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日本リーテック(株)1938

NIPPON RIETEC CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/24
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 77円
安全性
安定
自己資本比率 58.9%(自己資本比率67%超・実質無借金に近く、建設業界でも屈指の財務健全性)
稼ぐ力
普通
ROE 4.2%(累計)
話題性
好評
ポジ 60%

この会社ってなに?

毎日利用する鉄道の安全運行を支えているのが日本リーテックです。駅の照明や信号設備、架線(電車に電気を送る線)、踏切の設備など、鉄道電気インフラの設計・施工・保守を手がけています。また、高速道路の情報表示板や照明設備、オフィスビルの電気工事など、暮らしのあらゆる場面で同社の技術が活躍しています。JR東日本の運賃改定に伴う設備投資拡大の恩恵を受ける企業でもあります。

日本リーテックは2009年に千歳電工と保安工業が合併して誕生した総合電気設備工事会社です。鉄道電気設備を中心に、道路設備・屋内外電気設備・送電線など日本の社会インフラを支えています。筆頭株主のJR東日本(19.47%)との強固な関係を基盤に、2025/03期は売上高687億円(前年比+17.3%)・営業利益52億円と過去最高を更新。「NR中期経営計画2027」では売上高775億円・営業利益65億円を目指し、成長を加速させています。PBR 1.01倍・配当利回り2.97%とバリュー株の特徴も持ちます。

建設業プライム市場

注目ポイント

JR東日本を支える鉄道電気のプロ

筆頭株主のJR東日本(19.47%保有)との強固な関係を基盤に、鉄道電気設備工事のトップ企業として安定受注を確保。鉄道運賃改定に伴う設備投資拡大の恩恵を直接受けます。

4期連続増配と高い株主還元姿勢

配当は4期連続で増配中。2024/03期の35円から2026/03期予想82円へと2.3倍に拡大。配当利回り3.16%と安定したインカムゲインが魅力です。

自己資本比率67%の鉄壁財務

自己資本比率67%超と建設業界屈指の財務健全性。実質無借金経営に近く、景気変動に対する耐性が高い安心の経営基盤です。

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
東京都千代田区神田錦町一丁目6番地
公式
www.j-rietec.co.jp

サービスの実績は?

82
1株当たり配当金
2026期予想
+6.5% YoY
+17.3%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
+51.5%
営業利益成長率
2025期実績 (YoY)
1,518
従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

電気工事業
687億円100.0%)
電気工事業687億円
利益: 52億円利益率: 7.6%

鉄道電気設備工事(架線・信号・通信)、道路設備工事、屋内外電気設備工事、送電線工事を手がける。JR東日本向けが売上の大半を占める主力セグメント。売上構成比100%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.2%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.6%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
7.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期6.0%4.1%-
2022/03期4.4%3.0%-
2023/03期3.8%2.6%-
2024/03期4.8%3.3%5.9%
2025/03期7.7%5.2%7.6%
3Q FY2026/34.2%(累計)2.6%(累計)7.0%

営業利益率は2023/03期の5.0%を底に、2025/03期は7.6%まで回復しました。ROEも7.4%と大幅に改善し、中期経営計画で掲げるROE 8.0%の目標に接近しています。建設業の中では安定した収益性を確保しており、工事の大型化と効率化がさらなる利益率向上に寄与しています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期552億円32.8億円130.3円-
2022/03期532億円24.0億円95.5円-3.6%
2023/03期537億円26.9億円21.4億円85.1円+1.0%
2024/03期585億円34.3億円27.7億円111.4円+8.9%
2025/03期687億円5.2兆円47.3億円191.2円+17.3%

日本リーテックの業績は、JR東日本の設備投資拡大や鉄道電気工事の需要増を背景に、2025/03期で売上高687億円・営業利益52億円と過去最高を更新しました。2022期〜2023は資材高騰の影響で一時的に利益が圧迫されましたが、2024期以降は回復基調が鮮明です。2026/03期は売上高723億円・営業利益53億円を計画し、中期経営計画の最終目標(775億円)に向けた成長が続きます。 【3Q 2026/03期実績】売上485億円(通期予想比67%)、営業利益34億円(同63%)、純利益25億円(同61%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.2%(累計)
業界平均
8.7%
営業利益率上回る
この会社
7.0%
業界平均
6.6%
自己資本比率上回る
この会社
58.9%
業界平均
51.3%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億1,304万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
電気工事業687億円52億円7.6%

電気工事業の単一セグメントで事業を展開しています。鉄道電気設備(架線・信号・通信設備の設計・施工・保守)がコア事業であり、JR東日本を中心とした鉄道会社向けが売上の大半を占めます。道路設備(高速道路の情報表示板・照明等)や一般電気設備工事も手がけており、インフラ需要の拡大が追い風となっています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
中期経営計画の初年度としてFY2025実績は目標に向け順調に進捗。特に営業利益の伸びが顕著で、最終年度での目標達成可能性が高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

NR中期経営計画2027
2025期〜2027期
売上高: 目標 775億円 順調 (687億円 (FY2025))
88.6%
営業利益: 目標 65億円 順調 (52億円 (FY2025))
80%
ROE: 目標 8.0%以上 順調 (7.4% (FY2025))
92.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期637億円687億円+7.8%
2024期580億円585億円+0.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

日本リーテックは「NR中期経営計画2027」のもと、2027期に売上高775億円・営業利益65億円・ROE 8.0%を最終目標に掲げています。2025期実績は売上高687億円・営業利益52億円と目標の80〜89%に到達しており、計画初年度から力強いスタートを切りました。鉄道インフラ投資の拡大とデジタル技術の活用が成長ドライバーです。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
鉄道インフラ投資25%
株主還元・増配20%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
45
前月比 +8.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報, みんかぶ
業界内ランキング
上位 35%
建設業 149社中 48位
報道のトーン
60%
好意的
33%
中立
7%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1944
千歳電工として創業

前身の千歳電工株式会社が鉄道電気工事会社として設立。戦後の鉄道復興を支えた。

1957
保安工業が設立

もう一つの前身である保安工業株式会社が設立。鉄道信号・通信設備の施工を開始した。

2009
合併により日本リーテック誕生

千歳電工と保安工業が合併し、日本リーテック株式会社として新たにスタート。総合電気設備工事会社へ。

2020
電子小黒板アプリ全社導入

DX推進の一環として電子小黒板アプリ「蔵衛門工事黒板」を全社導入。業務効率を最大50%改善。

2024
配当を大幅増額

株主還元を強化し、1株当たり配当金を35円から77円へ2.2倍に増額。資本効率の改善を加速。

2025
中計「NR中期経営計画2027」始動

売上高775億円・営業利益65億円・ROE 8.0%を目標とする3カ年中期経営計画をスタート。

出来事の年表

2026年2月3Q好決算

2026/03期 第3四半期は売上高485億円(+10.5%)・営業利益34億円(+84.2%)と大幅増益で着地。

2026年2月株式売出し

149万4,800株の株式売出しを発表。流動性向上を目的とした施策。

2025年5月中計策定

NR中期経営計画2027」を策定。売上高775億円・営業利益65億円・ROE 8.0%を最終目標に掲げる。

社長プロフィール

久保 公人
代表取締役社長
堅実経営者
日本リーテックは、鉄道を中心とした社会インフラの安全・安心を守る総合電気設備工事会社です。お客様のニーズに的確にお応えし、高品質な電気設備工事を通じて、人々の暮らしと社会の発展に貢献してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.9%
0%25% (注意ライン)40% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
115億円
借金(有利子負債)
Net Assets
655億円
会社の純資産

自己資本比率は67〜70%と極めて高い財務健全性を誇ります。2023/03期まで実質無借金経営を維持しており、2024/03期以降に少額の有利子負債が発生していますが、自己資本に対して極めて僅少です。BPSも着実に増加しており、堅実な財務基盤が同社の強みです。 【3Q 2026/03期】総資産1043億円、純資産655億円、自己資本比率58.9%、有利子負債115億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+20.4億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-11.9億円
投資に使ったお金
Financing CF
-14.4億円
借入・返済など
Free CF
+8.6億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期30.7億円15.2億円20.2億円15.5億円
2022/03期26.3億円4.5億円10.9億円21.7億円
2023/03期21.7億円8.3億円13.3億円13.4億円
2024/03期38.6億円18.5億円9.6億円20.1億円
2025/03期20.4億円11.9億円14.4億円8.6億円

営業キャッシュフローは毎期20〜39億円のプラスを安定的に計上しており、健全なキャッシュ創出力を維持しています。2025/03期のFCFが減少したのは、配当増額や設備投資の増加が主因です。投資キャッシュフローは研修センターや技術設備への投資を反映しており、将来の成長に向けた投資が着実に行われています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
4,500万円
連結子会社数
7
設備投資額
3.7億円
平均勤続年数(従業員)
15.2

取締役・監査役10名中、女性が1名(10.0%)を占めています。7社の連結子会社を統括するグループ経営において、監査等委員会設置会社としてガバナンス体制を整備しています。平均勤続年数15.2年と定着率が高く、専門技術の継承が行われています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主73.6%
浮動株26.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関19%
事業法人等43.9%
外国法人等4%
個人その他31.8%
証券会社1.3%

経営者・創業家が10.8%を保有するオーナー経営企業です。 金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は東日本旅客鉄道・日本リーテック取引先持株会・光通信。

東日本旅客鉄道株式会社(4,819,000株)19.47%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,977,000株)7.99%
日本リーテック取引先持株会(1,566,000株)6.33%
光通信株式会社(1,272,000株)5.14%
日本リーテック従業員持株会(1,110,000株)4.49%
日本電設工業株式会社(1,045,000株)4.22%
株式会社みずほ銀行(756,000株)3.06%
株式会社三菱UFJ銀行(734,000株)2.97%
トーグ安全工業株式会社(649,000株)2.62%
日本信号株式会社(570,000株)2.31%

筆頭株主のJR東日本が19.47%を保有し、親子関係に近い強固な資本関係を構築しています。取引先持株会(6.33%)と従業員持株会(4.49%)が上位に入り、ステークホルダーの参画意識が高いことが特徴です。日本電設工業やトーグ安全工業など鉄道関連企業も株主に名を連ね、鉄道インフラ業界における信頼関係が反映されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1JR東日本の設備投資動向への高い依存リスク
2技術者の高齢化・人材確保の困難化リスク
3資材価格・労務費の高騰による利益圧迫リスク
4自然災害による工事遅延・損害発生リスク
5法規制の変更(労働安全衛生法等)への対応リスク
6情報セキュリティリスク(サイバー攻撃等)

社員の給料はどのくらい?

平均年収
704万円
従業員数
1,518
平均年齢
42.6歳
平均年収従業員数前年比
当期704万円1,518-

従業員の平均年収は704万円で、建設業界の中では標準的な水準です。平均年齢42.6歳・平均勤続年数15.2年と定着率が高く、鉄道電気設備のプロフェッショナル人材が長期にわたり技術を蓄積しています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

日本リーテックの5年TSRは107.1%と元本を回復しましたが、TOPIX(213.4%)を大きく下回るパフォーマンスとなっています。2022期〜2023は業績低迷を受けて株価が大きく下落しましたが、2025期以降は増配と好業績により急回復。直近の株価上昇モメンタムが継続すれば、TSRギャップの縮小が期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
77
方針: 配当性向50%を目安とした安定的・継続的な配当
1株配当配当性向
2016/03期1210.6%
2017/03期1510.5%
2018/03期1811.7%
2019/03期2216.5%
2020/03期2718.7%
2021/03期2720.7%
2022/03期2728.3%
2023/03期2731.7%
2024/03期3531.4%
2025/03期7740.3%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は2024/03期の35円から2025/03期には77円へと2.2倍に大幅増配し、2026/03期もさらに82円(予想)と増配を継続する計画です。配当性向も2021/03期の20.7%から2026/03期予想の48.4%へと大幅に引き上げており、株主還元の姿勢が明確に強化されています。4期連続増配の実績も魅力です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 107.1万円 になりました (7.1万円)
+7.1%
年度末時点評価額損益TSR
2021期131.5万円31.5万円31.5%
2022期85.7万円14.3万円-14.3%
2023期64.9万円35.1万円-35.1%
2024期94.8万円5.2万円-5.2%
2025期107.1万円7.1万円7.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残136,900株
売り残10,300株
信用倍率13.29倍
3/13時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

日本リーテックのPERは15.3倍と業界平均(13.6倍)をやや上回りますが、PBR 1.01倍と割安水準にあります。配当利回り3.16%は業界平均を上回り、増配基調にある点が評価されています。信用倍率13.29倍と買い残が多く、個人投資家の注目度が高い状態です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期47.6億円14.9億円31.2%
2022/03期33.0億円9.0億円27.3%
2023/03期30.8億円9.4億円30.7%
2024/03期39.1億円11.4億円29.2%
2025/03期59.5億円12.2億円20.5%

税引前利益は2025/03期に60億円近くに達し、過去最高水準となりました。2025/03期の実効税率が20.5%と低下したのは、税効果会計の影響によるものです。2026/03期も同水準の利益を見込んでおり、安定的な税負担が続きます。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

日本リーテック(株) まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 77円
安全性
安定
自己資本比率 58.9%(自己資本比率67%超・実質無借金に近く、建設業界でも屈指の財務健全性)
稼ぐ力
普通
ROE 4.2%(累計)
話題性
好評
ポジ 60%

「JR東日本を支える鉄道電気のプロ集団。社会インフラの安全・安心を守る総合電気設備工事会社」

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DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU