(株)キャンディル1446
CANDEAL Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
新築マンションの引き渡し前に見つかった壁紙の傷やフローリングの凹み、引越し時にできてしまったドアの擦り傷。キャンディルの技術者が現場に駆けつけて、張替えではなく「補修(リペア)」で元通りに直すのが得意技です。コンビニや飲食チェーンの店舗改装、住宅の定期点検サービスなど、私たちの身近な建物のメンテナンスに幅広く関わっています。
キャンディルは2018年に東証マザーズに上場した、建物の補修(リペア)・定期点検・リフォームを手がける建築サービス企業です。約900名の自社技術者と900社超の協力会社ネットワークで全国対応し、住環境・商環境の両分野で建物メンテナンスをワンストップで提供しています。2022年にサカイ引越センターと資本業務提携(出資額約13億円)を締結し、引越し時の損傷補修を起点とした事業シナジーを拡大中。2025/09期は売上高139億円(+4.8%)・営業利益4.2億円と堅調に推移し、2026/09期は売上高150億円・営業利益4.8億円を計画しています。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都新宿区北山伏町1-11 牛込食糧ビル3階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
新築住宅の竣工検査・補修、定期点検、リフォームサービスを展開。デベロッパーやハウスメーカー向けが主力。売上構成比約50%。
コンビニ・飲食チェーン等の店舗改装・補修・メンテナンスを提供。全国ネットワークを活かしたスピード対応が強み。売上構成比約40%。
ツナゲルクラウド等のDXサービス、人材派遣、建材販売など。DX銘柄2020に選定された実績あり。売上構成比約10%。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/09期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2018/09期 | 6.0% | 2.5% | 3.3% |
| 2019/09期 | 8.2% | 3.6% | 3.5% |
| 2020/09期 | 5.8% | 2.5% | 3.4% |
| 2021/09期 | ▲2.2% | ▲0.9% | 0.6% |
| 2022/09期 | 3.6% | 1.5% | 3.0% |
| 2023/09期 | 8.6% | 3.5% | 3.7% |
| 2024/09期 | 5.0% | 2.2% | 2.7% |
| 2025/09期 | 6.8% | 3.2% | 3.0% |
| 1Q 2026/09期 | 1.7%(累計) | 0.8%(累計) | 3.1% |
営業利益率は2021/09期の0.6%から2023/09期には3.7%まで改善しましたが、建設サービス業の特性上、利益率は3%前後で推移しています。ROEは2023/09期に8.3%を記録し、2025/09期は6.6%と安定した水準を確保。無借金経営のため財務レバレッジは低く、事業成長による利益率改善がROE向上の鍵となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/09期 | 112億円 | 6,300万円 | ▲7,200万円 | -6.8円 | -8.5% |
| 2022/09期 | 113億円 | 3.4億円 | 1.1億円 | 11.2円 | +0.4% |
| 2023/09期 | 123億円 | 4.5億円 | 2.2億円 | 24.4円 | +9.2% |
| 2024/09期 | 132億円 | 3.6億円 | 1.4億円 | 15.0円 | +7.4% |
| 2025/09期 | 139億円 | 4.2億円 | 2.0億円 | 21.2円 | +4.8% |
売上高は2021/09期の112億円から2025/09期の139億円へと4期連続で増収を達成しています。2021/09期はコロナ禍の影響で営業利益0.6億円・最終赤字でしたが、2023/09期には営業利益4.5億円まで回復。2024/09期は一時的に利益が減少したものの、2025/09期には営業利益4.2億円と再び増益に転じました。2026/09期は売上高150億円・営業利益4.8億円を計画し、過去最高売上・利益の更新を目指しています。 【1Q 2026/09期実績】売上35億円(通期予想比24%)、営業利益1.1億円(同23%)、純利益50百万円(同25%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 住環境向け建築サービス | 約70億円 | 約2.5億円 | 3.6% |
| 商環境向け建築サービス | 約55億円 | 約1.5億円 | 2.7% |
| その他 | 約14億円 | 約0.2億円 | 1.4% |
住環境向け建築サービスが売上の約50%を占める主力セグメントで、商環境向け(約40%)と合わせて約90%が建築サービスです。住環境向けは新築住宅の竣工前補修や定期点検が安定収益源。商環境向けはコンビニ・飲食チェーンの店舗改装で全国対応力を活かしています。DXサービス「ツナゲルクラウド」による業務効率化も推進中です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 139億円 | — | 139億円 | -0.3% |
| 2024期 | 135億円 | — | 132億円 | -2.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
キャンディルは正式な中期経営計画は非開示としていますが、2028年9月期の売上高200億円を中期の成長イメージとして掲げています。2025/09期実績の139億円から200億円への到達には3年間で約44%の成長が必要であり、サカイ引越センターとのシナジー拡大と新規顧客開拓が鍵となります。1Q時点の進捗率は計画通りの水準です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/09期 第1四半期は経常利益22%増益で着地。売上高35.4億円(前年同期比+4.8%)と堅調。
2025/09期は経常利益4.17億円で7期ぶり最高益を更新。2円増配(10円予想)も発表。
譲渡制限付株式報酬制度を導入。経営陣と株主の利益一致を図る。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも1Q 2026/09期末時点
有利子負債ゼロの無借金経営が最大の特徴です。自己資本比率は2022/09期の38.8%から2025/09期には47.1%へと着実に改善しており、財務基盤は非常に堅固です。BPS(1株当たり純資産)も319.7円と上昇傾向にあり、内部留保の着実な蓄積が確認できます。 【1Q 2026/09期】総資産61億円、純資産29億円、自己資本比率48.7%、有利子負債11億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2018/09期 | 1.5億円 | ▲3,100万円 | ▲2.3億円 | 1.2億円 |
| 2019/09期 | 6.0億円 | 7,900万円 | ▲3.5億円 | 6.7億円 |
| 2020/09期 | 4.5億円 | ▲1.1億円 | 15.2億円 | 3.4億円 |
| 2021/09期 | ▲3,500万円 | ▲9,300万円 | ▲7.3億円 | ▲1.3億円 |
| 2022/09期 | 4.7億円 | ▲3,300万円 | ▲11.4億円 | 4.3億円 |
| 2023/09期 | 6.0億円 | ▲4,100万円 | ▲8.3億円 | 5.5億円 |
| 2024/09期 | 3.8億円 | ▲7,400万円 | ▲3.0億円 | 3.0億円 |
| 2025/09期 | 4.2億円 | ▲9,200万円 | ▲3.1億円 | 3.3億円 |
2021/09期はコロナ禍で営業CFがマイナスでしたが、2022/09期以降は毎期3〜6億円の安定した営業CFを創出しています。投資CFは設備投資が中心で小規模にとどまり、フリーキャッシュフローは毎期プラスを維持。財務CFのマイナスは主に配当金の支払いによるもので、健全なキャッシュ創出力を有しています。
この会社のガバナンスは?
取締役9名中、女性が1名(11.1%)を占めています。連結子会社3社(キャンディルテクト、キャンディルデザイン、キャンディルパートナーズ)でグループ経営を展開。オーナー社長の林晃生氏が約21%を保有し、迅速な意思決定が可能な経営体制です。2018年上場の比較的若い企業であり、平均勤続年数は短めですが、技術者の育成・定着に注力しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 2025/09期 | 480万円 | 900人 | - |
建築サービス業の特性上、技術者中心の従業員構成で平均年齢は比較的若い水準です。約900名の自社技術者を擁し、全国対応のサービスネットワークを構築しています。今後の人材確保と定着率向上が持続的成長の鍵となります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
キャンディルのTSRは5年間でほぼ横ばい(99%)と、TOPIX(213%)を大きく下回るパフォーマンスとなっています。IPO後の株価調整が長引いており、業績の本格回復・成長軌道への乗り換えが株価反転の条件です。2026/09期の増益・増配計画が実現すれば、TSR改善の起点となる可能性があります。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2018/09期 | 0円 | 0.0% |
| 2020/09期 | 6円 | 32.4% |
| 2021/09期 | 6円 | - |
| 2022/09期 | 6円 | 53.4% |
| 2023/09期 | 6円 | 24.5% |
| 2024/09期 | 8円 | 53.5% |
| 2025/09期 | 8円 | 37.7% |
| 必要株数 | 200株以上(約11.5万円) |
| 金額相当 | 3,000円〜5,000円相当 |
| 権利確定月 | 9月 |
配当は2021期〜2023/9まで1株6円で据え置きでしたが、2024/09期に8円、2026/09期予想では10円と2円増配を計画しています。配当性向は24〜54%と幅がありますが、業績安定に伴い還元姿勢を強化中。加えて、200株以上でQUOカード3,000円分の株主優待があり、優待込み利回りは配当のみを上回る水準です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 100.0万円 | 0.0万円 | 0.0% |
| 2022期 | 102.0万円 | 2.0万円 | 2.0% |
| 2023期 | 103.0万円 | 3.0万円 | 3.0% |
| 2024期 | 95.0万円 | ▲5.0万円 | -5.0% |
| 2025期 | 99.0万円 | ▲1.0万円 | -1.0% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 26.5倍・PBR 1.79倍と建設業セクター平均(PER 12.8倍・PBR 1.1倍)を大幅に上回る水準で取引されています。これは小型成長株としての期待を反映していますが、配当利回り1.75%はセクター平均2.8%を下回ります。信用倍率は0.80倍と売り残が買い残を上回る状況で、将来の買い戻し需要が潜在しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2018/09期 | 3.5億円 | 1.7億円 | 50.4% |
| 2019/09期 | 4.5億円 | 2.1億円 | 45.5% |
| 2020/09期 | 4.3億円 | 2.4億円 | 55.5% |
| 2021/09期 | 3,600万円 | 1.1億円 | 300.0% |
| 2022/09期 | 3.0億円 | 2.0億円 | 65.3% |
| 2023/09期 | 4.4億円 | 2.2億円 | 49.2% |
| 2024/09期 | 3.5億円 | 2.1億円 | 60.9% |
| 2025/09期 | 4.2億円 | 2.2億円 | 53.0% |
実効税率が法定実効税率(約30%)を大幅に上回る50〜65%で推移しているのは、のれん償却や繰延税金資産の影響によるものです。2021/09期は税引前利益0.36億円に対し税額1.08億円と逆転現象が発生していますが、これは繰延税金資産の取り崩し等の一時的要因です。利益成長に伴い実効税率は正常化に向かう見込みです。
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(株)キャンディル まとめ
「建物のキズを直す職人集団。サカイ引越センターと組んで全国展開するリペア&メンテナンスのスタンダード企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。