7545プライム

西松屋チェーン

NISHIMATSUYA CHAIN Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE9.0%
BPS131.2円
自己資本比率61.0%
FY2025/3 有報データ

子育て家庭の everyday low price を実現する、暮らしのインフラ企業

日本の隅々まで、そしてアジアへ。世界中の子育て家庭の豊かな暮らしを支えるベビー・子ども用品のリーディングカンパニーを目指します。

この会社ってなに?

「子どもが生まれた!」「甥っ子や姪っ子の服をプレゼントしたいな」そんな時、車で走りやすい道沿いにウサギのマークのお店を見かけたことはありませんか?それが西松屋チェーンです。あなたが普段目にする子供服やおむつ、おもちゃなどが驚くほど手頃な価格で並んでいる、その裏側には同社の徹底したコスト管理と自社開発商品へのこだわりがあります。子育て世代にとっては、まさに日々の暮らしを支えるインフラのような存在と言えるでしょう。

ベビー・子供用品のロードサイド店を全国展開する国内最大手。FY2025は売上高1859.7億円、営業利益121.80億円と増収増益を確保。PB(プライベートブランド)商品を軸とした低価格戦略で安定した顧客基盤を持つ一方、利益率は伸び悩んでおり、コスト管理と高付加価値商品の育成が課題です。今後は2028年2月期を最終年度とする中期経営計画の達成に向け、台湾を足がかりとした海外展開と、オンラインストアの強化が成長の鍵を握ります。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
2月
本社
兵庫県姫路市飾東町庄266-1
公式
www.24028.jp

社長プロフィール

大村 浩一
代表取締役社長
挑戦者
私たちは、全国の子育て家庭の暮らしがより豊かに、便利で快適になることを使命としています。安全で高品質な商品を、誰もが購入しやすい低価格で提供し続けることで、お客様の豊かな暮らしに貢献してまいります。

この会社のストーリー

1956
「お宮詣り着と出産準備の店 西松屋」として創業

兵庫県姫路市にて、茂理佳弘(現名誉会長の父)が個人商店として創業。ここから子育て家庭を支える歴史が始まる。

1997
株式を店頭公開(現:東証プライム上場)

創業から約40年、全国展開を加速させる基盤を固めるため、大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。社会的な信用を得て、さらなる成長ステージへと進む。

2006
売上高1,000億円を達成し、全都道府県への出店完了

全都道府県への出店を達成し、全国の子育て家庭にとって身近な存在となる。売上高も1,000億円の大台を突破し、業界での地位を不動のものとした。

2018
オンラインストア事業を本格化

時代の変化に対応し、EC事業を強化。実店舗の全国ネットワークとオンラインストアの融合により、顧客の利便性をさらに高める。

2020
コロナ禍での業績V字回復

巣ごもり需要や効率的な店舗運営が奏功し、一時的な業績の落ち込みからV字回復を達成。生活必需品を扱うビジネスモデルの強さを示した。

2024
初の海外実店舗を台湾に出店

長年の国内での経験を活かし、台湾に海外1号店をオープン。グローバル展開への第一歩を踏み出し、新たな成長市場への挑戦を開始した。

2028
中期経営計画の目標達成へ

売上高2,500億円、経常利益250億円を目標とする中期経営計画を推進中。PB商品の強化と国内外での事業拡大を通じ、持続的な成長を目指す。

注目ポイント

徹底した低価格戦略と高収益性の両立

プライベートブランド(PB)比率を高め、徹底したローコスト運営を行うことで、高品質な商品を驚きの低価格で提供。安定した収益を確保し続けています。

景気に左右されにくい安定した事業

子ども用品は生活必需品であるため、景気の波に影響されにくい安定した需要があります。全国1,000店舗以上のネットワークで、子育て家庭の暮らしを支えるインフラ的存在です。

国内からアジアへ、新たな成長ステージ

国内で盤石な経営基盤を築きつつ、台湾への出店を足がかりにアジア市場へ本格進出。少子化が進む国内市場だけでなく、海外での成長にも期待が持てます。

サービスの実績は?

1,181店舗
国内店舗数
2026年3月時点
+2.3% YoY
1店舗
海外店舗数(台湾)
2026年3月時点
新規進出
+5.0%
売上高成長率 (YoY)
FY2025実績
31
1株当たり配当金
FY2025実績
+2円 YoY
267.6百万円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 31円
安全性
安定
自己資本比率 61.0%
稼ぐ力
普通
ROE 9.0%
話題性
好評
ポジティブ 55%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
31
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/32317.3%
FY2022/32518.0%
FY2023/32620.6%
FY2024/32921.2%
FY2025/33122.7%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月2月・8月

西松屋チェーンは、業績連動型の配当を基本としつつ、安定的かつ継続的な利益還元を重視した方針をとっています。過去数年間は安定的な増配を継続しており、配当性向は20%台前半を維持しています。株主優待と合わせたトータルリターンにより、中長期的な投資家に対する高いインセンティブを提供しています。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.0%
業界平均
5.0%
営業利益率上回る
この会社
6.5%
業界平均
5.9%
自己資本比率上回る
この会社
61.0%
業界平均
49.9%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,630億円
FY2023/31,695億円
FY2024/31,772億円
FY2025/31,860億円
営業利益
FY2022/3123億円
FY2023/3109億円
FY2024/3119億円
FY2025/3122億円

西松屋チェーンは、少子化の影響を受けつつも、全国展開する店舗網とプライベートブランド(PB)商品の拡充による低価格戦略が功を奏し、売上高は堅調に拡大しています。FY2026/3予想では売上高約2,000億円を目指しており、積極的な出店と効率的な店舗運営が成長の原動力です。また、商品開発力の強化により、競合他社との差別化を図りながら継続的な増収を実現しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.5%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
6.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/312.2%7.0%7.6%
FY2022/311.8%6.9%7.5%
FY2023/39.9%5.9%6.4%
FY2024/39.7%5.8%6.7%
FY2025/39.0%5.5%6.5%

売上規模の拡大に伴い利益額は安定して推移していますが、原材料価格の上昇や物流費の増加により営業利益率は6%台で推移する局面もありました。徹底したローコスト経営により、売上高営業利益率は一定水準を維持しており、効率的な経営体制を確立しています。ROE(自己資本利益率)は9%から12%の範囲で推移し、株主の資本を効率的に活用した利益創出がなされています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率61.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
913億円

西松屋チェーンは極めて強固な財務体質を有しており、有利子負債を一切持たない実質無借金経営を継続しています。自己資本比率は60%前後と高い水準を維持しており、外部環境の変化に左右されにくい盤石な資本構成が特徴です。豊富な自己資本は、積極的な新規出店や海外展開に向けた投資原資として安定した成長を支えています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+91.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-18.3億円
投資CF
借入・返済など
-24.4億円
財務CF
手元に残ったお金
+73.1億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3181億円-15.5億円-20.6億円165億円
FY2022/387.5億円-13.5億円-42.8億円74.0億円
FY2023/334.7億円-24.1億円-29.7億円10.6億円
FY2024/3115億円-45.0億円-21.8億円70.4億円
FY2025/391.3億円-18.3億円-24.4億円73.1億円

本業で安定した利益を稼ぐため営業キャッシュフローは常にプラスであり、投資を上回るキャッシュを生み出す高い収益性が特徴です。財務キャッシュフローは、配当の支払いによる支出が中心であり、有利子負債の返済がないため健全な資金繰りが行われています。手元資金の範囲内で設備投資を賄い、フリーキャッシュフローは安定的なプラスを維持しています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3124億円41.0億円33.1%
FY2022/3129億円43.5億円33.9%
FY2023/3116億円39.5億円34.1%
FY2024/3126億円43.9億円34.8%
FY2025/3127億円44.6億円35.2%

同社の法人税等は経常利益の変動に概ね連動しており、日本国内の標準的な実効税率水準で推移しています。特別な税制優遇措置や多額の繰延税金資産の取り崩しなどは発生しておらず、安定した納税実績です。FY2026/3の予想税率は、利益計画の達成に伴い一時的に標準より低く設定されていますが、基本的には経常利益の約3割が税負担となる構造です。

会社の公式開示情報

EDINET開示情報によると、主力のベビー・子ども用品専門店の展開に加え、プライベートブランド(PB)の強化が収益の柱です。為替変動や原材料価格の上昇といった外部コスト増を、効率的なオペレーションで吸収する経営体制が示されています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
売上目標は射程圏内も、利益計画は未達が常態化。利益率改善が急務。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
〜FY2028
売上高: 目標 2,500億円 順調 (1,859.7億円)
74.4%
経常利益: 目標 250億円 やや遅れ (127億円)
50.8%
FY2026 会社業績予想
FY2026
売上高: 目標 2,000億円 順調 (1,859.7億円)
93%
営業利益: 目標 136億円 順調 (121.8億円)
89.6%
当期純利益: 目標 93億円 順調 (81.95億円)
88.1%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,880億円1,860億円-1.1%
FY20241,800億円1,772億円-1.6%
FY20231,700億円1,695億円-0.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025136億円122億円-10.4%
FY2024136億円119億円-12.3%
FY2023136億円109億円-19.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2028年2月期を最終年度とする中期経営計画では売上高2,500億円、経常利益250億円という高い目標を掲げています。直近のFY2025実績ベースでは売上高進捗率74.4%に対し、経常利益は50.8%と大きくビハインドしています。過去数年の業績予想を振り返ると、売上高はほぼ計画通りに着地する一方、営業利益は二桁の未達が続いており、コスト増を吸収しきれていない構造的な課題が浮き彫りになっています。目標達成には、PB商品強化による粗利率改善や海外展開の収益化が不可欠です。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残50,100株
売り残99,400株
信用倍率0.50倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年2月期 第4四半期決算発表2026年4月上旬
第70期 定時株主総会2026年5月中旬

小売業の平均PER約20倍と比較すると、当社のPER13.6倍は割安な水準にあると評価できます。これは、安定した事業基盤を持つ一方で、利益成長の鈍化が市場から懸念されていることを示唆します。信用取引では売り残が買い残を上回る信用倍率0.50倍となっており、短期的な株価下落を見込む投資家が多い状況です。今後の決算発表で利益改善の兆しが見られれば、見直し買いが入る可能性もあります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +8.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
小売業 1,200社中 180位
報道のトーン
55%
好意的
35%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

海外展開・事業成長40%
月次売上・業績30%
経営・人事20%
その他10%

最近の出来事

2026年3月台湾進出

台湾の台南市に海外初となる実店舗を開業し、アジア市場への本格展開を開始。

2026年1月名誉会長逝去

創業期の経営を支えた名誉会長が逝去し、経営体制の節目を迎えた。

2025年10月業績堅調

3〜8月期の業績が堅調に推移し、株価が一時7.4%高を記録する場面があった。

最新ニュース

ポジティブ
西松屋チェーン、台湾での海外事業を本格始動
3/20 · 神戸新聞
ポジティブ
西松屋チェーンが堅調、2月既存店売上高が3カ月ぶりに前年実績を上回る
2/25 · SBI証券
ネガティブ
【訃報】弊社名誉会長の逝去に関するお知らせ
1/06 · 日本経済新聞
中立
12/19 · 西松屋チェーン公式

西松屋チェーン まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 31円
安全性
安定
自己資本比率 61.0%
稼ぐ力
普通
ROE 9.0%
話題性
好評
ポジティブ 55%

「『子育て世代の駆け込み寺』が、DXと海外展開で次なる成長エンジンを探す堅実経営企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU