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中部鋼鈑5461

Chubu Steel Plate Co.,Ltd.

プライムUpdated 2026/03/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 101円
安全性
安定
自己資本比率 82.8%
稼ぐ力
普通
ROE 0.9%(累計)
話題性
不評
ポジ 25%

この会社ってなに?

あなたが普段何気なく渡っている大きな橋や、建設現場で活躍する巨大なクレーン。そういった社会を支える頑丈なインフラには、分厚くて丈夫な鉄の板、つまり「厚板」が不可欠です。中部鋼鈑は、この厚板を専門に作っている会社です。鉄スクラップを電気の力で溶かしてリサイクルし、巨大なビルや産業機械、船の骨格となる高品質な鋼材を生み出しています。私たちの暮らしや産業の土台となる「縁の下の力持ち」として、様々な場所でその技術が活かされているのです。

厚板専業の電炉メーカー。直近の2025期決算では、鉄鋼市況の悪化を受け売上高510.5億円(前期比24.7%減)、営業利益27.04億円(同74.1%減)と大幅な減収減益を記録しました。しかし、株主還元への意識は高く、新中期経営計画ではDOE(自己資本配当率)3.5%を目安とした安定配当を掲げています。国内需要の先細りを見据え、中山製鋼所との包括的業務提携による生産効率化や脱炭素への取り組みも進めており、厳しい事業環境下での生き残りを図っています。

鉄鋼プライム市場

会社概要

業種
鉄鋼
決算期
3月
本社
名古屋市中川区小碓通五丁目1番地

サービスの実績は?

101
1株当たり配当金
2025期実績
+11.0% YoY
-24.7%
売上高成長率
2025期 vs 2024期
減収に転じる
1.28億円
従業員一人当たり売上高
2025期実績 (従業員400名)
-24.7% YoY
157.8%
配当性向
2025期実績
利益減で大幅上昇
3.5%
自己資本配当率 (DOE) 目安
24中期経営計画
安定配当方針
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
0.9%(累計)
株主資本の利回り
ROA
0.8%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
2.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期2.5%2.3%-
2022/03期5.9%5.1%-
2023/03期12.3%10.3%-
2024/03期9.4%7.9%15.4%
2025/03期2.3%1.9%5.3%
3Q FY2026/30.9%(累計)0.8%(累計)2.0%

収益性は市況動向に強く左右される構造であり、2023/03期には営業利益率16.1%、ROE11.6%と高い収益効率を達成しました。しかし、直近の2025/03期では市況軟化に伴い営業利益率は5.3%、ROEは2.3%まで低下しています。今後の利益水準の回復には、**高付加価値製品へのシフトや製造コストの適正な転嫁が極めて重要**な局面と言えます。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期403億円15.9億円57.7円-
2022/03期644億円37.9億円137.1円+59.7%
2023/03期763億円85.8億円310.5円+18.5%
2024/03期678億円104億円71.3億円259.3円-11.2%
2025/03期510億円27.0億円17.3億円64.0円-24.7%

当社の売上高は2023/03期に約763億円のピークを記録しましたが、その後は鉄鋼市況の悪化等の影響を受け、2025/03期には約510億円まで減少しました。純利益においても同様のトレンドを辿っており、2023/03期の約86億円から2025/03期には約17億円へと大きく落ち込んでいます。2026/03期予想では、電炉の生産性改善や市況の緩やかな回復を見込み、**売上高611億円、純利益33億円への増収増益**を計画しています。 【3Q 2026/03期実績】売上368億円(通期予想比60%)、営業利益7.3億円(同15%)、純利益6.4億円(同19%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

鉄鋼の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
0.9%(累計)
業界平均
7.1%
営業利益率下回る
この会社
2.0%
業界平均
3.9%
自己資本比率上回る
この会社
82.8%
業界平均
58.1%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億4,500万円
取締役10名の合計

中部鋼鈑は主に産業機械や建設向けの厚鋼板製造を中核としており、鉄鋼市況や原材料価格の変動が直接的に業績リスクとなる構造です。最近の開示では、市況悪化や価格交渉の遅れによる下方修正が報告されており、環境変化への迅速な適応が経営課題となっています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
市況に大きく左右され、業績予想のブレが大きい。特に売上高は未達傾向が目立つ。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

24中期経営計画
2025期〜2027期
売上高: 目標 611.0億円 順調 (510.5億円)
83.55%
営業利益: 目標 50.0億円 やや遅れ (27.04億円)
54.08%
自己資本配当率 (DOE): 目標 3.5% 順調
100%
(旧)FY2024 業績目標
2024期
売上高: 目標 706.0億円 未達 (677.9億円)
96.02%
営業利益: 目標 101.0億円 達成 (104.25億円)
103.22%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期680億円511億円-24.9%
2024期706億円678億円-4.0%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期95億円27億円-71.5%
2024期101億円104億円+3.2%
2023期47億円123億円+160.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

鉄鋼市況に業績が大きく左右されるため、期初計画の達成精度は不安定です。2025期は市況悪化で大幅な下方乖離となりましたが、2023期のように市況好転で利益が予想を3倍近く上回ることもあります。現行の中期経営計画では、安定的な株主還元を示すDOE3.5%を目標に掲げ、市況変動に左右されない企業価値向上を目指しています。

どんな話題が多い?

業績修正・決算50%
株価・市況25%
サステナビリティ15%
大株主・その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 -12.5%
メディア数
14
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 60%
鉄鋼業 85社中 51位
報道のトーン
25%
好意的
20%
中立
55%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年6月新商品発表

CO2排出量を5割削減した環境配慮型厚鋼板を発売。

2025年10月業績下方修正

鉄鋼市況悪化を背景に今期経常利益を48%減額修正。

2026年2月決算発表

価格交渉の遅れにより純利益予想を36%減額へ修正。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率82.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
0円
借金(有利子負債)
Net Assets
748億円
会社の純資産

自己資本比率は2025/03期時点で89.0%と非常に高い水準を維持しており、盤石な財務基盤を構築しています。長年無借金経営を続けてきましたが、直近では約45億円の有利子負債を抱えつつも、資産合計846億円に対して健全な状態です。**圧倒的な自己資本の厚みが、景気変動期における企業経営の強力な緩衝材**として機能しています。 【3Q 2026/03期】総資産859億円、純資産748億円、自己資本比率82.8%。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+215億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-90.9億円
投資に使ったお金
Financing CF
-30.1億円
借入・返済など
Free CF
+124億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期3.6億円15.9億円7.8億円12.3億円
2022/03期11.9億円33.5億円6.1億円21.6億円
2023/03期101億円90.8億円19.5億円10.5億円
2024/03期38.7億円2.9億円45.5億円41.6億円
2025/03期215億円90.9億円30.1億円124億円

営業キャッシュフローは利益変動を反映しつつも、2025/03期には約215億円ものプラスを創出しました。投資キャッシュフローは設備の更新や電炉への投資でマイナスとなる傾向がありますが、**安定した営業CFにより潤沢な資金力を背景にした積極的な投資が可能**となっています。財務CFは配当支払い等により着実に流出しており、株主還元と成長投資のバランスが図られています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 2名(15.4% 男性 11
15%
85%
監査報酬
3,100万円
連結子会社数
4
設備投資額
54.8億円
平均勤続年数(従業員)
18.6

女性役員比率は15.4%であり、指名・報酬諮問委員会を設置して透明性の高いガバナンス体制を構築しています。連結子会社4社を擁し、事業規模に見合った監査報酬を支出することで、健全な内部統制と適正な経営監視が維持されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主61%
浮動株39%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関20.4%
事業法人等40.7%
外国法人等5.5%
個人その他32.8%
証券会社0.7%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は中部鋼鈑取引先持株会・三井物産スチール・光通信。

中部鋼鈑取引先持株会(2,568,000株)9.48%
三井物産スチール株式会社(2,544,000株)9.39%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,838,000株)6.78%
光通信株式会社(1,367,000株)5.04%
日鉄物産株式会社(1,260,000株)4.65%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,007,000株)3.72%
岡谷鋼機株式会社(912,000株)3.36%
株式会社三菱UFJ銀行(800,000株)2.95%
株式会社十六銀行(630,000株)2.32%
阪和興業株式会社(556,000株)2.05%

主要株主には中部鋼鈑取引先持株会や三井物産スチール、日鉄物産など、同社の事業基盤と直結する企業や団体が名を連ねており、安定的な資本関係が維持されています。光通信などアクティブな投資家の保有も見られますが、取引先や持株会による強固な結びつきが経営の安定性を担保しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料価格の変動当社グループの主力製品である厚板の主要原材料は鉄スクラップです
2エネルギー単価の高騰当社グループの主力製品である厚板の製造には電力及びLNG等のエネルギーを大量に消費します
3品質保証当社グループは、ISO9001に基づく品質マネジメントシステムを運用するとともに、JIS規格以上に厳格な社内規程を定め、安定的に高品質な鋼板を製造・販売しておりますが、製品やサービスに品質問題が生じた場合は、顧客等への補償や製造・品質管理オペレーションの見直しのほか、当社グループの製品やサービスへの信頼低下による売上減少等、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります
4設備投資装置産業である鉄鋼事業は継続的に多額の設備投資及び設備修繕支出を必要とします
5環境規制及び法的規制当社グループの主力製品である厚板の製造工程においては、大量のエネルギー及び資材を消費し、廃棄物、副産物等が発生します
6カーボンニュートラルへの対応当社グループは、温暖化ガス排出量の相対的に少ない電気炉製鋼法により循環型社会へ貢献することを掲げ、気候変動問題を経営の重要課題と捉え、2050年度のカーボンニュートラル達成に向けて取組を強化しています
7人材確保当社グループは、人材マネジメント基本方針に基づき、有能な人材の確保と育成に努めております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
765万円
従業員数
522
平均年齢
41.2歳
平均年収従業員数前年比
当期765万円522-

従業員の平均年収は765万円と、厚板専業メーカーとしての高い専門性と安定した収益基盤を背景に、鉄鋼業界内でも比較的水準の高い給与が維持されています。長期的な勤続を支える充実した待遇が、熟練した技術力の維持に寄与していると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、2022期以降継続して市場平均であるTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。特に2023期には407.9%という驚異的なリターンを記録しました。これは、鉄鋼市況の好転による業績急拡大と、それに伴う大幅な増配が株価を強く押し上げたことが主な要因です。PBR1倍割れ是正への期待感や、DOEを重視した積極的な株主還元方針が投資家から高く評価され、株価上昇と高い配当利回りの両面で株主価値を大きく向上させていることを示しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
101
方針: DOE 3.5%基準
1株配当配当性向
2016/03期1819.0%
2017/03期1520.8%
2018/03期1922.6%
2019/03期1727.4%
2020/03期3030.1%
2021/03期1831.2%
2022/03期4331.4%
2023/03期10433.5%
2024/03期9135.1%
2025/03期101157.9%
1期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は現在導入されておりません。

当社は24中期経営計画において、**DOE(自己資本配当率)3.5%を目途とした安定的かつ積極的な配当**を基本方針としています。業績が一時的に低迷しても配当水準を維持する姿勢を見せており、株主還元への強い意志が示されています。今後も財務の健全性を維持しつつ、成長投資と還元を両立させる分配策を継続する方針です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 397.9万円 になりました (297.9万円)
+297.9%
年度末時点評価額損益TSR
2021期134.4万円34.4万円34.4%
2022期148.4万円48.4万円48.4%
2023期407.9万円307.9万円307.9%
2024期468.4万円368.4万円368.4%
2025期397.9万円297.9万円297.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残95,700株
売り残178,800株
信用倍率0.54倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
第102回 定時株主総会2026年6月下旬
2026年3月期 本決算発表2026年5月12日

PERは業界平均より割高ですが、これは2025期の一時的な利益落ち込みを反映したものです。PBRは依然として1倍を割り込んでおり、資本効率改善への期待が残ります。信用倍率は0.54倍と売り残が買い残を上回る「貸借倍率好転」の状態で、将来の株価上昇圧力となる可能性があります。高配当利回りも株価の下支え要因として意識されています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期25.3億円9.4億円37.1%
2022/03期55.3億円17.4億円31.5%
2023/03期123億円37.5億円30.4%
2024/03期102億円30.9億円30.3%
2025/03期26.0億円8.7億円33.4%

法人税等の支払額は、税引前利益の変動に比例して増減する傾向にあります。2023/03期には利益の増加に伴い約38億円を納税しました。実効税率は概ね30%から34%の範囲内で推移しており、法的に妥当な水準で安定しています。今後も業績の回復に応じて、適切な納税を通じて社会貢献を果たしていく見込みです。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

中部鋼鈑 まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 101円
安全性
安定
自己資本比率 82.8%
稼ぐ力
普通
ROE 0.9%(累計)
話題性
不評
ポジ 25%

「名古屋の老舗電炉メーカー、市況の波を乗りこなし高配当を武器に株主価値向上へ舵を切る」

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DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU