(株)福田組
FUKUDA CORPORATION
最終更新日: 2026年3月24日
新潟から全国へ。125年の歴史を持つ地方ゼネコンが、都市再開発で新たな成長ステージへ
地域と共に歩み、未来を創造する総合建設企業
この会社ってなに?
新潟のランドマークとなるマンションやビル、商業施設の建設を数多く手がけ、地域のまちづくりに貢献しています。また、首都圏では都市型再開発プロジェクトにも参画。道路や橋梁などのインフラ整備から、病院・学校などの公共施設まで、私たちの暮らしを支える建物やインフラを幅広く建設しています。
福田組は1899年創業の新潟を代表するゼネコンで、土木・建築事業を中心に不動産開発まで手がけています。2025年12月期は売上高1,680億円(前期比+0.8%)、営業利益77.7億円(同+1.4%)と安定成長を継続。長期ビジョン「FUKUDA VISION 2035」のもと、売上高2,200億円・営業利益143億円を目指します。PER 13.7倍・PBR 0.76倍と割安水準にあり、配当利回り3.14%と株主還元も充実しています。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 新潟県新潟市中央区一番堀通町3番10号
- 公式
- www.fkd.co.jp
社長プロフィール
地域に根差した建設事業を通じて、安全・安心で持続可能な社会基盤の構築に貢献してまいります。FUKUDA VISION 2035のもと、新潟を基盤に首都圏・西日本へ事業を拡大し、次の100年も社会に必要とされる企業を目指します。
この会社のストーリー
福田源七が新潟で土木建設業を創業。新潟の発展と共に歩む125年の歴史が始まった。
株式会社福田組に改組し、東京証券取引所に上場。戦後復興の建設需要に応え、事業を拡大した。
東京本社を設立し、首都圏での建築・土木事業を本格的に展開。地方ゼネコンから全国企業への転換を図った。
新潟中越地震の復旧・復興工事に尽力。地域のライフラインとインフラ復旧に貢献し、地元との絆を深めた。
東京証券取引所プライム市場に移行。より高いガバナンス水準を満たし、企業価値の向上に取り組む。
長期ビジョンと中期経営計画2030を策定。売上高2,200億円・ROE 8.5%を目指し、人材投資と都市型再開発を加速する。
注目ポイント
BPS 10,845円に対し株価8,290円とPBR 0.76倍。配当利回り3.14%と合わせた総合リターンが魅力的で、バリュー投資の好機です。
有利子負債はわずか16億円。自己資本比率60.9%は建設業界でもトップクラスの健全性で、不況時にも安心の財務体質です。
中期計画で売上高2,200億円・営業利益143億円を目標設定。人材投資16億円、都市型再開発と西日本展開で新たな成長ステージへ。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 18円 | 9.5% |
| FY2017/3 | 100円 | 17.1% |
| FY2018/3 | 110円 | 17.2% |
| FY2019/3 | 110円 | 17.8% |
| FY2020/3 | 110円 | 15.9% |
| FY2021/3 | 130円 | 18.9% |
| FY2022/3 | 120円 | 28.0% |
| FY2023/3 | 110円 | 27.5% |
| FY2024/3 | 200円 | 31.2% |
| FY2025/3 | 260円 | 38.8% |
| 必要株数 | 200株以上(約166万円) |
| 金額相当 | 2,000円相当 |
| 権利確定月 | 12月 |
配当はFY2024/12に200円へ大幅増配し、FY2025/12にはさらに260円へ増配(前期比+30%)と株主還元を強化しています。配当性向もFY2021/12の18.9%からFY2025/12は38.8%へ拡大。中期計画では配当性向のさらなる引き上げを掲げており、今後も増配基調が期待されます。株主優待も200株以上で金券がもらえます。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
福田組の業績は、FY2021/12の売上高1,798億円をピークに一時減収となったものの、FY2023/12以降は回復基調にあります。FY2025/12は売上高1,680億円・営業利益77.7億円と堅調。FY2026/12は売上高1,756億円を計画しており、中期経営計画に沿った着実な成長が見込まれます。
事業ごとの売上・利益
マンション・商業施設・病院・学校等の建築工事。首都圏の都市型再開発案件にも注力。売上構成比約60%を占める主力セグメント。
道路・橋梁・トンネル・河川等のインフラ整備工事。新潟県を中心に公共工事の実績が豊富。利益率が高い安定セグメント。
不動産の開発・分譲・賃貸事業。新潟市内を中心にマンション開発や商業施設の運営を展開。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 9.9% | 4.5% | - |
| FY2022/3 | 6.8% | 2.7% | - |
| FY2023/3 | 4.1% | 2.5% | - |
| FY2024/3 | 6.5% | 3.7% | 4.6% |
| FY2025/3 | 6.0% | 3.8% | 4.6% |
営業利益率はFY2023/12の3.2%を底にFY2025/12は4.6%まで回復しました。ROEは6.2%と建設業界の平均的な水準ですが、中期経営計画では8.5%への引き上げを目指しています。利益率改善の取り組みが着実に成果を上げている段階です。
財務は安全?
自己資本比率は60.9%と建設業界トップクラスの財務健全性を誇ります。有利子負債はFY2024/12に22億円発生しましたがFY2025/12には16億円に減少しており、実質的に無借金経営に近い状態です。BPSは10,845円と株価を大きく上回り、PBR 0.76倍の割安さを裏付けています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 78.0億円 | -15.1億円 | -61.3億円 | 63.0億円 |
| FY2022/3 | 50.2億円 | -11.3億円 | 9.7億円 | 38.9億円 |
| FY2023/3 | 74.9億円 | -18.8億円 | -43.5億円 | 56.2億円 |
| FY2024/3 | 58.8億円 | -19.8億円 | -13.7億円 | 39.0億円 |
| FY2025/3 | 25.7億円 | -11.3億円 | -25.7億円 | 14.5億円 |
営業キャッシュフローは毎期安定的にプラスを維持しており、本業での着実なキャッシュ創出力を示しています。FY2025/12は25.7億円とやや減少しましたが、これは工事の進捗タイミングによる一時的な運転資金変動が主因です。フリーキャッシュフローも概ねプラスで推移し、健全な財務基盤を維持しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 91.5億円 | 32.8億円 | 35.9% |
| FY2022/3 | 54.5億円 | 18.0億円 | 33.0% |
| FY2023/3 | 54.8億円 | 20.9億円 | 38.2% |
| FY2024/3 | 79.6億円 | 26.5億円 | 33.3% |
| FY2025/3 | 81.3億円 | 25.8億円 | 31.7% |
税引前利益はFY2025/12に81.3億円と過去最高を記録しました。実効税率は31〜38%の範囲で推移しており、FY2025/12は31.7%と低めの水準で着地しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 831万円 | 2,226人 | - |
従業員の平均年収は742万円で、地方ゼネコンとしては高水準の給与です。平均年齢43.7歳・平均勤続年数17.3年と、長期勤続のベテラン社員が多く、技術力の蓄積に寄与しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は公益財団法人福田育英会・第四北越銀行・福田石材。
福田組の株主構成は創業家である福田一族を中心とした安定構造が特徴です。福田育英会(8.23%)、福田直美氏(5.16%)、福田石材(3.42%)、福田組共栄会(3.37%)、福田勝之氏(2.78%)、福田浩士氏(2.77%)と、福田家関連だけで約26%を保有しています。メインバンクの第四北越銀行(4.48%)も安定株主として経営を支えています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 建築事業 | 1,016億円 | 42.5億円 | 4.2% |
| 土木事業 | 478億円 | 28.0億円 | 5.9% |
| 不動産事業等 | 186億円 | 7.3億円 | 3.9% |
建築事業が売上の約60%を占める最大セグメントで、土木事業(約28%)、不動産事業等(約11%)が続きます。注目すべきは土木事業の利益率(5.9%)の高さで、公共工事を中心に安定的な収益源となっています。中期計画では建築事業における都市型再開発の受注拡大と、土木事業の利益率維持を両立させる戦略を掲げています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役12名中、女性は1名(8.0%)にとどまっており、ダイバーシティの推進が今後の課題です。16社の連結子会社を統括し、平均勤続年数17.3年と定着率が高く、技術の継承と人材育成に強みを持っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1,670億円 | — | 1,680億円 | +0.6% |
| FY2024 | 1,664億円 | — | 1,666億円 | +0.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
福田組は2026年3月に長期ビジョン「FUKUDA VISION 2035」を策定し、FY2030に売上高2,200億円・営業利益143億円を目標に掲げました。人材投資に5年で16億円を投じ、都市型再開発と西日本への事業拡大を推進します。ROEも現在の6.2%から8.5%への引き上げを目指しています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
福田組のTSRは5年間で120.3%と株価は上昇していますが、TOPIX(182.5%)を下回るパフォーマンスとなっています。ただし、2025年後半からは株価が急騰しており、中期経営計画の発表や増配を受けて再評価の動きが加速しています。PBR 0.76倍の割安さを考慮すると、今後の水準訂正余地は大きいと考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 116.7万円 | +16.7万円 | 16.7% |
| FY2022 | 92.6万円 | -7.4万円 | -7.4% |
| FY2023 | 97.5万円 | -2.5万円 | -2.5% |
| FY2024 | 111.8万円 | +11.8万円 | 11.8% |
| FY2025 | 120.3万円 | +20.3万円 | 20.3% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
福田組の株価指標は、PER 13.7倍と建設業界平均(14.6倍)をやや下回る水準にあります。PBRは0.76倍と業界平均(1.0倍)を大きく下回り、資産価値に対して割安です。配当利回り3.14%は業界平均を上回り、高配当・低PBRのバリュー株として注目されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
長期ビジョン「FUKUDA VISION 2035」と中期経営計画2030を発表。売上高2,200億円・営業利益143億円を目標に掲げる。
FY2025/12の決算発表。売上高1,680億円(前期比+0.8%)、営業利益77.7億円(同+1.4%)と増収増益。配当は260円に増額。
子会社の日本技研との合併に関する法定事前開示書面を公表。グループ経営の効率化を推進。
最新ニュース
(株)福田組 まとめ
ひとめ診断
「新潟最大規模のゼネコン。地方創生と首都圏再開発の両輪で成長を加速するプライム企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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