ユキグニファクトリー(株)1375
YUKIGUNI FACTORY CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
スーパーのキノコ売り場で見かける「雪国まいたけ」「雪国しめじ」「雪国えりんぎ」。これらはすべてユキグニファクトリーの製品です。まいたけ市場では国内トップシェアを誇り、3社寡占の安定した市場構造を持ちます。また、2025年から新発売の「キノコのお肉」シリーズは植物性代替肉として注目を集めており、ドムドムハンバーガーとのコラボ商品も話題です。
ユキグニファクトリー(旧・雪国まいたけ)は、1983年にまいたけの大規模人工栽培を世界で初めて実現した企業です。まいたけ・エリンギ・ぶなしめじなどのキノコを製造販売し、国内まいたけ市場でトップシェアを誇ります。2025年4月に社名を変更し、「キノコのお肉」など新規事業にも挑戦。神明ホールディングスが50%超を保有する親会社として経営を安定させています。2025/03期は売上高531億円、2026/03期は営業利益33億円(前年比+35%)を見込み、中期経営計画ではROIC 10%を目標としています。
会社概要
- 業種
- 水産・農林業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 新潟県南魚沼市余川89番地
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
国内まいたけ市場でトップシェア。売上構成比54%を占める最大セグメント。寡占市場での価格支配力が強み。
売上構成比20%。家庭用・業務用ともに安定した需要がある。
売上構成比10%。近年の健康志向を追い風に堅調に推移。
マッシュルーム(海外子会社)、加工食品、「キノコのお肉」等の新規事業を含む。
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 12.4% | 3.8% | 8.4% |
| 2025/03期 | 12.6% | 3.9% | 6.5% |
| 3Q FY2026/3 | 19.5%(累計) | 6.7%(累計) | 15.7% |
2021/03期にはROE 51.4%・営業利益率15.2%と際立つ高収益性を示しましたが、これはコロナ特需による一時的な水準でした。直近の2025/03期はROE 12.0%・営業利益率4.6%に落ち着いていますが、寡占市場での価格支配力を背景に、利益率の改善余地は大きいと考えられます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024/03期 | 334億円 | 28.0億円 | 13.5億円 | 33.9円 | — |
| 2025/03期 | 371億円 | 24.2億円 | 15.0億円 | 37.7円 | +10.9% |
2021/03期にはコロナ禍の巣ごもり需要で売上高514億円・営業利益78億円と過去最高益を記録しましたが、その後は需要正常化と原材料高の影響で減収減益が続きました。2024/03期以降は回復基調に転じ、2025/03期には売上高531億円まで回復。2026/03期は営業利益33億円(前年比+35%)と利益面での大幅改善を見込んでいます。 【3Q 2026/03期実績】売上275億円(通期予想比53%)、営業利益43億円(同132%)、純利益26億円(同130%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
水産・農林業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| まいたけ | 287億円 | 推定14億円 | 4.9% |
| ぶなしめじ | 106億円 | 推定5億円 | 4.7% |
| エリンギ | 53億円 | 推定3億円 | 5.7% |
| その他キノコ・加工品等 | 85億円 | 推定2億円 | 2.4% |
まいたけが売上の54%を占める最大セグメントで、ぶなしめじ(20%)、エリンギ(10%)が続きます。キノコ市場は雪国まいたけ・ホクト・他1社による寡占構造が特徴で、参入障壁が高い安定したビジネスモデルです。2023年のオランダ・Banken Champignons社買収により、海外マッシュルーム事業も拡大中です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 500億円 | — | 531億円 | +6.3% |
| 2024期 | 424億円 | — | 475億円 | +12.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
中期経営計画ではROIC 10%前後を最終目標に掲げていますが、2025/03期時点では4〜5%程度と大きなギャップがあります。国内キノコ事業の基盤強化と、2023年に買収したオランダBanken Champignons社の統合による海外事業の拡大が成長戦略の柱です。「キノコのお肉」等の新規事業も育成中です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第3四半期決算を発表。上期純利益は89%減益で着地。下期の回復に期待がかかる。
研究開発室を研究開発本部に格上げ。キノコの新たな価値創造と事業領域拡張を加速。
「ユキグニファクトリー」に社名変更。1983年の設立以来初めての商号変更で新時代へ。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q FY2026/3末時点
2023/03期まで実質無借金経営でしたが、2024/03期に海外マッシュルーム事業の買収に伴い有利子負債226億円を計上。2025/03期には189億円に減少しており、着実に返済が進んでいます。自己資本比率は32.7%と安定しており、BPSも着実に積み上がっています。 【3Q 2026/03期】総資産398億円、純資産145億円、自己資本比率36.5%、有利子負債160億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2022/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2023/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2024/03期 | 53.2億円 | ▲33.6億円 | ▲2.3億円 | 19.6億円 |
| 2025/03期 | 55.2億円 | ▲22.5億円 | ▲21.6億円 | 32.7億円 |
営業キャッシュフローは毎期31〜82億円のプラスを安定的に創出しており、キノコ製造業の収益安定性がうかがえます。2025/03期のFCFは33億円と2023/03期の1億円から大幅に改善。投資キャッシュフローは生産設備の更新と海外事業への投資に充当されています。
この会社のガバナンスは?
取締役7名中、女性が3名(42.9%)と高い女性比率を実現しています。社外取締役比率も57%と過半数を占め、ガバナンス体制は充実しています。設備投資は20.6億円と生産設備の維持・拡充に積極的です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 443万円 | 1,064人 | - |
従業員の平均年収は443万円で、製造業の中では標準的な水準です。平均年齢41.9歳・平均勤続年数12.6年と定着率が高く、キノコ栽培の専門技術を持つ人材が蓄積されています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSRは4年間で60.8%とTOPIX(150.2%)を大きく下回るパフォーマンスです。コロナ特需後の業績調整が長引いたことが主因です。中期経営計画の目標達成と海外事業の成長により、TSR改善の余地は大きいと考えられます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2021/03期 | 42円 | 35.3% |
| 2022/03期 | 30円 | 40.0% |
| 2023/03期 | 20円 | 67.5% |
| 2024/03期 | 11円 | 32.3% |
| 2025/03期 | 15円 | 39.8% |
| 必要株数 | 100株以上(約11万円) |
| 金額相当 | 3,000円〜7,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
2021/03期の42円をピークに業績連動で減配が続きましたが、2025/03期には15円と増配に転じました。2026/03期は1株16円の配当(予想)を計画しており、業績回復に伴い増配傾向です。加えて、株主優待として自社キノコ製品がもらえる点も個人投資家にとって大きな魅力です。
もし4年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2022期 | 59.4万円 | ▲40.6万円 | -40.6% |
| 2023期 | 53.3万円 | ▲46.7万円 | -46.7% |
| 2024期 | 56.2万円 | ▲43.8万円 | -43.8% |
| 2025期 | 60.8万円 | ▲39.2万円 | -39.2% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 21.2倍・PBR 3.45倍と、業界平均を大きく上回るプレミアム評価を受けています。これはまいたけ市場での寡占的地位と高い参入障壁が評価されているためです。信用倍率1.68倍と売り買いが拮抗しており、市場の見方は分かれています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 71.3億円 | 23.8億円 | 33.4% |
| 2022/03期 | 45.6億円 | 15.8億円 | 34.5% |
| 2023/03期 | 17.9億円 | 6.1億円 | 34.2% |
| 2024/03期 | 22.3億円 | 8.8億円 | 39.4% |
| 2025/03期 | 21.8億円 | 6.7億円 | 30.9% |
実効税率は2024/03期に51.7%と高水準でしたが、これは海外子会社関連の税務コストが影響しています。2025/03期には37.9%に正常化しており、2026/03期も38.5%と安定した水準が見込まれています。
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※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。