カチタス8919
KATITAS CO.,LTD
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが地方や郊外で手頃な価格のマイホームを探しているとき、カチタスの物件に出会うかもしれません。同社は、誰も住まなくなった少し古い家(空き家)を買い取り、キッチンやお風呂などの水回りを中心にきれいにリフォームして販売しています。新築よりもぐっと価格を抑えつつ、すぐに快適に住める状態になっているのが特徴です。家具大手のニトリと提携しているので、モデルルームのように家具がコーディネートされた住宅もあり、新しい暮らしをイメージしやすくなっています。
中古住宅再生の最大手。空き家を安価で仕入れ、自社企画のリフォームで価値を高めて再販するビジネスモデルで、2025期には売上高1,295.4億円、営業利益142.2億円を達成し、安定成長を継続しています。ニトリHDとの資本業務提携による家具付き住宅の販売や共同販促が強み。第4次中期経営計画では2028年3月期に年間販売件数1万件、営業利益200億円という高い目標を掲げ、さらなる事業拡大を目指しています。
会社概要
- 業種
- 不動産業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 群馬県桐生市美原町4-2
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 26.3% | 13.4% | - |
| 2022/03期 | 22.4% | 11.6% | - |
| 2023/03期 | 17.8% | 9.4% | - |
| 2024/03期 | 22.3% | 11.8% | 10.0% |
| 2025/03期 | 22.2% | 11.9% | 11.0% |
| 3Q FY2026/3 | 19.8%(累計) | 10.9%(累計) | 12.7% |
収益性は非常に高く、営業利益率は多くの期で11%前後を安定的に維持しており、中古住宅ビジネスにおける高い付加価値創造能力を証明しています。ROE(自己資本利益率)は20%前後と極めて高い水準にあり、限られた資本で効率よく利益を生み出す経営が浸透しています。不動産業界の中でも突出した資本効率を実現しており、リフォームによる物件価値の最大化が収益力の源泉となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 977億円 | — | 74.4億円 | 96.8円 | - |
| 2022/03期 | 1,013億円 | — | 68.5億円 | 88.7円 | +3.6% |
| 2023/03期 | 1,213億円 | — | 60.9億円 | 78.7円 | +19.8% |
| 2024/03期 | 1,267億円 | 127億円 | 85.0億円 | 109.2円 | +4.4% |
| 2025/03期 | 1,295億円 | 142億円 | 95.5億円 | 122.2円 | +2.2% |
カチタスの業績は、中古住宅の買い取り・リフォーム販売事業が順調に拡大しており、売上高は2021/03期の約977億円から2025/03期には約1,295億円まで安定的に成長しています。営業利益においても、2026/03期予想では162億円を見込むなど、中古戸建再生市場でのトップシェアを背景とした高い収益力を維持しています。ニトリホールディングスとの資本業務提携による相乗効果も発揮され、今後も年間販売件数1万件の目標達成に向けた拡大基調が継続する見通しです。 【3Q 2026/03期実績】売上1124億円(通期予想比77%)、営業利益142億円(同88%)、純利益95億円(同88%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
不動産業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業は中古住宅の買い取り・リフォーム・販売を手掛ける住宅再生事業です。ニトリホールディングスとの業務提携による家具付き販売やコスト効率化が強みであり、空き家の増加という社会課題を背景に安定した収益基盤を構築しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 1,345億円 | — | 1,295億円 | -3.7% |
| 2024期 | 1,325億円 | — | 1,267億円 | -4.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 140億円 | — | 142億円 | +1.6% |
| 2024期 | 132億円 | — | 127億円 | -4.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
カチタスは2028年3月期を最終年度とする第4次中期経営計画を推進中です。年間販売件数1万件と営業利益200億円という高い目標を掲げています。直近の2025期実績は営業利益142.2億円(進捗率71.1%)と順調に見えますが、売上高の期初予想は2期連続で未達となっており、物価高によるリフォーム費用の増加や消費マインドの冷え込みが販売件数の伸びを抑制している可能性があります。目標達成には、仕入れ競争力の強化と販売ペースの加速が鍵となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第3四半期決算にて営業利益が前年同期比31.1%増の142.48億円を記録し、高い成長性を証明。
4〜9月期の純利益が59億円に達し、通期業績予想を上方修正。
第4次中期経営計画を策定し、年間販売1万件および営業利益200億円の長期目標を掲げる。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は極めて強固で、自己資本比率は50%から55%という高い水準で推移しており、長期的な経営の安全性は十分に確保されています。2024/03期以降は成長投資のための有利子負債を計上していますが、依然として強固な純資産を背景に安定した財務基盤を保持しています。実質無借金経営に近い状態から成長投資へのシフトを進めており、事業拡大と財務規律のバランスが取れた健全な構成です。 【3Q 2026/03期】総資産906億円、純資産501億円、自己資本比率55.3%、有利子負債295億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 147億円 | 2,100万円 | 47.3億円 | 147億円 |
| 2022/03期 | 24.9億円 | 2,000万円 | 31.9億円 | 25.1億円 |
| 2023/03期 | 14.7億円 | 8,500万円 | 31.3億円 | 15.5億円 |
| 2024/03期 | 95.0億円 | 1.9億円 | 39.9億円 | 93.1億円 |
| 2025/03期 | 11.6億円 | 1.5億円 | 42.7億円 | 10.1億円 |
営業キャッシュフローは物件の仕入れ状況や販売時期によって年度ごとに変動が大きい傾向があります。2024/03期には積極的な仕入れに伴う大規模な資金調達を実施したことで、一時的に財務キャッシュフローがプラスに転じるなど、成長に向けた投資を優先した動きが見られます。基本的には本業での営業キャッシュフローを原資として事業を拡大しており、売上増に伴う必要な投資と配当支払いのバランスを維持しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が27.2%と比較的高い水準を維持しており、多様な視点を取り入れた経営体制を目指しています。監査報酬として4,400万円を計上し、連結子会社を管理する中で適切な監査体制を構築しており、東証プライム上場企業としてガバナンスへの取り組みが強化されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 542万円 | 922人 | - |
平均年収は542万円となっており、不動産業界の平均水準と比較して競争力があります。事業の成長に伴い、決算特別賞与の支給など人的資本投資を積極的に行っており、従業員への利益還元を重視する姿勢が反映されています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
カチタスのTSR(株主総利回り)は、2022期まではTOPIXを上回るパフォーマンスを見せていましたが、2023期以降はTOPIXに劣後(アンダーパフォーム)しています。これは、同社の安定成長は続いているものの、金利上昇懸念や住宅市場の不透明感が株価の上値を抑えた一方、TOPIXは大型株主導で大きく上昇したことが背景にあると考えられます。株価が再度TOPIXを上回るパフォーマンスを示すには、中計目標の達成による成長ストーリーの再評価が不可欠です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2019/03期 | 52円 | 33.0% |
| 2020/03期 | 54円 | 79.4% |
| 2021/03期 | 29.5円 | 30.5% |
| 2022/03期 | 33.5円 | 37.8% |
| 2023/03期 | 49円 | 62.3% |
| 2024/03期 | 54円 | 49.4% |
| 2025/03期 | 56円 | 45.8% |
現在、株主優待制度は実施していません。
カチタスは、安定的な利益成長に伴い増配を続ける配当性向40%〜50%を目安とした株主還元方針をとっています。業績に応じた利益配分を行うことで、株主価値の向上を継続的に図っています。今後も成長投資とのバランスを考慮しつつ、持続的な利益成長に基づく株主還元が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 179.8万円 | 79.8万円 | 79.8% |
| 2022期 | 198.4万円 | 98.4万円 | 98.4% |
| 2023期 | 155.1万円 | 55.1万円 | 55.1% |
| 2024期 | 124.8万円 | 24.8万円 | 24.8% |
| 2025期 | 126.7万円 | 26.7万円 | 26.7% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
カチタスのPER(24.1倍)とPBR(5.69倍)は不動産業界の平均を大きく上回っており、市場から高い成長性が期待されていることを示唆しています。一方で配当利回りは業界平均より低めです。信用倍率は1.63倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的。今後は、高い期待に見合う業績成長を続けられるかが株価の焦点となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 111億円 | 36.9億円 | 33.1% |
| 2022/03期 | 127億円 | 58.5億円 | 46.1% |
| 2023/03期 | 138億円 | 77.4億円 | 56.0% |
| 2024/03期 | 123億円 | 38.2億円 | 31.0% |
| 2025/03期 | 139億円 | 43.3億円 | 31.2% |
法人税等の支払額は、年度ごとの税引前当期純利益の増減および税務上の調整事項に連動しています。2022/03期から2023/03期にかけて実効税率が上昇したのは、主に税務上の損益調整や繰延税金資産の取り崩し等が影響したと考えられます。直近の2024/03期以降は31%程度で安定しており、標準的な税負担水準に収束しています。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
カチタス まとめ
「地方の空き家再生で国内No.1、ニトリと組んで『お、ねだん以上。』な中古住宅を全国展開」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。