1375プライム

ユキグニファクトリー(株)

YUKIGUNI FACTORY CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月24日

ROE12.6%
BPS615.0円
自己資本比率0.0%
FY2025/3 有報データ

キノコのチカラで、ミライのセカイへ。世界初のまいたけ人工栽培から、食の未来を拓く

キノコのチカラ、ミライのセカイ

この会社ってなに?

スーパーのキノコ売り場で見かける「雪国まいたけ」「雪国しめじ」「雪国えりんぎ」。これらはすべてユキグニファクトリーの製品です。まいたけ市場では国内トップシェアを誇り、3社寡占の安定した市場構造を持ちます。また、2025年から新発売の「キノコのお肉」シリーズは植物性代替肉として注目を集めており、ドムドムハンバーガーとのコラボ商品も話題です。

ユキグニファクトリー(旧・雪国まいたけ)は、1983年にまいたけの大規模人工栽培を世界で初めて実現した企業です。まいたけ・エリンギ・ぶなしめじなどのキノコを製造販売し、国内まいたけ市場でトップシェアを誇ります。2025年4月に社名を変更し、「キノコのお肉」など新規事業にも挑戦。神明ホールディングスが50%超を保有する親会社として経営を安定させています。FY2025/3は売上高531億円、FY2026/3は営業利益33億円(前年比+35%)を見込み、中期経営計画ではROIC 10%を目標としています。

水産・農林業プライム市場

会社概要

業種
水産・農林業
決算期
3月
本社
新潟県南魚沼市余川89番地
公式
www.yukiguni-factory.co.jp

社長プロフィール

湯澤 尚史
代表取締役社長
革新型経営者
キノコのチカラで、食と健康の未来を創造する。ユキグニファクトリーは、世界で初めて実現したまいたけの大規模人工栽培技術を核に、キノコの新たな可能性を追求し続けます。

この会社のストーリー

1983
雪国まいたけ設立

新潟県南魚沼市で株式会社雪国まいたけを設立。世界で初めてまいたけの大規模人工栽培に成功した。

2000
エリンギ・ぶなしめじに拡大

まいたけに続き、エリンギやぶなしめじの生産を開始。プレミアムきのこ総合メーカーへと進化した。

2015
経営混乱とベインキャピタルによる非公開化

創業者の不正会計問題を受け上場廃止。米ベインキャピタルの傘下で経営再建に着手した。

2020
東証一部に再上場

経営再建を完了し東証一部に再上場。コロナ禍の巣ごもり需要で過去最高益を記録した。

2023
オランダBanken社を買収、海外展開へ

欧州マッシュルーム大手Banken Champignons社を買収し、海外事業への本格的な一歩を踏み出した。

2025
社名変更「ユキグニファクトリー」へ

「キノコのチカラ、ミライのセカイ」をスローガンに社名変更。代替肉「キノコのお肉」など新領域に挑戦する。

注目ポイント

まいたけ寡占市場のトップシェア

まいたけ市場は3社寡占で参入障壁が極めて高く、ユキグニファクトリーはその中でトップシェアを維持。安定した収益基盤を持つ独自のポジションです。

「キノコのお肉」で新市場を創造

キノコの食感を活かした植物性代替肉「キノコのお肉」シリーズを2025年に発売。環境意識の高まりを追い風に、新たな成長ドライバーとして期待されています。

株主優待でキノコ製品がもらえる

100株保有で3,000円相当、1,000株以上で7,000円相当の自社キノコ製品がもらえます。年2回の権利確定で、配当と合わせた実質利回りが魅力的です。

サービスの実績は?

16
1株当たり配当金
FY2026予想
+6.7% YoY
+11.9%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
54%
まいたけ売上構成比
主力製品シェア
1,064
単体従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025/3の営業利益率低下はM&A統合コストと社名変更関連費用が影響)
配当
少なめ
1株 15円
安全性
注意
自己資本比率 0.0%(FY2024/3に海外M&Aに伴い有利子負債が増加したが、FY2025/3には189億円に減少し返済が進行中)
稼ぐ力
高い
ROE 12.6%
話題性
普通
ポジティブ 35%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
15
方針: 配当性向30〜40%を目安とした利益還元
1株配当配当性向
FY2021/34235.3%
FY2022/33040.0%
FY2023/32067.5%
FY2024/31132.3%
FY2025/31539.8%
1期連続増配
株主優待
あり
自社商品セット(3,000円相当〜)
必要株数100株以上(約11万円)
金額相当3,000円〜7,000円相当
権利確定月3月・9月

FY2021/3の42円をピークに業績連動で減配が続きましたが、FY2025/3には15円と増配に転じました。FY2026/3は1株16円の配当(予想)を計画しており、業績回復に伴い増配傾向です。加えて、株主優待として自社キノコ製品がもらえる点も個人投資家にとって大きな魅力です。

同業比較(収益性)

水産・農林業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
12.6%
業界平均
8.2%
営業利益率上回る
この会社
7.0%
業界平均
4.8%
自己資本比率下回る
この会社
0.0%
業界平均
52.4%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3304億円
FY2023/3295億円
FY2024/3324億円
FY2025/3345億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/328.0億円
FY2025/324.2億円

FY2021/3にはコロナ禍の巣ごもり需要で売上高514億円・営業利益78億円と過去最高益を記録しましたが、その後は需要正常化と原材料高の影響で減収減益が続きました。FY2024/3以降は回復基調に転じ、FY2025/3には売上高531億円まで回復。FY2026/3は営業利益33億円(前年比+35%)と利益面での大幅改善を見込んでいます。

事業ごとの売上・利益

まいたけ
287億円54.0%)
ぶなしめじ
106億円20.0%)
エリンギ
53億円10.0%)
その他キノコ・加工品等
85億円16.0%)
まいたけ287億円
利益: 推定14億円利益率: 4.9%

国内まいたけ市場でトップシェア。売上構成比54%を占める最大セグメント。寡占市場での価格支配力が強み。

ぶなしめじ106億円
利益: 推定5億円利益率: 4.7%

売上構成比20%。家庭用・業務用ともに安定した需要がある。

エリンギ53億円
利益: 推定3億円利益率: 5.7%

売上構成比10%。近年の健康志向を追い風に堅調に推移。

その他キノコ・加工品等85億円
利益: 推定2億円利益率: 2.4%

マッシュルーム(海外子会社)、加工食品、「キノコのお肉」等の新規事業を含む。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
12.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.7%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/341.0%20.0%-
FY2022/37.5%12.6%-
FY2023/30.6%5.4%-
FY2024/30.8%5.8%8.6%
FY2025/312.6%5.7%7.0%

FY2021/3にはROE 51.4%・営業利益率15.2%と際立つ高収益性を示しましたが、これはコロナ特需による一時的な水準でした。直近のFY2025/3はROE 12.0%・営業利益率4.6%に落ち着いていますが、寡占市場での価格支配力を背景に、利益率の改善余地は大きいと考えられます。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率0.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
189億円
会社の純資産
245億円

FY2023/3まで実質無借金経営でしたが、FY2024/3に海外マッシュルーム事業の買収に伴い有利子負債226億円を計上。FY2025/3には189億円に減少しており、着実に返済が進んでいます。自己資本比率は32.7%と安定しており、BPSも着実に積み上がっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+55.2億円
営業CF
投資に使ったお金
-22.5億円
投資CF
借入・返済など
-21.6億円
財務CF
手元に残ったお金
+32.7億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/30円0円0円0円
FY2022/30円0円0円0円
FY2023/30円0円0円0円
FY2024/353.2億円-33.6億円-2.3億円19.6億円
FY2025/355.2億円-22.5億円-21.6億円32.7億円

営業キャッシュフローは毎期31〜82億円のプラスを安定的に創出しており、キノコ製造業の収益安定性がうかがえます。FY2025/3のFCFは33億円とFY2023/3の1億円から大幅に改善。投資キャッシュフローは生産設備の更新と海外事業への投資に充当されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1キノコ市場の価格変動リスク(供給過多による単価下落)
2原材料・エネルギーコストの上昇リスク
3気候変動による栽培環境への影響リスク
4食品安全に関する事故・リコール発生リスク
5海外事業展開に伴うカントリーリスク・為替リスク
6主要顧客への販売依存リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/356.2億円0円0.0%
FY2022/337.2億円0円0.0%
FY2023/310.2億円0円0.0%
FY2024/36.5億円0円0.0%
FY2025/322.3億円5,400万円2.4%

実効税率はFY2024/3に51.7%と高水準でしたが、これは海外子会社関連の税務コストが影響しています。FY2025/3には37.9%に正常化しており、FY2026/3も38.5%と安定した水準が見込まれています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
443万円
従業員数
1,064
平均年齢
41.9歳
平均年収従業員数前年比
当期443万円1,064-

従業員の平均年収は443万円で、製造業の中では標準的な水準です。平均年齢41.9歳・平均勤続年数12.6年と定着率が高く、キノコ栽培の専門技術を持つ人材が蓄積されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主60.2%
浮動株39.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関9.5%
事業法人等50.5%
外国法人等4.4%
個人その他33.8%
証券会社1.8%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は雪国まいたけ従業員持株会氏・神明ホールディングス。

株式会社神明ホールディングス(19,963,000株)50.03%
日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)(3,090,000株)7.75%
HSBC BANK PLC A/C M AND G (ACS) VALUE PARTNERS CHINA EQUITY FUND (常任代理人 香港上海銀行東京支店カストディ業務部)(665,000株)1.67%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)(526,000株)1.32%
SMBC日興証券株式会社(401,000株)1.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385781   (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)(273,000株)0.68%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)(173,000株)0.44%
JP MORGAN CHASE BANK 385794 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)(124,000株)0.31%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)(102,000株)0.26%
雪国まいたけ従業員持株会(83,000株)0.21%

筆頭株主は神明ホールディングス(50.03%)で、コメ卸最大手が親会社として経営を支えています。信託銀行や海外機関投資家も一定の保有があり、上場企業としての株主構成が整っています。従業員持株会(0.21%)も存在し、社員の参画意識がうかがえます。

会社の公式開示情報

役員報酬

5,100万円
取締役2名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
まいたけ287億円推定14億円4.9%
ぶなしめじ106億円推定5億円4.7%
エリンギ53億円推定3億円5.7%
その他キノコ・加工品等85億円推定2億円2.4%

まいたけが売上の54%を占める最大セグメントで、ぶなしめじ(20%)、エリンギ(10%)が続きます。キノコ市場は雪国まいたけ・ホクト・他1社による寡占構造が特徴で、参入障壁が高い安定したビジネスモデルです。2023年のオランダ・Banken Champignons社買収により、海外マッシュルーム事業も拡大中です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 3名(42.9% 男性 4
43%
57%
監査報酬
5,500万円
設備投資額
20.6億円
平均勤続年数(従業員)
12.6
臨時従業員数
1321

取締役7名中、女性が3名(42.9%)と高い女性比率を実現しています。社外取締役比率も57%と過半数を占め、ガバナンス体制は充実しています。設備投資は20.6億円と生産設備の維持・拡充に積極的です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上は回復基調だが、ROIC目標10%に対して現状は大きく下回る。海外事業の統合効果発現と新規事業の収益化がカギ。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(2024年3月期〜2028年3月期)
FY2024〜FY2028
ROIC: 目標 10%前後 やや遅れ (推定4〜5% (FY2025))
40%
売上収益成長: 目標 持続的成長 やや遅れ (531億円 (FY2025))
60%
海外事業拡大: 目標 追加買収検討 やや遅れ (Banken社統合中)
50%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025500億円531億円+6.3%
FY2024424億円475億円+12.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

中期経営計画ではROIC 10%前後を最終目標に掲げていますが、FY2025/3時点では4〜5%程度と大きなギャップがあります。国内キノコ事業の基盤強化と、2023年に買収したオランダBanken Champignons社の統合による海外事業の拡大が成長戦略の柱です。「キノコのお肉」等の新規事業も育成中です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSRは4年間で60.8%とTOPIX(150.2%)を大きく下回るパフォーマンスです。コロナ特需後の業績調整が長引いたことが主因です。中期経営計画の目標達成と海外事業の成長により、TSR改善の余地は大きいと考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2022初めに100万円投資した場合-39.2%
100万円 →60.8万円
-39.2万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202259.4万円-40.6万円-40.6%
FY202353.3万円-46.7万円-46.7%
FY202456.2万円-43.8万円-43.8%
FY202560.8万円-39.2万円-39.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残83,300株
売り残49,500株
信用倍率1.68倍
3/13時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PER 21.2倍・PBR 3.45倍と、業界平均を大きく上回るプレミアム評価を受けています。これはまいたけ市場での寡占的地位と高い参入障壁が評価されているためです。信用倍率1.68倍と売り買いが拮抗しており、市場の見方は分かれています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや慎重
報道件数(30日)
45
前月比 +8.5%
メディア数
20
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
水産・農林業 12社中 5位
報道のトーン
35%
好意的
45%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
新規事業・代替肉30%
海外展開・M&A20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月Q3決算発表

第3四半期決算を発表。上期純利益は89%減益で着地。下期の回復に期待がかかる。

2025年10月研究開発強化

研究開発室を研究開発本部に格上げ。キノコの新たな価値創造と事業領域拡張を加速。

2025年4月社名変更

「ユキグニファクトリー」に社名変更。1983年の設立以来初めての商号変更で新時代へ。

ユキグニファクトリー(株) まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025/3の営業利益率低下はM&A統合コストと社名変更関連費用が影響)
配当
少なめ
1株 15円
安全性
注意
自己資本比率 0.0%(FY2024/3に海外M&Aに伴い有利子負債が増加したが、FY2025/3には189億円に減少し返済が進行中)
稼ぐ力
高い
ROE 12.6%
話題性
普通
ポジティブ 35%

「まいたけの人工栽培を世界で初めて実現。キノコの力で未来を拓くプレミアムきのこ総合メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU