7554プライム

幸楽苑

KOURAKUEN CORPORATION

最終更新日: 2026年3月28日

ROE13.3%
BPS28.8円
自己資本比率47.8%
FY2025/3 有報データ

伝統の味でV字回復へ!挑戦を続ける国民的ラーメンチェーン

すべてのお客様に感動を与える、世界で認められる外食企業になることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが週末に家族と車で出かけたとき、黄色い看板の「幸楽苑」を見かけたことがあるかもしれません。手頃な価格の中華そばや餃子で、長年多くの人のお腹を満たしてきたラーメンチェーンです。普段何気なく食べているその一杯の裏側で、同社は新しいメニューを開発したり、より快適に過ごせるようにお店を改装したりと、日々努力を重ねています。最近では唐揚げ専門店の「からやま」を運営していることもあり、あなたの街の幸楽苑が、ある日「からやま」に変わっているかもしれません。

長年の営業赤字に苦しんだが、FY2025には売上高188.4億円、営業利益4.43億円と黒字転換を達成。不採算店舗の大量閉店や、アークランドサービスHDとの提携による「からやま」FC展開などの構造改革が実を結び始めています。FY2026は売上高280.0億円、営業利益11.00億円と大幅な回復を見込んでおり、本格的な成長軌道に戻れるかどうかの正念場を迎えています。株主優待の人気は根強いものの、6期連続の無配が続いており、復配が待たれる状況です。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
3月
本社
福島県郡山市田村町金屋字川久保1番地1
公式
hd.kourakuen.co.jp

社長プロフィール

新井田 傳
新井田 傳
代表取締役会長兼社長
再建者
2023年6月に代表取締役会長兼社長に復帰し、”強い幸楽苑”を取り戻すべく様々な施策に取り組んでまいりました。お客様に変わらぬご支持を頂けるよう品質とサービスをさらに向上させ、従業員一同、一丸となって企業価値の向上に努めてまいります。

この会社のストーリー

1954
「味よし食堂」創業

福島県会津若松市に、わずか7坪の食堂「味よし食堂」を開店。これが幸楽苑の原点となる。

1967
株式会社幸楽苑に改組

事業拡大に伴い法人化。「幸楽苑」の商号で、地域に愛されるラーメン店として成長を始める。

1997
株式を店頭登録(現JASDAQ)

さらなる成長を目指し、株式を公開。全国展開への足がかりを築く。

2003
東証一部上場

社会的信用を高め、全国的な知名度を持つラーメンチェーンへと飛躍を遂げる。

2019
「いきなり!ステーキ」FC展開と大規模閉店

多角化を目指し「いきなり!ステーキ」のフランチャイズ展開を開始。一方で、台風被害や競争激化により不採算店の大量閉店を経験する。

2023
創業者・新井田傳氏が社長復帰とV字回復

業績不振からの脱却を図るため、創業者の新井田傳氏が社長に復帰。原点回帰と経営改革を断行し、黒字転換を達成する。

2024
新中期経営計画「幸楽苑レジリエンス」始動

持続的な成長を目指し、新中期経営計画を策定。既存事業の強化と新たな収益機会の創出に取り組む。

注目ポイント

劇的なV字回復

赤字からの脱却を目指し、創業者が社長に復帰。大胆な経営改革が功を奏し、見事な黒字転換を達成。経営の手腕とブランド力が光ります。

お得な株主優待

幸楽苑グループの店舗で使えるお食事券が株主優待として受け取れます。幸楽苑ファンにはたまらない、おいしい特典です。

飽くなき挑戦と革新

期間限定メニューや新商品の開発に積極的。また、他社との業務提携やDX推進など、時代の変化に対応し、常に進化を続けています。

サービスの実績は?

416店舗
総店舗数
2026年2月時点
-11.7% vs 2023
104.2%
既存店売上高(前年同月比)
2026年3月
33ヶ月連続で前年超
104.2%
既存店客数(前年同月比)
2026年3月
増加傾向
100.0%
既存店客単価(前年同月比)
2026年3月
横ばい
2,000円相当
株主優待(100株保有時)
優待食事割引券
年間

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
なし
配当なし
安全性
普通
自己資本比率 47.8%
稼ぐ力
高い
ROE 13.3%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 業績改善を優先し、現在は無配を継続中
1株配当配当性向
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/300.0%
FY2025/300.0%
株主優待
あり
権利確定月3月

配当については、業績回復途上にあるため現在は無配を継続しています。経営陣は将来的な復配を視野に入れつつ、現在は財務体質の更なる強化を最優先事項としています。株主還元については、食事割引券の提供を通じて、店舗利用を促進する形での還元を継続しています。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
13.3%
業界平均
5.0%
営業利益率下回る
この会社
2.4%
業界平均
5.9%
自己資本比率下回る
この会社
47.8%
業界平均
50.0%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3250億円
FY2023/3255億円
FY2024/3268億円
FY2025/3188億円
営業利益
FY2022/3-20.4億円
FY2023/3-16.9億円
FY2024/33,300万円
FY2025/34.4億円

幸楽苑の業績は、コロナ禍での大規模な店舗閉店や不採算事業の整理を経て、足元で収益改善が顕著となっています。2024年3月期以降は営業利益が黒字転換を果たし、2025年3月期には純利益が約8億円まで回復しました。2026年3月期も成長基調を維持する見通しであり、経営再建とコスト効率化による構造改革が実を結んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
13.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.4%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
2.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-26.6%-4.9%-6.5%
FY2022/310.4%2.6%-8.2%
FY2023/3-330.4%-26.5%-6.6%
FY2024/35.5%0.9%0.1%
FY2025/313.3%6.4%2.4%

収益性指標は、営業赤字が続いていた期間から脱却し、2025年3月期にはROEが13.3%、営業利益率が2.4%と大幅に改善しました。これは不採算店舗の削減や、商品の値上げおよび期間限定メニューによる客単価の向上を軸とした商品戦略が成功したためです。今後は既存店売上の安定的な伸長が、さらなる利益率改善の鍵となります。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率47.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
17.1億円
会社の純資産
59.9億円

財務健全性は、過去の赤字による純資産の減少から一転し、2025年3月期には自己資本比率が47.8%へと大幅に改善しました。有利子負債のコントロールが適切に行われていることで、経営の安全性は高まっています。強固になった自己資本を基盤として、さらなる新規出店や設備投資への柔軟な対応が可能となりました。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+19.9億円
営業CF
投資に使ったお金
+3,300万円
投資CF
借入・返済など
+9.2億円
財務CF
手元に残ったお金
+20.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/38.0億円-5.5億円10.2億円2.5億円
FY2022/3-2.0億円-10.1億円-5.1億円-12.2億円
FY2023/32.8億円2,700万円-2.0億円3.1億円
FY2024/311.0億円4.2億円-6.8億円15.2億円
FY2025/319.9億円3,300万円9.2億円20.2億円

営業キャッシュフローが安定してプラスを維持しており、本業で強固な稼ぐ力を取り戻していることがわかります。投資キャッシュフローは店舗改装や不採算店整理に伴い適正化されており、過度な投資を抑制しつつ効率的な経営に注力しています。結果としてフリーキャッシュフローは大幅なプラスを記録しており、財務基盤の強化が進んでいます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1自然災害について当社の営業店舗や工場所在地を含む地域において、大規模な地震や洪水、台風等の自然災害が発生した場合、店舗・工場設備の損壊、社会インフラ・物流の寸断等の理由から、正常な店舗営業が困難となり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります
2有利子負債について 当社は店舗建築費用及び差入保証金などの出店資金を主に金融機関からの借入れにより調達しております
3減損損失について 当社は東北・関東地区を主な出店エリアとしておりますが、外部環境の変化等により店舗業績が著しく低下した場合、当該店舗の固定資産について減損損失を計上する可能性があり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります
4インターネット等による風評被害について インターネット上において、当社及びその関係者に関連した不適切な書き込みや画像等の公開により風評被害が発生した場合、その内容の真偽に関わらず、当社のブランドイメージ及び社会的信用に影響を与え、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3-9.7億円0円-
FY2022/314.5億円10.8億円74.2%
FY2023/3-15.3億円0円-
FY2024/3-1.1億円0円-
FY2025/34.1億円0円0.0%

過去数年間の赤字計上により、繰越欠損金を活用した税負担の軽減が図られてきました。2025年3月期についても利益計上があるものの、税務上の調整により実効税率は0%となっています。2026年3月期以降は業績の本格回復に伴い、実効税率は一般的な水準へと回帰する見込みです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
493万円
従業員数
537
平均年齢
43.05歳
平均年収従業員数前年比
当期493万円537-

従業員の平均年収は493万円となっており、外食・ラーメンチェーン業界の平均的な水準を推移しています。昨今の物価高への対応や業務効率化による収益性改善に伴い、今後はさらなる待遇向上や人材獲得に向けた賃金施策が注目されます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主34.8%
浮動株65.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関14.6%
事業法人等20.2%
外国法人等2.5%
個人その他62.4%
証券会社0.3%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はラニケアコーポレーション。

株式会社ラニケアコーポレーション(2,292,000株)11.79%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,546,000株)7.95%
アリアケジャパン株式会社(450,000株)2.32%
日東富士製粉株式会社(445,000株)2.29%
株式会社東邦銀行(401,000株)2.06%
アサヒビール株式会社(366,000株)1.88%
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)(328,000株)1.69%
株式会社大東銀行(266,000株)1.37%
株式会社NNアセットマネジメント(196,000株)1.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(162,000株)0.83%

幸楽苑の株主構成は、ラニケアコーポレーションや信託銀行などの法人が上位を占める構成となっています。創業家関連の資産管理会社が影響力を有する一方、アリアケジャパンや日東富士製粉など取引先との資本関係も見られ、安定的な経営基盤の維持を重視した構成と言えます。

会社の公式開示情報

役員報酬

7,163万円
取締役6名の合計

EDINET開示情報によると、同社はロードサイド店舗を中心とした外食事業を展開しており、原材料費や人件費の変動が主要な事業リスクとして認識されています。近年は不採算店舗の整理や業務提携を通じた経営効率化を推進しており、収益力の回復に向けた構造改革の進捗が財務諸表に反映されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
5,830万円
設備投資額
2.5億円
平均勤続年数(従業員)
14.39
臨時従業員数
2461

女性役員比率は約11.0%であり、多様性確保が今後の課題です。監査体制の強化やコーポレート・ガバナンスの向上に注力しており、中堅規模の外食企業として適切な経営監視体制の構築と、持続的な企業価値の向上を目指しています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
黒字転換は評価できるが、計画や業績予想の未達が目立ち、信頼性には課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「幸楽苑レジリエンス」
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 260億円 順調 (188.4億円)
72.5%
営業利益: 目標 6億円 順調 (4.43億円)
73.8%
経常利益: 目標 6億円 やや遅れ (4.1億円)
68.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025260億円188億円-27.5%
FY2024260億円268億円+3.1%
FY2023280億円255億円-9.1%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20256億円4億円-26.2%
FY20242億円0億円-83.5%
FY20233億円-17億円大幅未達

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中計「幸楽苑レジリエンス」は、不採算事業からの撤退と収益構造の改善を掲げています。FY2025には黒字転換を達成したものの、売上・利益ともに期初計画を大幅に下回りました。過去の業績予想を見ても、特に利益面での未達が常態化しており、外部環境の変化に対する弱さが見受けられます。計画達成に向けた実行力と、より精度の高い業績予測が今後の課題です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXを大幅にアンダーパフォーム(下回る)しています。これは、長引く業績不振と無配継続により株価が低迷し、株主へのリターンを創出できなかったことが主な原因です。FY2025に黒字転換を果たしましたが、本格的な株価回復と復配が実現しない限り、この傾向が続く可能性があります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-24.0%
100万円 →76.0万円
-24.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021126.0万円+26.0万円26.0%
FY202297.0万円-3.0万円-3.0%
FY202376.0万円-24.0万円-24.0%
FY2024102.0万円+2.0万円2.0%
FY202576.0万円-24.0万円-24.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残95,100株
売り残742,100株
信用倍率0.13倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年11月中旬
定時株主総会2026年6月下旬

信用倍率は0.13倍と売り残が大幅に買い残を上回っており、将来の株価下落を見込む投資家が多いことを示唆しています。これは将来的な買い戻し(踏み上げ)のエネルギーにもなり得ます。業界平均と比較するとPER・PBRともに割高で、市場の期待が先行している状態です。6期連続で無配が続いている点も、インカムゲインを狙う投資家からは敬遠されやすい要因です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 30%
小売業 1200社中 350位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
新商品・販促30%
店舗戦略15%
その他10%

最近の出来事

2025年11月業績好調

中間決算にて経常損益754百万円を達成し、事前予想を上回る業績推移を実現しました。

2026年1月新商品発売

2026年の新商品第一弾として、濃厚豚骨スープを用いた新メニューを投入し集客力向上を図っています。

2026年3月組織体制強化

サイバー攻撃対策を目的としてシステム部を新設し、全社的なDX推進とリスク管理を強化しました。

幸楽苑 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
なし
配当なし
安全性
普通
自己資本比率 47.8%
稼ぐ力
高い
ROE 13.3%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『中華そば』の老舗が、不採算店整理とDX化の荒療治を経てV字回復の狼煙を上げる、まさに『臥薪嘗胆』ラーメン店」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU