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(株)熊谷組1861

Kumagai Gumi Co.,Ltd.

プライムUpdated 2026/03/24
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どんな会社?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比+13.0%
配当
高め
1株 130円
安全性
普通
自己資本比率 37.4%(3Q 2026/03期末時点)(有利子負債の増加は成長投資に伴うもので、自己資本比率39.3%は健全な水準)
稼ぐ力
普通
ROE 5.2%(2025/03期実績)(2023期〜2025は建設コスト上昇の影響で利益率が低下したが、2026期は大幅改善を見込む)
話題性
好評
ポジ 60%

この会社ってなに?

トンネルや橋、マンション、オフィスビルなど、街で目にする多くの建物や構造物に熊谷組が関わっています。東京湾アクアラインや黒部ダムなど日本を代表するインフラ建設にも参画。近年は住友林業と共同で開発した木造ハイブリッド建築「with TREE」を通じて、脱炭素社会に向けた環境配慮型建築を推進。また藻類×アクアポニックスなど新事業にも挑戦しています。

熊谷組は1898年創業の準大手総合建設会社で、トンネル・ダム等の土木工事と建築事業を両輪に展開しています。2017年に住友林業と資本業務提携し、木造ハイブリッド建築ブランド「with TREE」を共同展開。2025/03期は売上高4,986億円(前年比+12.5%)と過去最高を更新し、2026/03期は営業利益228億円(前年比+59.5%)への大幅増益を予想しています。2025年10月に1株→4株の株式分割を実施し、投資しやすさも向上しました。

建設業プライム市場

会社概要

業種
建設業
決算期
3月
本社
東京都新宿区津久戸町2番1号

サービスの実績は?

160円
1株当たり配当金
2026期予想(分割前)
+23.1% YoY
+12.5%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
+59.5%
営業利益成長率
2026期予想 (YoY)
4,536名
連結従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

建築事業
2,584億円(51.8%)
土木事業
1,943億円(39.0%)
その他事業
459億円(9.2%)
建築事業2,584億円
利益: 48.5億円利益率: 1.9%

マンション・オフィスビル・商業施設等の建築工事。住友林業との協業による木造ハイブリッド建築「with TREE」も展開。売上構成比約52%を占める主力セグメント。

土木事業1,943億円
利益: 77.2億円利益率: 4.0%

トンネル・ダム・橋梁等の大型土木工事。シールド工法やNATM工法に強みを持つ。売上構成比約39%で利益率が高い成長セグメント。

その他事業459億円
利益: 17.4億円利益率: 3.8%

不動産開発・環境事業・新事業(藻類×アクアポニックスなど)。周辺事業の加速を中期経営計画の柱に据え、収益多角化を推進。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です

2025/03期実績

ROE
5.2%
株主資本の利回り
ROA
2.0%
総資産の活用度
Op. Margin
2.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期10.9%4.7%-
2022/03期9.5%4.2%-
2023/03期4.7%2.1%-
2024/03期4.8%2.0%2.9%
2025/03期5.2%2.0%2.9%
3Q 2026/03期7.1%(累計)2.6%(累計)-

2021/03期にはROE 10.9%・営業利益率6.2%と高水準でしたが、建設資材価格の高騰と労務費上昇の影響で2023期〜2025は利益率が低下しました。2026/03期は営業利益率4.6%への回復が見込まれ、収益性の改善トレンドが明確化しています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2021/03期4,502億円—179億円384.7円—
2022/03期4,252億円—159億円342.1円-5.6%
2023/03期4,035億円—79.7億円179.6円-5.1%
2024/03期4,432億円126億円83.2億円192.3円+9.8%
2025/03期4,986億円143億円93.5億円217.7円+12.5%

売上高は2023/03期に一時的に4,035億円まで減少しましたが、2025/03期には4,986億円と過去最高を更新しました。営業利益は2023/03期・2024/03期に建設コスト上昇の影響で低迷しましたが、2026/03期は228億円と前年比+59.5%の大幅増益を予想。売上総利益率の改善が利益回復の主要因です。 【3Q 2026/03期実績】売上0百万円(通期予想比0%)、営業利益175億円(同77%)、純利益120億円(同78%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)

