1795スタンダード

(株)マサル

MASARU CORPORATION

最終更新日: 2026年3月24日

ROE7.7%
BPS5932.4円
自己資本比率59.9%
FY2025/3 有報データ

ビルの目に見えない部分を守る、シーリング防水工事のパイオニア。無借金経営で堅実に成長

建物の安全・安心を守り、持続可能な社会づくりに貢献する

この会社ってなに?

マンションやオフィスビルの外壁にある目地(つなぎ目)のシーリング材。雨漏りを防ぎ、建物の寿命を延ばすこの防水工事を手がけているのがマサルです。新築時の防水工事はもちろん、築10〜15年で必要になる大規模修繕工事のシーリング打替えでも活躍。あなたが住んでいるマンションや通勤先のビルにも、マサルの技術が使われているかもしれません。

マサルは1957年設立のシーリング(外壁防水)工事の専門企業で、ビル・マンションなどの外壁防水工事で業界首位を誇ります。2025年9月期は売上高106億円(前年比+19.0%)、営業利益6.4億円と大幅増収増益を達成。近年はリニューアル(補修・改修)工事や工場メンテナンスにも注力し、子会社マサルファシリティーズを通じた設備工事事業の拡大も進めています。PBR 0.76倍と解散価値を下回る割安水準にあり、無借金経営の堅実な財務体質が特徴です。

建設業スタンダード市場

会社概要

業種
建設業
決算期
9月
本社
東京都江東区佐賀1丁目9番14号
公式
www.masaru-co.jp

社長プロフィール

勝又 健
代表取締役社長
堅実経営者
シーリング防水工事のパイオニアとして、建物の安全と快適を守り続けてまいります。技術力と信頼を武器に、新築防水からリニューアルまで一貫して対応し、社会インフラの長寿命化に貢献していきます。

この会社のストーリー

1957
マサル設立

株式会社マサルとして設立。シーリング(外壁防水)工事の専門企業としてスタートした。

1994
JASDAQ上場

JASDAQ市場に株式を上場。防水工事専門企業として資本市場での信頼を獲得した。

2010
リニューアル事業を強化

築年数の経過した建物の大規模修繕需要の増加に対応し、リニューアル(補修・改修)工事を本格化。

2019
VR安全教育プログラム導入

積木製作と共同でVR安全教育プログラムを開発。先端技術を活用した安全管理の高度化に取り組む。

2024
マサルファシリティーズ子会社化

マサルファシリティーズを完全子会社化し、空調・給排水設備工事に進出。事業ポートフォリオの多角化を推進。

2025
過去最高益を達成

FY2025/9で売上高106億円・営業利益6.4億円と過去最高を更新。防水工事需要の拡大とリニューアル事業の成長が貢献。

注目ポイント

無借金経営の鉄壁財務

有利子負債ゼロ、自己資本比率59.9%の堅実経営。PBR 0.76倍と純資産を大きく下回る株価は、まさに「隠れた資産株」。不況にも強い財務基盤が魅力です。

シーリング防水工事のトップ企業

ビル・マンションの外壁防水工事で業界首位。新築から大規模修繕まで一貫対応できる技術力と実績が強み。築古マンション増加による大規模修繕需要の拡大が追い風です。

宝くじがもらえる株主優待

200株以上で年2回(3月・9月)宝くじがもらえるユニークな株主優待。配当利回り2.4%と合わせ、夢と実利を両立する株主還元が個人投資家に人気です。

サービスの実績は?

160
1株当たり配当金
FY2025実績
+28.0% YoY
+19.0%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+56.8%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
0
有利子負債
完全無借金経営

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 160円
安全性
安定
自己資本比率 59.9%(有利子負債ゼロの完全無借金経営。自己資本比率59.9%と極めて堅実な財務体質)
稼ぐ力
普通
ROE 7.7%
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
160
方針: 配当性向35%前後を目安に、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
FY2016/32226.2%
FY2017/31633.2%
FY2018/310033.4%
FY2019/314534.2%
FY2020/316033.2%
FY2021/312533.9%
FY2022/38036.6%
FY2023/314035.7%
FY2024/312539.9%
FY2025/316035.1%
1期連続増配
株主優待
あり
宝くじ
必要株数200株以上(約90万円)
金額相当3,000円相当
権利確定月3月・9月

FY2025/9は1株160円と過去最高の配当額を実施しました。FY2026/9の予想は110円と減配予想ですが、これは利益予想の保守性を反映したものです。配当性向は35%前後で安定しており、株主優待として年2回の宝くじがもらえるユニークな制度も特徴的です。

同業比較(収益性)

建設業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.7%
業界平均
9.2%
営業利益率下回る
この会社
6.0%
業界平均
6.5%
自己資本比率上回る
この会社
59.9%
業界平均
51.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/369.6億円
FY2023/386.3億円
FY2024/389.5億円
FY2025/3106億円
営業利益
FY2022/32.0億円
FY2023/35.0億円
FY2024/34.1億円
FY2025/36.4億円

マサルの業績は、建設需要の回復とリニューアル工事の拡大により、FY2025/9で売上高106億円・営業利益6.4億円と過去最高を更新しました。FY2022/9はコロナ禍の影響で一時的に減収となりましたが、その後は回復基調が続いています。FY2026/9の会社予想は売上高107億円・営業利益4.5億円と、売上高は過去最高水準を維持する見通しですが、利益面では保守的な予想となっています。

事業ごとの売上・利益

シーリング防水工事
65億円61.3%)
リニューアル・改修工事
25億円23.6%)
設備工事・その他
16億円15.1%)
シーリング防水工事65億円
利益: 4.0億円利益率: 6.2%

ビル・マンション等の外壁シーリング工事が主力。新築・改修の両方に対応し、売上構成比約61%を占める最大セグメント。業界トップの施工実績。

リニューアル・改修工事25億円
利益: 1.5億円利益率: 6.0%

築年数の経過した建物の外壁補修・防水改修工事。大規模修繕需要の増加に伴い成長が見込まれるセグメント。売上構成比約24%。

設備工事・その他16億円
利益: 0.9億円利益率: 5.6%

マサルファシリティーズを通じた空調・給排水設備工事、工場メンテナンス等。M&Aによる事業拡大で成長中。売上構成比約15%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
6.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/311.1%5.1%6.1%
FY2017/36.1%2.7%4.9%
FY2018/37.2%3.3%3.9%
FY2019/39.5%4.2%5.5%
FY2020/310.0%5.5%6.4%
FY2021/37.3%4.3%5.2%
FY2022/34.3%2.9%2.8%
FY2023/37.2%4.6%5.8%
FY2024/35.6%3.3%4.5%
FY2025/37.7%4.6%6.0%

営業利益率はFY2025/9で6.0%と、建設業としては安定した水準を維持しています。ROEは7.7%と改善傾向にあり、無借金経営ながらも着実に株主資本を活用しています。FY2022/9の落ち込みからV字回復を遂げ、収益性は上昇トレンドにあります。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率59.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
52.8億円

マサルの最大の特徴は有利子負債ゼロの完全無借金経営です。自己資本比率は59〜68%と極めて高く、BPSは5,932円と株価4,500円を大きく上回っています。PBR 0.76倍は純資産に対して株価が割安であることを示しており、財務の安全性は非常に高い水準です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+12.4億円
営業CF
投資に使ったお金
+900万円
投資CF
借入・返済など
-2.3億円
財務CF
手元に残ったお金
+12.5億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/34.7億円2,100万円-3.1億円4.9億円
FY2017/35,700万円9,200万円9,500万円1.5億円
FY2018/32.5億円-3.7億円-5.7億円-1.3億円
FY2019/311.1億円-2.2億円-1,100万円8.9億円
FY2020/312.1億円-1.1億円-2.5億円11.0億円
FY2021/32,200万円700万円-2.0億円2,900万円
FY2022/3-2.7億円2.1億円-3.5億円-6,100万円
FY2023/32.3億円-9,500万円-6,800万円1.4億円
FY2024/34.2億円-5.0億円4.9億円-8,000万円
FY2025/312.4億円900万円-2.3億円12.5億円

FY2025/9の営業キャッシュフローは12.4億円と大幅に改善し、フリーキャッシュフローも12.5億円のプラスに転じました。FY2024/9の投資CFマイナスはマサルファシリティーズの子会社化などの戦略的投資によるもので、FY2025/9には投資が一巡しキャッシュ創出力が回復しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1建設需要の変動リスク(新築着工件数・大規模修繕工事の増減)
2原材料価格の上昇リスク(シーリング材・防水材の仕入コスト増)
3人材確保・技能承継リスク(熟練防水技能者の高齢化と後継者不足)
4気候変動・自然災害リスク(台風・豪雨による施工遅延)
5受注競争の激化リスク(低価格競争による利益率低下)
6子会社経営統合リスク(マサルファシリティーズの事業拡大に伴うリスク)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/35.8億円2.0億円34.9%
FY2017/34.6億円2.4億円52.9%
FY2018/33.3億円7,000万円21.3%
FY2019/35.1億円1.5億円28.8%
FY2020/36.4億円2.3億円35.1%
FY2021/34.2億円9,700万円23.2%
FY2022/32.3億円4,100万円17.7%
FY2023/35.2億円1.8億円34.1%
FY2024/34.2億円1.4億円34.2%
FY2025/36.6億円2.5億円38.4%

税引前利益はFY2025/9に6.6億円と過去最高を記録しました。実効税率は17〜38%と幅がありますが、FY2022/9の低税率は繰延税金資産の影響によるもので、直近は34〜38%の標準的な水準に落ち着いています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
650万円
従業員数
350
平均年齢
42歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/9650万円350-

従業員数は約350名の中堅規模で、シーリング防水工事の専門技術者を多数擁しています。建設業界の人材不足が課題となるなか、協力企業持株会を通じた協力会社との連携が人材確保の強みとなっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55%
浮動株45%
所有者別内訳(有価証券報告書)
事業法人等26.3%
個人その他73.7%

筆頭株主の(株)操上が16.3%を保有し、協力企業持株会・従業員持株会と合わせて安定株主比率が高い。小型株ながら安定した株主構成。

(株)操上(146,888株)16.3%
マサル協力企業持株会(46,409株)5.15%
化研マテリアル(株)(43,615株)4.84%
マサル従業員持株会(26,944株)2.99%
苅谷 純(22,529株)2.5%

筆頭株主は(株)操上(16.3%)で、創業家関連企業が経営の安定基盤を支えています。マサル協力企業持株会(5.15%)とマサル従業員持株会(2.99%)が上位に名を連ね、事業パートナーと従業員の強い参画意識がうかがえます。化研マテリアル(4.84%)は取引先としての関係も深く、事業法人中心の安定した株主構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

非開示
取締役0名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
シーリング防水工事65億円4.0億円6.2%
リニューアル・改修工事25億円1.5億円6.0%
設備工事・その他16億円0.9億円5.6%

シーリング防水工事が売上の約61%を占める中核事業で、リニューアル・改修工事(約24%)が成長分野として注目されます。築30年超のマンションが急増する中、大規模修繕需要の拡大がマサルの追い風となっています。設備工事部門はマサルファシリティーズの子会社化により拡充され、事業ポートフォリオの多角化が進んでいます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 0名(0% 男性 7
100%
連結子会社数
3
設備投資額
5.0億円
平均勤続年数(従業員)
15

取締役7名で構成される経営体制で、代表取締役社長の勝又健氏がリーダーシップを発揮しています。連結子会社3社を統括し、シーリング防水工事のパイオニアとして専門性の高い経営を実践しています。報酬委員会を設置し、ガバナンス強化にも取り組んでいます。

会社の計画は順調?

A
総合評価
FY2025/9は当初予想を大幅に上回る増収増益で着地。防水工事需要の回復とリニューアル工事の拡大が寄与。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営方針(成長戦略)
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 110億円 順調 (106億円 (FY2025))
96.8%
営業利益率: 目標 6%以上 順調 (6.0% (FY2025))
100%
自己資本比率: 目標 60%以上 順調 (59.9% (FY2025))
99.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202595億円106億円+12.1%
経常利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20254億円7億円+56.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

マサルは建物のシーリング防水工事を中核に、リニューアル工事の拡大と設備工事事業の多角化を成長戦略として掲げています。FY2025/9は売上高・利益ともに当初予想を大幅に上回って着地し、期中に上方修正を行いました。大規模修繕需要の増加が中長期的な追い風となっており、目標達成の確度は高いと評価されます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

マサルのTSRは5年間で132%と緩やかな上昇にとどまり、TOPIX(213%)を下回るパフォーマンスとなっています。これは小型株特有の流動性の低さや、知名度の低さが要因と考えられます。ただし、PBR 0.76倍の割安さと無借金経営の安全性を考慮すると、今後のリレーティングの余地は大きいと言えます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+32.0%
100万円 →132.0万円
32.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021100.0万円+0.0万円0.0%
FY2022103.0万円+3.0万円3.0%
FY2023110.0万円+10.0万円10.0%
FY2024115.0万円+15.0万円15.0%
FY2025132.0万円+32.0万円32.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残-
売り残-
信用倍率-
-時点
今後の予定
2026年9月期 第2四半期決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2025年12月下旬(予定)

マサルのPBRは0.76倍と業界平均(1.0倍)を大きく下回る割安水準にあります。PERは14.3倍と業界平均(12.5倍)をやや上回りますが、無借金経営の安全性を考慮すると妥当な水準です。信用取引の残高はほぼなく、流動性は低いものの需給の歪みが少ない状態です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
25
前月比 +3.5%
メディア数
12
株探, Yahoo!ファイナンス, 日経電子版, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 50%
建設業 約200社中 100位前後
報道のトーン
50%
好意的
40%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算45%
防水工事・建設需要25%
M&A・事業拡大20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月1Q決算発表

FY2026/9 第1四半期決算を発表。季節要因で経常損失99百万円も、通期予想に変更なし。

2025年11月過去最高益

FY2025/9通期決算を発表。売上高106億円、経常利益56.4%増益と大幅な業績拡大。配当も15円増額の160円に。

2024年3月子会社化

マサルファシリティーズを完全子会社化。設備工事事業の拡大と事業ポートフォリオの多角化を推進。

(株)マサル まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 160円
安全性
安定
自己資本比率 59.9%(有利子負債ゼロの完全無借金経営。自己資本比率59.9%と極めて堅実な財務体質)
稼ぐ力
普通
ROE 7.7%
話題性
好評
ポジティブ 50%

「シーリング防水工事のパイオニア。ビル・マンションの外壁を守るスタンダード上場の専門企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU