シュッピン3179
Syuppin Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが、ずっと欲しかったヴィンテージカメラや、憧れの高級腕時計を探しているとき。シュッピンが運営する「Map Camera」や「GMT」といった専門ECサイトが、その出会いを手助けしてくれます。逆に、大切に使ってきたコレクションを次の誰かに譲りたいと考えたときも、専門スタッフが適正な価格で買い取ってくれます。普段目にすることが少ない希少な万年筆やロードバイクなど、"一点モノ"の価値ある品物を安心して売買できるマーケット、その裏側で活躍しているのがシュッピンです。
カメラや高級時計など専門性の高い中古品のECを主力とする企業。2025年3月期は売上高526.6億円(前期比7.8%増)、営業利益33.96億円(同1.6%増)と増収を確保したものの、利益成長は鈍化。2026年3月期は売上高549.4億円、営業利益34.17億円を見込み、成長ペースの回復が課題です。EC売上比率が8割を超える高い収益構造を武器に、最近ではシグマクシスとの提携を通じてAI活用などテクノロジー投資を本格化させており、鑑定・査定能力の強化による利益率改善を目指しています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都新宿区西新宿1丁目14番11号 Daiwa西新宿ビル3階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 20.3% | 9.5% | 3.7% |
| 2017/03期 | 24.1% | 11.8% | 4.4% |
| 2018/03期 | 27.9% | 13.9% | 5.0% |
| 2019/03期 | 21.3% | 10.5% | 4.2% |
| 2020/03期 | 22.5% | 10.9% | 5.1% |
| 2021/03期 | 17.6% | 8.7% | 4.7% |
| 2022/03期 | 37.2% | 16.3% | 7.2% |
| 2023/03期 | 28.4% | 11.5% | 5.4% |
| 2024/03期 | 31.5% | 14.9% | 6.8% |
| 2025/03期 | 21.9% | 11.8% | 6.4% |
| 3Q FY2026/3 | 12.0%(累計) | 6.4%(累計) | 4.7% |
収益性は、高粗利率の中古品販売が主軸であることから安定しており、営業利益率は6%台から7%台で推移しています。2022/03期にはROEが40.4%に達するなど高い資本効率を記録しましたが、その後は事業拡大に伴う投資等で20%前後で落ち着いています。効率的な在庫管理とオンラインプラットフォームの強みを活かし、小売業の中でも高い水準の資本効率を維持しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 340億円 | 16.1億円 | 10.7億円 | 45.2円 | -2.0% |
| 2022/03期 | 435億円 | 31.4億円 | 22.1億円 | 102.6円 | +28.0% |
| 2023/03期 | 456億円 | 24.6億円 | 17.0億円 | 81.2円 | +5.0% |
| 2024/03期 | 488億円 | 33.4億円 | 23.2億円 | 110.0円 | +7.1% |
| 2025/03期 | 527億円 | 34.0億円 | 20.2億円 | 93.0円 | +7.8% |
シュッピンの業績は、カメラや時計などのリユース事業が堅調に推移し、売上高は2021/03期の約340億円から2025/03期には約527億円まで拡大しました。近年の物価上昇下でもWeb会員数の拡大とEC販売が寄与し、安定的な売上成長を実現しています。今期はさらなる成長を目指し、売上高549億円、営業利益34億円の増収増益を計画しています。 【3Q 2026/03期実績】売上379億円(通期予想比69%)、営業利益18億円(同52%)、純利益12億円(同52%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
カメラ、時計、筆記具、自転車という趣味性の高い商材に特化したリユース事業を主力としており、ECと実店舗を融合させたOMO(Online Merges with Offline)モデルが強みです。主な事業リスクとしては、中古品の仕入れ価格の変動や為替動向による新品仕入れへの影響、および景気変動に伴う嗜好品需要の減退が挙げられます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 566億円 | 527億円 | 527億円 | -6.9% |
| 2024期 | 500億円 | — | 488億円 | -2.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 39億円 | 34億円 | 34億円 | -11.9% |
| 2024期 | 31億円 | — | 33億円 | +7.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
シュッピンは2028期を最終年度とする中期経営計画で、売上高700億円、営業利益50億円の目標を掲げています。初年度の2026期は売上高549.4億円、営業利益34.17億円の予想で、計画達成に向けて着実な成長が求められます。過去の業績予想を振り返ると、2025期は期初予想を売上・利益ともに下回る着地となり、予想精度に課題を残しました。シグマクシスとの提携によるAI活用などで利益率を改善し、目標達成への道筋を確かなものにできるかが今後の焦点です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
シグマクシス・グループと資本・業務提携し、リバリューとテクノロジーの融合による新たなECプラットフォーム構築に着手しました。
中期経営計画にて、売上高約1.3倍の成長目標を掲げました。2025期の売上高526.6億円をベースに、持続的な高成長を見込んでいます。
株主優待を従来の紙から電子チケットへ変更。利便性向上により、顧客満足度とEC利用促進を狙います。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q FY2026/3末時点
財務健全性は、無借金経営を経て有利子負債を導入したものの、自己資本比率は56.2%と極めて高い水準を維持しています。総資産は2021/03期の約126億円から2025/03期には約181億円まで増加し、事業拡大を支えるための資産蓄積が進んでいます。安定したキャッシュ生成能力を背景に、強固な財務基盤を構築できています。 【3Q 2026/03期】総資産195億円、純資産98億円、自己資本比率50.1%、有利子負債47億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 9,000万円 | ▲3.3億円 | 2.6億円 | ▲2.4億円 |
| 2017/03期 | 3.9億円 | ▲1.2億円 | ▲1.3億円 | 2.7億円 |
| 2018/03期 | 1.3億円 | ▲1.8億円 | 6.8億円 | ▲5,000万円 |
| 2019/03期 | 6.9億円 | ▲4.2億円 | ▲1.4億円 | 2.7億円 |
| 2020/03期 | 10.9億円 | ▲1.4億円 | 11.7億円 | 9.6億円 |
| 2021/03期 | ▲3.9億円 | ▲4.4億円 | ▲8.7億円 | ▲8.3億円 |
| 2022/03期 | 13.0億円 | ▲3.9億円 | ▲15.6億円 | 9.1億円 |
| 2023/03期 | 12.4億円 | ▲4.4億円 | ▲5.5億円 | 8.0億円 |
| 2024/03期 | 23.6億円 | ▲4.1億円 | ▲20.5億円 | 19.5億円 |
| 2025/03期 | 12.1億円 | ▲8.5億円 | 5,200万円 | 3.6億円 |
営業キャッシュフローは在庫投資の調整はあるものの安定してプラスを維持しており、ビジネスモデルの高い稼ぐ力を証明しています。投資キャッシュフローはEC基盤の強化に向けた投資が継続していることを示しています。フリーキャッシュフローが恒常的にプラスであるため、成長投資と株主還元を両立させやすい財務体質となっています。
この会社のガバナンスは?
取締役会における女性役員比率が33.0%と高く、多様性を重視した経営陣の構成が特徴です。監査体制としては監査役会設置会社を採用しており、強固なコンプライアンス監視と透明性の高い経営を両立させながら、東証プライム市場上場企業として高いガバナンス水準を維持しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 584万円 | 250人 | - |
従業員の平均年収は584万円であり、小売業界の平均水準と比較しても安定した給与水準を維持しています。近年では業績の拡大とともに従業員への還元が意識されており、DX推進に伴う専門人材の確保や物価上昇への対応としてベースアップなどの待遇改善が継続的に図られています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価の値上がりを合算した総合的な投資リターンを示す指標です。2023期以降、シュッピンのTSRはTOPIXを下回るアンダーパフォームが続いています。これは、安定した配当成長にもかかわらず、株価が市場全体のパフォーマンスに追いついていないことを示唆しています。特に2025期はTOPIXの213.4%に対し204.3%と劣後しており、市場の成長期待を株価に反映させることが今後の課題です。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 4.1円 | 17.0% |
| 2017/03期 | 6.2円 | 19.4% |
| 2018/03期 | 10円 | 22.2% |
| 2019/03期 | 14円 | 34.1% |
| 2020/03期 | 16円 | 31.7% |
| 2021/03期 | 16円 | 35.4% |
| 2022/03期 | 28円 | 27.3% |
| 2023/03期 | 30円 | 37.0% |
| 2024/03期 | 36円 | 32.7% |
| 2025/03期 | 40円 | 43.0% |
| 権利確定月 | 3月 |
配当方針として「配当性向40~50%」を目標に掲げ、利益成長に応じた持続的な配当引き上げを重視しています。近年の配当額は2021/03期の16円から2025/03期には40円へと積極的な増配基調にあります。株主優待と合わせて総還元性向を高める姿勢を示しており、投資家にとって魅力的な還元策が整っています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 166.1万円 | 66.1万円 | 66.1% |
| 2022期 | 217.0万円 | 117.0万円 | 117.0% |
| 2023期 | 148.8万円 | 48.8万円 | 48.8% |
| 2024期 | 213.2万円 | 113.2万円 | 113.2% |
| 2025期 | 204.3万円 | 104.3万円 | 104.3% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用取引では売り残が買い残を上回る「売り長」の状態で、信用倍率は0.51倍と低い水準にあります。これは将来的な買い戻し(踏み上げ)需要が期待できる一方、株価下落を見込む投資家が多いことも示唆します。業界比較では、PERは小売業平均の25.6倍を大きく下回り、割安感がありますが、PBRは平均を上回っています。配当利回りは3.34%と業界平均より高く、株主還元への意識が評価されるポイントです。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 8.2億円 | 2.6億円 | 31.8% |
| 2017/03期 | 10.8億円 | 3.4億円 | 31.3% |
| 2018/03期 | 15.2億円 | 4.4億円 | 29.2% |
| 2019/03期 | 14.3億円 | 4.5億円 | 31.5% |
| 2020/03期 | 17.4億円 | 5.4億円 | 31.2% |
| 2021/03期 | 16.2億円 | 5.6億円 | 34.3% |
| 2022/03期 | 31.9億円 | 9.8億円 | 30.7% |
| 2023/03期 | 24.4億円 | 7.4億円 | 30.4% |
| 2024/03期 | 33.4億円 | 10.2億円 | 30.6% |
| 2025/03期 | 33.7億円 | 13.5億円 | 40.0% |
法人税等の支払額は税引前利益の増減に伴って推移しており、概ね実効税率水準で計算されています。2025/03期に実効税率が一時的に上昇したのは、一時的な税務上の調整や繰延税金資産の影響が含まれていると推察されます。基本的には30%程度の水準で安定しており、税務上の大きな特異点は見られません。
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シュッピン まとめ
「カメラや高級時計など、趣味の沼にハマった人々の"一点モノ"を循環させる目利きのEC職人集団」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。