佐田建設(株)1826
Sata Construction Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
道路や橋、学校、病院、マンションなど、群馬県や埼玉県で日常的に目にする建物やインフラの建設を担っています。近年は前橋市のサッカー場建設にも参画するなど、地域のスポーツ・文化施設づくりにも貢献。群馬県の暮らしを支える建設会社です。
佐田建設は1920年創業、群馬県を本拠地とする中堅建設会社です。建築工事を主力に土木工事、アスファルト合材販売を手がけています。2025/03期は売上高323億円(前年比+23.7%)と大幅増収を達成。2026/03期は売上高387億円を計画し、さらなる成長を目指しています。PER 23.2倍・PBR 1.19倍と建設業の中では成長期待を織り込んだ水準にあり、配当利回り4.99%の高配当銘柄として注目されています。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 群馬県前橋市元総社町1-1-7
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
マンション・商業施設・公共建築物の建設が主力。売上構成比約57%を占める最大セグメント。前橋市サッカー場の建設にも参画。
道路・橋梁・河川・ダムなどのインフラ整備を手がける。群馬県内の公共土木工事に強みを持つ。売上構成比約34%。
アスファルト合材の製造販売、不動産事業など。売上構成比約9%。安定的な収益源として機能。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 4.5% | 2.6% | - |
| 2022/03期 | 2.5% | 1.4% | - |
| 2023/03期 | 8.8% | 5.0% | - |
| 2024/03期 | 0.5% | 0.3% | 0.8% |
| 2025/03期 | 4.0% | 2.3% | 3.0% |
| 3Q 2026/03期 | 4.9%(累計) | 2.5%(累計) | 3.8% |
営業利益率は2023/03期の6.1%をピークに変動が大きく、2024/03期は0.8%まで低下しましたが、2025/03期には3.0%まで回復しました。ROEも0.5%から3.9%へ改善しており、収益性の回復途上にあります。建設業は案件の進捗や工事採算により年度間のブレが大きい業種特性があります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 317億円 | — | 6.5億円 | 42.0円 | — |
| 2022/03期 | 267億円 | — | 3.5億円 | 22.9円 | -15.9% |
| 2023/03期 | 301億円 | 18.2億円 | 13.3億円 | 85.7円 | +13.0% |
| 2024/03期 | 261億円 | 2.0億円 | 7,500万円 | 4.9円 | -13.4% |
| 2025/03期 | 323億円 | 9.6億円 | 6.1億円 | 39.9円 | +23.7% |
佐田建設の業績は年度による振れが大きく、2024/03期は営業利益2億円と大幅減益となりましたが、2025/03期は売上高323億円・営業利益9.6億円と回復基調に転じました。2026/03期は売上高387億円・営業利益10.9億円を計画しており、2期連続の増収増益が見込まれています。建設業界全体の受注環境改善が追い風となっています。 【3Q 2026/03期実績】売上247億円(通期予想比64%)、営業利益9.3億円(同86%)、純利益6.1億円(同77%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 建築事業 | 184億円 | 5.4億円 | 2.9% |
| 土木事業 | 109億円 | 3.8億円 | 3.5% |
| その他事業 | 30億円 | 0.8億円 | 2.7% |
建築事業が売上の約57%を占める主力セグメントで、土木事業(約34%)が続きます。建築事業は民間のマンション・商業施設に加え公共建築も手がけ、土木事業は群馬県内の道路・橋梁整備を主力としています。利益率は土木事業(3.5%)が建築事業(2.9%)を上回っており、公共工事の安定受注が収益基盤を支えています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 333億円 | — | 323億円 | -3.1% |
| 2024期 | 324億円 | — | 261億円 | -19.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2025年2月に策定された新中期経営計画では、2028/03期に売上高400億円以上・営業利益15億円以上・ROE 8%以上を目標に掲げています。ガバナンス改革(女性取締役招聘・業績連動報酬導入)や成長投資の強化も方針に含まれており、アクティビスト株主の要求も意識した経営改革が進められています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
群馬銀行と共同でGunma Green Growthファンドを設立。建設・土木業の後継者支援に取り組む。
第3四半期累計で経常利益36%増益を達成。新中期経営計画(2025-2028)も発表。
上期経常利益が75%増益で着地。自己株式の消却も実施し、株主還元を強化。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
自己資本比率は56〜58%台で安定しており、建設業の中では高い財務健全性を維持しています。2023/03期まで実質無借金経営でしたが、2024/03期以降は有利子負債が増加しています。BPS(1株当たり純資産)は約1,008円で、PBR 1.19倍は純資産を若干上回る水準です。 【3Q 2026/03期】総資産212億円、純資産110億円、自己資本比率47.8%、有利子負債31億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1.9億円 | ▲1.1億円 | ▲3.6億円 | 8,500万円 |
| 2022/03期 | 13.2億円 | ▲5.8億円 | ▲2.3億円 | 7.3億円 |
| 2023/03期 | 29.1億円 | ▲2,100万円 | ▲6.0億円 | 28.9億円 |
| 2024/03期 | 20.1億円 | ▲9,700万円 | ▲3.7億円 | 19.1億円 |
| 2025/03期 | 9.0億円 | ▲3.6億円 | ▲3.7億円 | 5.4億円 |
営業キャッシュフローは2023/03期に29億円のピークを記録し、その後も安定してプラスを維持しています。投資キャッシュフローは小規模にとどまっており、フリーキャッシュフローは5年連続でプラスを確保。現金及び現金同等物は約140億円と潤沢な手元資金を保有しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役13名中、女性は1名(7.7%)にとどまっており、女性登用は今後の課題です。中期経営計画(2025-2028)では取締役会構成の見直しと女性取締役の招聘を方針に掲げています。連結子会社4社のコンパクトなグループ経営で、平均勤続年数21.9年と従業員の定着率は非常に高い水準です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 600万円 | 454人 | - |
従業員の平均年収は600万円で、建設業界の中堅クラスとしては標準的な水準です。平均年齢46.2歳・平均勤続年数21.9年と、長期勤続の従業員が多く、定着率の高さが特徴です。従業員数454名でコンパクトな組織運営を行っています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
佐田建設のTSRは5年間で378.8%と、TOPIXの213.4%を大幅に上回る優れたパフォーマンスを記録しています。特に2024期以降の上昇が顕著で、アクティビスト投資家の参入による株主還元強化期待や、業績回復への評価が株価を押し上げました。建設セクターの中でもトップクラスのリターンを実現しています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 13円 | 15.5% |
| 2017/03期 | 13円 | 15.9% |
| 2018/03期 | 14円 | 20.3% |
| 2019/03期 | 13円 | 43.5% |
| 2020/03期 | 18円 | 24.9% |
| 2021/03期 | 13円 | 30.9% |
| 2022/03期 | 13円 | 56.7% |
| 2023/03期 | 26円 | 30.3% |
| 2024/03期 | 26円 | 530.6% |
| 2025/03期 | 60円 | 150.5% |
株主優待制度はありません。
配当は2021/03期の13円から2025/03期には60円へと4年連続で増配を実現しています。2024/03期は利益水準が低下したにもかかわらず26円を維持し、2025/03期には大幅増配で60円としました。配当利回り4.99%は建設業の中でも高水準です。ただし配当性向は150%超と利益を上回る配当を実施しており、持続性には注意が必要です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 141.4万円 | 41.4万円 | 41.4% |
| 2022期 | 149.7万円 | 49.7万円 | 49.7% |
| 2023期 | 166.3万円 | 66.3万円 | 66.3% |
| 2024期 | 268.7万円 | 168.7万円 | 168.7% |
| 2025期 | 378.8万円 | 278.8万円 | 278.8% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
佐田建設のPERは23.2倍と建設業界平均(15.4倍)を上回る水準にあり、株主還元強化やアクティビスト期待によるプレミアムが乗っています。PBRは1.19倍で業界平均(1.0倍)をやや上回ります。配当利回り4.99%は業界平均の約2倍と高水準で、信用買残10.1万株・信用倍率5.40倍と買い方優位の需給です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 10.1億円 | 3.6億円 | 35.7% |
| 2022/03期 | 7.4億円 | 3.8億円 | 52.0% |
| 2023/03期 | 18.3億円 | 5.1億円 | 27.7% |
| 2024/03期 | 2.1億円 | 1.4億円 | 64.3% |
| 2025/03期 | 9.7億円 | 3.6億円 | 36.9% |
税引前利益は2023/03期の18.3億円をピークに変動しています。実効税率は27〜64%と年度による振れが大きく、2024/03期は利益水準が低かったため実効税率が64.3%と高水準になりました。2026/03期予想では実効税率26.4%と正常化が見込まれています。
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佐田建設(株) まとめ
「群馬・埼玉が地盤の中堅建設会社。建築を軸に土木工事・合材販売を展開するスタンダード上場企業」
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