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佐藤商事8065

SATO SHO-JI CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 76円
安全性
普通
自己資本比率 32.3%
稼ぐ力
普通
ROE 7.6%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが毎日乗る電車やバス、街で見かけるトラックや工事現場のショベルカー。それらの頑丈な車体や部品には、たくさんの鉄が使われています。佐藤商事は、そうした鉄鋼材料を自動車メーカーや建設機械メーカーに届けている専門商社です。さらに、あなたの使っているスマートフォンや家電の中にある小さな電子部品、食卓で使うスプーンやフォークといった金属食器の裏側でも活躍しています。普段は直接目にすることはありませんが、私たちの便利な生活や社会インフラを金属という素材で支えている、縁の下の力持ちのような会社です。

佐藤商事は、建設機械やトラック向けの鋼材を主力とする金属専門商社です。2025年3月期は売上高2,845.5億円、営業利益68.17億円と過去最高益を更新し、安定した成長を続けています。現在進行中の第三次中期経営計画(2023期-2025)では、海外売上高比率20%以上を目標に掲げ、M&Aも活用しながら事業ポートフォリオの強化を進めています。一方でPBRは0.75倍と依然として1倍を割り込んでおり、資本コストを意識した経営と株主還元の強化が今後の課題です。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館

サービスの実績は?

2,845.5億円
連結売上高
2025年3月期実績
+3.5% YoY
68.17億円
連結営業利益
2025年3月期実績
+10.9% YoY
20%以上
海外売上高比率(目標)
第三次中計(2025期)
580億円
海外売上高(目標)
第三次中計(2025期)
76
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+3円 YoY
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.6%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.5%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
2.4%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期5.8%2.4%-
2022/03期8.1%3.0%-
2023/03期11.6%3.9%-
2024/03期10.7%3.8%2.4%
2025/03期9.0%3.5%2.4%
3Q FY2026/37.6%(累計)2.5%(累計)2.4%

同社の収益性は、鉄鋼商社としての安定した基盤に加え、近年の構造改革や付加価値の高い製品展開により営業利益率が1.6%から2.4%へと緩やかに向上しています。ROE(自己資本利益率)は8-11%台と効率的な経営がなされており、売上規模の拡大と並行して資本の有効活用が進んでいることを示しています。今後も高付加価値分野へのシフトにより、安定した利益成長と収益性の維持を目指す姿勢です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,755億円27.9億円129.7円-
2022/03期2,362億円40.2億円189.5円+34.6%
2023/03期2,750億円61.9億円293.3円+16.4%
2024/03期2,740億円64.8億円64.8億円306.9円-0.4%
2025/03期2,846億円68.2億円60.1億円285.9円+3.9%

佐藤商事の業績は、建設機械やトラック向け鋼材を中心とする堅調な需要に支えられ、直近5年間で売上高が約1.6倍に拡大するなど成長を続けています。2023/03期期には純利益が約62億円と過去最高水準を記録し、その後も高水準の利益を維持しています。2026/03期期は、市況の変化に対応しつつ、引き続き約56億円の純利益を確保する堅実な予想を立てています。 【3Q 2026/03期実績】売上2166億円(通期予想比75%)、営業利益51億円(同75%)、純利益44億円(同79%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.6%(累計)
業界平均
7.9%
営業利益率下回る
この会社
2.4%
業界平均
3.6%
自己資本比率下回る
この会社
32.3%
業界平均
46.1%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

3億3,900万円
取締役6名の合計

EDINET開示情報によると、金属専門商社として鉄鋼・非鉄金属・電子材料を主力に展開しており、リスク要因として原材料の市況価格変動や主要顧客である自動車・建機業界の景気動向を挙げています。また、グループ内に14社の連結子会社を擁し、事業の多角化と効率化を推進しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を上回る着地が多く、計画達成への信頼感は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第三次中期経営計画
2023期〜2025期
売上高: 目標 2,900億円 順調 (2,845.5億円)
98.1%
営業利益: 目標 70億円 順調 (68.17億円)
97.4%
海外売上高: 目標 580億円 順調 (551億円)
95%
ROE: 目標 9.0%以上 順調 (10.0%)
111.1%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期2,850億円2,846億円-0.2%
2024期2,770億円2,740億円-1.1%
2023期2,650億円2,750億円+3.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期66億円68億円+4.1%
2024期62億円65億円+4.5%
2023期55億円61億円+11.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現在進行中の「第三次中期経営計画」では、最終年度である2025年度(2026年3月期)の営業利益70億円を目標に掲げています。直近の2025年3月期実績は営業利益68.17億円で、進捗率は97%と順調です。過去の業績予想を振り返ると、売上高はほぼ予想通りですが、営業利益は期初予想を上回るケースが多く、堅実な経営手腕がうかがえます。資本コストや株価を意識した経営を掲げており、目標達成を通じて企業価値向上を目指す方針です。

最新ニュース

ポジティブ
第三次中期経営計画の進捗及び配当方針の変更に関するお知らせ
5/8 · 佐藤商事IR

どんな話題が多い?

決算・業績50%
株価・市況30%
M&A・事業再編10%
人事・経営10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 日本M&Aセンター, 会社四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 35%
卸売業 2,500社中 875位
報道のトーン
45%
好意的
50%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年2月業績好調

2026年3月期第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比4.7%増の55.9億円を達成しました。

2024年8月事業譲渡

連結子会社であるエヌケーテックの株式の一部を高洋電機へ譲渡し、経営資源の最適化を図りました。

2024年5月配当方針変更

第三次中期経営計画の進捗に伴い、株主還元を重視した配当方針の変更を発表しました。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率32.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
354億円
借金(有利子負債)
Net Assets
744億円
会社の純資産

財務健全性は、2024/03期期以降に有利子負債が計上されましたが、自己資本比率が約40%と安定した水準を維持しており、十分な財務安全性を確保しています。純資産は過去5年間で着実に積み上がっており、強固な資本基盤が構築されています。現在は無借金状態からの転換期にありますが、総資産の拡大と合わせて適切な財務管理が行われています。 【3Q 2026/03期】総資産1840億円、純資産744億円、自己資本比率32.3%、有利子負債354億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+21.4億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-30.0億円
投資に使ったお金
Financing CF
+12.9億円
借入・返済など
Free CF
-8.6億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期75.0億円6.8億円63.5億円68.2億円
2022/03期126億円15.1億円144億円141億円
2023/03期8.7億円1.8億円8.8億円10.4億円
2024/03期82.3億円27.3億円57.9億円55.0億円
2025/03期21.4億円30.0億円12.9億円8.6億円

営業キャッシュフローは事業環境により変動がありますが、本業で安定して現金を創出できる力を保持しています。過去には運転資金の増加により営業CFが一時的にマイナスとなる年度もありましたが、基本的には営業CFがプラスで推移しています。現在は将来の成長に向けた投資や配当等の株主還元とのバランスをとりつつ、キャッシュの流動性を適切にコントロールしています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
5,800万円
連結子会社数
14
設備投資額
43.4億円
平均勤続年数(従業員)
14.1
臨時従業員数
88

女性役員比率は13.0%と依然として改善の余地がありますが、監査体制の強化やガバナンス改革を通じて企業価値の向上を図っています。東証プライム上場企業として、持続的な成長と資本コストを意識した経営が求められています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主59%
浮動株41%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関17.5%
事業法人等41.4%
外国法人等3%
個人その他36.9%
証券会社1.1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は三神興業・いすゞ自動車。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,816,000株)8.3%
三神興業株式会社(1,590,000株)7.3%
いすゞ自動車株式会社(1,451,000株)6.7%
佐藤商事取引先持株会(621,000株)2.8%
NOK株式会社(619,000株)2.8%
日本シイエムケイ株式会社(612,000株)2.8%
株式会社りそな銀行(554,000株)2.5%
三原不動産株式会社(530,000株)2.4%
マーシャン持株会(516,000株)2.4%
山陽特殊製鋼株式会社(499,000株)2.2%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行などの機関投資家が名を連ねる一方、三神興業やいすゞ自動車などの事業法人との安定的な資本関係が特徴です。持株会の存在もあり、経営の安定性を重視した長期的な株式保有が定着している安定型の株主構成と言えます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1株価変動リスクについて 当社グループは、取引先を中心として株式を保有しており、これらは株価の変動リスクを有しております
2金利変動リスクについて 当社グループは、金利スワップを用いるなど借入金に係る金利の変動によるリスクの軽減に努めておりますが、急激な金利の変動は当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります
3事業投資リスクについて 当社グループは、新たな事業展開及び既存事業の拡充・強化を図る為、国内及び海外で新会社の設立や既存の会社への投資等を行っております
4自然災害のリスクについて 当社グループは、自然災害や事故災害、感染症の流行、その他の要因による社会的混乱等が発生したことにより、当社グループや主要取引先の事業活動に支障をきたす事態が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります
5気候変動に係るリスクについて 当社グループの事業環境では、世界的な気候変動の要因とされる温室効果ガスの削減への取り組みが進められている中、気候変動の影響により炭素税の導入やその他環境関連法規制の強化が進んだ場合には、更に多くの費用が必要となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
796万円
従業員数
1,057
平均年齢
43.4歳
平均年収従業員数前年比
当期796万円1,057-

平均年収は約796万円と、金属専門商社という業態を考慮しても業界平均を上回る水準を維持しています。トラックや建機向けといった堅実な需要背景があり、長期的な業績安定が安定した給与支給につながっていると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2022期以降、同社のTSRはTOPIXを継続的に上回っており、株主に対して市場平均を超えるリターンを提供できています。これは、堅調な業績を背景とした株価の上昇と、安定した配当政策が両立している結果と考えられます。特に2024期にはTSRが239.3%に達し、TOPIXを20ポイント以上アウトパフォームしました。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
76
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
2016/03期2624.4%
2017/03期3025.0%
2018/03期4027.5%
2019/03期4328.6%
2020/03期4332.4%
2021/03期4333.2%
2022/03期5830.6%
2023/03期6722.8%
2024/03期7323.8%
2025/03期7626.6%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針として「配当性向30%以上」を目標に掲げ、業績連動型の利益還元を実施しています。業績の拡大に伴い着実に増配を続けており、株主還元への意識が高まっています。財務の健全性を維持しつつ、今後も長期的な視点で安定的な配当の継続を目指す方針です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 214.5万円 になりました (114.5万円)
+114.5%
年度末時点評価額損益TSR
2021期134.4万円34.4万円34.4%
2022期149.3万円49.3万円49.3%
2023期189.3万円89.3万円89.3%
2024期239.3万円139.3万円139.3%
2025期214.5万円114.5万円114.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残35,900株
売り残19,700株
信用倍率1.82倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月上旬
定時株主総会2026年6月

卸売業の業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあります。一方で配当利回りは3%を超えており、業界平均より魅力的です。信用倍率は1.82倍と均衡しており、過熱感は見られません。時価総額は530億円と中規模であり、今後の成長次第で機関投資家の注目が集まる可能性があります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期33.5億円5.6億円16.8%
2022/03期62.6億円22.5億円35.9%
2023/03期67.2億円5.3億円7.8%
2024/03期72.9億円8.2億円11.2%
2025/03期71.9億円11.8億円16.4%

法人税等の実効税率は年度によって変動が見られますが、これは繰延税金資産の取り崩しや税効果会計の適用などが影響しています。概ね法定実効税率の範囲内で推移しており、会計上の利益と税務上の課税所得の差異は適切に調整されています。直近では安定した税負担となっており、将来の税務計画も標準的な水準で安定しています。

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もっと知る

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佐藤商事 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 76円
安全性
普通
自己資本比率 32.3%
稼ぐ力
普通
ROE 7.6%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「『鉄』を軸に、建機から電子材料まで日本の産業を90年以上支え続ける金属専門商社」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU