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スズケン

SUZUKEN CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月30日

ROE8.5%
BPS564.6円
自己資本比率36.6%
FY2025/3 有報データ

医薬品卸の枠を超え、デジタルとリアルで健康を創造するヘルスケア・イノベーター

すべての人が、すこやかに、自分らしく暮らせる社会を実現する「健康創造事業体」へ変革します。

この会社ってなに?

あなたが病院で診察を受け、薬局で薬を受け取るとき、その裏側でスズケンが活躍しています。普段私たちが当たり前のように手にする薬は、製薬会社から病院や薬局まで、厳格な温度管理のもと、必要な時に必要な量だけ正確に届けられなければなりません。スズケンは、この「当たり前」を支える医薬品流通のプロフェッショナル集団です。さらに最近では、医療情報を医師に提供するサイト運営や、AI技術で医療現場を支援する新しいサービスも手掛けており、私たちの健康をより多角的に支える存在へと進化しています。

医薬品卸国内3位のスズケンは、FY2025に売上高2兆3,999.5億円、営業利益371.25億円と安定した成長を維持しています。近年はM&Aや提携を積極化しており、医療AIスタートアップ「medimo」の子会社化やセイノーHDとの物流提携など、デジタルとリアル両面での事業領域拡大が鮮明です。株価はPBR1倍台で推移し、増配基調にあることから、安定成長と株主還元を両立する企業として投資家の注目を集めています。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
愛知県名古屋市東区東片端町8
公式
www.suzuken.co.jp

社長プロフィール

浅野 茂
浅野 茂
代表取締役社長執行役員
イノベーター
中核事業である医薬品卸売事業の深化に加え、デジタル技術とリアルのネットワークを融合させることで、健康に関わるあらゆる社会課題の解決を目指します。患者さまや生活者一人ひとりに寄り添い、誰もが安心して暮らせる社会の実現に向け、新たな価値創造に挑戦し続けます。

この会社のストーリー

1932
創業の第一歩

名古屋市で「鈴木謙一商店」として創業。医薬品卸売業としての歴史が始まる。

1946
株式会社スズケン設立

戦後の復興期に法人化を果たし、株式会社スズケンとして新たなスタートを切る。地域医療への貢献基盤を固めた。

1994
名古屋証券取引所第二部に上場

株式上場を果たし、企業としての信頼性と成長性を市場に示した。全国展開への足掛かりとなる。

2000s
全国ネットワークの構築

M&Aを積極的に行い、全国をカバーする広範な営業・物流ネットワークを構築。医薬品卸大手としての地位を確立した。

2015
「健康創造」への挑戦

長期ビジョンとして「健康創造事業体への変革」を掲げ、医薬品卸事業に留まらない新たなヘルスケア領域への事業展開を開始した。

2022
デジタル戦略の加速

デジタルサービス企画を担う子会社を設立。医療現場のDXを推進し、新たな価値提供を目指す動きを本格化させた。

2024
医療AIスタートアップの買収

生成AI技術を持つ医療AIスタートアップ「medimo」を完全子会社化。テクノロジーの力で医療の人手不足という社会課題解決に挑む。

Future
次世代ヘルスケアプラットフォームの構築

医療情報サイトを基盤に、異業種との連携やM&Aを推進。医薬品から食品・美容までを繋ぐ総合的な健康プラットフォームの構築を目指す。

注目ポイント

デジタル×リアルで医療の未来を拓く

医薬品卸で培った全国の医療機関との強固なネットワークに、AIやデジタル技術を融合。医療AI企業の買収など、テクノロジーで医療現場の課題解決に挑んでいます。

「健康創造」へ広がる事業領域

医薬品卸を中核としながら、希少疾患薬の研究開発や製造、保険薬局、介護事業まで展開。「健康」に関わる幅広い分野で新たな価値を創造し続けています。

安定配当と魅力的な株主優待

安定した経営基盤を背景に、継続的な配当を実施。さらに、100株以上の保有で3,000円相当の自社取扱商品がもらえる株主優待も魅力の一つです。

サービスの実績は?

23,999億円
連結売上高
FY2025実績
+0.6% YoY
371億円
連結営業利益
FY2025実績
+6.5% YoY
100
1株当たり配当金
FY2025実績
+25% YoY
50
グループ会社数
2024年時点
30万人
医療情報サイト登録者数
2025年時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
普通
自己資本比率 36.6%
稼ぐ力
普通
ROE 8.5%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
100
方針: 配当性向目標
1株配当配当性向
FY2021/37281.3%
FY2022/37244.1%
FY2023/37230.4%
FY2024/38022.4%
FY2025/310022.0%
2期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針として安定的な利益還元を重視しており、業績の成長に合わせて着実な増配を実施する方針です。配当性向は20%台で推移しており、将来の成長投資とバランスをとりながら株主還元を強化しています。継続的な配当向上は企業価値向上へのコミットメントを示すものです。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
8.5%
業界平均
7.8%
営業利益率下回る
この会社
1.5%
業界平均
5.0%
自己資本比率下回る
この会社
36.6%
業界平均
48.7%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/32.2兆円
FY2023/32.3兆円
FY2024/32.4兆円
FY2025/32.4兆円
営業利益
FY2022/3138億円
FY2023/3326億円
FY2024/3349億円
FY2025/3371億円

売上高は2兆4,000億円規模で安定的に推移しており、医療用医薬品卸を中核にヘルスケア全般へ事業領域を拡大しています。利益面では物流の効率化やデジタルサービスの導入効果により営業利益が伸長し、FY2025/3には純利益が約345億円に達する増益基調を達成しました。今後はデジタルプラットフォームへの先行投資を行うものの、強固な顧客基盤を背景に堅調な業績が見込まれます。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
1.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/31.9%0.7%0.4%
FY2022/33.4%1.3%0.6%
FY2023/34.9%1.8%1.4%
FY2024/37.0%2.4%1.5%
FY2025/38.5%3.1%1.5%

ROEはFY2021/3の1.9%からFY2025/3には8.5%まで着実に改善しており、資本効率の向上が顕著です。営業利益率も当初の0.4%から1.5%へと上昇しており、卸売事業におけるコスト削減と高付加価値サービスの提供が収益性改善に寄与しています。引き続き利益率の底上げと資産効率の強化が、企業価値向上の主要な推進力となっています。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率36.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
4,074億円

総資産は1兆1,000億円から1兆2,000億円の間で推移し、医薬品卸として強固な資産基盤を維持しています。自己資本比率は30%台半ばで安定しており、財務の健全性は保たれています。なお、有利子負債については実質的にゼロの水準を維持しており、極めて強固な無借金経営による財務安定性を誇っています。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-651億円
営業CF
投資に使ったお金
+204億円
投資CF
借入・返済など
-355億円
財務CF
手元に残ったお金
-447億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3156億円-146億円-73.9億円10.2億円
FY2022/395.2億円14.4億円-116億円110億円
FY2023/3373億円-464億円-262億円-90.9億円
FY2024/3872億円104億円-317億円976億円
FY2025/3-651億円204億円-355億円-447億円

営業キャッシュフローは医薬品の流動性により年度ごとに変動しやすく、FY2024/3には約872億円の入金超過と大幅なプラスを記録しました。投資キャッシュフローはヘルスケア関連の買収やデジタル開発投資により適宜支出を行っていますが、潤沢な内部資金により財務リスクは限定的です。現在は将来の成長に向けたデジタル事業等への積極的な投資フェーズにあります。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1副作用問題について<リスク解説>医薬品製造事業では、医療用医薬品、体外診断用医薬品及び医療機器について、予期せぬ副作用や健康被害等で販売中止、製品回収などの事態に発展する可能性があり、医薬品製造事業の業績に影響を与えるリスクがあります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3183億円104億円56.8%
FY2022/3234億円90.3億円38.5%
FY2023/3364億円160億円44.1%
FY2024/3384億円93.3億円24.3%
FY2025/3388億円43.3億円11.2%

実効税率は年度によって変動しており、一時的な税務処理や繰延税金資産の取り崩しなどが影響している可能性があります。FY2025/3以降は税負担が軽減傾向にあり、業績の推移とあわせて注視する必要があります。会計上の利益と税務上の負担には乖離が生じることもありますが、連結ベースでの税務管理を継続しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
728万円
従業員数
12,923
平均年齢
47.2歳
平均年収従業員数前年比
当期728万円12,923-

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(11,045,000株)15.32%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(2,787,000株)3.86%
別 所 芳 樹(2,128,000株)2.95%
別 所 知 佳(2,128,000株)2.95%
別 所 昌 樹(2,127,000株)2.95%
JP MORGAN CHASEBANK 380055(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)(1,901,000株)2.63%
スズケングループ従業員持株会(1,835,000株)2.54%
鈴 木 慶 子(1,811,000株)2.51%
公益財団法人鈴木謙三記念医科学応用研究財団(1,796,000株)2.49%
NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE SILCHESTER INTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)(1,707,000株)2.36%

会社の公式開示情報

役員報酬

3億1,900万円
取締役7名の合計

医薬品流通を中核としつつ、医薬品製造、医療機器開発、さらにはデジタルヘルス関連の新規事業へセグメントを拡大しています。薬価改定の影響を受けやすい医薬品卸事業に対し、独自の流通管理システムやヘルスケア情報のDX化をリスクヘッジ兼成長ドライバーとして位置付けています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 3名(30.0% 男性 7
30%
70%
監査報酬
1億5,200万円
連結子会社数
40
設備投資額
209.0億円
平均勤続年数(従業員)
22
臨時従業員数
3264

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上は未達も、利益は予想を上回る着地が多く、収益性改善への意識が見られる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 連結業績予想
FY2026
売上高: 目標 24,680億円 順調 (23,999.5億円)
97.2%
営業利益: 目標 336億円 順調 (371.25億円)
110.5%
当期純利益: 目標 328億円 順調 (344.96億円)
105.2%
1株当たり配当金: 目標 100円以上 達成 (100円)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20252兆4,680億円2兆4,000億円-2.8%
FY20242兆3,730億円2兆3,865億円+0.6%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025336億円371億円+10.5%
FY2024285億円349億円+22.4%
FY2023170億円300億円326億円+91.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

スズケンは現在、明確な中期経営計画を開示していませんが、通期の業績予想を目標として開示しています。FY2026の予想では、売上高2兆4,680億円、営業利益336億円を目指しています。直近2期では営業利益が期初予想を大幅に上回る傾向にあり、収益性改善が進んでいることがうかがえます。一方で、売上高は為替や薬価改定の影響を受けやすく、予想に対して未達となるケースも見られます。今後は、医療AIなど新規事業の収益貢献が計画達成の鍵を握るでしょう。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残9,700株
売り残29,800株
信用倍率0.33倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬

PER・PBRともに業界平均並みで、市場からは標準的な評価を受けていると言えます。一方、信用倍率は0.33倍と売り残が買い残を上回る「売り長」の状態で、短期的な株価下落を見込む投資家が多いことを示唆しており、今後の株価の方向性が注目されます。時価総額は業界平均を大きく上回っており、業界内での確固たる地位を反映しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「ややか好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
12
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, ダイヤモンド・オンライン, PR TIMES
業界内ランキング
上位 15%
卸売業 500社中 75位
報道のトーン
60%
好意的
30%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

M&A・提携40%
決算・財務30%
DX・新規事業20%
その他10%

最近の出来事

2026年3月資本業務提携

セイノーホールディングス等6社と物流効率化を目的とした資本業務提携を発表。

2026年2月子会社化

医療AIスタートアップのmedimoを完全子会社化し、生成AIを活用した医療DXを加速。

2025年12月重要役員逝去

「第二の創業者」と呼ばれた別所芳樹最高顧問が逝去し、後継体制の構築が課題に浮上。

最新ニュース

ポジティブ
2/10 · ダイヤモンド・オンライン
ポジティブ
スズケン、医療従事者とヘルスケア企業をつなぐ新規サービスを開始
1/13 · 日本経済新聞

スズケン まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 100円
安全性
普通
自己資本比率 36.6%
稼ぐ力
普通
ROE 8.5%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「医薬品卸の巨人が、全国物流網とデジタル投資で『健康創造事業体』への変革を急ぐ」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU