1446スタンダード

(株)キャンディル

CANDEAL Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月24日

ROE6.6%
BPS319.7円
自己資本比率47.1%
FY2025/3 有報データ

建物のキズを治す匠の技。全国900人の職人ネットワークで、住まいと街をきれいに保つ

建物メンテナンスのベストパートナーとして、お客様が満足するサービスを提供し続ける

この会社ってなに?

新築マンションの引き渡し前に見つかった壁紙の傷やフローリングの凹み、引越し時にできてしまったドアの擦り傷。キャンディルの技術者が現場に駆けつけて、張替えではなく「補修(リペア)」で元通りに直すのが得意技です。コンビニや飲食チェーンの店舗改装、住宅の定期点検サービスなど、私たちの身近な建物のメンテナンスに幅広く関わっています。

キャンディルは2018年に東証マザーズに上場した、建物の補修(リペア)・定期点検・リフォームを手がける建築サービス企業です。約900名の自社技術者と900社超の協力会社ネットワークで全国対応し、住環境・商環境の両分野で建物メンテナンスをワンストップで提供しています。2022年にサカイ引越センターと資本業務提携(出資額約13億円)を締結し、引越し時の損傷補修を起点とした事業シナジーを拡大中。FY2025/9は売上高139億円(+4.8%)・営業利益4.2億円と堅調に推移し、FY2026/9は売上高150億円・営業利益4.8億円を計画しています。

建設業スタンダード市場

会社概要

業種
建設業
決算期
9月
本社
東京都新宿区北山伏町1-11 牛込食糧ビル3階
公式
www.candeal.co.jp

社長プロフィール

林 晃生
代表取締役社長
創業オーナー経営者
建物は人が住み、働き、集う場所。その建物をいつまでもきれいに保つことが、私たちの使命です。リペア技術とDXを融合し、建物メンテナンスのスタンダードを創り上げてまいります。

この会社のストーリー

2014
株式会社キャンディル設立

建物の補修・メンテナンスサービスを統括する持株会社として設立。グループ経営体制を構築。

2018
東証マザーズに上場

7月5日に東証マザーズに上場。公開価格1,180円に対し初値1,800円(+52.5%)を記録。

2019
東証一部へ市場変更

12月19日に東証一部(現スタンダード)へ市場変更。全国対応体制の整備を加速。

2020
DX銘柄2020に選定

経済産業省のDX銘柄に建設業界で唯一選定。「ツナゲルクラウド」による業務効率化が評価。

2022
サカイ引越センターと資本業務提携

サカイ引越センターが約13億円を出資し筆頭株主に。引越し×リペアの新たなシナジーを創出。

2025
売上高200億円を目指して

2028年9月期の売上高200億円を成長目標に掲げ、住環境・商環境の両面で事業拡大を推進。

注目ポイント

リペア技術の匠集団

約900名の自社技術者が、壁紙・フローリング・家具などの傷を「張替え」ではなく「補修」で直す独自技術を持っています。SDGsの観点からも注目される「直す文化」のリーダーです。

サカイ引越センターとのシナジー

引越し大手サカイ引越センターが筆頭株主。引越し時の建物損傷補修を起点に、リフォーム・メンテナンスへ事業領域を拡大。年間約70万件の引越し需要は大きな成長ドライバーです。

無借金経営+株主優待

有利子負債ゼロの堅実経営。自己資本比率47%超と財務は盤石。200株以上でQUOカード3,000円分の株主優待もあり、個人投資家に優しい株主還元策です。

サービスの実績は?

10
1株当たり配当金
FY2026予想
+25.0% YoY
+4.8%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
0
有利子負債
無借金経営
900名超
自社技術者数
全国ネットワーク

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(建設サービス業の特性上、営業利益率は3%前後と低水準だが業界では標準的)
配当
少なめ
1株 8円
安全性
普通
自己資本比率 47.1%(有利子負債ゼロの無借金経営で財務安全性は極めて高い)
稼ぐ力
普通
ROE 6.6%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
8
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
FY2018/300.0%
FY2020/3632.4%
FY2021/36-
FY2022/3653.4%
FY2023/3624.5%
FY2024/3853.5%
FY2025/3837.7%
5期連続増配
株主優待
あり
QUOカード(3,000円〜5,000円分)
必要株数200株以上(約11.5万円)
金額相当3,000円〜5,000円相当
権利確定月9月

配当はFY2021〜2023/9まで1株6円で据え置きでしたが、FY2024/9に8円、FY2026/9予想では10円と2円増配を計画しています。配当性向は24〜54%と幅がありますが、業績安定に伴い還元姿勢を強化中。加えて、200株以上でQUOカード3,000円分の株主優待があり、優待込み利回りは配当のみを上回る水準です。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
6.6%
業界平均
9.2%
営業利益率下回る
この会社
3.0%
業界平均
6.5%
自己資本比率下回る
この会社
47.1%
業界平均
51.1%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3113億円
FY2023/3123億円
FY2024/3132億円
FY2025/3139億円
営業利益
FY2022/33.4億円
FY2023/34.5億円
FY2024/33.6億円
FY2025/34.2億円

売上高はFY2021/9の112億円からFY2025/9の139億円へと4期連続で増収を達成しています。FY2021/9はコロナ禍の影響で営業利益0.6億円・最終赤字でしたが、FY2023/9には営業利益4.5億円まで回復。FY2024/9は一時的に利益が減少したものの、FY2025/9には営業利益4.2億円と再び増益に転じました。FY2026/9は売上高150億円・営業利益4.8億円を計画し、過去最高売上・利益の更新を目指しています

事業ごとの売上・利益

住環境向け建築サービス
約70億円50.4%)
商環境向け建築サービス
約55億円39.6%)
その他
約14億円10.1%)
住環境向け建築サービス約70億円
利益: 約2.5億円利益率: 3.6%

新築住宅の竣工検査・補修、定期点検、リフォームサービスを展開。デベロッパーやハウスメーカー向けが主力。売上構成比約50%。

商環境向け建築サービス約55億円
利益: 約1.5億円利益率: 2.7%

コンビニ・飲食チェーン等の店舗改装・補修・メンテナンスを提供。全国ネットワークを活かしたスピード対応が強み。売上構成比約40%。

その他約14億円
利益: 約0.2億円利益率: 1.4%

ツナゲルクラウド等のDXサービス、人材派遣、建材販売など。DX銘柄2020に選定された実績あり。売上構成比約10%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2018/36.0%2.5%3.3%
FY2019/37.8%3.6%3.5%
FY2020/35.6%2.3%3.4%
FY2021/3-2.2%-1.0%0.6%
FY2022/34.2%1.6%3.0%
FY2023/38.3%3.6%3.7%
FY2024/34.9%2.2%2.7%
FY2025/36.6%3.1%3.0%

営業利益率はFY2021/9の0.6%からFY2023/9には3.7%まで改善しましたが、建設サービス業の特性上、利益率は3%前後で推移しています。ROEはFY2023/9に8.3%を記録し、FY2025/9は6.6%と安定した水準を確保。無借金経営のため財務レバレッジは低く、事業成長による利益率改善がROE向上の鍵となります。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率47.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
29.6億円

有利子負債ゼロの無借金経営が最大の特徴です。自己資本比率はFY2022/9の38.8%からFY2025/9には47.1%へと着実に改善しており、財務基盤は非常に堅固です。BPS(1株当たり純資産)も319.7円と上昇傾向にあり、内部留保の着実な蓄積が確認できます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+4.2億円
営業CF
投資に使ったお金
-9,200万円
投資CF
借入・返済など
-3.1億円
財務CF
手元に残ったお金
+3.3億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2018/31.5億円-3,100万円-2.3億円1.2億円
FY2019/36.0億円7,900万円-3.5億円6.7億円
FY2020/34.5億円-1.1億円15.2億円3.4億円
FY2021/3-3,500万円-9,300万円-7.3億円-1.3億円
FY2022/34.7億円-3,300万円-11.4億円4.3億円
FY2023/36.0億円-4,100万円-8.3億円5.5億円
FY2024/33.8億円-7,400万円-3.0億円3.0億円
FY2025/34.2億円-9,200万円-3.1億円3.3億円

FY2021/9はコロナ禍で営業CFがマイナスでしたが、FY2022/9以降は毎期3〜6億円の安定した営業CFを創出しています。投資CFは設備投資が中心で小規模にとどまり、フリーキャッシュフローは毎期プラスを維持。財務CFのマイナスは主に配当金の支払いによるもので、健全なキャッシュ創出力を有しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設業界の人手不足・技術者の確保リスク
2主要顧客(デベロッパー・ハウスメーカー等)の業績変動リスク
3サカイ引越センターへの依存度の高まりリスク
4新築住宅着工戸数の減少による市場縮小リスク
5競合他社の参入・価格競争の激化リスク
6情報セキュリティ・個人情報管理リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2018/33.5億円1.7億円50.4%
FY2019/34.5億円2.1億円45.5%
FY2020/34.3億円2.4億円55.5%
FY2021/33,600万円1.1億円300.0%
FY2022/33.0億円2.0億円65.3%
FY2023/34.4億円2.2億円49.2%
FY2024/33.5億円2.1億円60.9%
FY2025/34.2億円2.2億円53.0%

実効税率が法定実効税率(約30%)を大幅に上回る50〜65%で推移しているのは、のれん償却や繰延税金資産の影響によるものです。FY2021/9は税引前利益0.36億円に対し税額1.08億円と逆転現象が発生していますが、これは繰延税金資産の取り崩し等の一時的要因です。利益成長に伴い実効税率は正常化に向かう見込みです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
480万円
従業員数
900
平均年齢
35歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/9480万円900-

建築サービス業の特性上、技術者中心の従業員構成で平均年齢は比較的若い水準です。約900名の自社技術者を擁し、全国対応のサービスネットワークを構築しています。今後の人材確保と定着率向上が持続的成長の鍵となります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55.5%
浮動株44.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
事業法人等31.3%
外国法人等1.5%
個人その他64.2%
証券会社3%

筆頭株主のサカイ引越センター(27.21%)は資本業務提携先であり安定株主。第2位の林晃生社長(21.45%)は創業者であり安定株主としてカウント。株式会社TRA(3.35%)も関係会社として安定保有。安定株主比率は約55%と高く、経営基盤は堅固です。

株式会社サカイ引越センター(2,920,700株)27.21%
林 晃生(代表取締役社長)(2,302,200株)21.45%
株式会社TRA(359,600株)3.35%
大西 幸四郎(301,600株)2.81%
新生クレアシオンパートナーズ2号投資事業有限責任組合(77,300株)0.72%

筆頭株主はサカイ引越センター(27.21%)で、2022年の資本業務提携により大株主に。第2位は創業者で代表取締役社長の林晃生氏(21.45%)で、トップ2で約49%を占める集中型の株主構成です。オーナー経営者と事業パートナーが過半近くを保有しており、経営の安定性が高い反面、流動性はやや低い点に留意が必要です。

会社の公式開示情報

役員報酬

非開示
取締役9名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
住環境向け建築サービス約70億円約2.5億円3.6%
商環境向け建築サービス約55億円約1.5億円2.7%
その他約14億円約0.2億円1.4%

住環境向け建築サービスが売上の約50%を占める主力セグメントで、商環境向け(約40%)と合わせて約90%が建築サービスです。住環境向けは新築住宅の竣工前補修や定期点検が安定収益源。商環境向けはコンビニ・飲食チェーンの店舗改装で全国対応力を活かしています。DXサービス「ツナゲルクラウド」による業務効率化も推進中です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
連結子会社数
3
設備投資額
0.9億円
平均勤続年数(従業員)
5

取締役9名中、女性が1名(11.1%)を占めています。連結子会社3社(キャンディルテクト、キャンディルデザイン、キャンディルパートナーズ)でグループ経営を展開。オーナー社長の林晃生氏が約21%を保有し、迅速な意思決定が可能な経営体制です。2018年上場の比較的若い企業であり、平均勤続年数は短めですが、技術者の育成・定着に注力しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中期目標の売上高200億円に対してFY2025実績は139億円(達成率69%)。着実に成長しているが、目標達成にはFY2028/9までに年率約13%の成長が必要。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期成長イメージ(2028年9月期目標)
FY2026〜FY2028
売上高: 目標 200億円 やや遅れ (139億円 (FY2025))
69.3%
営業利益: 目標 非開示 大幅遅れ (4.2億円 (FY2025))
0%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025139億円139億円-0.3%
FY2024135億円132億円-2.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

キャンディルは正式な中期経営計画は非開示としていますが、2028年9月期の売上高200億円を中期の成長イメージとして掲げています。FY2025/9実績の139億円から200億円への到達には3年間で約44%の成長が必要であり、サカイ引越センターとのシナジー拡大と新規顧客開拓が鍵となります。1Q時点の進捗率は計画通りの水準です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

キャンディルのTSRは5年間でほぼ横ばい(99%)と、TOPIX(213%)を大きく下回るパフォーマンスとなっています。IPO後の株価調整が長引いており、業績の本格回復・成長軌道への乗り換えが株価反転の条件です。FY2026/9の増益・増配計画が実現すれば、TSR改善の起点となる可能性があります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-1.0%
100万円 →99.0万円
-1.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021100.0万円+0.0万円0.0%
FY2022102.0万円+2.0万円2.0%
FY2023103.0万円+3.0万円3.0%
FY202495.0万円-5.0万円-5.0%
FY202599.0万円-1.0万円-1.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残66,200株
売り残83,200株
信用倍率0.80倍
3/6時点
今後の予定
2026年9月期 第2四半期決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年12月下旬(予定)

PER 26.5倍・PBR 1.79倍と建設業セクター平均(PER 12.8倍・PBR 1.1倍)を大幅に上回る水準で取引されています。これは小型成長株としての期待を反映していますが、配当利回り1.75%はセクター平均2.8%を下回ります。信用倍率は0.80倍と売り残が買い残を上回る状況で、将来の買い戻し需要が潜在しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
25
前月比 +3.5%
メディア数
12
株探, Yahoo!ファイナンス, 日経電子版, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 60%
建設業 125社中 75位
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
資本業務提携・M&A25%
株主還元・優待20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月1Q決算発表

FY2026/9 第1四半期は経常利益22%増益で着地。売上高35.4億円(前年同期比+4.8%)と堅調。

2025年11月通期決算

FY2025/9は経常利益4.17億円で7期ぶり最高益を更新。2円増配(10円予想)も発表。

2025年1月株式報酬導入

譲渡制限付株式報酬制度を導入。経営陣と株主の利益一致を図る。

(株)キャンディル まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(建設サービス業の特性上、営業利益率は3%前後と低水準だが業界では標準的)
配当
少なめ
1株 8円
安全性
普通
自己資本比率 47.1%(有利子負債ゼロの無借金経営で財務安全性は極めて高い)
稼ぐ力
普通
ROE 6.6%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「建物のキズを直す職人集団。サカイ引越センターと組んで全国展開するリペア&メンテナンスのスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU