1381スタンダード

(株)アクシーズ

AXYZ CO.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月24日

ROE8.0%
BPS3846.6円
自己資本比率86.1%
FY2025/3 有報データ

鹿児島の大地で育む、飼料から食卓までの安心。鶏肉一筋60年のインテグレーション企業

一貫体制による高品質な鶏肉の安定供給を通じて、食の安全と豊かな食文化に貢献する

この会社ってなに?

ケンタッキーフライドチキン(KFC)のチキンの原料を供給している会社です。スーパーで見かける「薩摩ハーブ悠然どり」もアクシーズのブランド。鹿児島の自然豊かな環境で、飼料づくりからヒナの育成、加工、販売まで自社で一貫して手がけており、安全・安心な鶏肉を日本中の食卓に届けています。

アクシーズは1962年設立の鶏肉専業企業で、飼料製造・育成・加工・外食まで一貫したインテグレーション体制を強みとしています。主力ブランド「薩摩ハーブ悠然どり」を軸に、ケンタッキー(KFC)向けや食肉卸向けを柱とした安定的な事業を展開。FY2025/6は売上高264億円・営業利益21億円と増収増益に回復しました。PBR 0.90倍・無借金経営・自己資本比率86%と財務基盤は極めて健全で、4期連続増配中の高配当銘柄です。2018年には日本ハムとの資本業務提携も締結しています。

水産・農林業スタンダード市場

会社概要

業種
水産・農林業
決算期
6月
本社
鹿児島県鹿児島市草牟田二丁目1番8号
公式
www.axyz-grp.co.jp

社長プロフィール

伊地知 高正
代表取締役社長
堅実経営者
飼料の製造からブロイラーの育成、食鳥処理加工、販売まで一貫した体制で、安全・安心で高品質な鶏肉を安定的にお届けすることが私たちの使命です。「薩摩ハーブ悠然どり」をはじめとする自社ブランドの価値向上に努めてまいります。

この会社のストーリー

1962
鹿児島で創業

株式会社アクシーズとして鹿児島市に設立。鶏肉の生産・加工事業をスタートし、南九州の畜産業の発展に貢献。

1990
インテグレーション体制の確立

飼料製造からブロイラー育成、食鳥処理加工、販売までの一貫体制を構築。品質管理とコスト競争力の両立を実現。

2000
「薩摩ハーブ悠然どり」ブランド確立

ハーブを配合した飼料で育てた自社ブランド鶏肉「薩摩ハーブ悠然どり」が高品質ブランドとして認知を獲得。

2002
JASDAQ上場

JASDAQ市場への上場を果たし、事業拡大の基盤を確立。安定的な資金調達と企業認知度の向上を実現した。

2018
日本ハムとの資本業務提携

日本ハムが発行済株式の8.9%を取得し資本業務提携を締結。国産鶏肉の安定供給体制の強化と販路拡大を推進。

2025
業績回復と過去最高配当

FY2025/6は増収増益を達成し、配当を1株112.5円に増額。4期連続増配と無借金経営の安定性を両立。

注目ポイント

無借金経営・自己資本比率86%の鉄壁財務

有利子負債ゼロの完全無借金経営で、自己資本比率は86%超。景気変動に強い盤石な財務基盤は、長期保有の安心感を支えます。PBR 0.90倍と割安な水準も魅力。

4期連続増配・配当利回り3.25%

安定した配当成長を実現しており、FY2025/6は1株112.5円の過去最高配当。配当利回り3.25%は業界平均を大きく上回り、インカムゲイン重視の投資家に最適です。

飼料から食卓まで一貫体制の強み

飼料製造・育成・加工・販売の垂直統合(インテグレーション)体制により、品質とコストを徹底管理。KFC向け供給や日本ハムとの提携が安定した収益基盤を支えています。

サービスの実績は?

112.5
1株当たり配当金
FY2025実績
+14.2% YoY
86.1%
自己資本比率
FY2025実績
無借金経営
+35.1%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
897
連結従業員数
2025年6月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 112.5円
安全性
安定
自己資本比率 86.1%(有利子負債ゼロの完全無借金経営。自己資本比率86%超と極めて健全な財務体質)
稼ぐ力
普通
ROE 8.0%(営業利益率は一時低下したが、FY2025/6に8.0%へ回復傾向)
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
112.5
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元を実施
1株配当配当性向
FY2016/33516.1%
FY2017/34512.9%
FY2018/37519.8%
FY2019/38024.9%
FY2020/38524.2%
FY2021/39021.0%
FY2022/39527.5%
FY2023/396.538.4%
FY2024/398.544.6%
FY2025/3112.536.7%
9期連続増配
株主優待
あり
自社ブランド鶏肉加工食品詰合せ
必要株数500株以上(約173万円)
金額相当約3,000円相当
権利確定月6月

4期連続増配を達成し、FY2025/6は1株112.5円(配当利回り3.25%)と過去最高の配当額を記録しました。配当性向は21〜45%の範囲で推移しており、無借金経営の堅実な財務基盤が増配余力を支えています。株主優待は500株以上で「薩摩ハーブ悠然どり」の加工食品がもらえます。

同業比較(収益性)

水産・農林業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.0%
業界平均
8.6%
営業利益率上回る
この会社
8.0%
業界平均
4.7%
自己資本比率上回る
この会社
86.1%
業界平均
44.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3217億円
FY2023/3241億円
FY2024/3258億円
FY2025/3264億円
営業利益
FY2022/324.5億円
FY2023/319.1億円
FY2024/315.7億円
FY2025/321.2億円

売上高はFY2021/6の212億円からFY2025/6には264億円へ着実に成長しています。営業利益はFY2021/6の34億円をピークに一時減少しましたが、FY2025/6には21億円と前期比+35.1%の大幅増益に転じました。FY2026/6予想は売上高265億円・営業利益20億円と微増収ながら、飼料コスト上昇の影響で減益を見込んでいます

事業ごとの売上・利益

鶏肉事業
243億円92.0%)
外食事業
21億円8.0%)
鶏肉事業243億円
利益: 19億円利益率: 7.8%

飼料製造・ブロイラー育成・食鳥処理加工・鶏肉販売を一貫して手がける主力事業。KFC向け・食肉卸向けが柱。売上構成比約92%。

外食事業21億円
利益: 2億円利益率: 9.5%

ケンタッキーフライドチキン等のフランチャイズ店舗運営。鹿児島県内を中心に展開。売上構成比約8%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/313.9%10.6%12.7%
FY2017/318.5%14.2%15.8%
FY2018/317.1%13.9%15.4%
FY2019/313.1%11.0%12.4%
FY2020/312.8%11.0%13.8%
FY2021/313.9%11.9%15.9%
FY2022/310.4%9.1%11.3%
FY2023/37.1%6.2%7.9%
FY2024/36.0%5.1%6.1%
FY2025/38.0%6.9%8.0%

営業利益率は15.9%から6.1%まで低下した後、FY2025/6には8.0%へ回復しました。飼料コスト上昇や鶏肉価格の変動が影響していましたが、一貫体制による原価管理の改善が奏功しています。ROEは8.0%と、無借金経営のわりには効率的な資本活用を実現しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率86.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
216億円

有利子負債ゼロの完全無借金経営を継続しており、自己資本比率は84〜88%と極めて高水準です。BPS(1株当たり純資産)は3,086円から3,847円へ着実に増加しており、PBR 0.90倍は解散価値を下回る割安水準にあります。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+29.1億円
営業CF
投資に使ったお金
-17.2億円
投資CF
借入・返済など
-5.8億円
財務CF
手元に残ったお金
+12.0億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/325.6億円-6.9億円-1.4億円18.6億円
FY2017/325.8億円-5.6億円-2.0億円20.2億円
FY2018/323.4億円-7.8億円-2.5億円15.5億円
FY2019/323.9億円-21.5億円-4.2億円2.4億円
FY2020/327.6億円-10.7億円-4.5億円16.9億円
FY2021/329.3億円-23.3億円-4.8億円6.0億円
FY2022/320.3億円-31.2億円-5.3億円-11.0億円
FY2023/326.4億円-21.8億円-5.7億円4.5億円
FY2024/337.3億円-21.8億円-5.8億円15.5億円
FY2025/329.1億円-17.2億円-5.8億円12.0億円

営業キャッシュフローは毎年20〜37億円のプラスを安定的に創出しており、本業のキャッシュ創出力は極めて堅実です。投資CFは飼育施設や加工設備への設備投資が中心。財務CFのマイナスは配当金支払いによるもので、無借金のため借入返済の負担がありません。FCFも概ねプラスで推移しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1鶏肉価格の変動リスク(需給バランスによる市況変動)
2飼料原料(トウモロコシ・大豆粕)の価格高騰リスク
3鳥インフルエンザ等の家畜伝染病リスク
4食品安全に関する事故・リコール発生リスク
5主要取引先(KFC等)への依存度リスク
6気候変動による飼育環境への影響リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/323.9億円11.7億円48.8%
FY2017/330.6億円11.0億円35.9%
FY2018/330.9億円9.6億円30.9%
FY2019/325.6億円7.5億円29.4%
FY2020/328.3億円8.5億円30.2%
FY2021/335.1億円11.0億円31.2%
FY2022/326.7億円7.3億円27.2%
FY2023/319.8億円5.7億円28.7%
FY2024/317.8億円5.4億円30.4%
FY2025/321.7億円4.5億円20.8%

税引前利益はFY2025/6に22億円へ回復しました。実効税率は20〜31%と年度により変動がありますが、FY2025/6は税効果等により20.8%と低水準となりました。FY2026/6予想では標準的な30%程度を見込んでいます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
520万円
従業員数
897
平均年齢
38歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/6520万円897-

従業員数は連結で約900名規模。鹿児島県を拠点とする地域密着型の企業で、飼料製造から加工まで幅広い職種を擁しています。一貫体制を支える現場力が事業の強みです。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主72%
浮動株28%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関5%
事業法人等19.6%
外国法人等2%
個人その他73%
証券会社0.4%

創業家一族が約35%を保有する安定したオーナー企業。日本ハムが8.9%を保有する資本業務提携先でもあり、経営基盤は非常に安定しています。

(有)照国興産(600,000株)10.68%
日本ハム(株)(500,000株)8.9%
伊地知高正(代表取締役社長)(502,000株)8.95%
伊地知芳正(502,000株)8.95%
(株)鹿児島銀行(280,000株)4.98%
伊地知恭正(250,000株)4.45%
伊地知昭正(250,000株)4.45%
村尾万紀子(185,000株)3.29%

筆頭株主は創業家の資産管理会社(有)照国興産(10.68%)で、伊地知一族が合計約35%を保有するオーナー企業です。日本ハムが8.90%を保有し、2018年からの資本業務提携を通じて鶏肉の国内供給体制を強化しています。鹿児島銀行も4.98%を保有しており、地元金融機関との関係も良好です。

会社の公式開示情報

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
鶏肉事業243億円19億円7.8%
外食事業21億円2億円9.5%

鶏肉事業が売上の約92%を占める専業型の事業構造です。飼料製造から食鳥処理加工・販売までの垂直統合(インテグレーション)体制により、品質管理とコスト競争力を両立しています。外食事業はKFC等のFC店舗運営で、安定した利益率9.5%を確保しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 5名)
女性 0名(0% 男性 5
100%
連結子会社数
5
設備投資額
17.2億円
平均勤続年数(従業員)
12

取締役5名で構成されるコンパクトな経営体制です。連結子会社5社(アクシーズフーズ、アクシーズケミカル、錦江湾飼料、南九州畜産等)を通じて飼料から加工までのバリューチェーンを構築しています。女性取締役の登用が今後の課題です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中期経営計画は非公表だが、長期ビジョンのもと堅実な経営を継続。無借金経営と安定配当の方針を着実に実行している。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

長期ビジョン(中期経営計画は非公表)
長期
売上高: 目標 300億円 順調 (264億円 (FY2025))
88.1%
自己資本比率: 目標 80%以上維持 達成 (86.1% (FY2025))
100%
安定配当: 目標 継続増配 達成 (4期連続増配中)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025255億円264億円+3.6%
FY2024247億円258億円+4.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

アクシーズは中期経営計画を公表していませんが、長期ビジョンとして安定成長と株主還元の充実を掲げています。業績予想の精度は高く、実績が予想を上回る傾向にあります。無借金経営・自己資本比率80%超・4期連続増配と、財務面での目標は着実に達成しています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

アクシーズのTSRは5年間で115%とTOPIXの213%を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。株価の値動きが小さいスタンダード市場の小型株特有の傾向ですが、配当利回り3.25%の安定したインカムゲインが魅力です。PBR 0.90倍の割安さと無借金経営を考慮すると、今後のリレーティング余地があります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+15.0%
100万円 →115.0万円
15.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021100.0万円+0.0万円0.0%
FY2022103.0万円+3.0万円3.0%
FY2023105.0万円+5.0万円5.0%
FY2024102.0万円+2.0万円2.0%
FY2025115.0万円+15.0万円15.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残71,200株
売り残-
信用倍率-
3/13時点
今後の予定
2026年6月期 第3四半期決算発表2026年4月下旬(予定)
定時株主総会2026年9月下旬(予定)

PERは13.9倍と業界平均並みですが、PBR 0.90倍と解散価値を下回る割安水準にあります。配当利回り3.25%は業界平均を上回り、無借金経営の安定配当銘柄として魅力的です。信用買い残は約7万株と少なく、需給面での重荷は小さいです。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
25
前月比 +8.5%
メディア数
12
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
水産・農林業 12社中 5位
報道のトーン
50%
好意的
42%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
鶏肉市況・飼料コスト30%
配当・株主還元20%
その他10%

最近の出来事

2026年1月業績予想上方修正

FY2026/6の通期連結業績予想を上方修正。第1四半期の好調な業績を受けて売上高・利益ともに引き上げ。

2025年10月1Q大幅増益

2026年6月期 第1四半期決算で経常利益が前年同期比3.6倍増益。鶏肉需要の回復と価格改定が寄与。

2025年8月通期決算発表

FY2025/6は売上高264億円・営業利益21億円と増収増益を達成。配当を前期比14円増額し1株112.5円に。

(株)アクシーズ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 112.5円
安全性
安定
自己資本比率 86.1%(有利子負債ゼロの完全無借金経営。自己資本比率86%超と極めて健全な財務体質)
稼ぐ力
普通
ROE 8.0%(営業利益率は一時低下したが、FY2025/6に8.0%へ回復傾向)
話題性
好評
ポジティブ 50%

「飼料から食卓まで一貫体制。鹿児島発、鶏肉のプロフェッショナル企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU