(株)東京エネシス1945
TOKYO ENERGY & SYSTEMS INC.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
毎日使う電気を届けるために欠かせない発電所のメンテナンスや設備工事を担う会社です。火力・原子力発電所の定期検査や設備更新はもちろん、太陽光発電所やバイオマス発電所の建設にも携わっています。近年は再生可能エネルギー分野を積極的に拡大しており、電力の安定供給とカーボンニュートラルの両立に貢献しています。
東京エネシスは1947年設立の東京電力グループの総合エンジニアリング企業です。火力・原子力発電所のメンテナンスや建設工事を主力に、太陽光・バイオマス発電などクリーンエネルギー事業も展開しています。2025/03期は売上高677億円・営業利益27億円と減収ながら純利益は堅調を維持。2026/03期は売上高820億円・営業利益39億円への回復を見込んでいます。PBR 0.87倍と割安水準にあり、4期連続増配中の安定配当銘柄です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都中央区日本橋茅場町一丁目3番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
火力・原子力発電所のメンテナンス、設備更新工事が中心。東京電力グループからの受注が主力。売上構成比の約66%を占める最大セグメント。
ビル・工場等の電気設備工事、受変電設備の施工。民間企業からの受注拡大を推進中。
太陽光発電所・バイオマス発電所の建設・運営。再生可能エネルギーの普及に貢献する成長分野。
不動産賃貸・管理、リース・レンタル事業。安定収益を確保するストック型ビジネス。
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 4.2% | 3.1% | - |
| 2022/03期 | 1.9% | 1.3% | - |
| 2023/03期 | 3.3% | 2.0% | - |
| 2024/03期 | 4.4% | 2.7% | 4.5% |
| 2025/03期 | 4.2% | 2.7% | 3.9% |
| 3Q FY2026/3 | 4.2%(累計) | 2.6%(累計) | - |
営業利益率は2021/03期の6.9%から低下傾向にあり、2025/03期は3.9%となっています。ROEは4%前後で推移しており、建設業界としては標準的な収益水準です。今後は原発再稼働関連の高収益案件の増加や、クリーンエネルギー事業の拡大により、利益率の改善が期待されます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 595億円 | — | 27.5億円 | 80.5円 | — |
| 2022/03期 | 726億円 | — | 12.3億円 | 35.9円 | +22.0% |
| 2023/03期 | 791億円 | — | 21.2億円 | 61.9円 | +8.9% |
| 2024/03期 | 885億円 | 39.6億円 | 29.6億円 | 86.7円 | +11.9% |
| 2025/03期 | 677億円 | 26.6億円 | 29.0億円 | 86.7円 | -23.4% |
東京エネシスの業績は、電力インフラ工事の受注動向に連動する特徴があります。2024/03期には売上高885億円と過去最高を記録しましたが、2025/03期は大型工事の端境期により677億円へ一時的に減収となりました。ただし純利益は29億円と前年並みを確保しています。2026/03期は売上高820億円・営業利益39億円と大幅回復を見込んでおり、原発再稼働関連工事や再エネ案件の増加が寄与する見通しです。 【3Q 2026/03期実績】売上0百万円(通期予想比0%)、営業利益23億円(同59%)、純利益28億円(同82%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 電力設備工事 | 約450億円 | 約18億円 | 4.0% |
| 一般電気設備工事 | 約130億円 | 約5億円 | 3.8% |
| クリーンエネルギー事業 | 約80億円 | 約3億円 | 3.8% |
| 不動産・その他 | 約17億円 | 約1億円 | 5.9% |
電力設備工事が売上の約66%を占める最大セグメントで、東京電力グループからの受注がメインです。一般電気設備工事やクリーンエネルギー事業の拡大により、東電依存度の低減を図っています。不動産・その他は利益率5.9%と高い収益性を持つ安定事業です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 900億円 | — | 677億円 | -24.8% |
| 2024期 | 800億円 | — | 885億円 | +10.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
東京エネシスは中期経営計画のもと、DOE 2.5%・総還元性向50%以上を株主還元目標に掲げています。2025/03期は売上高が当初予想を大きく下回りましたが、総還元性向60%と株主還元の目標は達成しています。2026/03期の業績回復が中計達成の鍵となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/03期 第3四半期決算短信を発表。3Q累計売上高は21%増収、経常利益は365%増益と大幅改善。
光通信が変更報告書を提出。東京エネシス株の保有比率に注目が集まる。
熊本県合志市でメタン発酵バイオガス発電事業に着手。クリーンエネルギー事業の拡大を加速。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q FY2026/3末時点
自己資本比率は63%前後と非常に高い財務健全性を維持しています。2024/03期以降に有利子負債が増加していますが、これは事業拡大に伴う戦略的な借入です。BPSは2,054円とPBR 0.87倍の割安な水準にあり、純資産の積み上げが着実に進んでいます。 【3Q 2026/03期】総資産1102億円、純資産699億円、自己資本比率60.3%、有利子負債175億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 108億円 | ▲162億円 | 4.7億円 | ▲54.1億円 |
| 2022/03期 | ▲57.3億円 | ▲3.9億円 | 57.8億円 | ▲61.2億円 |
| 2023/03期 | 81.4億円 | ▲31.2億円 | ▲6.6億円 | 50.2億円 |
| 2024/03期 | 85.0億円 | ▲51.3億円 | ▲44.5億円 | 33.8億円 |
| 2025/03期 | ▲152億円 | ▲9,000万円 | 107億円 | ▲153億円 |
営業キャッシュフローは年度によって大きく変動しています。2025/03期は大型工事の前払い等により営業CFが一時的にマイナス152億円となりましたが、これは建設業特有の運転資金変動によるものです。2023/03期〜2024/03期には安定した営業CFを創出しており、中長期的には健全なキャッシュフロー体質を維持しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役10名中、女性が1名(10.0%)を占めています。10社の連結子会社を統括し、電力インフラに特化したグループ経営を展開しています。平均勤続年数19.3年と定着率が高く、技術の継承と人材育成に注力しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 804万円 | 1,628人 | - |
従業員の平均年収は804万円と、建設業界の中では高水準の給与です。平均年齢46.9歳・平均勤続年数19.3年と、長期勤続の社員が多く、専門的な技術力を持つベテラン人材が経営を支えています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
東京エネシスのTSRは5年間で156.4%と株価は上昇していますが、TOPIX(189.5%)をやや下回るパフォーマンスとなっています。ただし直近1年では原発再稼働期待により大きく上昇しており、今後の業績回復に伴うリレーティングの余地があります。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 23円 | 19.4% |
| 2017/03期 | 25円 | 20.7% |
| 2018/03期 | 25円 | 29.0% |
| 2019/03期 | 25円 | 24.1% |
| 2020/03期 | 27円 | 38.6% |
| 2021/03期 | 28.5円 | 35.4% |
| 2022/03期 | 30円 | 83.7% |
| 2023/03期 | 40円 | 64.6% |
| 2024/03期 | 45円 | 51.9% |
| 2025/03期 | 52円 | 60.0% |
株主優待制度はありません。
配当は4期連続増配中で、2026/03期には1株57円(予想)と増配を継続しています。中期経営計画ではDOE 2.5%・総還元性向50%以上を目標に掲げており、累進配当方針のもと安定的な株主還元を実施しています。配当利回り3.19%は建設業界でも高い水準です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 114.9万円 | 14.9万円 | 14.9% |
| 2022期 | 125.5万円 | 25.5万円 | 25.5% |
| 2023期 | 120.5万円 | 20.5万円 | 20.5% |
| 2024期 | 169.5万円 | 69.5万円 | 69.5% |
| 2025期 | 156.4万円 | 56.4万円 | 56.4% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは17.5倍と業界平均をやや上回っていますが、PBR 0.87倍は業界平均(1.1倍)を下回る割安水準です。配当利回り3.19%は業界平均を上回り、高配当・低PBRのバリュー株として位置づけられます。原発再稼働やエネルギー転換テーマへの注目度も高い銘柄です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 39.2億円 | 11.7億円 | 29.9% |
| 2022/03期 | 32.6億円 | 20.3億円 | 62.4% |
| 2023/03期 | 27.7億円 | 6.5億円 | 23.5% |
| 2024/03期 | 52.1億円 | 22.5億円 | 43.2% |
| 2025/03期 | 33.4億円 | 4.4億円 | 13.2% |
実効税率は年度によって大きく変動しています。2022/03期の62.4%は特殊要因によるもので、2025/03期は13.2%と低い水準にとどまっています。税引前利益は2024/03期に52億円と過去最高を記録し、2026/03期も39億円と堅調な推移を見込んでいます。
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(株)東京エネシス まとめ
「電力インフラを支える東電系エンジニアリング企業。再エネ・原発再稼働で成長加速」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。