1788スタンダード

(株)三東工業社

SANTO CORPORATION

最終更新日: 2026年3月24日

ROE6.7%
BPS5439.5円
自己資本比率66.5%
FY2025/3 有報データ

滋賀の地盤を支え続ける無借金建設会社。技術と堅実経営で地域インフラの未来を築く

技術を社会に、笑顔をあなたに — 持続可能な地域社会への貢献

この会社ってなに?

道路や橋、トンネルなどのインフラ工事から、マンション・オフィスビルの建築まで手がける地域密着型の建設会社です。滋賀県内の治山・治水工事やダム関連工事に強みを持ち、私たちの暮らしの安全を支えています。また、家庭ゴミから固形燃料を製造する環境事業にも取り組んでおり、新会社「アンビエンタ」を通じて持続可能な社会づくりに貢献しています。

三東工業社は1954年設立の滋賀県を地盤とする総合建設会社です。官公需を中心とした土木工事で県内首位の実績を持ち、近年は民間建築にも注力しています。FY2025/6は売上高82億円(前年比+10.8%)、営業利益3.3億円と増収増益を達成。FY2026/6中間期も売上高42%増・経常利益78%増と大幅な増収増益で、通期業績予想を上方修正しました。無借金経営で自己資本比率66.5%と財務基盤は極めて堅固です。PBR 0.99倍とほぼ解散価値水準にあり、株主優待(QUOカード)と配当を合わせた還元も魅力的です。

建設業スタンダード市場

会社概要

業種
建設業
決算期
6月
本社
滋賀県栗東市上鈎480
公式
www.santo.co.jp

社長プロフィール

杉本 修啓
代表取締役社長
堅実経営者
技術を社会に、笑顔をあなたに。三東工業社は滋賀県の地盤で培った技術力と信頼をもとに、社会インフラの整備と地域の発展に貢献してまいります。環境保全と持続可能な社会づくりにも積極的に取り組みます。

この会社のストーリー

1954
三東工業社として創業

滋賀県甲賀郡信楽町にて創業。地域の土木工事を手がけ、信楽の地から事業を開始した。

1988
東京証券取引所に上場

JASDAQ市場に上場(現在はスタンダード市場)。地方建設会社として資本市場に参加し、信用力を高めた。

2010
栗東本社を設立

滋賀県栗東市に本社を移転。交通の要所に拠点を置き、県内全域への機動的な事業展開を実現。

2023
環境事業に参入

新和産業との共同出資で新会社「アンビエンタ」を設立。家庭ゴミから固形燃料を製造する環境事業に進出。

2024
古澤建設を子会社化

M&Aにより古澤建設を子会社化。シナジーを活かしたサービス領域の拡大を推進。

2025
社長交代と成長加速

杉本修啓氏が代表取締役社長に就任。中間期で22期ぶりの売上高過去最高を更新し、新体制での成長を加速。

注目ポイント

完全無借金経営の安定性

有利子負債ゼロ、自己資本比率66.5%という極めて堅固な財務基盤。景気変動に強い安定経営は、長期保有の安心材料です。

QUOカード優待と長期保有特典

100株保有でQUOカード1,500円分、1年以上の継続保有で3,000円分に倍増。配当と合わせた総合還元が魅力的です。

環境事業への挑戦

家庭ゴミから固形燃料を製造するアンビエンタ事業や、古澤建設のM&Aなど、従来の建設業の枠を超えた新たな成長ドライバーを育成中です。

サービスの実績は?

70
1株当たり配当金
FY2026予想
+10.8%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+64.3%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
0
有利子負債
完全無借金経営

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
安定
自己資本比率 66.5%(有利子負債ゼロの完全無借金経営で、財務安全性は極めて高い)
稼ぐ力
普通
ROE 6.7%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
100
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
FY2016/3442.6%
FY2017/3422.7%
FY2018/34037.4%
FY2019/35062.3%
FY2020/34530.0%
FY2021/36025.0%
FY2022/37022.9%
FY2023/39024.5%
FY2024/310046.6%
FY2025/310026.9%
5期連続増配
株主優待
あり
QUOカード(1,500円〜6,000円分)
必要株数100株以上(約54万円)
金額相当1,500円〜6,000円分
権利確定月6月
長期特典1年以上の継続保有でQUOカード金額が倍増

配当はFY2021/6の60円からFY2024〜2025/6は100円へと4期連続で増配を実施してきました。FY2026/6予想は70円に減配となりますが、これは会社予想ベースです。加えて、株主優待としてQUOカードが贈呈され、長期保有で金額が倍増する制度も設けられています。優待込みの実質利回りは配当と合わせて魅力的な水準です。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
6.7%
業界平均
9.2%
営業利益率下回る
この会社
4.0%
業界平均
6.5%
自己資本比率上回る
この会社
66.5%
業界平均
51.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/367.5億円
FY2023/369.2億円
FY2024/374.0億円
FY2025/382.0億円
営業利益
FY2022/32.5億円
FY2023/33.4億円
FY2024/32.0億円
FY2025/33.3億円

三東工業社の業績は、FY2025/6で売上高82億円・営業利益3.3億円と増収増益を達成しました。FY2024/6は工事進捗の遅れにより減益でしたが、FY2025/6には回復。FY2026/6中間期は売上高42%増・経常利益78%増と大幅な伸びを見せており、通期予想も上方修正され売上高90億円・営業利益3.5億円を見込んでいます。

事業ごとの売上・利益

土木事業
40億円48.8%)
建築事業
35億円42.7%)
環境開発事業
7億円8.5%)
土木事業40億円
利益: 1.5億円利益率: 3.8%

官公需を中心とした治山・治水・道路・ダム関連の土木工事。滋賀県内で首位の実績を持つ主力セグメント。売上構成比約49%。

建築事業35億円
利益: 1.2億円利益率: 3.4%

マンション・オフィスビル・商業施設等の民間建築工事。近年は民間建築への注力を強化。売上構成比約43%。

環境開発事業7億円
利益: 0.6億円利益率: 8.6%

不動産管理、環境関連の企画・コンサルティング。新会社アンビエンタによる固形燃料事業も展開。売上構成比約8%。利益率が高い成長セグメント。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.5%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/32.6%1.8%2.9%
FY2017/34.6%3.3%1.8%
FY2018/32.7%1.8%1.0%
FY2019/32.1%1.4%1.8%
FY2020/33.8%2.4%1.6%
FY2021/35.4%2.9%2.8%
FY2022/36.6%3.9%3.7%
FY2023/37.3%4.6%4.9%
FY2024/34.1%2.9%2.7%
FY2025/36.7%4.5%4.0%

営業利益率は2.7〜4.9%で推移しており、建設業界としては安定した収益性を確保しています。FY2023/6にはROE 7.3%・営業利益率4.9%と最高水準を記録。FY2024/6は一時的に低下しましたが、FY2025/6には回復基調にあります。無借金経営の堅実さと利益改善の両立が特徴です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率66.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
34.3億円

有利子負債ゼロの完全無借金経営を継続しており、自己資本比率は54.8%から66.5%へと着実に改善しています。BPS(1株当たり純資産)も4,385円から5,440円へ増加しており、資産の蓄積が順調に進んでいます。現在のPBR 0.99倍はBPSとほぼ同水準であり、資産価値に対して割安な水準です。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+7,900万円
営業CF
投資に使ったお金
-1.6億円
投資CF
借入・返済など
-7,500万円
財務CF
手元に残ったお金
-7,800万円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/37.9億円-800万円-3,700万円7.8億円
FY2017/3-1.9億円-2.4億円-3,200万円-4.2億円
FY2018/3-9,600万円-100万円-3,200万円-9,700万円
FY2019/31.4億円-4,300万円-3,400万円9,700万円
FY2020/31.3億円-900万円-2.5億円1.2億円
FY2021/33.7億円-900万円-2,900万円3.6億円
FY2022/310.3億円-5,900万円-4,100万円9.8億円
FY2023/3-3.0億円-5,400万円-4,700万円-3.5億円
FY2024/3-5.0億円-6,500万円-7,000万円-5.6億円
FY2025/37,900万円-1.6億円-7,500万円-7,800万円

営業キャッシュフローはFY2022/6に10億円超と好調でしたが、FY2023〜2024/6は工事代金の回収サイクルや運転資金の変動によりマイナスに転じました。FY2025/6には黒字に回復。建設業は工事の進捗に伴うCFの変動が大きい業種ですが、無借金経営のため財務リスクは極めて低い状態です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1公共工事の発注量減少リスク(国・地方自治体の財政状況に依存)
2建設資材価格の高騰リスク(鉄鋼・セメント等の原材料費上昇)
3人手不足・人件費上昇リスク(建設業界全体の課題)
4自然災害による工事遅延・損害リスク
5滋賀県への地域集中リスク(売上の8割超が県内)
6受注競争の激化リスク(同業他社との価格競争)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/31.5億円8,900万円58.2%
FY2017/39,800万円0円0.0%
FY2018/37,400万円100万円1.4%
FY2019/31.3億円7,100万円56.3%
FY2020/31.1億円1,300万円11.8%
FY2021/32.3億円8,200万円36.4%
FY2022/32.8億円9,000万円32.6%
FY2023/33.4億円1.2億円34.6%
FY2024/32.1億円7,600万円36.5%
FY2025/33.4億円1.1億円31.7%

税引前利益は2〜3.4億円で推移しており、実効税率は31〜37%の範囲で安定しています。FY2025/6は税引前利益3.4億円に対し税額1.1億円(実効税率31.7%)と、税負担は法定実効税率をやや下回る水準です。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
520万円
従業員数
195
平均年齢
42歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/6520万円195-

従業員数は約195名の小規模組織ですが、滋賀県内で土木工事首位の技術力を持つ専門集団です。地域密着型の建設会社として安定した雇用を提供しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主62%
浮動株38%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関8%
事業法人等22%
外国法人等1%
個人その他65%
証券会社1%

創業家関連の東物産や経営陣個人、従業員持株会が上位を占め、安定株主比率が高い。滋賀銀行も主要株主として支えている。

有限会社東物産(96,000株)14.05%
三東工業社従業員持株会(36,000株)5.74%
中川 徹(32,000株)5.39%
株式会社滋賀銀行(28,000株)4.08%
奥田 克実(25,000株)3.65%
株式会社三東工業社(24,000株)3.5%
坂井 均(22,000株)3.21%
奥田 裕美(20,000株)2.92%
三東親和会(19,000株)2.77%
井上 剛(17,000株)2.48%

筆頭株主は有限会社東物産(14.05%)で、創業家関連の資産管理会社と見られます。代表取締役会長の奥田克実氏(3.65%)や個人株主が上位に並び、オーナー色の強い安定した株主構成です。従業員持株会も5.74%を保有しており、社員の経営参画意識が高いことがうかがえます。発行済株式数が68.6万株と少なく、流動性は限定的です。

会社の公式開示情報

役員報酬

非開示
取締役8名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
土木事業40億円1.5億円3.8%
建築事業35億円1.2億円3.4%
環境開発事業7億円0.6億円8.6%

土木事業が売上の約49%を占める最大セグメントで、建築事業(43%)が続きます。注目すべきは環境開発事業の高い利益率(8.6%)で、今後の成長ドライバーとして期待されます。FY2026/6中間期は契約変更交渉の成功もあり、全セグメントで増収増益を達成しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 0名(0% 男性 8
100%
連結子会社数
2
設備投資額
1.6億円
平均勤続年数(従業員)
15

取締役8名全員が男性で、女性役員の登用が今後の課題です。代表取締役会長の奥田克実氏と代表取締役社長の杉本修啓氏による経営体制で、2025年に社長交代を実施。連結子会社は古澤建設とアンビエンタの2社。平均勤続年数は約15年と高い定着率を維持しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
FY2026/6中間期の大幅増収増益と業績上方修正により、通期目標の達成可能性が高い。無借金経営を維持しつつ成長投資も着実に実行。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

経営方針・持続可能な成長戦略
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 90億円 順調 (82億円 (FY2025))
91.1%
営業利益: 目標 3.5億円 順調 (3.3億円 (FY2025))
93.4%
自己資本比率: 目標 65%以上 達成 (66.5% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202580億円82億円+2.5%
FY202475億円74億円-1.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

三東工業社は持続可能な成長を目指し、土木事業の安定収益と民間建築・環境事業の拡大を推進しています。FY2026/6中間期は売上高42%増と急成長しており、通期予想の売上高90億円・営業利益3.5億円は十分に達成可能な水準です。古澤建設の子会社化によるシナジー効果も今後期待されます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

三東工業社のTSRは5年間で142%とプラスリターンを記録していますが、TOPIX(213%)を下回るパフォーマンスです。ただし、FY2025/6以降は業績上方修正を契機に株価が急上昇しており、直近1年のリターンは+38%超と好調。小型バリュー株としての再評価が始まった段階と言えます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+42.0%
100万円 →142.0万円
42.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021100.0万円+0.0万円0.0%
FY2022102.0万円+2.0万円2.0%
FY2023103.0万円+3.0万円3.0%
FY202498.0万円-2.0万円-2.0%
FY2025142.0万円+42.0万円42.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残-
売り残-
信用倍率13.4倍
3/24時点
今後の予定
2026年6月期 第3四半期決算発表2026年5月頃(予定)
2026年6月期 通期決算発表2026年8月上旬(予定)

PER 13.5倍は建設業界平均(12.8倍)とほぼ同水準ですが、PBR 0.99倍と解散価値をわずかに下回る割安水準にあります。時価総額37億円の小型株であり、出来高が少なく流動性リスクがある点は留意が必要です。中間期の大幅増益で注目度が上がっており、今後の業績次第で再評価の余地があります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
18
前月比 +12.5%
メディア数
10
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 60%
建設業 約150社中 60位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算50%
株主還元・優待20%
M&A・子会社化15%
その他15%

最近の出来事

2025年12月業績上方修正

12月中間期業績予想を上方修正。契約変更交渉の成功等により経常利益を65%上方修正し、株価が急上昇。

2025年11月2Q大幅増益

第2四半期累計で売上高42%増・経常利益78%増の大幅増収増益を達成。22期ぶりに中間期売上高が過去最高を更新。

2025年8月通期決算発表

FY2025/6期の通期決算を発表。売上高82億円・営業利益3.3億円と増収増益を達成。

(株)三東工業社 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
安定
自己資本比率 66.5%(有利子負債ゼロの完全無借金経営で、財務安全性は極めて高い)
稼ぐ力
普通
ROE 6.7%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「滋賀県地盤の総合建設会社。官公需の土木から民間建築へ軸足を移し、地中技術に定評あるスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU