サンヨーホームズ(株)1420
Sanyo Homes Corporation
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
サンヨーホームズは「人と地球がよろこぶ住まい」を理念に掲げるハウスメーカーです。近畿圏を中心に、鉄骨造の注文住宅や分譲マンション「サンメゾン」シリーズを手がけています。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)対応やスマートホーム技術(三菱地所のHOMETACT採用)など、環境配慮と快適性の両立を推進。賃貸住宅オーナー向けの建築請負や、高齢者向け福祉施設の建設にも注力しており、暮らしのさまざまな場面で関わる住宅企業です。
サンヨーホームズは1969年に三洋電機グループの住宅部門として創業し、現在はLIXIL(26%出資)を筆頭株主とする住宅メーカーです。戸建住宅・分譲マンション・賃貸集合住宅の建築請負を主力事業とし、近畿圏を中心に首都圏・中部でも展開。2025/03期は売上高455億円・営業利益9.6億円と黒字を維持しましたが、2026/03期は売上高610億円(+34%)・営業利益20億円(+109%)と大幅な増収増益を計画しています。PER 6.6倍・PBR 0.52倍と割安水準にあり、配当利回り3.54%も魅力です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府大阪市西区西本町1丁目4番1号 オリックス本町ビル8F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
戸建注文住宅・賃貸集合住宅の建築請負が主力。近畿圏を中心に首都圏・中部でも展開。鉄骨造のZEH対応住宅に強み。
分譲マンション「サンメゾン」シリーズの開発・販売。福岡・大阪・名古屋など主要都市で展開。2026/03期は大型案件の引渡しで大幅増収見込み。
リフォーム・リノベーション事業、不動産仲介、福祉施設の建設等。ストック型ビジネスとして成長を目指す。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 3.0% | 1.0% | - |
| 2022/03期 | 2.0% | 0.7% | - |
| 2023/03期 | ▲1.7% | ▲0.5% | - |
| 2024/03期 | 4.4% | 1.3% | 2.1% |
| 2025/03期 | 4.5% | 1.4% | 2.1% |
| 3Q 2026/03期 | ▲1.9%(累計) | ▲0.6%(累計) | ▲0.7% |
営業利益率は2023/03期の赤字から2.1%まで回復しましたが、住宅業界の中では低水準にとどまっています。ROEも4.4%と低く、中期経営計画ではROE 8.9%を目標に掲げており、2026/03期の大幅増益が達成されれば収益性の大幅な改善が見込まれます。PBR 1.0倍以上を目指す経営姿勢も明確化されています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 535億円 | — | 5.1億円 | 47.0円 | — |
| 2022/03期 | 511億円 | 5.5億円 | 3.3億円 | 29.5円 | -4.4% |
| 2023/03期 | 410億円 | ▲1.5億円 | ▲2.5億円 | -22.1円 | -19.9% |
| 2024/03期 | 459億円 | 9.5億円 | 6.5億円 | 58.3円 | +11.9% |
| 2025/03期 | 455億円 | 9.6億円 | 6.7億円 | 60.2円 | -0.7% |
サンヨーホームズの業績は、2023/03期に営業赤字(▲1.5億円)に転落しましたが、2024/03期以降は黒字回復を果たしました。2025/03期は売上高455億円・営業利益9.6億円とほぼ横ばいでしたが、2026/03期は売上高610億円(+34%)・営業利益20億円(+109%)と大幅な成長を計画しています。マンション事業の大型案件引渡しや住宅事業の受注回復が増収増益の主因です。 【3Q 2026/03期実績】売上279億円(通期予想比46%)、営業利益△2.0億円(同-10%)、純利益△2.9億円(同-24%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 住宅事業 | 約200億円 | 約5億円 | 2.5% |
| マンション事業 | 約180億円 | 約3億円 | 1.7% |
| その他事業 | 約76億円 | 約2億円 | 2.6% |
住宅事業とマンション事業の二本柱で売上の約8割を構成しています。住宅事業は安定的な受注基盤を持ち、マンション事業は2026/03期に大型引渡しが集中するため大幅な増収が見込まれます。利益率は全体的に低めですが、中期経営計画では営業利益率3%以上の達成を目指しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 530億円 | — | 455億円 | -14.1% |
| 2024期 | 568億円 | — | 459億円 | -19.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
サンヨーホームズの中期経営計画(2025期〜2027期)は、最終年度にROE 8.9%・売上高660億円を目標に掲げています。しかし、初年度2025/03期は売上高455億円と計画の530億円を大幅に下回り、3Q累計でも経常赤字が拡大しています。2026/03期は売上高610億円と巻き返しを計画していますが、計画の達成にはマンション大型案件の着実な引渡しが不可欠です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026年6月の定時株主総会に向けた役員人事異動を発表。経営体制の刷新を推進。
2026/03期 第3四半期は経常赤字3.3億円と赤字幅が拡大。通期計画の達成に不透明感。
2025/03期通期決算を発表。売上高455億円・営業利益9.6億円。中期経営計画2年目に突入。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
自己資本比率は29〜32%台で推移しており、住宅メーカーとしては標準的な水準です。2024/03期以降、有利子負債が378億円→484億円と増加していますが、マンション開発用地の取得に伴う戦略的な借入と考えられます。BPSは1,367円で現在株価707円に対しPBR 0.52倍と大幅に割安な状態です。 【3Q 2026/03期】総資産511億円、純資産150億円、自己資本比率29.4%、有利子負債239億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 61.1億円 | ▲1.1億円 | ▲51.4億円 | 60.0億円 |
| 2022/03期 | 41.8億円 | 4.6億円 | ▲39.9億円 | 46.4億円 |
| 2023/03期 | 25.6億円 | ▲1.2億円 | 17.8億円 | 24.4億円 |
| 2024/03期 | 35.4億円 | ▲1,600万円 | ▲51.3億円 | 35.2億円 |
| 2025/03期 | ▲23.7億円 | ▲4,600万円 | 12.1億円 | ▲24.2億円 |
2021期〜2024/3は安定した営業キャッシュフローを確保していましたが、2025/03期は▲24億円のマイナスに転じました。これはマンション開発に伴う棚卸資産(用地・建設中物件)の増加が主因であり、2026/03期の大型案件引渡しにより回収が見込まれます。投資キャッシュフローは軽量で、アセットライトな事業構造が特徴です。
この会社のガバナンスは?
取締役7名中、女性が1名(14.3%)を占めています。代表取締役社長は松岡久志氏。3社の連結子会社を統括するコンパクトなグループ経営で、監査等委員会設置会社の形態を採用しています。平均勤続年数15.8年と社員の定着率は高く、専門人材の長期育成に注力しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 661万円 | 763人 | - |
従業員の平均年収は661万円で、住宅メーカーとしては標準的な水準です。平均年齢44.4歳・平均勤続年数15.8年と、社員の定着率は比較的高い水準にあります。従業員数は763名で、臨時従業員360名を加えた約1,100名体制で事業を運営しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
サンヨーホームズのTSRは5年間で134.6%と、TOPIX(213.4%)を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。株価の低迷が主因ですが、安定配当と株主優待がTSRの下支えとなっています。PBR 0.52倍の解消(PBR 1.0倍への回帰)が実現すれば、株価の大幅なリレーティングの余地があります。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 15円 | - |
| 2017/03期 | 15円 | 19.3% |
| 2018/03期 | 15円 | 14.9% |
| 2019/03期 | 25円 | 32.3% |
| 2020/03期 | 25円 | 83.9% |
| 2021/03期 | 25円 | 53.2% |
| 2022/03期 | 25円 | 84.8% |
| 2023/03期 | 25円 | - |
| 2024/03期 | 25円 | 42.9% |
| 2025/03期 | 25円 | 41.5% |
| 必要株数 | 100株以上(約7万円) |
| 金額相当 | 1,000円〜3,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
配当は1株25円で5期連続で据え置きとなっていますが、配当利回りは3.54%と高水準です。2023/03期の赤字期にも減配せず安定配当を維持した実績があります。中期経営計画では配当性向30%を目標に掲げており、2026/03期の増益が実現すれば増配の可能性があります。加えて、株主優待としてQUOカードがもらえ、優待込み利回りは約5%に達します。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 133.0万円 | 33.0万円 | 33.0% |
| 2022期 | 131.0万円 | 31.0万円 | 31.0% |
| 2023期 | 130.0万円 | 30.0万円 | 30.0% |
| 2024期 | 138.8万円 | 38.8万円 | 38.8% |
| 2025期 | 134.6万円 | 34.6万円 | 34.6% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
サンヨーホームズの株価指標は、PER 6.6倍・PBR 0.52倍と業界平均を大幅に下回る割安水準にあります。信用倍率は9.30倍と買い残が多く、個人投資家の買い需要が強いことを示しています。配当利回り3.54%は業界平均を上回り、高配当バリュー株としての性格が際立ちます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 8.7億円 | 3.6億円 | 41.7% |
| 2022/03期 | 5.5億円 | 2.2億円 | 40.3% |
| 2023/03期 | -1.9億円 | 0円 | - |
| 2024/03期 | 9.3億円 | 2.9億円 | 30.7% |
| 2025/03期 | 11.7億円 | 5.0億円 | 42.4% |
実効税率は30〜42%と年度によりばらつきがありますが、2023/03期は赤字のため法人税はゼロでした。2025/03期は税引前利益12億円に対し税額約5億円を納付。2026/03期は税引前利益20億円・税額約8億円を見込んでいます。
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サンヨーホームズ(株) まとめ
「LIXILグループの住宅メーカー。戸建・マンション・賃貸住宅で近畿を中心に展開するスタンダード企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。