ROE(自社 2025/03期)下回る
この会社
5.2%
他社平均
8.7%
営業利益率(自社 2025/03期)下回る
この会社
2.9%
他社平均
6.6%
自己資本比率(自社 2025/03期末)下回る
この会社
36.4%
他社平均
51.7%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億1,000万円
7名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
建築事業2,584億円48.5億円1.9%
土木事業1,943億円77.2億円4.0%
その他事業459億円17.4億円3.8%

建築事業が売上の約52%を占める最大セグメントですが、利益率は土木事業(4.0%)の方が高い構成です。2026/03期は建築事業の利益率改善が全社の増益を牽引する見通しで、土木事業の安定収益と合わせて収益基盤の強化が進んでいます。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上高は目標を前倒しで達成間近だが、営業利益・ROEは建設コスト上昇の影響で進捗が遅れている。2026期の大幅増益予想の実現が評価の鍵。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(2024〜2026年度)〜持続的成長への新たな挑戦〜
2024期〜2026期
売上高: 目標 5,000億円 順調 (4,986億円 (2025期))
99.7%
営業利益: 目標 228億円 やや遅れ (143億円 (2025期))
62.7%
ROE: 目標 8%以上 やや遅れ (5.1% (2025期))
63.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期4,622億円—4,986億円+7.9%
2024期4,331億円—4,432億円+2.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

中期経営計画では建設事業の強化・周辺事業の加速・経営基盤の充実を基本方針に掲げています。売上高は目標5,000億円に対し2025期実績が4,986億円とほぼ到達。一方、営業利益は2026期の228億円予想が達成されれば目標クリアとなり、最終年度の実績が計画の成否を左右します。

どんな話題が多い?

業績・決算35%
住友林業提携・木造建築25%
株主還元・株式分割20%
その他20%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好意的」
報道件数(30日)
52件
前月比 +8.5%
メディア数
22社
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 25%
建設業 55社中 12位
報道のトーン
60%
好意的
32%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年1月業績上方修正

2026/03期の最終利益を20%上方修正し、配当も5円増額。建設事業の利益率改善が寄与。

2025年11月中間決算好調

上期経常利益が前年同期比6.1倍増益で着地。建築・土木ともに採算改善が進む。

2025年10月株式分割実施

1株→4株の株式分割を実施。投資単位を引き下げ、個人投資家が投資しやすい環境を整備。

代表者プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

標準的な水準です
自己資本比率(3Q 2026/03期末時点)37.4%
0%25% (注意ライン)40% (安全ライン)100%

※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点

Interest-bearing Debt
778億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,864億円
会社の純資産

2023/03期までは実質無借金経営でしたが、2024/03期以降は成長投資に伴い有利子負債が増加しています(2025/03期で3,066億円)。自己資本比率は39.3%と依然健全な水準を維持しており、BPSも着実に積み上がっています。 【3Q 2026/03期】総資産4564億円、純資産1864億円、自己資本比率37.4%、有利子負債778億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです2025/03期通期で判定
Operating CF
+82.3億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-120億円
投資に使ったお金
Financing CF
-165億円
借入・返済など
Free CF
-37.6億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期65.7億円▲43.1億円▲61.1億円22.7億円
2022/03期82.6億円▲34.0億円▲96.9億円48.6億円
2023/03期▲188億円▲84.6億円4.6億円▲273億円
2024/03期170億円▲108億円223億円61.9億円
2025/03期82.3億円▲120億円▲165億円▲37.6億円

2023/03期に営業CFが大幅なマイナスとなりましたが、これは大型工事の運転資金増加によるものです。2024/03期には営業CF170億円と回復し、2025/03期も82億円のプラスを維持。投資CFは設備投資・事業拡大のため継続的にマイナスとなっており、将来の成長に向けた積極投資を行っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 2名(16.7%) 男性 10名
17%
83%
監査報酬
8,000万円
連結子会社数
9社
設備投資額
47.1億円
平均勤続年数(従業員)
18.6年

取締役・監査役14名中、女性が2名(14.3%)を占めています。住友林業出身の役員も含む構成で、パートナー企業との連携を活かしたガバナンス体制を構築。平均勤続年数18.7年と定着率が高く、専門技術の蓄積が強みです。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55.6%
浮動株44.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関24%
事業法人等25%
外国法人等30.4%
個人その他18.2%
証券会社2.3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主は熊谷組持株会氏・住友林業・熊谷組取引先持株会。

住友林業株式会社(25,971,000株)15.19%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(17,322,000株)10.13%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(13,822,000株)8.09%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(13,773,000株)8.06%
熊谷組取引先持株会(9,749,000株)5.7%
NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB) (常任代理人 野村證券株式会社)(4,440,000株)2.6%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(3,633,000株)2.13%
BNP PARIBAS LONDON BRANCH FOR PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACC FOR THIRD PARTY (常任代理人 香港上海銀行)(3,293,000株)1.93%
UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ)(3,139,000株)1.84%
JPMSPLC CLIENT ASSETS CL JPY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ)(2,333,000株)1.37%

筆頭株主は住友林業(21.66%)で、2017年の資本業務提携以来、木造ハイブリッド建築の共同展開など戦略的パートナーとして経営に深く関与しています。信託銀行2社で約21%を保有し、機関投資家からの評価も高い構成です。取引先持株会(5.48%)・熊谷組持株会(1.16%)の存在も安定株主基盤を支えています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設資材価格・労務費の高騰による利益圧迫リスク
2公共工事の減少・建設投資の縮小リスク
3大規模自然災害による工事遅延・追加コスト発生リスク
4技術者・作業員の人手不足リスク
5海外事業における為替・カントリーリスク
6情報セキュリティ・サイバー攻撃リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
849万円
従業員数
4,536人
平均年齢
44歳
期平均年収従業員数前年比
当期849万円4,536人-

従業員の平均年収は849万円で、建設業界の中でも高水準の給与水準です。平均年齢44歳・平均勤続年数18.7年と、ベテラン技術者が多く在籍していることがうかがえます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

熊谷組のTSRは5年間で186.3%とTOPIX(189.5%)とほぼ同水準のパフォーマンスを実現しています。2024期にはTOPIXに接近する大きな上昇を見せました。2026/03期の業績回復が実現すれば、TOPIXを上回るリターンへの転換も期待されます。

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
130円
方針: 配当性向40%を目安とし、事業環境に応じて機動的に追加還元を検討
期1株配当配当性向
2016/03期4円12.4%
2017/03期7円15.9%
2018/03期90円23.1%
2019/03期100円35.0%
2020/03期120円28.8%
2021/03期120円31.2%
2022/03期120円35.1%
2023/03期130円72.4%
2024/03期130円67.6%
2025/03期130円59.7%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

2026/03期は1株あたり160円(分割前ベース)の配当を予想しており、4期連続の増配を計画しています。2025年10月の株式分割(1:4)後は1株45円となります。配当性向は40%を目安としており、業績回復に伴い今後もさらなる増配余地があります。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
2025期末時点で、100万円が 186.3万円 になりました (+86.3万円)
+86.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期125.0万円25.0万円25.0%
2022期118.0万円18.0万円18.0%
2023期121.1万円21.1万円21.1%
2024期186.9万円86.9万円86.9%
2025期186.3万円86.3万円86.3%

※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残529,200株
売り残51,100株
信用倍率10.36倍
2025/12/19時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PER 18.1倍は建設業界平均(12.5倍)をやや上回る水準ですが、2026/03期の大幅増益が実現すれば実質PERは大幅に低下します。PBR 1.53倍は業界平均を上回り、住友林業との提携による成長プレミアムが織り込まれています。

税金はいくら払ってる?

期税引前利益法人税等実効税率
2021/03期284億円105億円36.9%
2022/03期237億円78.8億円33.2%
2023/03期122億円42.6億円34.8%
2024/03期130億円47.2億円36.2%
2025/03期144億円50.6億円35.1%

実効税率は33〜37%で安定的に推移しています。2026/03期は税引前利益228億円を見込み、2021/03期の水準に近い利益規模への回復が期待されます。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

(株)熊谷組 まとめ

業績
好調
営業益 前年比+13.0%
配当
高め
1株 130円
安全性
普通
自己資本比率 37.4%(3Q 2026/03期末時点)(有利子負債の増加は成長投資に伴うもので、自己資本比率39.3%は健全な水準)
稼ぐ力
普通
ROE 5.2%(2025/03期実績)(2023期〜2025は建設コスト上昇の影響で利益率が低下したが、2026期は大幅改善を見込む)
話題性
好評
ポジ 60%

「住友林業との資本提携で新時代へ。創業126年の準大手ゼネコンが木造ハイブリッド建築で未来を拓く」

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データ提供: OSHIKABU