ホクト(株)
HOKUTO CORPORATION
最終更新日: 2026年3月24日
おいしいきのこはホクト♪ 日本の食卓を支えるきのこのリーディングカンパニー
きのこを通じて人々の健康と豊かな食生活に貢献する
この会社ってなに?
スーパーの野菜売り場で見かける「ブナシメジ」「エリンギ」「マイタケ」の多くがホクト製品です。CMの「おいしいきのこはホクト♪」でおなじみ。きのこは低カロリー・食物繊維豊富で健康志向の食生活に欠かせない食材。鍋料理、炒めもの、パスタなど、日常の食卓で身近に触れる製品を提供しています。近年はきのこペーストやレトルト商品など加工食品にも進出しています。
ホクトは1964年創立のきのこ専業最大手企業です。ブナシメジ・エリンギ・マイタケを主力に、北海道から九州まで全国に生産拠点を展開。2025年3月期は売上高831億円(前年比+4.6%)、営業利益66億円とコロナ禍以来の高水準を回復しました。米国カリフォルニア州での第2工場建設や、きのこの健康機能性を活かした新製品開発など、成長投資を加速しています。PER 13.9倍・PBR 1.06倍で、配当利回り2.59%の安定配当銘柄です。
会社概要
- 業種
- 水産・農林業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 長野県長野市南堀138-1
- 公式
- www.hokto-kinoko.co.jp
社長プロフィール
きのこを通じて、健康で豊かな食生活の実現に貢献してまいります。国内No.1のきのこメーカーとして品質と安全にこだわり、海外市場への挑戦を通じて持続的な成長を目指します。
この会社のストーリー
長野県で合成樹脂成型品メーカーとして創立。後にきのこ栽培の技術開発に着手する。
ブナシメジの人工栽培を開始。独自の栽培技術により、年間を通じた安定生産を実現した。
東証に株式を上場。きのこの全国展開を加速し、生産拠点を北海道から九州まで拡大した。
HOKTOKINOKOCOMPANYを設立し、米国でブナシメジの現地生産を開始。海外市場への第一歩を踏み出した。
エネルギー高騰で赤字転落も、値上げと生産効率改善で翌年に黒字回復。経営の底力を示した。
5カ年中計を策定。米国第2工場の建設やアジア展開の加速で、売上高1,000億円・営業利益100億円を目指す。
注目ポイント
ブナシメジ・エリンギで国内トップシェアを誇るきのこ専業最大手。全国に生産拠点を持ち、安定した品質と供給力で圧倒的なブランド力を確立しています。
カリフォルニア州に工場を持ち、米国市場でのきのこ需要を開拓中。第2工場の用地も取得済みで、海外売上の拡大が中長期の成長ドライバーです。
低カロリー・食物繊維豊富なきのこは健康ブームの追い風を受けています。短鎖脂肪酸など機能性研究にも注力し、きのこの新たな価値創造に取り組んでいます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 60円 | 73.9% |
| FY2017/3 | 60円 | 68.1% |
| FY2018/3 | 60円 | 79.8% |
| FY2019/3 | 60円 | 60.1% |
| FY2020/3 | 60円 | 123.5% |
| FY2021/3 | 60円 | 46.6% |
| FY2022/3 | 60円 | 74.8% |
| FY2023/3 | 40円 | 0.6% |
| FY2024/3 | 50円 | 45.0% |
| FY2025/3 | 50円 | 35.6% |
| 必要株数 | 100株以上(約19万円) |
| 金額相当 | 1,400円〜4,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
| 長期特典 | 500株以上1年以上継続保有で優待グレードアップ |
FY2023/3は赤字により40円に減配しましたが、FY2024/3から増配に転じ、FY2026/3は55円(前年比+5円)と3期連続増配を予定しています。配当性向は40%前後を目安としており、業績回復に伴う増配余地があります。株主優待としてきのこ製品の詰合せがもらえるのも個人投資家に人気のポイントです。
同業比較(収益性)
水産・農林業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ホクトの業績はきのこ市況に大きく左右されます。FY2023/3はエネルギーコスト高騰と販売単価の低迷により営業赤字29億円に転落しましたが、FY2024/3に価格改定を実施し黒字回復。FY2025/3は野菜高騰を背景にきのこ単価が堅調に推移し、売上高831億円・営業利益66億円と大幅回復しました。FY2026/3は前期の単価上昇の反動で営業利益43億円の減益予想ですが、売上高は過去最高圏を維持する見通しです。
事業ごとの売上・利益
ブナシメジ・エリンギ・マイタケ等の生産・販売。売上構成比93%を占める主力セグメント。全国に生産拠点を持ち、米国にも進出。
きのこ栽培で培った技術を活用した合成樹脂成型品の製造販売。売上構成比7%。安定的な収益を確保。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 6.4% | 4.0% | - |
| FY2022/3 | 3.0% | 2.4% | - |
| FY2023/3 | -4.0% | -1.9% | - |
| FY2024/3 | 7.9% | 3.4% | 4.0% |
| FY2025/3 | 6.7% | 4.1% | 8.0% |
営業利益率はFY2021/3の8.1%からFY2023/3に-4.0%へ急落しましたが、FY2025/3には8.0%まで回復し、コロナ禍前の水準を取り戻しました。ROEも7.8%と改善傾向にあります。きのこ単価の正常化と生産効率の向上が収益性改善の主因です。中期的には営業利益率10%超を目指す方針です。
財務は安全?
自己資本比率は50%前後と高い水準を安定的に維持しており、財務基盤は堅固です。FY2021〜2023は実質無借金経営でしたが、FY2024/3に米国工場建設資金として有利子負債が増加しました。FY2025/3には469億円まで減少しており、成長投資と財務健全性のバランスが取れています。BPSは1,817円と着実に増加中です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 105億円 | -43.3億円 | -48.0億円 | 61.4億円 |
| FY2022/3 | 58.5億円 | -116億円 | 30.1億円 | -57.6億円 |
| FY2023/3 | 46.8億円 | -41.5億円 | 8.9億円 | 5.3億円 |
| FY2024/3 | 83.8億円 | 10.5億円 | -87.9億円 | 94.2億円 |
| FY2025/3 | 122億円 | -90.1億円 | -17.2億円 | 32.1億円 |
営業キャッシュフローはFY2025/3に122億円と過去5年で最高水準を記録しました。FY2022/3の投資CF-116億円は主に設備投資(米国工場含む)によるものです。FY2025/3も米国第2工場用地取得等で投資CFが-90億円と大きいですが、営業CFの増加でFCFは32億円のプラスを確保しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 65.3億円 | 24.9億円 | 38.1% |
| FY2022/3 | 36.6億円 | 11.3億円 | 30.8% |
| FY2023/3 | -18.5億円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | 47.1億円 | 11.9億円 | 25.2% |
| FY2025/3 | 69.5億円 | 25.1億円 | 36.1% |
税引前利益はFY2023/3の赤字を経て、FY2025/3には70億円まで回復しました。実効税率は25〜38%で推移しており、FY2024/3の低税率は繰越欠損金の活用によるものです。堅調な利益回復に伴い、納税額も増加傾向にあります。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 612万円 | 4,048人 | - |
従業員の平均年収は612万円で、食品メーカーとしては標準的な給与水準です。平均年齢40.2歳、平均勤続年数14.1年と定着率が高く、きのこ栽培の専門知識を持つ人材が長期的に活躍しています。連結従業員数は約4,000名で、全国の生産拠点を支えています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はホクト従業員持株会氏・北斗・八十二銀行。
筆頭株主は創業家の資産管理会社「北斗」(18.73%)で、社長の水野雅義氏個人(1.88%)や水野美術館(4.71%)と合わせると創業家が25%以上を保有するオーナー企業です。地元の八十二銀行(4.95%)やキッセイ薬品工業(1.57%)など長野県企業の保有も特徴的。従業員持株会(2.09%)の参加も社員の経営参画意識を示しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| きのこ事業 | 773億円 | 63億円 | 8.2% |
| 化成品事業 | 58億円 | 3.6億円 | 6.2% |
きのこ事業が売上の93%を占める圧倒的な主力セグメントで、化成品事業(7%)が安定収益を補完しています。きのこ事業の営業利益率は8.2%と高く、値上げ効果と生産効率の向上が寄与しています。事業構成はきのこに特化しており、きのこ市況の影響を受けやすい一方、専業メーカーとしてのブランド力と規模の経済が強みです。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役12名中、女性は1名(8.3%)と女性登用の余地があります。8社の連結子会社を統括し、国内外のきのこ生産拠点を管理しています。設備投資16.4億円は生産設備の維持・更新と米国事業の拡大に充てられています。平均勤続年数14.1年と長期雇用を重視する社風がうかがえます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 812億円 | — | 831億円 | +2.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 33億円 | — | 66億円 | +100.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ホクトは2025年5月に5カ年の中期経営計画を策定し、売上高1,000億円・営業利益100億円を最終目標に掲げています。初年度FY2025の実績は売上831億円・営業利益66億円と好スタートでしたが、FY2026は営業利益43億円と減益予想で、目標達成には米国事業の本格稼働と国内きのこ単価の安定が鍵となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
ホクトのTSRは5年間で112.8%とTOPIXの213.4%を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。FY2023/3の赤字転落が株価の足を引っ張りました。ただし、業績回復と中期経営計画の進捗次第ではリレーティング(再評価)の余地があり、営業利益100億円の達成が株価上昇の鍵です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 113.9万円 | +13.9万円 | 13.9% |
| FY2022 | 107.5万円 | +7.5万円 | 7.5% |
| FY2023 | 106.9万円 | +6.9万円 | 6.9% |
| FY2024 | 110.1万円 | +10.1万円 | 10.1% |
| FY2025 | 112.8万円 | +12.8万円 | 12.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
ホクトのPERは13.9倍と業界平均(10.4倍)をやや上回る水準で、きのこ専業メーカーとしてのプレミアムが付いています。PBRは1.06倍とほぼ純資産並みの評価。配当利回り2.85%は業界平均を上回り、安定配当銘柄としての魅力があります。信用倍率9.21倍と買い残が多く、個人投資家の注目度が高い銘柄です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
4-12月期の経常利益は6%増益で着地。通期配当を3円増額し55円に修正。業績は堅調に推移。
カリフォルニア州で約12万平方メートルの用地を取得。ブナシメジの米国生産体制を強化。
5カ年中期経営計画を発表。売上高1,000億円・営業利益100億円を最終目標に掲げる。
最新ニュース
ホクト(株) まとめ
ひとめ診断
「おいしいきのこはホクト♪ 国内首位のきのこ総合メーカーが、米国・アジアで新たな成長を描く」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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