(株)アクシーズ
AXYZ CO.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月24日
鹿児島の大地で育む、飼料から食卓までの安心。鶏肉一筋60年のインテグレーション企業
一貫体制による高品質な鶏肉の安定供給を通じて、食の安全と豊かな食文化に貢献する
この会社ってなに?
ケンタッキーフライドチキン(KFC)のチキンの原料を供給している会社です。スーパーで見かける「薩摩ハーブ悠然どり」もアクシーズのブランド。鹿児島の自然豊かな環境で、飼料づくりからヒナの育成、加工、販売まで自社で一貫して手がけており、安全・安心な鶏肉を日本中の食卓に届けています。
アクシーズは1962年設立の鶏肉専業企業で、飼料製造・育成・加工・外食まで一貫したインテグレーション体制を強みとしています。主力ブランド「薩摩ハーブ悠然どり」を軸に、ケンタッキー(KFC)向けや食肉卸向けを柱とした安定的な事業を展開。FY2025/6は売上高264億円・営業利益21億円と増収増益に回復しました。PBR 0.90倍・無借金経営・自己資本比率86%と財務基盤は極めて健全で、4期連続増配中の高配当銘柄です。2018年には日本ハムとの資本業務提携も締結しています。
会社概要
- 業種
- 水産・農林業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 鹿児島県鹿児島市草牟田二丁目1番8号
- 公式
- www.axyz-grp.co.jp
社長プロフィール
飼料の製造からブロイラーの育成、食鳥処理加工、販売まで一貫した体制で、安全・安心で高品質な鶏肉を安定的にお届けすることが私たちの使命です。「薩摩ハーブ悠然どり」をはじめとする自社ブランドの価値向上に努めてまいります。
この会社のストーリー
株式会社アクシーズとして鹿児島市に設立。鶏肉の生産・加工事業をスタートし、南九州の畜産業の発展に貢献。
飼料製造からブロイラー育成、食鳥処理加工、販売までの一貫体制を構築。品質管理とコスト競争力の両立を実現。
ハーブを配合した飼料で育てた自社ブランド鶏肉「薩摩ハーブ悠然どり」が高品質ブランドとして認知を獲得。
JASDAQ市場への上場を果たし、事業拡大の基盤を確立。安定的な資金調達と企業認知度の向上を実現した。
日本ハムが発行済株式の8.9%を取得し資本業務提携を締結。国産鶏肉の安定供給体制の強化と販路拡大を推進。
FY2025/6は増収増益を達成し、配当を1株112.5円に増額。4期連続増配と無借金経営の安定性を両立。
注目ポイント
有利子負債ゼロの完全無借金経営で、自己資本比率は86%超。景気変動に強い盤石な財務基盤は、長期保有の安心感を支えます。PBR 0.90倍と割安な水準も魅力。
安定した配当成長を実現しており、FY2025/6は1株112.5円の過去最高配当。配当利回り3.25%は業界平均を大きく上回り、インカムゲイン重視の投資家に最適です。
飼料製造・育成・加工・販売の垂直統合(インテグレーション)体制により、品質とコストを徹底管理。KFC向け供給や日本ハムとの提携が安定した収益基盤を支えています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 35円 | 16.1% |
| FY2017/3 | 45円 | 12.9% |
| FY2018/3 | 75円 | 19.8% |
| FY2019/3 | 80円 | 24.9% |
| FY2020/3 | 85円 | 24.2% |
| FY2021/3 | 90円 | 21.0% |
| FY2022/3 | 95円 | 27.5% |
| FY2023/3 | 96.5円 | 38.4% |
| FY2024/3 | 98.5円 | 44.6% |
| FY2025/3 | 112.5円 | 36.7% |
| 必要株数 | 500株以上(約173万円) |
| 金額相当 | 約3,000円相当 |
| 権利確定月 | 6月 |
4期連続増配を達成し、FY2025/6は1株112.5円(配当利回り3.25%)と過去最高の配当額を記録しました。配当性向は21〜45%の範囲で推移しており、無借金経営の堅実な財務基盤が増配余力を支えています。株主優待は500株以上で「薩摩ハーブ悠然どり」の加工食品がもらえます。
同業比較(収益性)
水産・農林業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高はFY2021/6の212億円からFY2025/6には264億円へ着実に成長しています。営業利益はFY2021/6の34億円をピークに一時減少しましたが、FY2025/6には21億円と前期比+35.1%の大幅増益に転じました。FY2026/6予想は売上高265億円・営業利益20億円と微増収ながら、飼料コスト上昇の影響で減益を見込んでいます。
事業ごとの売上・利益
飼料製造・ブロイラー育成・食鳥処理加工・鶏肉販売を一貫して手がける主力事業。KFC向け・食肉卸向けが柱。売上構成比約92%。
ケンタッキーフライドチキン等のフランチャイズ店舗運営。鹿児島県内を中心に展開。売上構成比約8%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 13.9% | 10.6% | 12.7% |
| FY2017/3 | 18.5% | 14.2% | 15.8% |
| FY2018/3 | 17.1% | 13.9% | 15.4% |
| FY2019/3 | 13.1% | 11.0% | 12.4% |
| FY2020/3 | 12.8% | 11.0% | 13.8% |
| FY2021/3 | 13.9% | 11.9% | 15.9% |
| FY2022/3 | 10.4% | 9.1% | 11.3% |
| FY2023/3 | 7.1% | 6.2% | 7.9% |
| FY2024/3 | 6.0% | 5.1% | 6.1% |
| FY2025/3 | 8.0% | 6.9% | 8.0% |
営業利益率は15.9%から6.1%まで低下した後、FY2025/6には8.0%へ回復しました。飼料コスト上昇や鶏肉価格の変動が影響していましたが、一貫体制による原価管理の改善が奏功しています。ROEは8.0%と、無借金経営のわりには効率的な資本活用を実現しています。
財務は安全?
有利子負債ゼロの完全無借金経営を継続しており、自己資本比率は84〜88%と極めて高水準です。BPS(1株当たり純資産)は3,086円から3,847円へ着実に増加しており、PBR 0.90倍は解散価値を下回る割安水準にあります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 25.6億円 | -6.9億円 | -1.4億円 | 18.6億円 |
| FY2017/3 | 25.8億円 | -5.6億円 | -2.0億円 | 20.2億円 |
| FY2018/3 | 23.4億円 | -7.8億円 | -2.5億円 | 15.5億円 |
| FY2019/3 | 23.9億円 | -21.5億円 | -4.2億円 | 2.4億円 |
| FY2020/3 | 27.6億円 | -10.7億円 | -4.5億円 | 16.9億円 |
| FY2021/3 | 29.3億円 | -23.3億円 | -4.8億円 | 6.0億円 |
| FY2022/3 | 20.3億円 | -31.2億円 | -5.3億円 | -11.0億円 |
| FY2023/3 | 26.4億円 | -21.8億円 | -5.7億円 | 4.5億円 |
| FY2024/3 | 37.3億円 | -21.8億円 | -5.8億円 | 15.5億円 |
| FY2025/3 | 29.1億円 | -17.2億円 | -5.8億円 | 12.0億円 |
営業キャッシュフローは毎年20〜37億円のプラスを安定的に創出しており、本業のキャッシュ創出力は極めて堅実です。投資CFは飼育施設や加工設備への設備投資が中心。財務CFのマイナスは配当金支払いによるもので、無借金のため借入返済の負担がありません。FCFも概ねプラスで推移しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 23.9億円 | 11.7億円 | 48.8% |
| FY2017/3 | 30.6億円 | 11.0億円 | 35.9% |
| FY2018/3 | 30.9億円 | 9.6億円 | 30.9% |
| FY2019/3 | 25.6億円 | 7.5億円 | 29.4% |
| FY2020/3 | 28.3億円 | 8.5億円 | 30.2% |
| FY2021/3 | 35.1億円 | 11.0億円 | 31.2% |
| FY2022/3 | 26.7億円 | 7.3億円 | 27.2% |
| FY2023/3 | 19.8億円 | 5.7億円 | 28.7% |
| FY2024/3 | 17.8億円 | 5.4億円 | 30.4% |
| FY2025/3 | 21.7億円 | 4.5億円 | 20.8% |
税引前利益はFY2025/6に22億円へ回復しました。実効税率は20〜31%と年度により変動がありますが、FY2025/6は税効果等により20.8%と低水準となりました。FY2026/6予想では標準的な30%程度を見込んでいます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/6 | 520万円 | 897人 | - |
従業員数は連結で約900名規模。鹿児島県を拠点とする地域密着型の企業で、飼料製造から加工まで幅広い職種を擁しています。一貫体制を支える現場力が事業の強みです。
誰がこの会社の株を持ってる?
創業家一族が約35%を保有する安定したオーナー企業。日本ハムが8.9%を保有する資本業務提携先でもあり、経営基盤は非常に安定しています。
筆頭株主は創業家の資産管理会社(有)照国興産(10.68%)で、伊地知一族が合計約35%を保有するオーナー企業です。日本ハムが8.90%を保有し、2018年からの資本業務提携を通じて鶏肉の国内供給体制を強化しています。鹿児島銀行も4.98%を保有しており、地元金融機関との関係も良好です。
会社の公式開示情報
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 鶏肉事業 | 243億円 | 19億円 | 7.8% |
| 外食事業 | 21億円 | 2億円 | 9.5% |
鶏肉事業が売上の約92%を占める専業型の事業構造です。飼料製造から食鳥処理加工・販売までの垂直統合(インテグレーション)体制により、品質管理とコスト競争力を両立しています。外食事業はKFC等のFC店舗運営で、安定した利益率9.5%を確保しています。
この会社のガバナンスは?
取締役5名で構成されるコンパクトな経営体制です。連結子会社5社(アクシーズフーズ、アクシーズケミカル、錦江湾飼料、南九州畜産等)を通じて飼料から加工までのバリューチェーンを構築しています。女性取締役の登用が今後の課題です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 255億円 | — | 264億円 | +3.6% |
| FY2024 | 247億円 | — | 258億円 | +4.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
アクシーズは中期経営計画を公表していませんが、長期ビジョンとして安定成長と株主還元の充実を掲げています。業績予想の精度は高く、実績が予想を上回る傾向にあります。無借金経営・自己資本比率80%超・4期連続増配と、財務面での目標は着実に達成しています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
アクシーズのTSRは5年間で115%とTOPIXの213%を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。株価の値動きが小さいスタンダード市場の小型株特有の傾向ですが、配当利回り3.25%の安定したインカムゲインが魅力です。PBR 0.90倍の割安さと無借金経営を考慮すると、今後のリレーティング余地があります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2022 | 103.0万円 | +3.0万円 | 3.0% |
| FY2023 | 105.0万円 | +5.0万円 | 5.0% |
| FY2024 | 102.0万円 | +2.0万円 | 2.0% |
| FY2025 | 115.0万円 | +15.0万円 | 15.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは13.9倍と業界平均並みですが、PBR 0.90倍と解散価値を下回る割安水準にあります。配当利回り3.25%は業界平均を上回り、無借金経営の安定配当銘柄として魅力的です。信用買い残は約7万株と少なく、需給面での重荷は小さいです。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2026/6の通期連結業績予想を上方修正。第1四半期の好調な業績を受けて売上高・利益ともに引き上げ。
2026年6月期 第1四半期決算で経常利益が前年同期比3.6倍増益。鶏肉需要の回復と価格改定が寄与。
FY2025/6は売上高264億円・営業利益21億円と増収増益を達成。配当を前期比14円増額し1株112.5円に。
最新ニュース
(株)アクシーズ まとめ
ひとめ診断
「飼料から食卓まで一貫体制。鹿児島発、鶏肉のプロフェッショナル企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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