(株)岐阜造園
Gifu landscape architect Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月24日
造園業界唯一の上場企業。緑と共に街の未来を創る、ランドスケープのパイオニア
緑を通じて、人と街と自然が調和する豊かな環境を創造する
この会社ってなに?
街の公園や高速道路の緑地帯、大型ショッピングモールの植栽、ゴルフ場やリゾート施設の庭園――これらの設計・施工・管理を手がけているのが岐阜造園です。また、個人住宅の庭やエクステリア(外構)工事も「パインズ」ブランドの店舗で展開。積水ハウスの分譲地では、街並み全体をデザインする大規模ランドスケープにも携わっています。
岐阜造園は1965年創業の造園緑化専業企業で、公共施設・商業施設のランドスケープ事業と個人住宅のガーデンエクステリア事業を二本柱に展開しています。2025年9月期は売上高62.7億円(前年比+20.6%)、営業利益5.4億円と5期連続の増収増益を達成。2020年に積水ハウスと資本業務提携を結び、大規模分譲地の緑化や都市型マンションのランドスケープで協業を拡大中です。自己資本比率71.7%・無借金経営と財務基盤は極めて健全で、PER 15.4倍・配当利回り2.2%のバランスの取れた成長株です。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 岐阜県岐阜市茜部菱野4-79-1
- 公式
- www.gifu-zohen.co.jp
社長プロフィール
緑は人の心を豊かにし、街の価値を高めます。岐阜造園は造園緑化のプロフェッショナルとして、お客様に“夢”と“感動”をお届けする庭づくり・街づくりに全力を注いでまいります。積水ハウスとの協業を通じ、日本の住環境をより美しく、より持続可能なものにしていきます。
この会社のストーリー
緑化事業を目的に岐阜県で創業。公共施設や公園の造園工事からスタートした。
造園緑化専業として業界唯一の株式上場を果たす。初値1,191円、公開価格を4%上回った。
積水ハウスと業務提携を締結し、第三者割当増資を引き受け。大規模分譲地のランドスケープ事業で協業開始。
積水ハウスが追加出資し持分法適用会社に。造園事業の連携を本格強化。
苗木の生産・卸売および緑化造園事業の埼玉植物園と資本提携を視野に業務提携。事業領域を拡大。
売上高62.7億円・営業利益5.4億円と過去最高を更新。中期経営計画の最終年度に向けて目標達成を目指す。
注目ポイント
造園緑化専業として日本で唯一の上場企業。設計・施工・メンテナンスの一貫体制と60年の実績が強みです。積水ハウスとの資本提携で大規模案件も拡大中。
有利子負債ゼロ・自己資本比率71.7%と極めて健全な財務基盤。景気変動に強く、安定的な事業運営が可能です。BPSも着実に増加し、資産価値の蓄積が進んでいます。
配当は4期連続で増配中。FY2026/9予想は1株40円(配当利回り2.19%)。200株以上でQUOカード1,000円分の優待も。業績成長に伴う増配の継続が期待できます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 9.4円 | 10.7% |
| FY2017/3 | 15.7円 | 28.3% |
| FY2018/3 | 15.7円 | 29.2% |
| FY2019/3 | 15.7円 | 29.4% |
| FY2020/3 | 17.3円 | 26.2% |
| FY2022/3 | 20円 | 25.9% |
| FY2023/3 | 25円 | 26.8% |
| FY2024/3 | 30円 | 28.3% |
| FY2025/3 | 36円 | 30.4% |
| 必要株数 | 200株以上(約36.6万円) |
| 金額相当 | 1,000円相当 |
| 権利確定月 | 9月 |
配当は4期連続で増配を継続しており、FY2026/9には1株40円(予想)と過去最高額を計画しています。配当性向は25%から34%へ上昇傾向にあり、株主還元の強化姿勢が鮮明です。加えて、200株以上の保有でQUOカード1,000円分がもらえる株主優待も実施中です。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
岐阜造園の業績は5期連続の増収増益を達成しており、FY2025/9では売上高62.7億円(前年比+20.6%)と大幅成長を記録しました。積水ハウスとの資本業務提携による大規模案件の受注増加が成長を牽引しています。FY2026/9は売上高63.1億円・営業利益5.7億円と6期連続の増収増益を見込む安定成長軌道にあります。
事業ごとの売上・利益
公共施設・商業施設・オフィスビル・マンション等の造園緑化工事の設計・施工・維持管理。積水ハウスとの協業による大規模分譲地のランドスケープが成長ドライバー。売上構成比約76%の主力セグメント。
個人住宅の庭園・外構工事。「パインズ」ブランドの店舗(長久手・岐阜)を拠点に展開。売上構成比約24%。利益率はランドスケープ事業を上回る。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 16.6% | 9.9% | 8.6% |
| FY2017/3 | 7.5% | 5.2% | 5.8% |
| FY2018/3 | 7.2% | 5.0% | 6.7% |
| FY2019/3 | 6.8% | 4.7% | 7.5% |
| FY2020/3 | 6.9% | 4.9% | 7.4% |
| FY2021/3 | 7.2% | 5.2% | 7.3% |
| FY2022/3 | 7.6% | 5.5% | 7.9% |
| FY2023/3 | 8.5% | 6.3% | 7.8% |
| FY2024/3 | 8.9% | 6.4% | 8.6% |
| FY2025/3 | 9.3% | 6.6% | 8.6% |
営業利益率は7.3%から8.6%へと着実に改善しており、建設業界の中でも高い収益性を維持しています。ROEも7.2%から9.3%へ上昇トレンドが続き、自己資本を効率的に活用した経営を実践。無借金経営でありながらROA 6.6%と、資産効率にも優れた経営体質です。
財務は安全?
総資産はFY2021/9の約42.6億円からFY2025/9には約57.8億円まで拡大しており、事業規模の成長に伴い着実に資産を積み上げています。最大の特徴は有利子負債ゼロの完全無借金経営で、自己資本比率は常に70%超を維持。BPSも955円から1,277円へ堅調に増加しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 1.8億円 | -2,700万円 | -3,900万円 | 1.6億円 |
| FY2017/3 | 1.6億円 | -9,300万円 | 3.8億円 | 6,700万円 |
| FY2018/3 | 2.7億円 | 5,200万円 | -1.1億円 | 3.2億円 |
| FY2019/3 | 3.0億円 | -3.6億円 | -5,600万円 | -6,100万円 |
| FY2020/3 | 7,800万円 | -1.5億円 | 1.6億円 | -6,800万円 |
| FY2021/3 | 3.2億円 | -1,800万円 | -9,700万円 | 3.0億円 |
| FY2022/3 | 3.1億円 | -4.4億円 | -8,400万円 | -1.3億円 |
| FY2023/3 | 2.0億円 | -2,900万円 | -1.1億円 | 1.8億円 |
| FY2024/3 | 7.2億円 | -1.1億円 | -4,200万円 | 6.0億円 |
| FY2025/3 | 3.2億円 | -300万円 | -8,000万円 | 3.1億円 |
営業キャッシュフローは毎期安定してプラスを維持しており、本業からの現金創出力が高いことを示しています。FY2024/9には7.2億円と大幅に増加しました。FY2022/9の投資CFマイナスは設備投資によるものですが、FCFは概ねプラスで推移しており、健全なキャッシュフロー経営を実践しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 4.3億円 | 1.4億円 | 33.6% |
| FY2017/3 | 2.5億円 | 7,400万円 | 29.7% |
| FY2018/3 | 2.6億円 | 8,200万円 | 32.0% |
| FY2019/3 | 2.8億円 | 1.1億円 | 38.2% |
| FY2020/3 | 2.9億円 | 9,000万円 | 31.1% |
| FY2021/3 | 3.5億円 | 1.2億円 | 35.9% |
| FY2022/3 | 3.7億円 | 1.2億円 | 33.1% |
| FY2023/3 | 4.0億円 | 1.0億円 | 25.1% |
| FY2024/3 | 4.5億円 | 1.1億円 | 25.3% |
| FY2025/3 | 5.5億円 | 1.6億円 | 30.1% |
税引前利益は5期連続で増加しており、FY2025/9には5.5億円に到達しました。実効税率は25〜36%で推移しており、FY2023〜2024は税制優遇措置等により低めの水準でした。FY2026/9予想では5.7億円の税引前利益を見込んでいます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/9 | 547万円 | 250人 | - |
従業員の平均年収は547万円で、造園・建設業界では標準的な水準です。従業員数は約250名と少数精鋭の体制で、設計から施工・メンテナンスまでの一貫体制を強みとしています。
誰がこの会社の株を持ってる?
筆頭株主の積水ハウス(20.2%)に加え、創業家の小栗一族(合同会社小栗達弘オフィス14.2%、小栗洋行9.6%、小栗嘉代子3.2%、小栗達弘2.3%)が合計約29.3%を保有。小栗洋行氏は代表取締役社長であり、安定株主として計上。社員持株会5.5%、地元金融機関も含め安定株主比率は極めて高い。
筆頭株主は積水ハウス(20.2%)で、2020年の資本業務提携を通じて戦略的パートナーの地位を占めています。第2位以下は創業家の小栗一族が合計約29%を保有しており、代表取締役社長の小栗洋行氏個人も9.6%を保有。社員持株会(5.5%)や地元の十六銀行(3.8%)も安定株主として名を連ね、経営の安定性は非常に高い構造です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| ランドスケープ事業 | 47.5億円 | 4.0億円 | 8.4% |
| ガーデンエクステリア事業 | 15.2億円 | 1.4億円 | 9.2% |
ランドスケープ事業が売上の約76%を占める主力セグメントで、公共施設や大規模商業施設の緑化工事を手がけています。ガーデンエクステリア事業(約24%)は個人向け庭園・外構工事で、利益率9.2%と高収益。積水ハウスとの提携により、大規模分譲地のランドスケープ案件が急成長しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役9名中、女性が1名(11.1%)を占めています。連結子会社は景匠館の1社のみとシンプルなグループ構成で、経営の透明性が高い企業統治体制です。造園業界唯一の上場企業として、適切なコーポレート・ガバナンスを実践しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 60億円 | — | 63億円 | +4.5% |
| FY2024 | 52億円 | — | 52億円 | +0.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
岐阜造園は中期経営計画のもと、FY2026に売上高65億円・営業利益6億円を最終目標に掲げています。FY2025実績は売上高62.7億円・営業利益5.4億円と目標の90%以上に到達しており、最終年度での目標達成が射程圏内です。積水ハウスとの協業拡大と、造園業界唯一の上場企業としてのブランド力が成長ドライバーとなっています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
岐阜造園のTSRは5年間で107%とほぼ横ばいで推移しており、TOPIX(213%)を大きく下回るパフォーマンスとなっています。ただし、業績は5期連続増収増益と堅調であり、PER 15倍台の評価水準と増配の継続を考慮すると、今後の成長顕在化に伴う株価の見直し余地があります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2022 | 110.0万円 | +10.0万円 | 10.0% |
| FY2023 | 113.0万円 | +13.0万円 | 13.0% |
| FY2024 | 118.0万円 | +18.0万円 | 18.0% |
| FY2025 | 107.0万円 | +7.0万円 | 7.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
岐阜造園の株価指標は、PER 15.4倍と建設業界平均(12.8倍)をやや上回る水準にあり、成長期待がプレミアムとして織り込まれています。PBR 1.43倍は無借金経営と高い自己資本比率を反映しています。配当利回りは2.19%と業界平均並みですが、4期連続増配の実績が安心感を与えています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
上期経常利益を一転19%増益に上方修正。第1四半期の経常利益が前年同期比70.2%増と好調。
FY2025/9本決算を発表。売上高62.7億円(+20.6%)、営業利益5.4億円で5期連続の増収増益を達成。
積水ハウスが追加出資し、岐阜造園を持分法適用会社に。造園事業の連携をさらに強化。
最新ニュース
(株)岐阜造園 まとめ
ひとめ診断
「造園業界唯一の上場企業。緑で街と暮らしに“夢”と“感動”を届けるランドスケープのプロ集団」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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