1379プライム

ホクト(株)

HOKUTO CORPORATION

最終更新日: 2026年3月24日

ROE6.7%
BPS1817.4円
自己資本比率50.6%
FY2025/3 有報データ

おいしいきのこはホクト♪ 日本の食卓を支えるきのこのリーディングカンパニー

きのこを通じて人々の健康と豊かな食生活に貢献する

この会社ってなに?

スーパーの野菜売り場で見かける「ブナシメジ」「エリンギ」「マイタケ」の多くがホクト製品です。CMの「おいしいきのこはホクト♪」でおなじみ。きのこは低カロリー・食物繊維豊富で健康志向の食生活に欠かせない食材。鍋料理、炒めもの、パスタなど、日常の食卓で身近に触れる製品を提供しています。近年はきのこペーストやレトルト商品など加工食品にも進出しています。

ホクトは1964年創立のきのこ専業最大手企業です。ブナシメジ・エリンギ・マイタケを主力に、北海道から九州まで全国に生産拠点を展開。2025年3月期は売上高831億円(前年比+4.6%)、営業利益66億円とコロナ禍以来の高水準を回復しました。米国カリフォルニア州での第2工場建設や、きのこの健康機能性を活かした新製品開発など、成長投資を加速しています。PER 13.9倍・PBR 1.06倍で、配当利回り2.59%の安定配当銘柄です。

水産・農林業プライム市場

会社概要

業種
水産・農林業
決算期
3月
本社
長野県長野市南堀138-1
公式
www.hokto-kinoko.co.jp

社長プロフィール

水野 雅義
代表取締役社長
創業家出身の堅実経営者
きのこを通じて、健康で豊かな食生活の実現に貢献してまいります。国内No.1のきのこメーカーとして品質と安全にこだわり、海外市場への挑戦を通じて持続的な成長を目指します。

この会社のストーリー

1964
ホクト産業として創立

長野県で合成樹脂成型品メーカーとして創立。後にきのこ栽培の技術開発に着手する。

1983
きのこ事業に本格参入

ブナシメジの人工栽培を開始。独自の栽培技術により、年間を通じた安定生産を実現した。

1994
東京証券取引所に上場

東証に株式を上場。きのこの全国展開を加速し、生産拠点を北海道から九州まで拡大した。

2012
米国カリフォルニア州に進出

HOKTOKINOKOCOMPANYを設立し、米国でブナシメジの現地生産を開始。海外市場への第一歩を踏み出した。

2023
営業赤字からのV字回復へ

エネルギー高騰で赤字転落も、値上げと生産効率改善で翌年に黒字回復。経営の底力を示した。

2025
中期経営計画で売上1,000億円を目標

5カ年中計を策定。米国第2工場の建設やアジア展開の加速で、売上高1,000億円・営業利益100億円を目指す。

注目ポイント

きのこ国内No.1の圧倒的シェア

ブナシメジ・エリンギで国内トップシェアを誇るきのこ専業最大手。全国に生産拠点を持ち、安定した品質と供給力で圧倒的なブランド力を確立しています。

米国市場への積極的な海外展開

カリフォルニア州に工場を持ち、米国市場でのきのこ需要を開拓中。第2工場の用地も取得済みで、海外売上の拡大が中長期の成長ドライバーです。

健康志向×きのこの成長ポテンシャル

低カロリー・食物繊維豊富なきのこは健康ブームの追い風を受けています。短鎖脂肪酸など機能性研究にも注力し、きのこの新たな価値創造に取り組んでいます。

サービスの実績は?

55
1株当たり配当金
FY2026予想
+10.0% YoY
+4.6%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+108.4%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
4,048
連結従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2023/3の赤字は一過性。FY2025/3に営業利益66億円まで回復済み)
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 50.6%(自己資本比率52.8%と高く、財務基盤は堅固)
稼ぐ力
普通
ROE 6.7%
話題性
好評
ポジティブ 52%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
50
方針: 安定配当を基本とし、配当性向40%を目安に利益還元
1株配当配当性向
FY2016/36073.9%
FY2017/36068.1%
FY2018/36079.8%
FY2019/36060.1%
FY2020/360123.5%
FY2021/36046.6%
FY2022/36074.8%
FY2023/3400.6%
FY2024/35045.0%
FY2025/35035.6%
2期連続増配
株主優待
あり
自社きのこ製品・レトルトセット詰合せ(1,400円相当〜)
必要株数100株以上(約19万円)
金額相当1,400円〜4,000円相当
権利確定月3月
長期特典500株以上1年以上継続保有で優待グレードアップ

FY2023/3は赤字により40円に減配しましたが、FY2024/3から増配に転じ、FY2026/3は55円(前年比+5円)と3期連続増配を予定しています。配当性向は40%前後を目安としており、業績回復に伴う増配余地があります。株主優待としてきのこ製品の詰合せがもらえるのも個人投資家に人気のポイントです。

同業比較(収益性)

水産・農林業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
6.7%
業界平均
8.7%
営業利益率上回る
この会社
8.0%
業界平均
4.7%
自己資本比率上回る
この会社
50.6%
業界平均
47.8%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3709億円
FY2023/3730億円
FY2024/3794億円
FY2025/3831億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/331.8億円
FY2025/366.3億円

ホクトの業績はきのこ市況に大きく左右されます。FY2023/3はエネルギーコスト高騰と販売単価の低迷により営業赤字29億円に転落しましたが、FY2024/3に価格改定を実施し黒字回復。FY2025/3は野菜高騰を背景にきのこ単価が堅調に推移し、売上高831億円・営業利益66億円と大幅回復しました。FY2026/3は前期の単価上昇の反動で営業利益43億円の減益予想ですが、売上高は過去最高圏を維持する見通しです。

事業ごとの売上・利益

きのこ事業
773億円93.0%)
化成品事業
58億円7.0%)
きのこ事業773億円
利益: 63億円利益率: 8.2%

ブナシメジ・エリンギ・マイタケ等の生産・販売。売上構成比93%を占める主力セグメント。全国に生産拠点を持ち、米国にも進出。

化成品事業58億円
利益: 3.6億円利益率: 6.2%

きのこ栽培で培った技術を活用した合成樹脂成型品の製造販売。売上構成比7%。安定的な収益を確保。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.4%4.0%-
FY2022/33.0%2.4%-
FY2023/3-4.0%-1.9%-
FY2024/37.9%3.4%4.0%
FY2025/36.7%4.1%8.0%

営業利益率はFY2021/3の8.1%からFY2023/3に-4.0%へ急落しましたが、FY2025/3には8.0%まで回復し、コロナ禍前の水準を取り戻しました。ROEも7.8%と改善傾向にあります。きのこ単価の正常化と生産効率の向上が収益性改善の主因です。中期的には営業利益率10%超を目指す方針です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率50.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
469億円
会社の純資産
568億円

自己資本比率は50%前後と高い水準を安定的に維持しており、財務基盤は堅固です。FY2021〜2023は実質無借金経営でしたが、FY2024/3に米国工場建設資金として有利子負債が増加しました。FY2025/3には469億円まで減少しており、成長投資と財務健全性のバランスが取れています。BPSは1,817円と着実に増加中です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+122億円
営業CF
投資に使ったお金
-90.1億円
投資CF
借入・返済など
-17.2億円
財務CF
手元に残ったお金
+32.1億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3105億円-43.3億円-48.0億円61.4億円
FY2022/358.5億円-116億円30.1億円-57.6億円
FY2023/346.8億円-41.5億円8.9億円5.3億円
FY2024/383.8億円10.5億円-87.9億円94.2億円
FY2025/3122億円-90.1億円-17.2億円32.1億円

営業キャッシュフローはFY2025/3に122億円と過去5年で最高水準を記録しました。FY2022/3の投資CF-116億円は主に設備投資(米国工場含む)によるものです。FY2025/3も米国第2工場用地取得等で投資CFが-90億円と大きいですが、営業CFの増加でFCFは32億円のプラスを確保しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1きのこ販売単価の変動リスク(野菜市況・天候による需給変動)
2エネルギーコストの上昇リスク(きのこ栽培に大量の電力・空調を使用)
3原材料(培地資材等)の価格変動リスク
4気候変動によるきのこ生育への影響リスク
5海外事業(米国・台湾等)における為替変動リスク
6食品安全に関する事故・リコール発生リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/365.3億円24.9億円38.1%
FY2022/336.6億円11.3億円30.8%
FY2023/3-18.5億円0円-
FY2024/347.1億円11.9億円25.2%
FY2025/369.5億円25.1億円36.1%

税引前利益はFY2023/3の赤字を経て、FY2025/3には70億円まで回復しました。実効税率は25〜38%で推移しており、FY2024/3の低税率は繰越欠損金の活用によるものです。堅調な利益回復に伴い、納税額も増加傾向にあります。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
612万円
従業員数
4,048
平均年齢
40.2歳
平均年収従業員数前年比
当期612万円4,048-

従業員の平均年収は612万円で、食品メーカーとしては標準的な給与水準です。平均年齢40.2歳、平均勤続年数14.1年と定着率が高く、きのこ栽培の専門知識を持つ人材が長期的に活躍しています。連結従業員数は約4,000名で、全国の生産拠点を支えています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主53.8%
浮動株46.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関22.3%
事業法人等29.4%
外国法人等8.7%
個人その他38%
証券会社1.5%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はホクト従業員持株会氏・北斗・八十二銀行。

株式会社北斗(5,960,000株)18.73%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,170,000株)9.97%
株式会社八十二銀行 (常任代理人:日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(1,575,000株)4.95%
公益財団法人水野美術館(1,500,000株)4.71%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(927,000株)2.92%
ホクト従業員持株会(666,000株)2.09%
水野 雅義(599,000株)1.88%
キッセイ薬品工業株式会社(499,000株)1.57%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(従業員持株ESOP信託口・80122口)(472,000株)1.48%
三木産業株式会社(443,000株)1.39%

筆頭株主は創業家の資産管理会社「北斗」(18.73%)で、社長の水野雅義氏個人(1.88%)や水野美術館(4.71%)と合わせると創業家が25%以上を保有するオーナー企業です。地元の八十二銀行(4.95%)やキッセイ薬品工業(1.57%)など長野県企業の保有も特徴的。従業員持株会(2.09%)の参加も社員の経営参画意識を示しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億1,000万円
取締役3名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
きのこ事業773億円63億円8.2%
化成品事業58億円3.6億円6.2%

きのこ事業が売上の93%を占める圧倒的な主力セグメントで、化成品事業(7%)が安定収益を補完しています。きのこ事業の営業利益率は8.2%と高く、値上げ効果と生産効率の向上が寄与しています。事業構成はきのこに特化しており、きのこ市況の影響を受けやすい一方、専業メーカーとしてのブランド力と規模の経済が強みです。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 1名(8.3% 男性 11
8%
92%
監査報酬
6,000万円
連結子会社数
8
設備投資額
16.4億円
平均勤続年数(従業員)
14.1

取締役・監査役12名中、女性は1名(8.3%)と女性登用の余地があります。8社の連結子会社を統括し、国内外のきのこ生産拠点を管理しています。設備投資16.4億円は生産設備の維持・更新と米国事業の拡大に充てられています。平均勤続年数14.1年と長期雇用を重視する社風がうかがえます。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中計初年度のFY2025は売上高・営業利益ともに当初予想を大幅に上回る好スタート。5カ年計画の最終目標(売上1,000億円・営業利益100億円)への道筋は描けているが、FY2026の減益予想が課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(2025〜2029年度)
FY2025〜FY2029
売上高: 目標 1,000億円 順調 (831億円 (FY2025))
83.1%
営業利益: 目標 100億円 やや遅れ (66億円 (FY2025))
66.3%
ROE: 目標 10%以上 順調 (7.8% (FY2025))
78%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025812億円831億円+2.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202533億円66億円+100.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ホクトは2025年5月に5カ年の中期経営計画を策定し、売上高1,000億円・営業利益100億円を最終目標に掲げています。初年度FY2025の実績は売上831億円・営業利益66億円と好スタートでしたが、FY2026は営業利益43億円と減益予想で、目標達成には米国事業の本格稼働と国内きのこ単価の安定が鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

ホクトのTSRは5年間で112.8%とTOPIXの213.4%を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。FY2023/3の赤字転落が株価の足を引っ張りました。ただし、業績回復と中期経営計画の進捗次第ではリレーティング(再評価)の余地があり、営業利益100億円の達成が株価上昇の鍵です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+12.8%
100万円 →112.8万円
12.8万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021113.9万円+13.9万円13.9%
FY2022107.5万円+7.5万円7.5%
FY2023106.9万円+6.9万円6.9%
FY2024110.1万円+10.1万円10.1%
FY2025112.8万円+12.8万円12.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残30,400株
売り残3,300株
信用倍率9.21倍
12/20時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

ホクトのPERは13.9倍と業界平均(10.4倍)をやや上回る水準で、きのこ専業メーカーとしてのプレミアムが付いています。PBRは1.06倍とほぼ純資産並みの評価。配当利回り2.85%は業界平均を上回り、安定配当銘柄としての魅力があります。信用倍率9.21倍と買い残が多く、個人投資家の注目度が高い銘柄です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
20
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報, みんかぶ
業界内ランキング
上位 35%
水産・農林業 12社中 4位
報道のトーン
52%
好意的
40%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
米国・海外展開30%
新商品・健康機能20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月3Q決算・増配

4-12月期の経常利益は6%増益で着地。通期配当を3円増額し55円に修正。業績は堅調に推移。

2026年1月米国第2工場

カリフォルニア州で約12万平方メートルの用地を取得。ブナシメジの米国生産体制を強化。

2025年5月中期経営計画

5カ年中期経営計画を発表。売上高1,000億円・営業利益100億円を最終目標に掲げる。

ホクト(株) まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2023/3の赤字は一過性。FY2025/3に営業利益66億円まで回復済み)
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 50.6%(自己資本比率52.8%と高く、財務基盤は堅固)
稼ぐ力
普通
ROE 6.7%
話題性
好評
ポジティブ 52%

「おいしいきのこはホクト♪ 国内首位のきのこ総合メーカーが、米国・アジアで新たな成長を描く」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU