(株)三東工業社1788
SANTO CORPORATION
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
道路や橋、トンネルなどのインフラ工事から、マンション・オフィスビルの建築まで手がける地域密着型の建設会社です。滋賀県内の治山・治水工事やダム関連工事に強みを持ち、私たちの暮らしの安全を支えています。また、家庭ゴミから固形燃料を製造する環境事業にも取り組んでおり、新会社「アンビエンタ」を通じて持続可能な社会づくりに貢献しています。
三東工業社は1954年設立の滋賀県を地盤とする総合建設会社です。官公需を中心とした土木工事で県内首位の実績を持ち、近年は民間建築にも注力しています。2025/06期は売上高82億円(前年比+10.8%)、営業利益3.3億円と増収増益を達成。2026/06期中間期も売上高42%増・経常利益78%増と大幅な増収増益で、通期業績予想を上方修正しました。無借金経営で自己資本比率66.5%と財務基盤は極めて堅固です。PBR 0.99倍とほぼ解散価値水準にあり、株主優待(QUOカード)と配当を合わせた還元も魅力的です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 滋賀県栗東市上鈎480
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
官公需を中心とした治山・治水・道路・ダム関連の土木工事。滋賀県内で首位の実績を持つ主力セグメント。売上構成比約49%。
マンション・オフィスビル・商業施設等の民間建築工事。近年は民間建築への注力を強化。売上構成比約43%。
不動産管理、環境関連の企画・コンサルティング。新会社アンビエンタによる固形燃料事業も展開。売上構成比約8%。利益率が高い成長セグメント。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/06期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 2.6% | 1.8% | 2.9% |
| 2017/06期 | 4.7% | 3.3% | 1.8% |
| 2018/06期 | 2.8% | 1.9% | 1.0% |
| 2019/06期 | 2.0% | 1.4% | 1.8% |
| 2020/06期 | 3.7% | 2.4% | 1.6% |
| 2021/06期 | 5.5% | 3.2% | 2.8% |
| 2022/06期 | 6.8% | 3.9% | 3.7% |
| 2023/06期 | 7.6% | 4.7% | 4.9% |
| 2024/06期 | 4.2% | 2.8% | 2.7% |
| 2025/06期 | 7.0% | 4.8% | 4.0% |
営業利益率は2.7〜4.9%で推移しており、建設業界としては安定した収益性を確保しています。2023/06期にはROE 7.3%・営業利益率4.9%と最高水準を記録。2024/06期は一時的に低下しましたが、2025/06期には回復基調にあります。無借金経営の堅実さと利益改善の両立が特徴です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/06期 | 74.5億円 | 2.1億円 | 1.4億円 | 240.2円 | +30.7% |
| 2022/06期 | 67.5億円 | 2.5億円 | 1.9億円 | 305.3円 | -9.4% |
| 2023/06期 | 69.2億円 | 3.4億円 | 2.3億円 | 367.6円 | +2.5% |
| 2024/06期 | 74.0億円 | 2.0億円 | 1.3億円 | 214.4円 | +7.0% |
| 2025/06期 | 82.0億円 | 3.3億円 | 2.3億円 | 371.9円 | +10.8% |
三東工業社の業績は、2025/06期で売上高82億円・営業利益3.3億円と増収増益を達成しました。2024/06期は工事進捗の遅れにより減益でしたが、2025/06期には回復。2026/06期中間期は売上高42%増・経常利益78%増と大幅な伸びを見せており、通期予想も上方修正され売上高90億円・営業利益3.5億円を見込んでいます。 【当中間連結会計期間 (自 令和7年7月1日 至 令和7年12月31日)実績】売上50億円(通期予想比55%)、営業利益3.0億円(同87%)、純利益2.0億円(同80%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 土木事業 | 40億円 | 1.5億円 | 3.8% |
| 建築事業 | 35億円 | 1.2億円 | 3.4% |
| 環境開発事業 | 7億円 | 0.6億円 | 8.6% |
土木事業が売上の約49%を占める最大セグメントで、建築事業(43%)が続きます。注目すべきは環境開発事業の高い利益率(8.6%)で、今後の成長ドライバーとして期待されます。2026/06期中間期は契約変更交渉の成功もあり、全セグメントで増収増益を達成しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 80億円 | — | 82億円 | +2.5% |
| 2024期 | 75億円 | — | 74億円 | -1.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
三東工業社は持続可能な成長を目指し、土木事業の安定収益と民間建築・環境事業の拡大を推進しています。2026/06期中間期は売上高42%増と急成長しており、通期予想の売上高90億円・営業利益3.5億円は十分に達成可能な水準です。古澤建設の子会社化によるシナジー効果も今後期待されます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
12月中間期業績予想を上方修正。契約変更交渉の成功等により経常利益を65%上方修正し、株価が急上昇。
第2四半期累計で売上高42%増・経常利益78%増の大幅増収増益を達成。22期ぶりに中間期売上高が過去最高を更新。
2025/06期の通期決算を発表。売上高82億円・営業利益3.3億円と増収増益を達成。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2025/06期末時点
