シュッピン
Syuppin Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月27日
趣味の世界を豊かにする、信頼のリユースECプラットフォーム
テクノロジーを駆使してリユース市場の価値を再定義し、誰もが安心して趣味の逸品を手にできる世界を実現します。
この会社ってなに?
あなたが、ずっと欲しかったヴィンテージカメラや、憧れの高級腕時計を探しているとき。シュッピンが運営する「Map Camera」や「GMT」といった専門ECサイトが、その出会いを手助けしてくれます。逆に、大切に使ってきたコレクションを次の誰かに譲りたいと考えたときも、専門スタッフが適正な価格で買い取ってくれます。普段目にすることが少ない希少な万年筆やロードバイクなど、"一点モノ"の価値ある品物を安心して売買できるマーケット、その裏側で活躍しているのがシュッピンです。
カメラや高級時計など専門性の高い中古品のECを主力とする企業。2025年3月期は売上高526.6億円(前期比7.8%増)、営業利益33.96億円(同1.6%増)と増収を確保したものの、利益成長は鈍化。2026年3月期は売上高549.4億円、営業利益34.17億円を見込み、成長ペースの回復が課題です。EC売上比率が8割を超える高い収益構造を武器に、最近ではシグマクシスとの提携を通じてAI活用などテクノロジー投資を本格化させており、鑑定・査定能力の強化による利益率改善を目指しています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都新宿区西新宿1丁目14番11号 Daiwa西新宿ビル3階
- 公式
- www.syuppin.co.jp
社長プロフィール

私たちは、インターネットを通じて価値ある新品と中古品を誰もが安心して安全に取引できるマーケットを創造することを目指しています。お客様の趣味やこだわりに応える専門性の高い商品を提供し、持続的な成長と社会貢献を実現していきます。
この会社のストーリー
価値ある中古品市場の創造を目指し、東京都新宿区に会社を設立。専門性の高い商材に特化したビジネスがここから始まった。
主力事業となるカメラ専門ECサイト「Map Camera」を開設。オンラインでの中古カメラ売買という新しい市場を開拓し、成長の礎を築いた。
高級時計専門店「GMT」、筆記具専門店「KINGDOM NOTE」を順次オープン。カメラ事業で培ったノウハウを他ジャンルへ横展開し、事業ポートフォリオを拡大した。
設立から約7年でマザーズ市場への上場を果たす。公開価格330円に対し、初値は550円と市場の期待を集めた。
マザーズ上場からわずか3年で東京証券取引所市場第一部へ市場変更。企業の信頼性と成長性が高く評価された。
フクイカメラサービスとの資本業務提携により、販売・買取だけでなく修理体制も強化。顧客へのワンストップサービス提供を目指す。
DXコンサルティングのシグマクシスと提携。「リバリュー×テクノロジー」を掲げ、AI活用などによる新たなECプラットフォーム構築と業界変革を目指す。
注目ポイント
カメラ・時計・筆記具など専門性の高い商材のECで強みを発揮。EC売上比率は80%を超え、Web会員数は右肩上がりで成長を続けています。
配当性向40〜50%を目安とする安定的な配当に加え、自社ECサイトで使える割引券がもらえる株主優待も魅力。個人投資家を重視する姿勢がうかがえます。
コンサルティングファームとの提携を通じて、AIを活用した査定や新たなECプラットフォーム開発を推進。テクノロジーの力で中古品取引の未来を切り拓きます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 4.1円 | 17.0% |
| FY2017/3 | 6.2円 | 19.4% |
| FY2018/3 | 10円 | 22.2% |
| FY2019/3 | 14円 | 34.1% |
| FY2020/3 | 16円 | 31.7% |
| FY2021/3 | 16円 | 35.4% |
| FY2022/3 | 28円 | 27.3% |
| FY2023/3 | 30円 | 37.0% |
| FY2024/3 | 36円 | 32.7% |
| FY2025/3 | 40円 | 43.0% |
| 権利確定月 | 3月 |
配当方針として「配当性向40~50%」を目標に掲げ、利益成長に応じた持続的な配当引き上げを重視しています。近年の配当額はFY2021/3の16円からFY2025/3には40円へと積極的な増配基調にあります。株主優待と合わせて総還元性向を高める姿勢を示しており、投資家にとって魅力的な還元策が整っています。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
シュッピンの業績は、カメラや時計などのリユース事業が堅調に推移し、売上高はFY2021/3の約340億円からFY2025/3には約527億円まで拡大しました。近年の物価上昇下でもWeb会員数の拡大とEC販売が寄与し、安定的な売上成長を実現しています。今期はさらなる成長を目指し、売上高549億円、営業利益34億円の増収増益を計画しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 17.7% | 8.5% | - |
| FY2022/3 | 37.2% | 15.3% | - |
| FY2023/3 | 28.4% | 11.3% | - |
| FY2024/3 | 31.5% | 14.5% | 6.8% |
| FY2025/3 | 21.9% | 11.2% | 6.5% |
収益性は、高粗利率の中古品販売が主軸であることから安定しており、営業利益率は6%台から7%台で推移しています。FY2022/3にはROEが40.4%に達するなど高い資本効率を記録しましたが、その後は事業拡大に伴う投資等で20%前後で落ち着いています。効率的な在庫管理とオンラインプラットフォームの強みを活かし、小売業の中でも高い水準の資本効率を維持しています。
財務は安全?
財務健全性は、無借金経営を経て有利子負債を導入したものの、自己資本比率は56.2%と極めて高い水準を維持しています。総資産はFY2021/3の約126億円からFY2025/3には約181億円まで増加し、事業拡大を支えるための資産蓄積が進んでいます。安定したキャッシュ生成能力を背景に、強固な財務基盤を構築できています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -3.9億円 | -4.4億円 | -8.7億円 | -8.3億円 |
| FY2022/3 | 13.0億円 | -3.9億円 | -15.6億円 | 9.1億円 |
| FY2023/3 | 12.4億円 | -4.5億円 | -5.5億円 | 8.0億円 |
| FY2024/3 | 23.6億円 | -4.1億円 | -20.5億円 | 19.5億円 |
| FY2025/3 | 12.1億円 | -8.5億円 | 5,300万円 | 3.6億円 |
営業キャッシュフローは在庫投資の調整はあるものの安定してプラスを維持しており、ビジネスモデルの高い稼ぐ力を証明しています。投資キャッシュフローはEC基盤の強化に向けた投資が継続していることを示しています。フリーキャッシュフローが恒常的にプラスであるため、成長投資と株主還元を両立させやすい財務体質となっています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 16.2億円 | 5.6億円 | 34.2% |
| FY2022/3 | 31.9億円 | 9.8億円 | 30.7% |
| FY2023/3 | 24.4億円 | 7.4億円 | 30.4% |
| FY2024/3 | 33.4億円 | 10.2億円 | 30.6% |
| FY2025/3 | 33.7億円 | 13.5億円 | 40.0% |
法人税等の支払額は税引前利益の増減に伴って推移しており、概ね実効税率水準で計算されています。FY2025/3に実効税率が一時的に上昇したのは、一時的な税務上の調整や繰延税金資産の影響が含まれていると推察されます。基本的には30%程度の水準で安定しており、税務上の大きな特異点は見られません。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 584万円 | 250人 | - |
従業員の平均年収は584万円であり、小売業界の平均水準と比較しても安定した給与水準を維持しています。近年では業績の拡大とともに従業員への還元が意識されており、DX推進に伴う専門人材の確保や物価上昇への対応としてベースアップなどの待遇改善が継続的に図られています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はBNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC(常任代理人 三菱UFJ銀行)・NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)・エムジー。
主要株主は日本マスタートラスト信託銀行やBNYM AS AGT/CLTSなどの信託口や海外機関投資家が上位を占めており、安定した機関投資家の保有比率が高い構成となっています。創業者の鈴木慶氏も上位株主に名を連ねていますが、全体としては特定の企業による支配よりも、幅広い金融機関による資本参加が特徴的です。
会社の公式開示情報
役員報酬
カメラ、時計、筆記具、自転車という趣味性の高い商材に特化したリユース事業を主力としており、ECと実店舗を融合させたOMO(Online Merges with Offline)モデルが強みです。主な事業リスクとしては、中古品の仕入れ価格の変動や為替動向による新品仕入れへの影響、および景気変動に伴う嗜好品需要の減退が挙げられます。
この会社のガバナンスは?
取締役会における女性役員比率が33.0%と高く、多様性を重視した経営陣の構成が特徴です。監査体制としては監査役会設置会社を採用しており、強固なコンプライアンス監視と透明性の高い経営を両立させながら、東証プライム市場上場企業として高いガバナンス水準を維持しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 566億円 | 527億円 | 527億円 | -6.9% |
| FY2024 | 500億円 | — | 488億円 | -2.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 39億円 | 34億円 | 34億円 | -11.9% |
| FY2024 | 31億円 | — | 33億円 | +7.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
シュッピンはFY2028を最終年度とする中期経営計画で、売上高700億円、営業利益50億円の目標を掲げています。初年度のFY2026は売上高549.4億円、営業利益34.17億円の予想で、計画達成に向けて着実な成長が求められます。過去の業績予想を振り返ると、FY2025は期初予想を売上・利益ともに下回る着地となり、予想精度に課題を残しました。シグマクシスとの提携によるAI活用などで利益率を改善し、目標達成への道筋を確かなものにできるかが今後の焦点です。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価の値上がりを合算した総合的な投資リターンを示す指標です。FY2023以降、シュッピンのTSRはTOPIXを下回るアンダーパフォームが続いています。これは、安定した配当成長にもかかわらず、株価が市場全体のパフォーマンスに追いついていないことを示唆しています。特にFY2025はTOPIXの213.4%に対し204.3%と劣後しており、市場の成長期待を株価に反映させることが今後の課題です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 166.1万円 | +66.1万円 | 66.1% |
| FY2022 | 217.0万円 | +117.0万円 | 117.0% |
| FY2023 | 148.8万円 | +48.8万円 | 48.8% |
| FY2024 | 213.2万円 | +113.2万円 | 113.2% |
| FY2025 | 204.3万円 | +104.3万円 | 104.3% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用取引では売り残が買い残を上回る「売り長」の状態で、信用倍率は0.51倍と低い水準にあります。これは将来的な買い戻し(踏み上げ)需要が期待できる一方、株価下落を見込む投資家が多いことも示唆します。業界比較では、PERは小売業平均の25.6倍を大きく下回り、割安感がありますが、PBRは平均を上回っています。配当利回りは3.34%と業界平均より高く、株主還元への意識が評価されるポイントです。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
シグマクシス・グループと資本・業務提携し、リバリューとテクノロジーの融合による新たなECプラットフォーム構築に着手しました。
中期経営計画にて、売上高約1.3倍の成長目標を掲げました。FY2025の売上高526.6億円をベースに、持続的な高成長を見込んでいます。
株主優待を従来の紙から電子チケットへ変更。利便性向上により、顧客満足度とEC利用促進を狙います。
最新ニュース
シュッピン まとめ
ひとめ診断
「カメラや高級時計など、趣味の沼にハマった人々の"一点モノ"を循環させる目利きのEC職人集団」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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