1899プライム

(株)福田組

FUKUDA CORPORATION

最終更新日: 2026年3月24日

ROE6.0%
BPS10845.1円
自己資本比率58.8%
FY2025/3 有報データ

新潟から全国へ。125年の歴史を持つ地方ゼネコンが、都市再開発で新たな成長ステージへ

地域と共に歩み、未来を創造する総合建設企業

この会社ってなに?

新潟のランドマークとなるマンションやビル、商業施設の建設を数多く手がけ、地域のまちづくりに貢献しています。また、首都圏では都市型再開発プロジェクトにも参画。道路や橋梁などのインフラ整備から、病院・学校などの公共施設まで、私たちの暮らしを支える建物やインフラを幅広く建設しています。

福田組は1899年創業の新潟を代表するゼネコンで、土木・建築事業を中心に不動産開発まで手がけています。2025年12月期は売上高1,680億円(前期比+0.8%)、営業利益77.7億円(同+1.4%)と安定成長を継続。長期ビジョン「FUKUDA VISION 2035」のもと、売上高2,200億円・営業利益143億円を目指します。PER 13.7倍・PBR 0.76倍と割安水準にあり、配当利回り3.14%と株主還元も充実しています。

建設業プライム市場

会社概要

業種
建設業
決算期
12月
本社
新潟県新潟市中央区一番堀通町3番10号
公式
www.fkd.co.jp

社長プロフィール

荒木 正雄
代表取締役社長
堅実経営者
地域に根差した建設事業を通じて、安全・安心で持続可能な社会基盤の構築に貢献してまいります。FUKUDA VISION 2035のもと、新潟を基盤に首都圏・西日本へ事業を拡大し、次の100年も社会に必要とされる企業を目指します。

この会社のストーリー

1899
福田組として創業

福田源七が新潟で土木建設業を創業。新潟の発展と共に歩む125年の歴史が始まった。

1949
株式会社に改組・東証上場

株式会社福田組に改組し、東京証券取引所に上場。戦後復興の建設需要に応え、事業を拡大した。

1970
首都圏進出を本格化

東京本社を設立し、首都圏での建築・土木事業を本格的に展開。地方ゼネコンから全国企業への転換を図った。

2004
新潟中越地震からの復興

新潟中越地震の復旧・復興工事に尽力。地域のライフラインとインフラ復旧に貢献し、地元との絆を深めた。

2022
東証プライム市場に移行

東京証券取引所プライム市場に移行。より高いガバナンス水準を満たし、企業価値の向上に取り組む。

2026
「FUKUDA VISION 2035」始動

長期ビジョンと中期経営計画2030を策定。売上高2,200億円・ROE 8.5%を目指し、人材投資と都市型再開発を加速する。

注目ポイント

PBR 0.76倍の圧倒的割安水準

BPS 10,845円に対し株価8,290円とPBR 0.76倍。配当利回り3.14%と合わせた総合リターンが魅力的で、バリュー投資の好機です。

自己資本比率60.9%の鉄壁財務

有利子負債はわずか16億円。自己資本比率60.9%は建設業界でもトップクラスの健全性で、不況時にも安心の財務体質です。

FUKUDA VISION 2035で成長加速

中期計画で売上高2,200億円・営業利益143億円を目標設定。人材投資16億円、都市型再開発と西日本展開で新たな成長ステージへ。

サービスの実績は?

260
1株当たり配当金
FY2025実績
+30.0% YoY
+0.8%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
60.9%
自己資本比率
FY2025実績
2,215
連結従業員数
2025年12月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 260円
安全性
安定
自己資本比率 58.8%(自己資本比率60.9%・実質無借金経営と財務は極めて健全)
稼ぐ力
普通
ROE 6.0%(ROE 6.2%は中計で8.5%への改善を目指す段階)
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
260
方針: 配当性向の引き上げと安定配当を基本方針とし、株主還元を強化
1株配当配当性向
FY2016/3189.5%
FY2017/310017.1%
FY2018/311017.2%
FY2019/311017.8%
FY2020/311015.9%
FY2021/313018.9%
FY2022/312028.0%
FY2023/311027.5%
FY2024/320031.2%
FY2025/326038.8%
2期連続増配
株主優待
あり
金券2,000円分
必要株数200株以上(約166万円)
金額相当2,000円相当
権利確定月12月

配当はFY2024/12に200円へ大幅増配し、FY2025/12にはさらに260円へ増配(前期比+30%)と株主還元を強化しています。配当性向もFY2021/12の18.9%からFY2025/12は38.8%へ拡大。中期計画では配当性向のさらなる引き上げを掲げており、今後も増配基調が期待されます。株主優待も200株以上で金券がもらえます。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
6.0%
業界平均
9.2%
営業利益率下回る
この会社
4.6%
業界平均
6.5%
自己資本比率上回る
この会社
58.8%
業界平均
51.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,544億円
FY2023/31,622億円
FY2024/31,666億円
FY2025/31,680億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/376.7億円
FY2025/377.7億円

福田組の業績は、FY2021/12の売上高1,798億円をピークに一時減収となったものの、FY2023/12以降は回復基調にあります。FY2025/12は売上高1,680億円・営業利益77.7億円と堅調。FY2026/12は売上高1,756億円を計画しており、中期経営計画に沿った着実な成長が見込まれます。

事業ごとの売上・利益

建築事業
1,016億円60.5%)
土木事業
478億円28.5%)
不動産事業等
186億円11.1%)
建築事業1,016億円
利益: 42.5億円利益率: 4.2%

マンション・商業施設・病院・学校等の建築工事。首都圏の都市型再開発案件にも注力。売上構成比約60%を占める主力セグメント。

土木事業478億円
利益: 28.0億円利益率: 5.9%

道路・橋梁・トンネル・河川等のインフラ整備工事。新潟県を中心に公共工事の実績が豊富。利益率が高い安定セグメント。

不動産事業等186億円
利益: 7.3億円利益率: 3.9%

不動産の開発・分譲・賃貸事業。新潟市内を中心にマンション開発や商業施設の運営を展開。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/39.9%4.5%-
FY2022/36.8%2.7%-
FY2023/34.1%2.5%-
FY2024/36.5%3.7%4.6%
FY2025/36.0%3.8%4.6%

営業利益率はFY2023/12の3.2%を底にFY2025/12は4.6%まで回復しました。ROEは6.2%と建設業界の平均的な水準ですが、中期経営計画では8.5%への引き上げを目指しています。利益率改善の取り組みが着実に成果を上げている段階です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
15.1億円
会社の純資産
902億円

自己資本比率は60.9%と建設業界トップクラスの財務健全性を誇ります。有利子負債はFY2024/12に22億円発生しましたがFY2025/12には16億円に減少しており、実質的に無借金経営に近い状態です。BPSは10,845円と株価を大きく上回り、PBR 0.76倍の割安さを裏付けています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+25.7億円
営業CF
投資に使ったお金
-11.3億円
投資CF
借入・返済など
-25.7億円
財務CF
手元に残ったお金
+14.5億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/378.0億円-15.1億円-61.3億円63.0億円
FY2022/350.2億円-11.3億円9.7億円38.9億円
FY2023/374.9億円-18.8億円-43.5億円56.2億円
FY2024/358.8億円-19.8億円-13.7億円39.0億円
FY2025/325.7億円-11.3億円-25.7億円14.5億円

営業キャッシュフローは毎期安定的にプラスを維持しており、本業での着実なキャッシュ創出力を示しています。FY2025/12は25.7億円とやや減少しましたが、これは工事の進捗タイミングによる一時的な運転資金変動が主因です。フリーキャッシュフローも概ねプラスで推移し、健全な財務基盤を維持しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設資材価格の高騰リスク(鉄鋼・セメント等の価格変動)
2労働力不足・人件費上昇リスク(建設業界全体の担い手不足)
3公共工事の予算変動リスク(国・地方自治体の財政状況による影響)
4自然災害リスク(地震・豪雨等による工事の遅延・損害)
5不動産市況の変動リスク(開発事業における販売価格・需要の変動)
6受注競争の激化リスク(同業他社との価格競争)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/391.5億円32.8億円35.9%
FY2022/354.5億円18.0億円33.0%
FY2023/354.8億円20.9億円38.2%
FY2024/379.6億円26.5億円33.3%
FY2025/381.3億円25.8億円31.7%

税引前利益はFY2025/12に81.3億円と過去最高を記録しました。実効税率は31〜38%の範囲で推移しており、FY2025/12は31.7%と低めの水準で着地しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
831万円
従業員数
2,226
平均年齢
42.9歳
平均年収従業員数前年比
当期831万円2,226-

従業員の平均年収は742万円で、地方ゼネコンとしては高水準の給与です。平均年齢43.7歳・平均勤続年数17.3年と、長期勤続のベテラン社員が多く、技術力の蓄積に寄与しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主37.6%
浮動株62.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関18.3%
事業法人等19.3%
外国法人等10.4%
個人その他50.8%
証券会社1.2%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は公益財団法人福田育英会・第四北越銀行・福田石材。

公益財団法人 福田育英会(688,000株)8.21%
日本マスタートラスト信託銀行 その他信託口(476,000株)5.68%
福田組共栄会(297,000株)3.54%
福 田 勝 之(232,000株)2.78%
福 田 浩 士(231,000株)2.76%
日本マスタートラスト信託銀行 投資信託口(209,000株)2.5%
株式会社第四北越銀行(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(195,000株)2.33%
本 庄 裕 子(178,000株)2.13%
五 十 嵐 恭 子(177,000株)2.12%
BBH FOR THE ADVISORS'INNER CIRCLE FUND Ⅱ/KOPERNIK GLO ALL-CAP FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(153,000株)1.83%

福田組の株主構成は創業家である福田一族を中心とした安定構造が特徴です。福田育英会(8.23%)、福田直美氏(5.16%)、福田石材(3.42%)、福田組共栄会(3.37%)、福田勝之氏(2.78%)、福田浩士氏(2.77%)と、福田家関連だけで約26%を保有しています。メインバンクの第四北越銀行(4.48%)も安定株主として経営を支えています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億9,900万円
取締役7名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
建築事業1,016億円42.5億円4.2%
土木事業478億円28.0億円5.9%
不動産事業等186億円7.3億円3.9%

建築事業が売上の約60%を占める最大セグメントで、土木事業(約28%)、不動産事業等(約11%)が続きます。注目すべきは土木事業の利益率(5.9%)の高さで、公共工事を中心に安定的な収益源となっています。中期計画では建築事業における都市型再開発の受注拡大と、土木事業の利益率維持を両立させる戦略を掲げています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 1名(8.3% 男性 11
8%
92%
監査報酬
6,500万円
連結子会社数
16
設備投資額
12.6億円
平均勤続年数(従業員)
16.8
臨時従業員数
561

取締役・監査役12名中、女性は1名(8.0%)にとどまっており、ダイバーシティの推進が今後の課題です。16社の連結子会社を統括し、平均勤続年数17.3年と定着率が高く、技術の継承と人材育成に強みを持っています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
FY2025/12は増収増益を達成し、業績予想との乖離も小さい堅実な経営。中期計画の目標達成にはさらなる成長加速が必要。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2030(FUKUDA VISION 2035)
FY2026〜FY2030
売上高: 目標 2,200億円 順調 (1,680億円 (FY2025))
76.3%
営業利益: 目標 143億円 やや遅れ (77.7億円 (FY2025))
54.3%
ROE: 目標 8.5%以上 順調 (6.2% (FY2025))
72.9%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,670億円1,680億円+0.6%
FY20241,664億円1,666億円+0.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

福田組は2026年3月に長期ビジョン「FUKUDA VISION 2035」を策定し、FY2030に売上高2,200億円・営業利益143億円を目標に掲げました。人材投資に5年で16億円を投じ、都市型再開発と西日本への事業拡大を推進します。ROEも現在の6.2%から8.5%への引き上げを目指しています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

福田組のTSRは5年間で120.3%と株価は上昇していますが、TOPIX(182.5%)を下回るパフォーマンスとなっています。ただし、2025年後半からは株価が急騰しており、中期経営計画の発表や増配を受けて再評価の動きが加速しています。PBR 0.76倍の割安さを考慮すると、今後の水準訂正余地は大きいと考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+20.3%
100万円 →120.3万円
20.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021116.7万円+16.7万円16.7%
FY202292.6万円-7.4万円-7.4%
FY202397.5万円-2.5万円-2.5%
FY2024111.8万円+11.8万円11.8%
FY2025120.3万円+20.3万円20.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残36,800株
売り残6,300株
信用倍率5.84倍
3/14時点
今後の予定
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月中旬(予定)
定時株主総会2026年3月26日

福田組の株価指標は、PER 13.7倍と建設業界平均(14.6倍)をやや下回る水準にあります。PBRは0.76倍と業界平均(1.0倍)を大きく下回り、資産価値に対して割安です。配当利回り3.14%は業界平均を上回り、高配当・低PBRのバリュー株として注目されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
45
前月比 +8.5%
メディア数
20
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 35%
建設業 80社中 28位
報道のトーン
50%
好意的
40%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
中期経営計画・成長戦略30%
株主還元・配当20%
その他15%

最近の出来事

2026年3月中期経営計画策定

長期ビジョン「FUKUDA VISION 2035」と中期経営計画2030を発表。売上高2,200億円・営業利益143億円を目標に掲げる。

2026年2月決算発表

FY2025/12の決算発表。売上高1,680億円(前期比+0.8%)、営業利益77.7億円(同+1.4%)と増収増益。配当は260円に増額。

2026年1月子会社合併

子会社の日本技研との合併に関する法定事前開示書面を公表。グループ経営の効率化を推進。

(株)福田組 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 260円
安全性
安定
自己資本比率 58.8%(自己資本比率60.9%・実質無借金経営と財務は極めて健全)
稼ぐ力
普通
ROE 6.0%(ROE 6.2%は中計で8.5%への改善を目指す段階)
話題性
好評
ポジティブ 50%

「新潟最大規模のゼネコン。地方創生と首都圏再開発の両輪で成長を加速するプライム企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

建設業」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU