サンヨーホームズ(株)
Sanyo Homes Corporation
最終更新日: 2026年3月24日
LIXILグループの住宅メーカー。人と地球がよろこぶ住まいを、近畿から全国へ届ける企業
人と地球がよろこぶ住まい
この会社ってなに?
サンヨーホームズは「人と地球がよろこぶ住まい」を理念に掲げるハウスメーカーです。近畿圏を中心に、鉄骨造の注文住宅や分譲マンション「サンメゾン」シリーズを手がけています。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)対応やスマートホーム技術(三菱地所のHOMETACT採用)など、環境配慮と快適性の両立を推進。賃貸住宅オーナー向けの建築請負や、高齢者向け福祉施設の建設にも注力しており、暮らしのさまざまな場面で関わる住宅企業です。
サンヨーホームズは1969年に三洋電機グループの住宅部門として創業し、現在はLIXIL(26%出資)を筆頭株主とする住宅メーカーです。戸建住宅・分譲マンション・賃貸集合住宅の建築請負を主力事業とし、近畿圏を中心に首都圏・中部でも展開。FY2025/3は売上高455億円・営業利益9.6億円と黒字を維持しましたが、FY2026/3は売上高610億円(+34%)・営業利益20億円(+109%)と大幅な増収増益を計画しています。PER 6.6倍・PBR 0.52倍と割安水準にあり、配当利回り3.54%も魅力です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府大阪市西区西本町1丁目4番1号 オリックス本町ビル8F
- 公式
- www.sanyohomes.co.jp
社長プロフィール
サンヨーホームズは「人と地球がよろこぶ住まい」を企業理念に掲げ、環境に配慮した住まいづくりを通じてお客様の暮らしの質の向上に貢献してまいります。中期経営計画の達成に向け、全社一丸となって取り組んでまいります。
この会社のストーリー
三洋ホームズとして設立。三洋電機の技術力を活かした住宅事業をスタートした。
三洋電機グループから独立し、サンヨーホームズ株式会社として新たなスタートを切った。
東証2部に上場。資本市場からの資金調達を通じて事業基盤の強化を図った。
LIXILグループが筆頭株主となり、住宅建材のサプライチェーン連携を強化。経営基盤の安定化を実現。
FY2023/3の営業赤字を経て、FY2024/3には黒字回復。構造改革の成果が出始めた。
FY2027に売上高660億円・ROE 8.9%を目指す中期経営計画を発表。PBR 1.0倍超えを経営目標に掲げる。
注目ポイント
PBR 0.52倍・PER 6.6倍と、解散価値の半分以下の株価水準にあります。会社自身がPBR 1.0倍超えを経営目標に掲げており、株価上昇の余地が大きいバリュー銘柄です。
1株25円の安定配当(利回り3.54%)に加え、100株保有でQUOカード1,000円分がもらえます。優待込みの総合利回りは約5%と魅力的な株主還元を実施しています。
FY2026/3は売上高610億円(+34%)・営業利益20億円(+109%)と大幅な成長を計画。マンション大型案件の引渡しが業績を大きく押し上げる見通しです。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 15円 | - |
| FY2017/3 | 15円 | 19.3% |
| FY2018/3 | 15円 | 14.9% |
| FY2019/3 | 25円 | 32.3% |
| FY2020/3 | 25円 | 83.9% |
| FY2021/3 | 25円 | 53.2% |
| FY2022/3 | 25円 | 84.8% |
| FY2023/3 | 25円 | - |
| FY2024/3 | 25円 | 42.9% |
| FY2025/3 | 25円 | 41.5% |
| 必要株数 | 100株以上(約7万円) |
| 金額相当 | 1,000円〜3,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
配当は1株25円で5期連続で据え置きとなっていますが、配当利回りは3.54%と高水準です。FY2023/3の赤字期にも減配せず安定配当を維持した実績があります。中期経営計画では配当性向30%を目標に掲げており、FY2026/3の増益が実現すれば増配の可能性があります。加えて、株主優待としてQUOカードがもらえ、優待込み利回りは約5%に達します。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
サンヨーホームズの業績は、FY2023/3に営業赤字(▲1.5億円)に転落しましたが、FY2024/3以降は黒字回復を果たしました。FY2025/3は売上高455億円・営業利益9.6億円とほぼ横ばいでしたが、FY2026/3は売上高610億円(+34%)・営業利益20億円(+109%)と大幅な成長を計画しています。マンション事業の大型案件引渡しや住宅事業の受注回復が増収増益の主因です。
事業ごとの売上・利益
戸建注文住宅・賃貸集合住宅の建築請負が主力。近畿圏を中心に首都圏・中部でも展開。鉄骨造のZEH対応住宅に強み。
分譲マンション「サンメゾン」シリーズの開発・販売。福岡・大阪・名古屋など主要都市で展開。FY2026/3は大型案件の引渡しで大幅増収見込み。
リフォーム・リノベーション事業、不動産仲介、福祉施設の建設等。ストック型ビジネスとして成長を目指す。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 3.0% | 1.0% | - |
| FY2022/3 | 2.0% | 0.7% | - |
| FY2023/3 | -1.7% | -0.5% | - |
| FY2024/3 | 4.4% | 1.4% | 2.1% |
| FY2025/3 | 4.5% | 1.3% | 2.1% |
営業利益率はFY2023/3の赤字から2.1%まで回復しましたが、住宅業界の中では低水準にとどまっています。ROEも4.4%と低く、中期経営計画ではROE 8.9%を目標に掲げており、FY2026/3の大幅増益が達成されれば収益性の大幅な改善が見込まれます。PBR 1.0倍以上を目指す経営姿勢も明確化されています。
財務は安全?
自己資本比率は29〜32%台で推移しており、住宅メーカーとしては標準的な水準です。FY2024/3以降、有利子負債が378億円→484億円と増加していますが、マンション開発用地の取得に伴う戦略的な借入と考えられます。BPSは1,367円で現在株価707円に対しPBR 0.52倍と大幅に割安な状態です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 61.1億円 | -1.1億円 | -51.4億円 | 60.0億円 |
| FY2022/3 | 41.8億円 | 4.6億円 | -39.9億円 | 46.4億円 |
| FY2023/3 | 25.6億円 | -1.2億円 | 17.8億円 | 24.4億円 |
| FY2024/3 | 35.4億円 | -1,600万円 | -51.3億円 | 35.2億円 |
| FY2025/3 | -23.7億円 | -4,600万円 | 12.1億円 | -24.2億円 |
FY2021〜2024/3は安定した営業キャッシュフローを確保していましたが、FY2025/3は▲24億円のマイナスに転じました。これはマンション開発に伴う棚卸資産(用地・建設中物件)の増加が主因であり、FY2026/3の大型案件引渡しにより回収が見込まれます。投資キャッシュフローは軽量で、アセットライトな事業構造が特徴です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.7億円 | 3.6億円 | 41.7% |
| FY2022/3 | 5.5億円 | 2.2億円 | 40.3% |
| FY2023/3 | -1.9億円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | 9.3億円 | 2.9億円 | 30.7% |
| FY2025/3 | 11.7億円 | 5.0億円 | 42.4% |
実効税率は30〜42%と年度によりばらつきがありますが、FY2023/3は赤字のため法人税はゼロでした。FY2025/3は税引前利益12億円に対し税額約5億円を納付。FY2026/3は税引前利益20億円・税額約8億円を見込んでいます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 661万円 | 763人 | - |
従業員の平均年収は661万円で、住宅メーカーとしては標準的な水準です。平均年齢44.4歳・平均勤続年数15.8年と、社員の定着率は比較的高い水準にあります。従業員数は763名で、臨時従業員360名を加えた約1,100名体制で事業を運営しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はサンヨーホームズ従業員持株会氏・LIXIL・オリックス。
筆頭株主はLIXIL(26.05%)で、オリックス(14.01%)・関西電力(12.48%)・セコム(10.92%)と大手事業法人が上位を占めています。安定株主比率67%と極めて高く、経営基盤は盤石です。事業法人の持株比率が61%と突出しており、住宅関連のサプライチェーンを通じた戦略的な株主構成となっています。個人投資家は32.3%を占め、高配当・株主優待銘柄としての注目度も高いです。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 住宅事業 | 約200億円 | 約5億円 | 2.5% |
| マンション事業 | 約180億円 | 約3億円 | 1.7% |
| その他事業 | 約76億円 | 約2億円 | 2.6% |
住宅事業とマンション事業の二本柱で売上の約8割を構成しています。住宅事業は安定的な受注基盤を持ち、マンション事業はFY2026/3に大型引渡しが集中するため大幅な増収が見込まれます。利益率は全体的に低めですが、中期経営計画では営業利益率3%以上の達成を目指しています。
この会社のガバナンスは?
取締役7名中、女性が1名(14.3%)を占めています。代表取締役社長は松岡久志氏。3社の連結子会社を統括するコンパクトなグループ経営で、監査等委員会設置会社の形態を採用しています。平均勤続年数15.8年と社員の定着率は高く、専門人材の長期育成に注力しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 530億円 | — | 455億円 | -14.1% |
| FY2024 | 568億円 | — | 459億円 | -19.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
サンヨーホームズの中期経営計画(FY2025〜FY2027)は、最終年度にROE 8.9%・売上高660億円を目標に掲げています。しかし、初年度FY2025/3は売上高455億円と計画の530億円を大幅に下回り、3Q累計でも経常赤字が拡大しています。FY2026/3は売上高610億円と巻き返しを計画していますが、計画の達成にはマンション大型案件の着実な引渡しが不可欠です。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
サンヨーホームズのTSRは5年間で134.6%と、TOPIX(213.4%)を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。株価の低迷が主因ですが、安定配当と株主優待がTSRの下支えとなっています。PBR 0.52倍の解消(PBR 1.0倍への回帰)が実現すれば、株価の大幅なリレーティングの余地があります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 133.0万円 | +33.0万円 | 33.0% |
| FY2022 | 131.0万円 | +31.0万円 | 31.0% |
| FY2023 | 130.0万円 | +30.0万円 | 30.0% |
| FY2024 | 138.8万円 | +38.8万円 | 38.8% |
| FY2025 | 134.6万円 | +34.6万円 | 34.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
サンヨーホームズの株価指標は、PER 6.6倍・PBR 0.52倍と業界平均を大幅に下回る割安水準にあります。信用倍率は9.30倍と買い残が多く、個人投資家の買い需要が強いことを示しています。配当利回り3.54%は業界平均を上回り、高配当バリュー株としての性格が際立ちます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年6月の定時株主総会に向けた役員人事異動を発表。経営体制の刷新を推進。
FY2026/3 第3四半期は経常赤字3.3億円と赤字幅が拡大。通期計画の達成に不透明感。
FY2025/3通期決算を発表。売上高455億円・営業利益9.6億円。中期経営計画2年目に突入。
最新ニュース
サンヨーホームズ(株) まとめ
ひとめ診断
「LIXILグループの住宅メーカー。戸建・マンション・賃貸住宅で近畿を中心に展開するスタンダード企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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