コーア商事ホールディングス
KOA SHOJI HOLDINGS CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月29日
ジェネリック医薬品の安定供給で、日本の医療を支える縁の下の力持ち
原薬の安定供給を通じて日本の医療制度の持続可能性に貢献し、世界の人々の健康な生活を実現することを目指します。
この会社ってなに?
あなたが風邪を引いて病院で処方箋をもらい、薬局で受け取る薬。その中に「ジェネリック医薬品」という選択肢があるのをご存知でしょうか。コーア商事ホールディングスは、まさにそのジェネリック医薬品の「心臓部」である有効成分(原薬)を、海外から調達して日本の製薬会社に届けている会社です。普段私たちが目にする薬の裏側で、高品質な原薬を安定的に供給することで、医療費の抑制に貢献しています。つまり、私たちが安価で安心な医療を受けられる社会を、陰で支えている重要な存在なのです。
コーア商事ホールディングスは、ジェネリック医薬品の有効成分である「原薬」の輸入販売を主力とする専門商社です。FY2025は売上高232.7億円、営業利益53.55億円と過去最高を達成し、安定的な成長を続けています。来期(FY2026)も売上高257.0億円、営業利益54.30億円と増収増益を見込み、連続増配も計画するなど、株主還元にも積極的です。堅実な財務基盤と専門性を武器に、今後も社会に不可欠な医薬品供給網の中核を担っていくことが期待されます。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 横浜市港北区日吉7丁目13番15号
- 公式
- www.koashoji-hd.com
社長プロフィール
当社グループは、ジェネリック医薬品の原薬輸入販売を中核事業とし、その安定供給を通じて国民の医療費負担軽減に貢献しています。今後もステークホルダーの皆様のご期待に応えるべく、企業価値の持続的な向上に努め、過去最高の業績更新を目指してまいります。
この会社のストーリー
グループ経営の効率化と事業拡大を目的とし、コーア商事を中核とする持株会社「コーア商事ホールディングス株式会社」を設立。
6月21日に新規上場。公開価格2,670円に対し初値は4,000円と市場の大きな期待を集め、社会的な信用と知名度を高める大きな一歩を踏み出した。
投資単位あたりの金額を引き下げることで、株式の流動性を高め、より多くの投資家が参加しやすい環境を整備した。
東京証券取引所の市場再編に伴い、最上位であるプライム市場へ移行。日本を代表する企業の一つとして、さらなる成長を目指す。
主力の原薬販売事業が好調に推移し、創業以来の最高業績を達成。安定した成長基盤を証明した。
傘下のコーアバイオテックベイとコーア製薬を合併。経営資源の集中と効率化を図り、グループ全体の競争力を強化する。
中間決算で増収増益を達成。通期でも過去最高業績の更新を見込み、株主への還元強化として増配計画を発表した。
注目ポイント
高齢化社会で需要が高まるジェネリック医薬品の原薬供給を主力とし、景気変動の影響を受けにくい安定したビジネスモデルを確立しています。
着実な事業拡大により、売上高・利益ともに成長を続けています。2026年6月期も過去最高業績の更新を目指しており、今後の成長にも期待が持てます。
安定した配当を継続しており、業績向上に伴う増配も計画しています。また、QUOカードがもらえる株主優待制度も魅力の一つです。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 10円 | 18.5% |
| FY2022/3 | 11円 | 18.5% |
| FY2023/3 | 12円 | 17.7% |
| FY2024/3 | 13円 | 17.5% |
| FY2025/3 | 16円 | 18.5% |
| 権利確定月 | 6月 |
配当方針として安定的な利益還元を重視しており、増配を継続することで株主への利益還元を着実に進めています。配当性向は20%未満と低水準に抑えられており、将来の事業成長に向けた投資余力を確保しつつ、成長に合わせて配当原資を拡大する姿勢です。今後も業績拡大に伴う中長期的な増配が期待できる安定的な還元方針です。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
コーア商事ホールディングスは、ジェネリック医薬品原薬の輸入販売を中核に堅調な成長を続けています。売上高はFY2021/3の約178億円からFY2025/3には約233億円まで着実に拡大しており、営業利益も同時期に34億円から54億円へと大幅な増益を達成しました。今期も主力事業の安定した需要を背景に、さらなる過去最高業績の更新を目指す見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 12.8% | 8.6% | 19.0% |
| FY2022/3 | 12.6% | 9.0% | 18.7% |
| FY2023/3 | 12.8% | 9.4% | 19.3% |
| FY2024/3 | 11.8% | 9.2% | 19.8% |
| FY2025/3 | 12.9% | 10.1% | 23.0% |
収益性は非常に高い水準を維持しており、営業利益率はFY2025/3時点で23.0%という極めて強固な利益体質を誇ります。医薬品原薬という専門性の高い市場における競争優位性が、高水準なROE(自己資本利益率)の安定した維持に寄与しています。効率的な経営管理により、売上高に対する利益還元効率が年々高まっている点も注目に値します。
財務は安全?
財務健全性は極めて良好で、自己資本比率はFY2025/3時点で77.9%と高い安定性を確保しています。特筆すべきは有利子負債がゼロである「実質無借金」経営を継続している点であり、潤沢な現預金を保有することで投資余力を維持しています。資産規模の拡大に合わせて純資産も順調に積み上がっており、盤石なバランスシートを構築しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 30.5億円 | -2.2億円 | -6.8億円 | 28.3億円 |
| FY2022/3 | 20.9億円 | -4.8億円 | -8.0億円 | 16.2億円 |
| FY2023/3 | 27.4億円 | -3.0億円 | -8.1億円 | 24.3億円 |
| FY2024/3 | 38.3億円 | -14.7億円 | 8.0億円 | 23.6億円 |
| FY2025/3 | 37.8億円 | -12.8億円 | -9.4億円 | 24.9億円 |
営業活動によるキャッシュフローは一貫してプラスで推移しており、安定した本業の稼ぐ力が強固な財務基盤を支えています。投資キャッシュフローは自社試験設備の拡充や将来の成長に向けた戦略的投資によりマイナスとなっていますが、営業活動で得た資金で十分に賄える範囲内です。強固なフリーキャッシュフローを維持しており、株主還元や新規事業への再投資を柔軟に行える良好な状態にあります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 34.0億円 | 12.7億円 | 37.3% |
| FY2022/3 | 37.5億円 | 13.9億円 | 37.1% |
| FY2023/3 | 40.9億円 | 14.0億円 | 34.3% |
| FY2024/3 | 43.7億円 | 14.2億円 | 32.6% |
| FY2025/3 | 53.8億円 | 17.4億円 | 32.3% |
法人税等の実効税率は32%から37%の間で推移しており、法的な税率水準に準拠した納税を行っています。利益水準の拡大に伴い、絶対額としての納税額も増加傾向にあります。事業の安定性と高い収益性が背景にあり、適切かつ計画的な納税を通じて公共への貢献を果たしています。
会社の公式開示情報
事業の柱である医薬品原薬の輸入販売および自社製造が収益を牽引しており、ジェネリック医薬品市場の成長を背景に安定した業績推移を記録しています。リスク要因としては、海外からの調達コスト変動や、薬価改定の影響、および為替リスクが主な経営上の課題として挙げられています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 234億円 | — | 233億円 | -0.3% |
| FY2024 | 230億円 | — | 221億円 | -3.7% |
| FY2023 | 222億円 | — | 221億円 | -0.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 46億円 | — | 54億円 | +15.9% |
| FY2024 | 44億円 | — | 44億円 | +0.0% |
| FY2023 | 40億円 | — | 42億円 | +7.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画ではFY2028に売上高300億円、営業利益60億円を目指しており、初年度であるFY2026予想時点での進捗は順調です。過去の業績予想を振り返ると、売上高は期初予想を若干下回る傾向がある一方、営業利益は consistently(一貫して)上回る実績を残しています。これは、市況変動に対して利益率を確保する堅実な事業運営能力の表れと言えるでしょう。
株の売買状況と今後の予定
直近の信用倍率は約20倍と高く、将来の株価上昇を見込んだ信用買い残が積み上がっている状況で、短期的な需給の重しとなる可能性があります。一方、業界平均と比較するとPER、PBRともに割安な水準にあり、配当利回りは平均を上回っています。これは、安定した収益力に対して株価がまだ過熱していないことを示唆しています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
傘下のコーアバイオテックベイとコーア製薬の合併を完了し、経営効率化を推進。
2026年6月期第1四半期は売上高18%増、営業利益20%増の好調なスタートを切る。
2026年6月期第2四半期累計で前年同期比1.6%増の31.1億円の経常利益を達成。
最新ニュース
コーア商事ホールディングス まとめ
ひとめ診断
「ジェネリック医薬品の安定供給を支える原薬専門商社、堅実経営で過去最高益を更新し続ける優等生」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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