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クラフティア1959

KRAFTIA CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/22
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 140円
安全性
安定
自己資本比率 64.7%
稼ぐ力
普通
ROE 8.3%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

この会社ってなに?

九州のオフィスビルや商業施設の電気・空調設備はクラフティアの手によるものが少なくありません。太陽光発電所の建設からデータセンターの電源設備、さらにはドローン測量サービス「くみきGO」や再エネ電力市場への参入など、暮らしと産業の基盤を幅広く支えています。

クラフティア(旧九電工)は九州電力グループの総合設備企業です。電気設備工事を主力に、空調管工事・情報通信工事まで一体施工できる技術力が強みで、九州を地盤に首都圏・東南アジアにも展開しています。2025/03期期は売上高4,740億円、営業利益414億円と過去最高益を更新しました。2026/03期期も売上高4,900億円、営業利益445億円と増収増益の見通しです。2025年10月に社名をクラフティアに変更し、中期経営計画VISION2029のもとM&Aに500億円を投じる攻めの経営に転換しています。

建設業プライム市場

注目ポイント

九州電力グループの安定基盤と独自展開

筆頭株主の九州電力から安定受注を確保しつつ、九電向け依存度は1割強まで低下。首都圏・東南アジアへの展開で自立的成長を実現しています。

M&A500億円投資の攻めの経営

VISION2029でM&Aに500億円の投資枠を設定。CVCファンドを設立し、再エネ・ドローン・蓄電池など新領域への積極的な進出を図っています。

4年連続増配と配当性向40%目標

配当金は2021期の100円から2026期予想の200円へと2倍に拡大。配当性向40%以上を目標に、利益成長と連動した株主還元を強化しています。

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
福岡市中央区天神一丁目11番1号 ONE FUKUOKA BLDG. 14階
公式
www.kraftia.co.jp

サービスの実績は?

10,828
連結従業員数
2025年3月時点
安定
713万円
平均年収
2025期実績
業界平均以上
200
年間配当予想
2026/03期期予想
+60円 YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

設備工事事業
約4,500億円93.8%)
環境関連事業
約300億円6.3%)
設備工事事業約4,500億円
利益: 約380億円利益率: 8.4%

九州電力グループ向け電気工事を基盤に、空調・情報通信・再エネ等の総合設備工事を展開

環境関連事業約300億円
利益: 約20億円利益率: 6.7%

太陽光発電・バイオマス・省エネ関連事業

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.3%(累計)
株主資本の利回り
ROA
5.2%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
11.4%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期11.3%6.8%-
2022/03期11.3%7.0%-
2023/03期10.5%6.4%-
2024/03期10.1%5.9%8.1%
2025/03期9.6%5.8%8.7%
3Q FY2026/38.3%(累計)5.2%(累計)11.4%

ROEは11.3%から9.3%へ緩やかに低下していますが、これは自己資本の着実な積み上がりによるもので、収益力の低下ではありません。営業利益率は2025/03期期に8.7%と回復基調にあり、電気設備工事の選別受注や原価管理の強化が奏功しています。VISION2029ではROE14%・営業利益率15%を目標に掲げています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期3,919億円330億円250億円353.5円-
2022/03期3,766億円331億円262億円370.1円-3.9%
2023/03期3,958億円321億円263億円371.9円+5.1%
2024/03期4,691億円380億円280億円395.9円+18.5%
2025/03期4,740億円414億円289億円408.4円+1.0%

クラフティアの業績は堅調な増益トレンドにあります。2025/03期期は売上高4,740億円、営業利益414億円と過去最高益を更新。2024/03期期の売上高+18.5%の大幅成長に続き、利益面では着実に拡大を続けています。2026/03期期も売上高4,900億円・営業利益445億円の増収増益予想で、営業利益率は8.7%から9.1%へ改善する見通しです。 【3Q 2026/03期実績】売上3193億円(通期予想比65%)、営業利益364億円(同82%)、純利益255億円(同80%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.3%(累計)
業界平均
8.7%
営業利益率上回る
この会社
11.4%
業界平均
6.5%
自己資本比率上回る
この会社
64.7%
業界平均
51.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

3億1,200万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
設備工事事業約4,500億円約380億円8.4%
環境関連事業約300億円約20億円6.7%

役員報酬は5名で総額約3億1,200万円です。事業リスクとしては、親会社の九州電力からの受注動向の変化が挙げられます。また、建設業界全体の課題である技能労働者不足と資材価格高騰に加え、VISION2029で掲げるM&A500億円投資に伴う投資リスクも新たな経営課題です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
着実に増益を継続しているが、VISION2029の高い目標に対してはまだ道半ば。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画VISION2029は2025年度からの5カ年計画であり、営業利益率15%・ROE14%という意欲的な目標を掲げています。M&A投資500億円やCVC設立など変革への布石は打たれています。
中期経営計画 VISION2029
2026期〜2030期
営業利益: 目標 売上高は想定6,000億円程度(目標に掲げず利益重視) 大幅遅れ
20%
営業利益率: 目標 15.0%以上 やや遅れ (8.7%(FY2025/3期実績))
58%
ROE: 目標 14.0%以上 やや遅れ (9.3%(FY2025/3期実績))
66%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期5,000億円4,740億円-5.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期395億円414億円+4.8%
2026期445億円-

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

中期経営計画VISION2029では、営業利益率15%以上・ROE14%以上という意欲的な目標を掲げています。2025/03期期実績の営業利益率8.7%・ROE9.3%からの大幅な改善が必要ですが、M&Aへの500億円投資やCVCファンドの設立など、成長投資の基盤整備は着実に進んでいます。売上高については利益重視の方針から目標に掲げず、質的な成長を追求しています。

どんな話題が多い?

社名変更・中計35%
業績・決算30%
M&A・新規事業25%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
82
前月比 +15.2%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 10%
建設業 500社中 48位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1944
九州配電の工事部門として設立

戦時下の九州における電力インフラ整備を担う組織として創業。九州電気工事株式会社として歩み始める。

1968
東京証券取引所に上場

東証への上場を果たし、九電工として独立した上場企業として成長の基盤を確立。九州を代表する電気設備企業へ。

2010
太陽光発電事業への本格参入

再生可能エネルギー分野に進出し、メガソーラー建設の実績を積み上げる。総合設備企業への転換が始まる。

2025
クラフティアに社名変更

創立100周年を見据え、九電工からクラフティアへ社名を変更。M&A500億円投資やCVC設立で新たなステージへ。

2044
創立100周年の実現へ

VISION2029を通過点に、営業利益率15%・ROE14%を達成し、グローバルな総合設備企業への飛躍を目指す。

出来事の年表

2026年1月3Q決算

2026/03期期第3四半期の売上高3,193億円(前年同期比3.0%減)ながら営業利益364億円(同23.7%増)と増益を達成。利益率の改善が顕著。

2025年10月社名変更

創立100周年に向けて社名を九電工からクラフティア(KRAFTIA)に変更。CVCファンド「クラフティアイノベーション投資事業有限責任組合」も設立。

2025年4月中計策定

中期経営計画VISION2029を策定。営業利益目標を大幅に引き上げ、M&Aに500億円の投資枠を設定する攻めの経営方針を打ち出した。

2025年1月再エネ参入

再エネ電力市場への参入を発表。CVCを活用し、再エネ電源と蓄電池を組み合わせた電力取引ビジネスを視野に入れる。

社長プロフィール

石橋 和幸
代表取締役社長執行役員
攻め・変革型
創立100周年の2044年に向けて、クラフティアという新たな社名のもと、電気設備工事の技術力を核にM&Aや新規事業で持続的な成長を実現し、社会インフラの発展に貢献してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率64.7%
0%25% (注意ライン)40% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
257億円
借金(有利子負債)
Net Assets
3,325億円
会社の純資産

自己資本比率は57〜64%で安定推移しており、建設業界の中でも極めて健全な財務体質です。2024/03期期に有利子負債が約591億円発生しましたが、2025/03期期には約467億円に減少。BPSは5年間で3,103円から4,384円へと約41%増加しており、1株当たりの資産価値が着実に高まっています。 【3Q 2026/03期】総資産4830億円、純資産3325億円、自己資本比率64.7%、有利子負債257億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+86.6億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-89.1億円
投資に使ったお金
Financing CF
-246億円
借入・返済など
Free CF
-2.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期91.8億円42.3億円101億円49.5億円
2022/03期52.5億円75.4億円102億円22.8億円
2023/03期174億円31.1億円116億円143億円
2024/03期440億円23.1億円110億円417億円
2025/03期86.6億円89.1億円246億円2.5億円

営業キャッシュフローは年度によりばらつきがありますが、2024/03期期に約440億円の大幅プラスを記録しました。これは工事代金の回収タイミングが好調だったことが主因です。2025/03期期は約87億円とやや縮小し、財務CFが-246億円と大きいのは自社株買いや配当支払いが影響しています。FCFは建設業特有の変動があるものの、中長期的にはプラス基調です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 2名(16.7% 男性 10
17%
83%
監査報酬
7,000万円
連結子会社数
52
設備投資額
50.7億円
平均勤続年数(従業員)
15.8

取締役会は12名で構成され、うち女性は2名(16.7%)です。連結子会社52社を統括しており、グループ規模の大きさが際立ちます。監査報酬は7,000万円と大手水準です。平均勤続年数15.8年と安定した雇用環境を維持しつつ、設備投資額は年間約51億円で事業基盤の整備を推進しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主67%
浮動株33%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関34.2%
事業法人等30.3%
外国法人等18%
個人その他13.6%
証券会社3.9%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は九電工従業員持株会氏・九州電力・西日本シティ銀行。

九州電力株式会社(15,980,000株)22.55%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(6,400,000株)9.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(6,018,000株)8.49%
株式会社西日本シティ銀行(3,249,000株)4.58%
株式会社福岡銀行(3,133,000株)4.42%
九電工従業員持株会(1,783,000株)2.51%
JPモルガン証券株式会社(1,327,000株)1.87%
九電工労組(1,300,000株)1.83%
株式会社日本カストディ銀行(信託口4)(1,243,000株)1.75%
西日本鉄道株式会社(1,142,000株)1.61%

筆頭株主は九州電力(22.55%)であり、親会社として経営に影響力を持っています。信託口やカストディ銀行が上位に並ぶことから機関投資家の保有も一定規模あります。地場金融機関の西日本シティ銀行・福岡銀行が合計9%を保有し、従業員持株会・労組も合計4.3%を保有するなど、九州を中心とした安定株主構成が特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1九州電力グループからの受注動向の変化リスク
2建設技能労働者の不足・労務費高騰リスク
3建設資材価格の変動リスク
4自然災害・台風による工事中断リスク
5M&A・新規事業に伴う投資リスク
6情報セキュリティに関するリスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
713万円
従業員数
10,828
平均年齢
39歳
平均年収従業員数前年比
当期713万円10,828-

平均年収は約713万円で、建設業界の平均的な水準を上回っています。従業員数は約1万800名で、平均年齢39歳と比較的若い組織構成です。電気設備工事の技術者を中心に大規模な人員体制を維持しており、平均勤続年数15.8年と安定した雇用環境が特徴です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

2021期を起点としたTSR(株主総利回り)は184.1%で、TOPIXの213.4%をやや下回るパフォーマンスです。2024期にはTOPIXを大幅にアウトパフォームしましたが、2025期は株価調整もあり逆転されました。VISION2029の高い目標達成が進めば、再びTOPIXを上回るパフォーマンスが期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
140
方針: 配当性向40%以上目標(VISION2029)
1株配当配当性向
2016/03期4516.5%
2017/03期7021.4%
2018/03期9025.2%
2019/03期10026.7%
2020/03期10027.0%
2021/03期10028.3%
2022/03期10027.0%
2023/03期11029.6%
2024/03期12030.3%
2025/03期14034.3%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当金は2021/03期期の100円から2025/03期期の140円へと4年連続で増配しています。2026/03期期は年間200円(予想配当利回り2.08%)へのさらなる大幅増配が見込まれています。中期経営計画VISION2029では配当性向40%以上を目標に掲げており、利益成長に連動した積極的な株主還元の強化が期待されます。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 184.1万円 になりました (84.1万円)
+84.1%
年度末時点評価額損益TSR
2021期148.1万円48.1万円48.1%
2022期104.9万円4.9万円4.9%
2023期125.7万円25.7万円25.7%
2024期232.6万円132.6万円132.6%
2025期184.1万円84.1万円84.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残信用倍率 6.86倍
売り残-
信用倍率6.86倍
2026年3月時点時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年4月下旬
第1四半期決算発表2026年7月下旬

PER21.3倍・PBR2.20倍と、建設業の業界平均(PER14〜15倍・PBR1.0〜1.5倍)を大幅に上回るバリュエーションです。これは社名変更によるブランド刷新とVISION2029の意欲的な成長目標への市場の高い期待を反映しています。信用倍率は6.86倍でやや買い長の状態です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期359億円109億円30.3%
2022/03期368億円106億円28.8%
2023/03期355億円91.1億円25.7%
2024/03期424億円143億円33.9%
2025/03期444億円156億円35.0%

実効税率は25〜35%の範囲で推移しています。2023/03期期の25.7%は税効果会計の影響による低下と考えられ、2024/03期期・2025/03期期は33〜35%と法定実効税率に近い水準に戻っています。2026/03期期は28.1%と再び低下見込みで、税引前利益445億円に対し約125億円の法人税等を見込んでいます。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

クラフティア まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 140円
安全性
安定
自己資本比率 64.7%
稼ぐ力
普通
ROE 8.3%(累計)
話題性
好評
ポジ 65%

九電系の総合電気設備工事大手、社名をクラフティアに変え創立100周年へ飛躍を図る

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU