(株)ソネック
SONEC CORPORATION
最終更新日: 2026年3月24日
無借金経営80年。兵庫・東播磨の街づくりを支える堅実派ゼネコン
創ります。ときめき未来 — 地域と共に歩む総合建設企業へ
この会社ってなに?
街で見かける商業施設・病院・福祉施設・学校などの建設を手がけているのがソネックです。兵庫県の東播磨エリアを中心に、地域の暮らしを支えるインフラづくりに80年にわたって携わっています。最近では建設業のノウハウを活かした農業事業にも参入し、トマト栽培で地域活性化にも貢献しています。
ソネックは1944年設立、兵庫県高砂市に本社を置く東証スタンダード上場の中堅ゼネコンです。民間建築を中心に公共建築・土木・リニューアル事業を展開し、子会社で化学製品の運輸事業も手がけています。有利子負債ゼロの無借金経営が最大の特徴で、自己資本比率は70%超と盤石な財務基盤を誇ります。FY2026/3は売上高201億円(前年比+32.3%)と大幅増収を見込み、5期ぶりの最高益更新を目指しています。
会社概要
- 業種
- 建設業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 兵庫県高砂市曽根町2257番地の1
- 公式
- www.sonec-const.co.jp
社長プロフィール
創ります。ときめき未来。ソネックは地域社会の発展と持続可能なまちづくりに貢献し、建設を通じてお客様と地域の皆様に信頼される企業を目指してまいります。
この会社のストーリー
兵庫県高砂市にて設立。戦後の復興期から地域の建設需要に応え、東播磨エリアの街づくりに貢献を始めた。
ミサワホーム株式会社と業務提携し、住宅分野へも事業を拡大。民間建築の受注基盤を強化した。
東証(当時の二部市場)に株式を上場。地方ゼネコンとしての信用力を高め、事業基盤の拡充を図った。
コロナ禍の中でも有利子負債ゼロの経営を堅持。自己資本比率70%超の盤石な財務体質で危機を乗り越えた。
建設業のノウハウを活かしたトマト栽培を開始。地域の農業活性化と新規事業の柱づくりに挑戦。
FY2026/3は売上高201億円・経常利益14億円を計画。大幅増配も発表し、株主還元の強化に舵を切った。
注目ポイント
有利子負債ゼロ・自己資本比率70%超。建設業の景気変動リスクに対して最強の安全弁を持つ企業です。財務の健全性は業界トップクラス。
FY2026/3は1株50円へ+66.7%の大幅増配を発表。配当利回り3.53%に加え、QUOカード優待もあり、インカム投資家にとって魅力的な株主還元を実施しています。
FY2024-2025の業績低迷期を乗り越え、FY2026/3は売上高+32%の大幅増収で5期ぶりの最高益更新を目指しています。Q3時点で通期予想を上方修正済みの力強い回復です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 10円 | 15.3% |
| FY2017/3 | 13円 | 17.0% |
| FY2018/3 | 15円 | 18.6% |
| FY2019/3 | 20円 | 23.3% |
| FY2020/3 | 20円 | 27.2% |
| FY2021/3 | 30円 | 25.4% |
| FY2022/3 | 30円 | 27.4% |
| FY2023/3 | 30円 | 31.8% |
| FY2024/3 | 30円 | 151.2% |
| FY2025/3 | 30円 | 43.8% |
| 必要株数 | 100株以上(約14万円) |
| 金額相当 | 1,000円相当 |
| 権利確定月 | 9月 |
FY2021〜FY2025は1株30円の安定配当を維持してきましたが、FY2026/3は1株50円へ大幅増配(前年比+66.7%)を予定しています。配当利回りは3.53%と魅力的な水準です。FY2024/3は業績悪化にもかかわらず減配せず30円を維持したことは、株主還元への強い意志を示しています。加えて株主優待のQUOカードと合わせた総合利回りも注目されます。
同業比較(収益性)
建設業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
FY2024/3・FY2025/3は資材価格の高騰と工事の端境期が重なり一時的に減収減益となりましたが、FY2026/3は売上高201億円・営業利益11億円と大幅な回復を見込んでいます。第3四半期累計で売上高154億円(前年比+48.5%)と好調に推移しており、通期業績予想を上方修正済みです。5期ぶりの最高益更新が射程圏内に入っています。
事業ごとの売上・利益
民間建築を中心に公共建築・土木・リニューアル事業を展開。兵庫県東播磨エリアを地盤に商業施設・医療福祉施設・学校などの建設を手がける。売上構成比約97%を占めるコア事業。
子会社による化学製品の運輸事業。売上構成比は約3%と小さいが、安定的な収益を確保。建設事業との相乗効果を発揮。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 12.6% | 7.7% | - |
| FY2022/3 | 10.3% | 7.1% | - |
| FY2023/3 | 8.1% | 6.0% | - |
| FY2024/3 | 1.4% | 1.2% | 1.5% |
| FY2025/3 | 5.6% | 3.9% | 4.3% |
FY2021/3にはROE 11.4%・営業利益率7.4%と建設業の中では高水準の収益性を実現していました。FY2024/3は資材高騰の影響で営業利益率が1.5%まで低下しましたが、FY2025/3には4.3%へ回復。FY2026/3は営業利益率5.5%程度への改善が見込まれ、収益性の回復基調が鮮明です。
財務は安全?
有利子負債ゼロの完全無借金経営を継続しており、自己資本比率は70%前後と極めて高い水準を維持しています。BPS(1株当たり純資産)は5年間で1,036円から1,241円へ着実に増加しており、株主価値の蓄積が進んでいます。堅実な財務体質は建設業の景気変動リスクに対する大きな安全弁です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 15.3億円 | -1.1億円 | -1.5億円 | 14.3億円 |
| FY2022/3 | 1.8億円 | -2.1億円 | -2.6億円 | -3,400万円 |
| FY2023/3 | 21.4億円 | -2.7億円 | -2.2億円 | 18.7億円 |
| FY2024/3 | -26.7億円 | -4,000万円 | -2.2億円 | -27.1億円 |
| FY2025/3 | -6.5億円 | -4.7億円 | -2.2億円 | -11.3億円 |
FY2024/3は営業CFが-27億円と大幅なマイナスでしたが、これは大型工事の着工に伴う運転資金の増加が主因です。建設業は工事の進捗に応じてキャッシュフローが大きく変動する特性があり、FY2026/3の大幅増収に伴い営業CFの改善が期待されます。財務CFは配当支払いが中心で、安定的な水準を維持しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 12.7億円 | 4.0億円 | 31.7% |
| FY2022/3 | 11.6億円 | 3.6億円 | 31.3% |
| FY2023/3 | 10.0億円 | 3.1億円 | 31.4% |
| FY2024/3 | 3.2億円 | 1.7億円 | 54.4% |
| FY2025/3 | 7.4億円 | 2.4億円 | 32.0% |
実効税率は通常31〜32%前後で安定しています。FY2024/3に54.6%と異常値となったのは、利益が大幅に縮小した中で固定的な税負担が相対的に重くなったためです。FY2026/3は税引前利益11億円への回復により、実効税率も正常化する見込みです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 610万円 | 130人 | - |
従業員の平均年収は610万円で、建設業界の中堅企業としては標準的な水準です。従業員数は130名と少数精鋭の体制で、平均年齢41歳・平均勤続年数13.5年と比較的安定した雇用環境を維持しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
経営者・創業家が15.9%を保有するオーナー経営企業です。 金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は富士京不動産・ソネック取引先持株会・ソネック社員持株会。
筆頭株主は富士京不動産(35.84%)で圧倒的な安定大株主です。ソネック取引先持株会(11.63%)・ソネック社員持株会(4.22%)と合わせ、上位3者で約52%を保有する強固な株主構成となっています。山本組子(1.1%)は代表取締役社長・山本貴弘氏の関係者と見られ、オーナー系企業としての経営の安定性が際立ちます。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 建設事業 | 148億円 | 9.2億円 | 6.2% |
| 運輸事業 | 3.5億円 | 0.4億円 | 11.4% |
建設事業が売上の約97%を占める専業型のゼネコンです。民間建築が中心で、商業施設・医療福祉施設・学校などの建設に強みを持ちます。子会社の運輸事業は売上構成比3%と小さいものの、利益率11%超と高収益です。FY2026/3は建設事業の大幅増収により、売上高201億円と過去最高水準を見込んでいます。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役10名中、女性が1名(10.0%)を占めています。連結子会社2社のコンパクトなグループ経営で、少数精鋭の体制を維持。平均勤続年数13.5年と建設業としては標準的な定着率で、技術力の継承が図られています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
ソネックのTSRは5年間で142.1%と、TOPIXの213.4%を下回るパフォーマンスとなっています。FY2022にはTSR 161.6%とTOPIXを上回りましたが、その後の業績低迷期に差が開きました。ただし、FY2026/3の業績回復と増配により、株価は2025年後半から大幅に上昇しており、TSRの改善が期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 125.6万円 | +25.6万円 | 25.6% |
| FY2022 | 161.6万円 | +61.6万円 | 61.6% |
| FY2023 | 155.0万円 | +55.0万円 | 55.0% |
| FY2024 | 150.6万円 | +50.6万円 | 50.6% |
| FY2025 | 142.1万円 | +42.1万円 | 42.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 12.7倍は建設業の業界平均(12.5倍)とほぼ同水準で、業績回復局面においては割安感が残ります。配当利回り3.53%は業界平均を上回り、高配当株としての魅力があります。信用倍率は19.62倍と買い残が多く、個人投資家の関心の高さがうかがえます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2026/3通期の経常利益を34.5%上方修正。建設事業の好調と原価安定が寄与し、5期ぶりの最高益更新へ。
好調な中間決算を受け株価が1,060円から1,360円へ急騰(ストップ高)。市場の注目度が急上昇。
FY2026/3の配当を1株50円(前期比+20円)に大幅増配。配当利回りが3.5%超に上昇。
最新ニュース
(株)ソネック まとめ
ひとめ診断
「兵庫・東播磨を地盤に80年。無借金経営で堅実に成長する中堅ゼネコン」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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