日神グループホールディングス
NISSHIN GROUP HOLDINGS Company,Limited
最終更新日: 2026年3月29日
首都圏の住まいを支え、株主と共に成長する堅実デベロッパー
2030年にグループ全体で売上高1,000億円、営業利益65億円を達成し、首都圏における総合不動産企業として確固たる地位を築きます。
この会社ってなに?
あなたが東京や神奈川で新しいマンションを探したり、街を歩いていて建設中のマンションを見かけたりするとき、その裏側で日神グループが関わっているかもしれません。同社は「パルサー」という名前のマンションを数多く手掛けており、特に一人暮らしや二人暮らし向けのコンパクトなタイプを得意としています。また、マンション購入後も、グループ会社が建物の管理や賃貸のサポートを行っているため、住まいに関する様々なサービスを提供している会社です。
首都圏を中心に「パルサー」ブランドのマンション開発を手掛ける不動産会社。直近の2025年3月期決算では、売上高762.4億円、営業利益34.47億円と減収減益で着地しました。建設費の高騰などが利益を圧迫しており、利益率は低下傾向にあります。2030年3月期に売上高1,000億円、営業利益65億円を目指す中期経営計画を推進中ですが、株価はPBR0.5倍台と割安な水準に留まっています。
会社概要
- 業種
- 不動産業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都新宿区新宿5丁目8番1号
- 公式
- nisshin-hd.co.jp
社長プロフィール

当社グループは、資本効率と収益性を意識した経営を推進し、持続的な成長を目指しています。2030年3月期には売上高1,000億円、営業利益65億円という目標を掲げ、お客様の信頼に応えるとともに、企業価値の最大化に努めてまいります。
この会社のストーリー
東京都新宿区に資本金1,000万円で日神不動産株式会社を設立。不動産分譲事業を開始し、歴史の幕を開けた。
日本証券業協会に株式を店頭登録。企業としての信頼性を高め、さらなる成長への基盤を築いた。
創業25周年を機に東証二部へ上場。社会的な公器としての責任を胸に、新たなステージへと歩みを進めた。
東証二部上場からわずか1年で市場第一部へ指定。企業価値と成長性が市場から高く評価された。
世界的な金融危機の影響を受け、不動産業界全体が厳しい状況に直面。株価も上場来安値を記録するなど大きな試練の時期を迎えた。
日神不動産株式会社が単独株式移転により、持株会社「株式会社日神不動産グループ本社」を設立。グループ経営の効率化と事業拡大を図るための大きな転換点となった。
商号を「株式会社日神グループホールディングス」に変更。建設、中古買い取り再販、管理事業などを強化し、総合不動産企業としての体制を固めた。
2030年3月期に売上高1,000億円を目指す新中期経営計画を発表。資本効率と収益性を重視し、持続的な成長に向けた新たな挑戦が始まった。
注目ポイント
配当利回りが高く、個人投資家にとって魅力的な水準です。さらに、保有株数や期間に応じて内容が充実する優待ポイント制度も導入しています。
2030年に売上高1,000億円、営業利益65億円を目指す中期経営計画を策定。首都圏でのマンション開発を軸に、収益性の向上と事業拡大に注力しています。
事業エリアを東京・神奈川など首都圏に集中させることで、安定した需要を確保。堅実な事業展開で、着実に業績を伸ばしています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 18円 | 24.7% |
| FY2022/3 | 22円 | 29.2% |
| FY2023/3 | 22円 | 37.2% |
| FY2024/3 | 23円 | 49.7% |
| FY2025/3 | 23円 | 52.2% |
| 権利確定月 | 3月 |
当社は株主への利益還元を重視しており、配当性向の向上に努めています。近年は業績変動がある中でも安定的な配当を維持しており、現在の配当性向は50%を超える水準となっています。今後は中期経営計画に基づき資本効率を意識した還元を継続する方針です。
同業比較(収益性)
不動産業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の業績は、不動産市場における開発用地の取得難航や建築コストの高騰を受け、近年は利益面で調整局面が続いています。FY2025/3には売上高約762億円、純利益約21億円まで減少しましたが、在庫の販売強化により底打ちの兆しが見られます。FY2026/3の予想では、開発事業の進展により売上高約840億円、純利益約23億円への増収増益を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 5.6% | 3.2% | 6.5% |
| FY2022/3 | 5.5% | 3.1% | 6.4% |
| FY2023/3 | 4.2% | 2.3% | 5.1% |
| FY2024/3 | 3.2% | 1.8% | 4.4% |
| FY2025/3 | 3.0% | 1.5% | 4.5% |
収益性指標は、建築原価の高止まりによる利益圧迫の影響を受け、ROEが直近で3.0%へ低下するなど下降傾向にあります。営業利益率も前期の4.4%から4.5%と低水準で推移しており、事業構造の効率化が急務です。今後は利益率の高い中古物件の買取再販事業を強化し、収益性の改善を図る方針です。
財務は安全?
財務健全性については、マンション開発等の事業拡大に伴い有利子負債がFY2025/3時点で約738億円まで増加しています。これに伴い自己資本比率は51.2%へ低下していますが、50%台を維持しており一定の安全性は確保されています。総資産は開発物件の蓄積により増加基調にあり、資産規模の拡大と負債管理のバランスが課題です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 120億円 | -72.8億円 | -10.9億円 | 47.0億円 |
| FY2022/3 | 8.4億円 | -24.8億円 | 18.5億円 | -16.4億円 |
| FY2023/3 | 7.9億円 | -5.4億円 | -13.4億円 | 2.5億円 |
| FY2024/3 | -8.5億円 | -12.0億円 | -10.5億円 | -20.5億円 |
| FY2025/3 | -54.2億円 | 29.9億円 | 33.9億円 | -24.3億円 |
営業キャッシュフローは、不動産開発に伴う在庫増加や建築費支払いの影響を受け、近年はマイナス圏での推移を余儀なくされています。投資活動については、物件取得に向けた資金投下により流動的に変動しています。事業資金を確保するために外部調達を行っている局面であり、今後は在庫の早期販売によるキャッシュ創出が重要です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 50.0億円 | 15.8億円 | 31.6% |
| FY2022/3 | 50.2億円 | 14.9億円 | 29.8% |
| FY2023/3 | 40.5億円 | 12.9億円 | 31.9% |
| FY2024/3 | 32.8億円 | 11.2億円 | 34.0% |
| FY2025/3 | 30.7億円 | 10.1億円 | 33.0% |
法人税等の支払額は、税引前当期純利益の増減に合わせて概ね30%から34%程度の実効税率で推移しています。FY2026/3の予想税率は高めに見積もられていますが、これは一時的な税務調整の影響が含まれる可能性があります。継続的な黒字経営を維持することで、標準的な税率水準に収束していく見込みです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 564万円 | 680人 | - |
従業員の平均年収は564万円であり、不動産業界の平均水準と照らしても安定的な報酬を維持しています。近年、建設や不動産再販事業などの関連事業を強化する中で、人材確保と競争力維持のために従業員への還元を重視している傾向が見受けられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はエヌディファクター。
筆頭株主であるエヌディファクター株式会社が35.19%を保有しており、創業家や関連会社による安定的な支配権が確立されています。上位株主には信託銀行や個人投資家が含まれますが、持株会が一定比率を維持することで、中長期的な視点での経営基盤を支える構成となっています。
会社の公式開示情報
役員報酬
日神グループホールディングスは不動産開発や管理事業を展開し、市場変動リスクを抱えつつも、中期経営計画に基づき2030年までに売上高1,000億円を目指しています。セグメント別の収益改善や資本効率の向上を最優先課題として掲げており、経営の透明性を高める開示体制を整えています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が15.4%(2名)と一定の登用が進んでおり、多様性の確保に向けた取り組みが見られます。20社からなる連結子会社を統括する体制をとり、厳格な監査報酬の支払いを通じたガバナンス体制の健全化を推進しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 820億円 | — | 762億円 | -7.0% |
| FY2024 | 860億円 | — | 810億円 | -5.8% |
| FY2023 | 860億円 | — | 824億円 | -4.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 37億円 | — | 34億円 | -6.8% |
| FY2024 | 40億円 | — | 36億円 | -10.5% |
| FY2023 | 53億円 | — | 42億円 | -20.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2024年7月に策定された新中期経営計画では、2030年3月期に売上高1,000億円、営業利益65億円という高い目標を掲げています。配当性向50%以上の目標は初年度から達成しており株主還元姿勢は評価できますが、本業の収益性改善が計画達成の鍵となります。過去の業績予想は、特に利益面で期初予想を大幅に下回る傾向が見られ、外部環境の変化への対応力と計画の精度向上が求められます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。過去5年間、当社のTSRは一貫してTOPIXをアンダーパフォーム(下回って)しています。これは、安定した配当を提供しているものの、それを上回る株価の低迷が続いていることを示唆しています。特に不動産市況の変動や建設コスト増による収益性への懸念が株価の重しとなり、市場全体の成長に追随できていない状況です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 128.1万円 | +28.1万円 | 28.1% |
| FY2022 | 127.1万円 | +27.1万円 | 27.1% |
| FY2023 | 130.9万円 | +30.9万円 | 30.9% |
| FY2024 | 153.2万円 | +53.2万円 | 53.2% |
| FY2025 | 157.2万円 | +57.2万円 | 57.2% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較してPBRが0.51倍と著しく低い点が最大の特徴で、資産価値に対して株価が割安と評価されています。配当利回りは平均を上回りますが、PERはやや割高です。信用倍率は0.72倍と売り残が多く、株価の上昇局面では買い戻し(踏み上げ)による株価上昇も期待される需給状況となっています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2030年3月期に向けたグループ売上高1,000億円の目標を発表。
日神管財が次世代型解錠ソリューション「Pabbit」を導入し管理業務効率化を推進。
中間決算にて増収増益を達成し利益面での黒字転換を実現した。
最新ニュース
日神グループホールディングス まとめ
ひとめ診断
「首都圏マンション特化、PBR0.5倍台で配当性向50%を掲げる『眠れる不動産ディベロッパー』」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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