有利子負債ゼロの完全無借金経営を継続しており、自己資本比率は54.8%から66.5%へと着実に改善しています。BPS(1株当たり純資産)も4,385円から5,440円へ増加しており、資産の蓄積が順調に進んでいます。現在のPBR 0.99倍はBPSとほぼ同水準であり、資産価値に対して割安な水準です。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 7.9億円 | ▲800万円 | ▲3,700万円 | 7.8億円 |
| 2017/06期 | ▲1.9億円 | ▲2.4億円 | ▲3,200万円 | ▲4.2億円 |
| 2018/06期 | ▲9,600万円 | ▲100万円 | ▲3,200万円 | ▲9,700万円 |
| 2019/06期 | 1.4億円 | ▲4,300万円 | ▲3,400万円 | 9,700万円 |
| 2020/06期 | 1.3億円 | ▲900万円 | ▲2.5億円 | 1.2億円 |
| 2021/06期 | 3.7億円 | ▲900万円 | ▲2,900万円 | 3.6億円 |
| 2022/06期 | 10.3億円 | ▲5,900万円 | ▲4,100万円 | 9.8億円 |
| 2023/06期 | ▲3.0億円 | ▲5,400万円 | ▲4,700万円 | ▲3.5億円 |
| 2024/06期 | ▲5.0億円 | ▲6,500万円 | ▲7,000万円 | ▲5.6億円 |
| 2025/06期 | 7,900万円 | ▲1.6億円 | ▲7,500万円 | ▲7,800万円 |
営業キャッシュフローは2022/06期に10億円超と好調でしたが、2023期〜2024/6は工事代金の回収サイクルや運転資金の変動によりマイナスに転じました。2025/06期には黒字に回復。建設業は工事の進捗に伴うCFの変動が大きい業種ですが、無借金経営のため財務リスクは極めて低い状態です。
この会社のガバナンスは?
取締役8名全員が男性で、女性役員の登用が今後の課題です。代表取締役会長の奥田克実氏と代表取締役社長の杉本修啓氏による経営体制で、2025年に社長交代を実施。連結子会社は古澤建設とアンビエンタの2社。平均勤続年数は約15年と高い定着率を維持しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 2025/06期 | 520万円 | 195人 | - |
従業員数は約195名の小規模組織ですが、滋賀県内で土木工事首位の技術力を持つ専門集団です。地域密着型の建設会社として安定した雇用を提供しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
三東工業社のTSRは5年間で142%とプラスリターンを記録していますが、TOPIX(213%)を下回るパフォーマンスです。ただし、2025/06期以降は業績上方修正を契機に株価が急上昇しており、直近1年のリターンは+38%超と好調。小型バリュー株としての再評価が始まった段階と言えます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/06期 | 4円 | 42.6% |
| 2017/06期 | 4円 | 22.7% |
| 2018/06期 | 40円 | 37.4% |
| 2019/06期 | 50円 | 62.3% |
| 2020/06期 | 45円 | 30.0% |
| 2021/06期 | 60円 | 25.0% |
| 2022/06期 | 70円 | 22.9% |
| 2023/06期 | 90円 | 24.5% |
| 2024/06期 | 100円 | 46.6% |
| 2025/06期 | 100円 | 26.9% |
| 必要株数 | 100株以上(約54万円) |
| 金額相当 | 1,500円〜6,000円分 |
| 権利確定月 | 6月 |
| 長期特典 | 1年以上の継続保有でQUOカード金額が倍増 |
配当は2021/06期の60円から2024期〜2025/6は100円へと4期連続で増配を実施してきました。2026/06期予想は70円に減配となりますが、これは会社予想ベースです。加えて、株主優待としてQUOカードが贈呈され、長期保有で金額が倍増する制度も設けられています。優待込みの実質利回りは配当と合わせて魅力的な水準です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 100.0万円 | 0.0万円 | 0.0% |
| 2022期 | 102.0万円 | 2.0万円 | 2.0% |
| 2023期 | 103.0万円 | 3.0万円 | 3.0% |
| 2024期 | 98.0万円 | ▲2.0万円 | -2.0% |
| 2025期 | 142.0万円 | 42.0万円 | 42.0% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 13.5倍は建設業界平均(12.8倍)とほぼ同水準ですが、PBR 0.99倍と解散価値をわずかに下回る割安水準にあります。時価総額37億円の小型株であり、出来高が少なく流動性リスクがある点は留意が必要です。中間期の大幅増益で注目度が上がっており、今後の業績次第で再評価の余地があります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 1.5億円 | 8,900万円 | 58.2% |
| 2017/06期 | 9,800万円 | 0円 | 0.0% |
| 2018/06期 | 7,400万円 | 100万円 | 1.4% |
| 2019/06期 | 1.3億円 | 7,100万円 | 56.3% |
| 2020/06期 | 1.1億円 | 1,300万円 | 11.8% |
| 2021/06期 | 2.3億円 | 8,200万円 | 36.4% |
| 2022/06期 | 2.8億円 | 9,000万円 | 32.6% |
| 2023/06期 | 3.4億円 | 1.2億円 | 34.6% |
| 2024/06期 | 2.1億円 | 7,600万円 | 36.5% |
| 2025/06期 | 3.4億円 | 1.1億円 | 31.7% |
税引前利益は2〜3.4億円で推移しており、実効税率は31〜37%の範囲で安定しています。2025/06期は税引前利益3.4億円に対し税額1.1億円(実効税率31.7%)と、税負担は法定実効税率をやや下回る水準です。
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