

注目ポイント

海外DC・半導体特需を取り込む成長力

東南アジアのデータセンター・半導体工場の電気設備工事が急拡大。海外売上比率は約49%に達し、グローバルなデジタルインフラ需要を成長の原動力としています。

4期連続赤字からのV字回復

2021期〜2024の4期連続営業赤字から、2025/03期に営業利益21億円と劇的なV字回復。中計目標も大幅に前倒し達成し、経営改革の成果が数字に表れています。

PBR 0.70倍の割安バリュー株

PBR 0.70倍・PER 13.3倍と業界平均を下回る割安水準。無借金体質から有利子負債が増加していますが自己資本比率51.6%と健全で、業績回復に伴うリレーティングの余地があります。

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
東京都中央区八丁堀3丁目1番9号 京橋北見ビル西館7階
公式
www.santech.co.jp

サービスの実績は?

40
1株当たり配当金
2025期実績
+33.3% YoY
+33.8%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
49%
海外売上比率
2025期実績
1,475
連結従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

設備工事業
672億円99.0%)
機器製作業
6.8億円1.0%)
設備工事業672億円
利益: 26.7億円利益率: 4.0%

電力工事、内線工事、空調給排水工事を展開。売上構成比99%を占める主力セグメント。国内の電力インフラ工事に加え、東南アジアのデータセンター・半導体工場の電気設備工事が急成長。

機器製作業6.8億円
利益: -0.6億円利益率: -9.0%

高低圧受配電盤の設計・製作。設備工事と一体で受注する場合が多い。小規模ながら技術的な差別化要素。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.3%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.2%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
4.2%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期0.9%0.6%-
2022/03期0.4%0.3%-
2023/03期1.6%1.1%-
2024/03期2.6%1.6%2.5%
2025/03期5.9%3.2%3.1%
3Q FY2026/36.3%(累計)3.2%(累計)4.2%

2021期〜2024は営業利益率がマイナス圏で推移していましたが、2025/03期に営業利益率3.1%・ROE 5.7%と大幅改善しました。海外大型案件の利益率改善と国内工事の採算管理強化が奏功しています。建設業界の中では改善途上にあり、今後の利益率向上が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期417億円2.7億円16.1円-
2022/03期400億円1.2億円-7.5円-4.1%
2023/03期389億円4.8億円29.4円-2.7%
2024/03期507億円12.8億円7.7億円-48.6円+30.5%
2025/03期679億円21.2億円17.5億円113.9円+33.8%

サンテックは2021期〜2024の4期連続で営業赤字が続いていましたが、2025/03期に売上高679億円・営業利益21億円と劇的なV字回復を達成しました。海外データセンター・半導体関連工事の急拡大が主因です。2026/03期は売上高600億円・営業利益16億円と減収減益予想ですが、これは大型案件の端境期によるもので、受注環境は引き続き堅調です。 【3Q 2026/03期実績】売上429億円(通期予想比71%)、営業利益18億円(同113%)、純利益18億円(同113%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
6.3%(累計)
業界平均
8.7%
営業利益率下回る
この会社
4.2%
業界平均
6.6%
自己資本比率上回る
この会社
53.1%
業界平均
51.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

7,600万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
設備工事業672億円26.7億円4.0%
機器製作業6.8億円-0.6億円-9.0%

設備工事業が売上の99%を占める一本柱の事業構造です。2025/03期は海外のデータセンター・半導体関連工事の急拡大により大幅増収増益を達成しました。機器製作業は小規模ながら赤字が続いており、収益改善が課題です。海外売上比率が約49%と高く、東南アジアのインフラ需要を取り込む成長モデルとなっています。

会社の計画は順調?

S
総合評価
第13次中計の目標を大幅に上回って前倒し達成。海外DC・半導体案件の急拡大が想定を大きく超過した。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第13次中期経営計画
2023期〜2026期
売上高: 目標 540億円 前倒し達成 (679億円 (FY2025))
100%
営業利益: 目標 9億円 前倒し達成 (21億円 (FY2025))
100%
海外売上比率: 目標 40%以上 前倒し達成 (約49% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期540億円679億円+25.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期9億円21億円+135.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

第13次中期経営計画(2023期〜2026期)の目標である売上高540億円・営業利益9億円に対し、2025/03期に売上高679億円・営業利益21億円と大幅に前倒し達成しました。特に海外売上比率は目標の40%を超え約49%に到達。次期中期経営計画への期待が高まっています。

どんな話題が多い?

業績・決算45%
海外事業・DC・半導体30%
ガバナンス・役員15%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好転
報道件数(30日)
35
前月比 +12.5%
メディア数
15
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 50%
建設業 約150社中 73位
報道のトーン
60%
好意的
30%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1948
サンテック設立

電気設備工事会社として設立。送電線建設工事を起点に、電力インフラの整備に貢献を開始した。

1973
東京証券取引所に上場

東証2部に株式を上場。事業規模の拡大とともに、公共工事や民間工事にも進出。

1990年代
東南アジアへの海外展開

台湾・タイ・ベトナムなど東南アジアを中心に海外工事を本格化。独立系電気工事会社として独自のポジションを確立。

2024
業績V字回復

4期連続の営業赤字から脱却し、2025/03期に売上高679億円・営業利益21億円とV字回復を達成。海外DC・半導体案件が牽引。

2025
武蔵野工業を子会社化

武蔵野工業の第三者割当増資を引き受け子会社化。電気通信工事分野の事業拡大を図る。

2026
次期中計への期待

第13次中計を大幅に超過達成。次期中期経営計画では海外比率のさらなる拡大と収益力強化が期待される。

出来事の年表

2026年2月上方修正・増配

通期の経常利益を40%上方修正し、配当も30円→40円に増額。海外DC案件の好調が寄与。

2025年10月上期上方修正

上期経常利益を6億円→15.3億円に2.6倍上方修正。東南アジアの大型案件が想定以上に進捗。

2025年5月V字回復決算

2025/03期通期で4期ぶりの営業黒字転換を発表。売上高679億円は過去最高。

社長プロフィール

八幡 信孝
代表取締役社長
オーナー経営者
電気設備工事のプロフェッショナルとして、国内外の社会インフラ整備に貢献してまいります。東南アジアを中心とした海外事業の拡大と、デジタル社会を支えるデータセンター・半導体関連工事を通じて、持続的な成長を実現します。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率53.1%
0%25% (注意ライン)40% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
32.3億円
借金(有利子負債)
Net Assets
320億円
会社の純資産

自己資本比率は2021/03期の68.4%から2025/03期には51.6%へ低下していますが、これは海外大型案件の拡大に伴う運転資金増加によるものです。2024/03期から有利子負債が発生していますが、BPS(1株当たり純資産)は1,984円と着実に回復しており、PBR 0.70倍は解散価値を大幅に下回る割安水準です。 【3Q 2026/03期】総資産550億円、純資産320億円、自己資本比率53.1%、有利子負債32億円。

お金の流れは?

本業で稼げていません
Operating CF
-15.5億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-5.9億円
投資に使ったお金
Financing CF
+10.1億円
借入・返済など
Free CF
-21.4億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期13.2億円12.9億円3.7億円2,800万円
2022/03期28.7億円3.5億円4.2億円25.2億円
2023/03期15.1億円6.7億円5.4億円21.8億円
2024/03期6.6億円9.4億円6,500万円16.0億円
2025/03期15.5億円5.9億円10.1億円21.4億円

営業キャッシュフローは2025/03期にマイナス15億円となっていますが、これは海外大型案件の売上債権増加による一時的な運転資金の膨張が主因です。2022期〜2023には安定的なプラスを計上しており、大型案件の回収が進むことでキャッシュフローの改善が見込まれます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 0名(0.0% 男性 11
100%
監査報酬
4,400万円
連結子会社数
9
設備投資額
8.3億円
平均勤続年数(従業員)
14.9

取締役・監査役11名は全員男性で、女性役員の登用が課題となっています。9社の連結子会社を統括し、国内外の電気設備工事を展開しています。平均勤続年数14.9年と技術者の定着率が高く、専門性を活かした施工体制を構築しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主48.4%
浮動株51.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関6.6%
事業法人等32.8%
外国法人等1.7%
個人その他57.5%
証券会社1.5%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は八幡氏・八幡氏・公益財団法人八幡記念育英奨学会。

公益財団法人八幡記念育英奨学会(2,301,000株)14.99%
神戸 道雄(1,520,000株)9.9%
双栄興業株式会社(1,181,000株)7.7%
八幡 信孝(803,000株)5.23%
八幡 欣也(572,000株)3.73%
株式会社太平フィナンシャルサービス(483,000株)3.15%
サンテック従業員投資会(482,000株)3.14%
内藤 征吾(479,000株)3.12%
上田八木短資株式会社(318,000株)2.07%
浜田 淑生(310,000株)2.02%

筆頭株主は公益財団法人八幡記念育英奨学会(14.99%)で、創業家の八幡家が財団法人・個人名義・関連会社を通じて大きな影響力を持っています。代表取締役社長の八幡信孝氏が5.23%、八幡欣也氏が3.73%を保有。サンテック従業員投資会(3.14%)も安定株主に含まれ、オーナー企業としての経営の一貫性が特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1海外工事における為替変動リスク(海外売上比率約49%)
2建設資材・人件費の高騰による工事原価の上昇リスク
3大型案件の工期遅延・不採算工事の発生リスク
4海外事業におけるカントリーリスク(東南アジア中心)
5技術者・熟練工の確保難による施工能力の制約リスク
6受注環境の変動リスク(電力・半導体・DC投資の変動)

社員の給料はどのくらい?

平均年収
661万円
従業員数
1,475
平均年齢
43.4歳
平均年収従業員数前年比
当期661万円1,475-

従業員の平均年収は661万円で、建設業界の平均的な水準です。平均年齢43.4歳・平均勤続年数14.9年と安定した雇用環境を維持しています。2025/03期の業績回復に伴い、今後の処遇改善が期待されます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

サンテックのTSRは5年間で170.2%と株価は上昇していますが、TOPIX(213.4%)を下回るパフォーマンスとなっています。ただし、2025/03期の業績V字回復と海外事業の急拡大を踏まえると、今後の株価パフォーマンス改善が期待されます。PBR 0.70倍からのリレーティングが進めばTSRの大幅改善も視野に入ります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
40
方針: 業績に応じた利益還元を基本としつつ、安定配当を維持
1株配当配当性向
2016/03期2440.1%
2017/03期2550.7%
2018/03期2735.6%
2019/03期2461.3%
2020/03期2440.2%
2021/03期1894.1%
2022/03期10-
2023/03期30112.0%
2024/03期30-
2025/03期4035.1%
3期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

2022/03期に一時的に10円へ減配しましたが、その後は30円→40円と3期連続で増配しています。2025/03期の配当性向は35.1%と適正水準に回復しました。業績のV字回復に伴い、今後も増配の余地があると見られます。配当利回りは2.88%で、建設業セクターの中では標準的な水準です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 170.2万円 になりました (70.2万円)
+70.2%
年度末時点評価額損益TSR
2021期131.9万円31.9万円31.9%
2022期126.7万円26.7万円26.7%
2023期121.5万円21.5万円21.5%
2024期163.7万円63.7万円63.7%
2025期170.2万円70.2万円70.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残-
売り残-
信用倍率-
-時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

サンテックの株価指標は、PER 13.3倍と建設業界平均(15.4倍)を下回る割安水準にあります。PBRも0.70倍と業界平均(1.1倍)を大幅に下回っており、バリュー投資の観点から注目されます。配当利回りは2.88%と業界平均を上回り、業績回復に伴うリレーティングの余地が大きい銘柄です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期4.2億円1.5億円36.3%
2022/03期3.6億円4.8億円134.6%
2023/03期-3.2億円0円-
2024/03期-8.0億円0円-
2025/03期26.4億円8.9億円33.8%

2023期〜2024は税引前損失のため法人税が発生しませんでした。2025/03期は税引前利益26億円に対し実効税率33.8%と正常化しています。2022/03期の実効税率106.4%は、繰延税金資産の取崩しなど一時的な税務処理の影響によるものです。

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(株)サンテック まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2021〜2024の4期連続営業赤字からFY2025/3にV字回復)
配当
少なめ
1株 40円
安全性
安定
自己資本比率 53.1%(自己資本比率51.6%と健全だが、海外案件拡大に伴い有利子負債が増加傾向)
稼ぐ力
普通
ROE 6.3%(累計)
話題性
好評
ポジ 60%

「送電線建設工事から出発した独立系電気工事の大手。国内電力・民間・公共に加え、東南アジアを中心に海外展開」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU