1429プライム

(株)日本アクア

Nippon Aqua Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月24日

ROE17.1%
BPS361.2円
自己資本比率45.1%
FY2025/3 有報データ

断熱のチカラで、人と暮らしと地球を守る。快適な住まいを支えるプロフェッショナル集団

社会全体で地球を守る - 断熱を通じたサステナブルな未来の実現

この会社ってなに?

新築住宅やリフォームの際に使われる断熱材「アクアフォーム」を手がけている会社です。壁や天井に直接吹き付けて発泡させるタイプの断熱材で、隙間なく施工できるため高い断熱性能を発揮します。近年の省エネ住宅・ZEH(ゼロエネルギーハウス)の普及拡大により需要が伸びています。皆さんが住む家やオフィスの快適さ・電気代節約に貢献している、「見えないところで暮らしを支える」会社です。

日本アクアは、現場発泡ウレタン断熱材「アクアフォーム」の製造・施工を主力とする建設関連企業です。ヤマダHD傘下のヒノキヤグループの子会社として、住宅・建築物の高断熱化を推進しています。FY2025/12期は売上高337億円(前年比+11.3%)、営業利益28億円と堅調な成長を維持。中期経営計画「3 Pillars of Stability」のもと、ROE20%・営業利益率10%・配当性向50%をKPI目標に掲げています。PER 11.4倍、配当利回り4.96%と高配当が魅力の銘柄です。

建設業プライム市場

会社概要

業種
建設業
決算期
12月
本社
東京都港区港南2-16-2 太陽生命品川ビル20F
公式
www.n-aqua.jp

社長プロフィール

中村 文隆
代表取締役
事業拡大型経営者
日本アクアは、断熱を通じて住まいの快適性と省エネルギーを実現し、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。高品質な断熱施工と革新的な製品開発で、お客様と社会に価値を提供し続けます。

この会社のストーリー

2009
ヒノキヤグループの子会社に

株式会社ヒノキヤグループが日本アクアの発行済株式の過半数を取得し、子会社化。住宅断熱のシナジーを追求する新たなステージへ。

2013
東証マザーズに上場

東京証券取引所マザーズ市場に新規上場。公開価格1,650円、初値2,061円(+24.9%)と好調なスタートを切った。

2017
アクアフォームNEO発売

国土交通大臣不燃材料認定を取得した「アクアフォームNEO」を発売。有機材料初の不燃材料認定で業界に革新をもたらした。

2022
東証プライム市場へ移行

東京証券取引所の市場再編に伴い、プライム市場に移行。上場企業としてのガバナンス強化と成長を加速。

2024
中計「3 Pillars of Stability」始動

サステナブル成長率10%を掲げ、ROE20%・営業利益率10%・配当性向50%を3本柱とする中期経営計画をスタート。

2025
防水材「アクアハジクン」で新市場開拓

超速硬化防水材「アクアハジクン」の拡販に注力。断熱+防水の両面から建築物の高機能化に貢献する未来へ。

注目ポイント

配当利回り約5%の高配当株

配当利回り4.96%と高配当が魅力。4期連続増配を実施しており、中計で配当性向50%を目標に掲げています。安定したインカムゲインを求める投資家に最適です。

省エネ住宅の追い風で成長

2025年の建築物省エネ法改正により断熱基準が引き上げられ、アクアフォームの需要拡大が見込まれます。脱炭素社会の実現に不可欠な事業を展開しています。

親会社の信用力と安定基盤

ヤマダHD傘下のヒノキヤグループが55%を保有する安定した株主構成。グループ内の住宅事業とのシナジーにより、安定した受注基盤を持っています。

サービスの実績は?

35
1株当たり配当金
FY2025実績
4期連続増配
+11.3%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
4.96%
配当利回り
FY2025実績
612
従業員数
2025年12月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 35円
安全性
普通
自己資本比率 45.1%(FY2024以降に有利子負債が増加しているが、成長投資のための戦略的借入であり、自己資本比率45%台は健全な水準)
稼ぐ力
高い
ROE 17.1%
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
35
方針: 配当性向50%を目標とし、安定的な増配を志向
1株配当配当性向
FY2016/3310.9%
FY2017/3414.4%
FY2018/31065.8%
FY2019/31743.0%
FY2020/32048.1%
FY2021/32067.8%
FY2022/32450.0%
FY2023/33250.1%
FY2024/33458.1%
FY2025/33558.9%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は4期連続増配を実施しており、FY2025/12には1株35円を配当。配当利回りは4.96%とプライム市場の中でも高水準です。中期経営計画では配当性向50%を目標に掲げており、業績成長に伴う増配が期待されます。さらに2024年11月には配当方針を見直し、DOE(株主資本配当率)も導入する姿勢を示しています。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
17.1%
業界平均
9.1%
営業利益率上回る
この会社
8.2%
業界平均
6.4%
自己資本比率下回る
この会社
45.1%
業界平均
51.2%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3257億円
FY2023/3283億円
FY2024/3303億円
FY2025/3337億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/325.8億円
FY2025/327.7億円

日本アクアの業績は、5期連続の増収を達成しており、省エネ住宅需要の拡大を追い風に堅調な成長を続けています。FY2023/12には営業利益率10.2%を達成しましたが、FY2024/12は原材料費上昇の影響で営業利益が一時的に減少。FY2025/12には増収効果で回復基調にあり、FY2026/12は売上高370億円・営業利益29億円を予想しています。

事業ごとの売上・利益

断熱事業
286億円84.6%)
住宅事業
38億円11.2%)
その他事業
14億円4.1%)
断熱事業286億円
利益: 23.5億円利益率: 8.2%

現場発泡ウレタン断熱材「アクアフォーム」シリーズの製造・施工が主力。住宅向けに加え、非住宅(データセンター・物流倉庫等)向けの需要も拡大中。売上構成比85%を占める最大セグメント。

住宅事業38億円
利益: 3.2億円利益率: 8.4%

注文住宅の設計・施工。ヒノキヤグループとの連携により、高断熱住宅「Z空調」搭載住宅の提供を推進。売上構成比11%。

その他事業14億円
利益: 1.0億円利益率: 7.1%

防水施工材「アクアハジクン」や建築資材の販売など。新規事業として超速硬化防水材の拡販に注力中。売上構成比4%。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
17.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/312.2%5.2%-
FY2022/319.5%7.1%-
FY2023/323.2%9.8%-
FY2024/318.5%7.6%8.5%
FY2025/317.1%7.3%8.2%

ROEはFY2023/12に21.5%と高水準を記録し、中計目標の20%を一時達成しました。FY2024〜2025は原材料費増やM&A関連費用の影響で低下していますが、依然として15%超の高いROEを維持しています。営業利益率は5.9%から10.2%まで改善した後、8%台で推移しており、建設業界の中では高い収益性を確保しています。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率45.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
51.0億円
会社の純資産
116億円

総資産はFY2021/12の183億円からFY2025/12には258億円へ拡大しており、事業規模の拡大に伴い着実に成長しています。FY2023/12までは実質無借金経営でしたが、FY2024以降は成長投資のために有利子負債を活用。自己資本比率は36〜46%で推移し、財務の健全性を維持しています。BPSも246円から361円へ着実に増加しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+15.1億円
営業CF
投資に使ったお金
-6.0億円
投資CF
借入・返済など
-7.5億円
財務CF
手元に残ったお金
+9.1億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/35.2億円-3.5億円1.1億円1.7億円
FY2022/3-3.0億円-2.9億円13.4億円-5.9億円
FY2023/340.2億円-3.9億円-42.8億円36.4億円
FY2024/3-5.2億円-3.4億円10.8億円-8.6億円
FY2025/315.1億円-6.0億円-7.5億円9.1億円

営業キャッシュフローは年度によって変動がありますが、FY2025/12には15億円の営業CFを確保しました。FY2023/12には40億円の大幅な営業CFを計上した後、高額配当(配当性向50%)と自己株取得で財務CFがマイナスとなっています。投資CFは設備投資・事業拡大に伴い毎期3〜6億円の支出を継続しており、成長投資と株主還元のバランスを取った経営を行っています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1住宅着工戸数の減少リスク(少子高齢化・人口減少による市場縮小)
2原材料価格の変動リスク(ウレタン原料の価格上昇)
3親会社ヒノキヤグループへの依存リスク
4施工品質に関するクレーム・事故リスク
5人材確保・育成に関するリスク(施工技術者の不足)
6競合他社との価格競争激化リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/314.3億円4.8億円33.2%
FY2022/323.6億円8.1億円34.4%
FY2023/329.2億円9.1億円31.3%
FY2024/326.0億円7.6億円29.3%
FY2025/327.9億円9.0億円32.1%

税引前利益は堅調に増加しており、FY2025/12には28億円に到達しました。実効税率は29〜34%の範囲で安定しており、税務上の大きなリスクは見られません。FY2026/12は税引前利益29億円を予想しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
556万円
従業員数
710
平均年齢
35歳
平均年収従業員数前年比
当期556万円710-

従業員の平均年収は566万円で、平均年齢35.0歳と若い組織構成が特徴です。平均勤続年数は3.9年と短めですが、これは事業拡大に伴う積極採用の結果と考えられます。建設業界の中では技術職が多く、断熱施工のプロフェッショナルを育成する体制を整えています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主58.2%
浮動株41.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関5.3%
事業法人等52%
外国法人等6.9%
個人その他32.4%
証券会社3.5%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は日本アクア従業員持株会氏・ヒノキヤグループ。

株式会社ヒノキヤグループ(17,700,000株)54.94%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,114,000株)6.56%
中村 文隆(1,005,800株)3.12%
早川 直希(433,000株)1.34%
日本アクア従業員持株会(369,400株)1.14%
幸福船舶株式会社(283,000株)0.87%
片山 善博(242,000株)0.75%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社 代表取締役社長 居松 秀浩)(229,100株)0.71%
村上 友香(223,400株)0.69%
南角 光彦(202,000株)0.62%

筆頭株主はヒノキヤグループ(55.47%)で、日本アクアはヤマダHDグループの一員として経営されています。代表取締役の中村文隆氏が3.15%を保有し、経営者のオーナーシップも確認できます。外国人投資家の保有比率は6.9%と低めですが、ゴールドマン・サックスやJ.P.モルガンなどの機関投資家が上位に名を連ねており、海外からの注目度も上昇しています。従業員持株会も1%を保有しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億4,104万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
断熱事業286億円23.5億円8.2%
住宅事業38億円3.2億円8.4%
その他事業14億円1.0億円7.1%

断熱事業が売上の85%を占める中核セグメントで、住宅事業(11%)とその他事業(4%)が続きます。断熱事業は省エネ基準の強化やZEH普及を追い風に成長を続けています。住宅事業はヒノキヤグループとのシナジーを活かした差別化戦略で安定的な利益を確保。新規の防水材「アクアハジクン」は今後の成長ドライバーとして期待されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 2名(18.1% 男性 9
18%
82%
設備投資額
5.0億円
平均勤続年数(従業員)
3.9
臨時従業員数
6

取締役11名中、社外取締役が6名(54%)と過半数を社外取締役が占める高いガバナンス体制を構築しています。女性役員は2名(18.1%)。指名委員会・報酬委員会を設置し、経営の透明性を確保。平均勤続年数3.9年は事業拡大に伴う積極採用を反映しており、設備投資額は2.1億円とアセットライトな事業モデルを特徴としています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上高成長率10%は達成しているが、ROE20%・営業利益率10%にはまだ届いていない。配当性向は目標を上回る手厚い株主還元を実施中。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「3 Pillars of Stability」
FY2024〜FY2026
ROE: 目標 20% 順調 (16.3% (FY2025))
81.5%
営業利益率: 目標 10% 順調 (8.2% (FY2025))
82%
配当性向: 目標 50% 順調 (58.9% (FY2025))
100%
売上高成長率: 目標 10% 達成 (11.3% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025343億円337億円-1.8%
FY2024310億円303億円-2.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

日本アクアは中期経営計画「3 Pillars of Stability」で、ROE20%・営業利益率10%・配当性向50%を3つの柱として掲げています。FY2025実績では売上高成長率11.3%を達成し、配当性向は58.9%と目標を超過。一方、ROE16.3%・営業利益率8.2%は目標に対して未達で、FY2026の最終年度に向けて収益性改善が課題です。2025年2月には中計を見直し、より現実的な目標設定への調整も行っています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

日本アクアのTSRは5年間で143.9%と、TOPIX(182.5%)を下回るパフォーマンスとなっています。FY2023〜2024にかけては一時的にTOPIXを上回っていましたが、2025年は株価下落により差が開きました。ただし、高い配当利回り(約5%)がTSRを下支えしており、今後の業績回復と株価上昇によりTOPIXとの格差縮小が期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+43.9%
100万円 →143.9万円
43.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021106.7万円+6.7万円6.7%
FY2022115.9万円+15.9万円15.9%
FY2023142.3万円+42.3万円42.3%
FY2024156.8万円+56.8万円56.8%
FY2025143.9万円+43.9万円43.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残499,300株
売り残53,000株
信用倍率9.42倍
3/13時点
今後の予定
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年3月下旬(予定)

PERは11.4倍と建設業界平均(12.8倍)をやや下回り、割安感のある水準です。PBRは1.95倍と業界平均を上回っていますが、これは高いROEを反映しています。配当利回り4.96%は業界平均の約1.8倍と際立って高く、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。信用倍率は9.42倍と買い残が多い状況です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +3.8%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
建設業 149社中 56位
報道のトーン
50%
好意的
40%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
省エネ・断熱30%
株主還元・配当20%
その他15%

最近の出来事

2026年3月資本コスト経営

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応を更新。ROE20%・PBR1倍超を目指す方針を明確化。

2026年2月通期決算発表

FY2025/12期の通期決算を発表。売上高337億円(+11.3%)、営業利益28億円と増収を達成。中計見直しも同時公表。

2024年11月配当方針変更

中期経営計画の一部変更として、配当性向50%に加えDOE(株主資本配当率)を新たに導入する方針を発表。

最新ニュース

(株)日本アクア まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 35円
安全性
普通
自己資本比率 45.1%(FY2024以降に有利子負債が増加しているが、成長投資のための戦略的借入であり、自己資本比率45%台は健全な水準)
稼ぐ力
高い
ROE 17.1%
話題性
好評
ポジティブ 50%

「断熱のチカラで、住まいと地球を守る。現場発泡断熱材のリーディングカンパニー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU