世紀東急工業(株)1898
SEIKITOKYU KOGYO CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
普段何気なく歩いている道路や駐車場の舗装、公園の遊歩道やスポーツ施設のカラー舗装など、生活の足元を支えているのが世紀東急工業です。ヒートアイランド対策の遮熱性舗装や、雨水を地面に浸透させる透水性舗装、災害時の道路復旧工事なども手がけています。普段は目立ちませんが、私たちの生活インフラを陰で支える企業です。
世紀東急工業は1950年設立の東急建設系道路舗装大手で、関東を中心に東日本を地盤としています。2025年3月期は売上高994億円(前年比+12.9%)、営業利益58億円と業績回復基調にあります。道路舗装のほか環境対応舗装や景観舗装など技術力に定評があり、舗装材の外販事業も展開。配当利回り4.5%前後と高配当銘柄として個人投資家から注目されています。親会社の東急建設が約24%を保有する安定した株主構成も特徴です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区芝公園2丁目9番3号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
道路舗装工事を中心とした建設事業。一般道路・高速道路の新設・補修、環境対応舗装(遮熱・透水性)、景観舗装、スポーツ施設舗装など多彩な技術を展開。売上構成比約95%を占める主力事業。
アスファルト合材等の舗装材料の製造・外販事業。自社の合材工場で製造した舗装材を外部にも販売。利益率が高い収益基盤。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 12.7% | 6.5% | - |
| 2022/03期 | 8.1% | 4.2% | - |
| 2023/03期 | 2.8% | 1.4% | - |
| 2024/03期 | 6.8% | 3.5% | 4.6% |
| 2025/03期 | 9.5% | 4.9% | 5.9% |
| 3Q 2026/03期 | 7.4%(累計) | 3.6%(累計) | 6.5% |
2021/03期には営業利益率9.4%・ROE12.7%と高い水準でしたが、資材価格高騰で2023/03期に大きく低下しました。その後は着実に回復基調にあり、2025/03期にはROE9.3%・営業利益率5.9%まで改善。中期経営計画ではROE9.5%以上を目標に掲げています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 900億円 | — | 51.8億円 | 128.4円 | — |
| 2022/03期 | 851億円 | 44.2億円 | 33.0億円 | 84.8円 | -5.4% |
| 2023/03期 | 924億円 | 26.7億円 | 11.3億円 | 30.7円 | +8.6% |
| 2024/03期 | 880億円 | 40.9億円 | 27.4億円 | 75.2円 | -4.7% |
| 2025/03期 | 994億円 | 58.4億円 | 38.9億円 | 106.5円 | +12.9% |
世紀東急工業の業績は、2023/03期に資材価格高騰の影響で営業利益が27億円まで落ち込みましたが、その後は2025/03期に売上高994億円・営業利益58億円と力強く回復しています。2026/03期は売上高1,005億円・営業利益59億円を予想し、初の売上高1,000億円超えが見込まれています。 【3Q 2026/03期実績】売上698億円(通期予想比70%)、営業利益45億円(同76%)、純利益30億円(同77%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 建設事業 | 945億円 | 52億円 | 5.5% |
| 製造・販売事業 | 49億円 | 6億円 | 12.2% |
建設事業が売上の約95%を占める道路舗装特化型の事業構成です。製造・販売事業は売上規模こそ小さいものの、利益率12.2%と建設事業を上回る高い収益性を持ち、安定的な利益貢献をしています。公共工事と民間工事のバランスを取りながら、環境対応舗装など高付加価値分野の拡大を目指しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 969億円 | — | 994億円 | +2.6% |
| 2024期 | 933億円 | — | 880億円 | -5.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
世紀東急工業は中期経営計画(2024-2026年度)のもと、2026期に売上高1,005億円・営業利益59億円・ROE9.5%を最終目標に掲げています。2025期実績は売上高994億円・営業利益58億円と目標の約99%に到達しており、最終年度での達成がほぼ確実な状況です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
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メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第3四半期累計で経常利益7%増益。通期予想は据え置きで堅調な進捗。
通期の経常利益予想を一転11%増益に上方修正。工事採算の改善が寄与。
2025/03期は売上高994億円・営業利益58億円と増収増益を達成。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
自己資本比率は50%前後と非常に高い水準を維持しており、財務基盤は堅実です。2024/03期から有利子負債が約165億円計上されていますが、これは自己株式取得などの株主還元策に伴うものと見られます。BPSは1,139円とPBR1.37倍の水準です。 【3Q 2026/03期】総資産821億円、純資産418億円、自己資本比率49.3%、有利子負債67億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 11.4億円 | ▲36.2億円 | 23.4億円 | ▲24.8億円 |
| 2022/03期 | 46.5億円 | ▲36.7億円 | ▲22.3億円 | 9.8億円 |
| 2023/03期 | 23.8億円 | ▲50.3億円 | ▲20.2億円 | ▲26.5億円 |
| 2024/03期 | 109億円 | ▲28.7億円 | ▲28.2億円 | 80.8億円 |
| 2025/03期 | ▲9.7億円 | ▲13.4億円 | ▲33.8億円 | ▲23.1億円 |
2024/03期には営業CFが109億円と大幅に改善しましたが、2025/03期は運転資金の変動により営業CFが一時的にマイナスとなりました。建設業は期末に向けた工事進行と入金タイミングのずれが大きく、年度ごとの変動は構造的な特徴です。投資CFは設備更新を中心に安定的に推移しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役11名中、女性が2名(18.2%)を占めています。11社の連結子会社を統括し、東急グループのガバナンス体制のもとで経営されています。平均勤続年数14.7年と定着率が高く、道路舗装の専門技術を継承する組織基盤を維持しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 768万円 | 1,152人 | - |
従業員の平均年収は768万円で、建設業界の中では標準的な水準です。平均年齢40.5歳と比較的若い組織構成で、従業員数は1,152名。別途293名の臨時従業員を含め、道路舗装事業を支える技術者集団を形成しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
世紀東急工業のTSRは5年間で220.1%と、TOPIX(213.4%)を上回るパフォーマンスを達成しています。特に2024期には大幅増配の発表を受けてTSRが259.9%まで急騰しました。2025期は株価調整により220.1%に低下しましたが、依然としてTOPIXを上回る水準を維持しています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 17円 | 12.1% |
| 2017/03期 | 17円 | 12.2% |
| 2018/03期 | 10円 | 17.7% |
| 2019/03期 | 27円 | 31.3% |
| 2020/03期 | 47円 | 28.9% |
| 2021/03期 | 43円 | 33.5% |
| 2022/03期 | 30円 | 35.4% |
| 2023/03期 | 30円 | 97.6% |
| 2024/03期 | 90円 | 119.7% |
| 2025/03期 | 90円 | 84.5% |
株主優待制度はありません。
2024/03期に1株90円へ大幅増配(前期比+60円)し、配当性向119.7%と利益を上回る積極的な株主還元を実施しました。2026/03期は1株70円(予想)に減配となりますが、配当利回りは依然として4.5%と高水準を維持しています。中期経営計画では配当性向50%以上を方針としています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 119.4万円 | 19.4万円 | 19.4% |
| 2022期 | 100.4万円 | 0.4万円 | 0.4% |
| 2023期 | 112.0万円 | 12.0万円 | 12.0% |
| 2024期 | 259.9万円 | 159.9万円 | 159.9% |
| 2025期 | 220.1万円 | 120.1万円 | 120.1% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER14.6倍は建設業平均(12.5倍)をやや上回り、PBR1.37倍も業界平均を上回っています。これは高配当利回り4.5%による投資家人気を反映したプレミアムと考えられます。信用倍率13.29倍と買い残が多く、個人投資家の関心の高さがうかがえます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 84.0億円 | 32.1億円 | 38.3% |
| 2022/03期 | 43.6億円 | 10.5億円 | 24.2% |
| 2023/03期 | 26.5億円 | 15.2億円 | 57.4% |
| 2024/03期 | 40.8億円 | 13.4億円 | 32.8% |
| 2025/03期 | 57.9億円 | 19.0億円 | 32.8% |
税引前利益は2025/03期に58億円まで回復しました。2023/03期の実効税率57.4%は繰延税金資産の取り崩し等の一時的要因によるもので、通常は30〜35%程度で推移しています。
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世紀東急工業(株) まとめ
「東急グループの道路舗装大手。環境対応・景観技術で日本のインフラを支えるプライム企業」
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