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ウイルプラスホールディングス3538

WILLPLUS Holdings Corporation

スタンダードUpdated 2026/05/28
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 45.06円
安全性
注意
自己資本比率 29.0%
稼ぐ力
高い
ROE 14.0%
話題性
普通
ポジ 35%

この会社ってなに?

輸入車のディーラーに足を運んで、BMWやMINI、Volvo、Jeepの新車に憧れたことはありませんか。そんな憧れの一台を全国の正規ディーラー網で届けているのがウイルプラスホールディングスです。BMW・MINI・Volvo・Jeep・Peugeot・Citroën・Porsche・Stellantis系ブランドに加え、近年はBYDやHyundaiといった低炭素車(EV)まで取扱いを広げたマルチブランド型の輸入車ディーラーで、外国メーカー車に占める販売シェアは9.4%。M&Aで規模を一気に拡大し、2025/06期の売上高は886億円まで倍増しました。さらに国内で仕入れた中古車をマレーシアなどへ送り出す「中古車輸出関連事業」や、整備・サービスネットワークも運営。あなたが街で見かける輸入車の購入からメンテナンス、下取り後の海外流通まで、輸入車のある暮らしを丸ごと支えている会社です。

BMW・MINI・Volvo・Jeep・Peugeot・Citroën・Porsche・Stellantis系ブランドを扱う輸入車正規ディーラーの持株会社。連結子会社8社を束ね、輸入車販売シェアは9.4%(2026/06期 第3四半期累計)まで上昇しています。2025/06期は売上高886.1億円(前期比+85.6%)と前期の477.5億円から倍増しました。これはStellantisジャパン販売(2024年7月連結・現ウイルプラスチェッカーモータース)とオリオン自動車販売(2024年12月連結・現ウイルプラスオリオン)のM&A、および中古車輸出事業の拡大によるものです。ただし取得事業(特に中古車輸出関連)が低マージンのため営業利益は+24%(18.5億円)にとどまり、営業利益率は2.1%まで低下。2025/06期 Q1には負ののれん発生益3.08億円を特別利益に計上しました。2026/06期は当初(2025年8月)営業利益23.3億円への増益でスタートしましたが、取扱ブランドの新車登録台数が前年割れする厳しい事業環境を受け、2026年5月14日に営業利益14.0億円へ約40%下方修正。増益予想から一転して減益(△24.3%)に転落する見通しです(売上921.6億円〔+4.0%〕は据置、純利益11.2億円〔△22.1%〕)。一方で配当は2025年6月期まで9期連続増配中で、2026/06期予想も46.00円と10期連続増配を見込みます。

小売業スタンダード市場

注目ポイント

BMW・Volvo・Jeepを扱う輸入車正規ディーラー大手

BMW・MINI・Volvo・Jeep・Peugeot・Citroën・Porsche・Stellantis系に加えBYD・Hyundai等の低炭素車まで扱うマルチブランド型。外国メーカー車に占める販売シェアは9.4%(2026/06期 3Q累計)。

M&Aで売上886億円へ倍増

Stellantisジャパン販売(2024年7月)・オリオン自動車販売(2024年12月)の子会社化で、2025/06期の売上は477億円→886億円へ倍増。連結子会社8社を束ねる規模拡大戦略を推進。ただし営業利益率は2.1%へ低下し、買収事業の収益改善が課題。

9期連続増配・配当利回り4.89%

2025年6月期まで9期連続で増配し、2026/06期予想は46.00円(10期連続増配見込み)。減益局面でも配当予想を据え置き、配当利回りは約4.89%・配当性向37.2%と高配当の株主還元を維持。

会社概要

業種
小売業
決算期
6月
本社
東京都港区芝五丁目13番15号 芝三田森ビル8階
公式
www.willplus.co.jp

サービスの実績は?

9.4%
輸入車販売シェア
外国メーカー車登録台数に占める割合(2026/06期 3Q累計)
前年同期8.6%から上昇
8
連結子会社数
輸入車ディーラー・整備・中古車輸出の各事業会社
M&Aで拡大
886億円
売上高(2025/06期)
前期477.5億円からM&Aと中古車輸出で倍増
+85.6%(過去最高)
10ブランド以上
取扱い輸入車ブランド
BMW/MINI/Volvo/Jeep/Peugeot/Citroën/Porsche/Stellantis系/BYD/Hyundai 等
低炭素車(BYD・Hyundai)にも注力
759
従業員数(連結)
2025/06期・平均年齢40.6歳・平均年収611万円
M&Aと出店で増加
2.1%
営業利益率(2025/06期)
低マージン事業の構成比上昇で低下
FY2021/6 5.6%から低下
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

輸入車ディーラー事業
409億円60.3%)
中古車輸出関連事業
269億円39.7%)
輸入車ディーラー事業409億円
利益: 17.3億円利益率: 4.2%

BMW・MINI・Volvo・Jeep・Peugeot・Citroën・Porsche・Stellantis系ブランド等の新車・中古車販売、整備・サービス、車検・板金等。M&Aによるプジョー・ジープ・BMWの店舗増で増収も、高額車主力ブランドの市場低迷で新車売上は減少。(2026/06期 第3四半期累計・セグメント利益ベース)

中古車輸出関連事業269億円
利益: 2.8億円利益率: 1.0%

国内で仕入れた中古車をマレーシア等へ輸出する事業と国内業販。低マージンながら売上規模が大きく、2025/06期の売上急増の主因。マレーシアの輸入規制枠到達による輸出抑制で海外売上高は減少。(2026/06期 第3四半期累計・セグメント利益ベース)

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
14.0%
株主資本の利回り
ROA
4.2%
総資産の活用度
Op. Margin
2.1%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/06期22.5%9.0%5.6%
2022/06期19.0%8.7%6.0%
2023/06期14.0%6.2%4.2%
2024/06期11.5%4.0%3.1%
2025/06期14.0%4.2%2.1%
3Q FY2026/67.6%(累計)2.1%(累計)1.5%

ROEは2021/06期の22.5%から低下傾向にあり、2025/06期は14.0%。営業利益率は2021/06期の5.6%から2025/06期の2.1%まで低下しました。これはM&Aで取得した低マージン事業(特に中古車輸出関連)の構成比が高まったためで、規模拡大とマージンのトレードオフを示しています。ROAもM&A資金調達で総資産が膨らんだ影響で4.2%まで低下しており、買収した事業の収益性改善が今後の課題です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2021/06期408億円22.9億円15.3億円161.5円
2022/06期397億円23.7億円15.5億円162.8円-2.6%
2023/06期441億円18.7億円13.0億円135.5円+11.1%
2024/06期477億円14.9億円11.2億円116.5円+8.2%
2025/06期886億円18.5億円14.4億円158.4円+85.6%

2025/06期は売上高886.1億円(前期比+85.6%)と倍増しました。Stellantisジャパン販売(2024年7月連結)とオリオン自動車販売(2024年12月連結)のM&A、および中古車輸出事業の拡大が主因です。ただし取得事業(特に低マージンの中古車輸出関連)の構成比上昇で営業利益は18.5億円(+24%)にとどまり、営業利益率は2.1%まで低下。規模拡大とマージンのトレードオフが鮮明です。2026/06期予想は2026年5月14日に下方修正され、売上921.6億円(+4.0%)は据え置きつつ、営業利益14.0億円(△24.3%)・経常利益14.27億円(△24.8%)・純利益11.2億円(△22.1%)・EPS123.60円へ引き下げ。取扱ブランドの新車登録台数が前年を下回る厳しい事業環境と、M&A資金調達に伴う金利上昇が背景です。 【3Q 2026/06期実績】売上678億円(通期予想比74%)、営業利益10億円(同74%)、純利益8.4億円(同75%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
14.0%
業界平均
3.5%
営業利益率下回る
この会社
2.1%
業界平均
3.0%
自己資本比率下回る
この会社
29.0%
業界平均
47.8%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

今期の業績予想と進捗

3Q 2026/06期予想据置

単純進捗ベース
オンペース
前年同期進捗比較
-1.2pt予想額 加重平均
期間経過 75%
売上高
累計実績
678億円
通期予想 922億円
73.6%
前年同期
1.1pt
営業利益
累計実績
10.4億円
通期予想 14.0億円
74.4%
前年同期
0.4pt
最終利益
累計実績
8.4億円
通期予想 11.2億円
74.6%
前年同期
4.6pt

会社の公式開示情報

役員報酬

1億5,422万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
輸入車ディーラー事業409億円17.3億円4.2%
中古車輸出関連事業269億円2.8億円1.0%

事業は輸入車ディーラー事業と中古車輸出関連事業の2軸構成。2026/06期 第3四半期累計では輸入車ディーラー事業が売上409億円・セグメント利益17.3億円(利益率4.2%)、中古車輸出関連事業が売上269億円・セグメント利益2.8億円(利益率1.0%)。中古車輸出関連事業は低マージンながら売上規模が大きく、2025/06期の売上倍増の主因です。連結子会社は8社で、Stellantisジャパン販売(現ウイルプラスチェッカーモータース)・オリオン自動車販売(現ウイルプラスオリオン)など、M&Aで取得した会社を束ねています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
FY2026/6は通期予想を下方修正。3Q累計の進捗率は売上73.6%・営業利益74.4%と修正後予想に対しては概ね順当だが、利益水準そのものが前年比減益で力強さを欠く。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

明確な数値目標を伴う中期経営計画は公表されておらず、中長期戦略は「低炭素車の取扱い拡大」「再生可能エネルギー導入」「ブランドメーカーから選ばれるディーラー」など定性的なもの。ここではFY2026/6の修正後通期予想を当期目標として進捗を評価している。
FY2026/6 業績予想(2026年5月14日下方修正後)
2025年7月〜2026年6月
売上高: 目標 921.6億円(前期比+4.0%) 順調 (678.2億円(3Q累計))
74%
営業利益: 目標 14.0億円(前期比△24.3%) 順調 (10.4億円(3Q累計))
74%
経常利益: 目標 14.27億円(前期比△24.8%) 順調 (10.6億円(3Q累計))
74%
純利益: 目標 11.2億円(前期比△22.1%) 順調 (8.4億円(3Q累計))
75%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2026/06期23億円14億円-39.9%
純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2026/06期13億円11億円-14.5%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2026/06期922億円922億円+0.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

明確な数値目標を伴う中期経営計画は公表されていないため、ここでは2026/06期の修正後通期予想(売上921.6億円・営業利益14.0億円)を当期目標として進捗を評価しています。第3四半期累計は売上678.2億円(進捗73.6%)・営業利益10.4億円(進捗74.4%)と修正後予想に対しては概ね順当に進捗。ただし2026年5月14日に営業利益を23.3億円→14.0億円へ約40%下方修正しており、取扱ブランドの新車登録台数の前年割れと金利上昇という外部環境の逆風が続いています。買収事業の収益性改善が、計画達成と次期以降の利益回復の鍵となります。

最新ニュース

ネガティブ
ウイルプラスHD、26年6月期通期予想を下方修正 営業利益を23.3億円→14.0億円へ
5/14 · 株探
ニュートラル
ウイルプラスHD、3Q累計の連結売上高678.2億円(+2.4%)・営業利益10.4億円(△23.9%)
5/14 · TDnet
ニュートラル
ウイルプラスHD、25年6月期は売上886億円と倍増も営業利益率は2.1%へ低下
8/14 · 日本経済新聞
ポジティブ
ブリッジレポート:ウイルプラスHD、事業拡大に積極的に取り組む(M&A戦略)
10/06 · ブリッジサロン
ポジティブ
ウイルプラスHD、自動車・自動車用品販売のStellantisジャパン販売を買収
5/13 · 日本M&Aセンター

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・買収25%
予想修正15%
配当・株主優待10%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
9
前月比 +5%
メディア数
6
株探, 日本経済新聞, Yahoo!ファイナンス, ブリッジサロン, みんかぶ, 自社IR
業界内ランキング
中位 55%
小売業 約340社中 中位(輸入車ディーラーとして専門メディアで一定の露出)
報道のトーン
35%
好意的
45%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

2007年
持株会社として設立

輸入車正規ディーラー事業を束ねる持株会社「株式会社ウイルプラスホールディングス」を設立。BMW・MINIなどの取扱いを基盤に、複数ブランドを扱うマルチディーラー体制を志向した。

2016年〜
上場と連続増配のスタート

東証へ上場し、輸入車ディーラーとして成長路線へ。上場前後から配当を毎年積み増す連続増配を続け(2025年6月期まで9期連続)、株主還元を重視する経営姿勢を鮮明にした。

2024年7月
Stellantisジャパン販売を子会社化

Stellantisジャパン販売を買収(現ウイルプラスチェッカーモータース)。プジョー・シトロエン等の取扱ブランドを拡充し、2025/06期 Q1には負ののれん発生益3.08億円を計上。M&Aによる規模拡大戦略を加速した。

2024年12月
オリオン自動車販売を子会社化

オリオン自動車販売を買収(現ウイルプラスオリオン)。輸入車ディーラー網と中古車事業をさらに拡大。連結子会社は8社となり、グループの売上規模は急拡大した。

2025年8月
売上886億円へ倍増(過去最高)

2025/06期は売上高886.1億円(前期比+85.6%)と倍増し過去最高を更新。M&Aと中古車輸出拡大が寄与した一方、低マージン事業の構成比上昇で営業利益率は2.1%へ低下し、規模とマージンのトレードオフが課題として浮上した。

2026年〜
質の伴った成長と低炭素車への対応

2026/06期は取扱ブランドの新車登録台数の前年割れを受け通期予想を下方修正。今後は買収事業の収益性改善・低炭素車(BYD・Hyundai等EV)の取扱い拡大・店舗への再生可能エネルギー導入を通じ、規模だけでなく質を伴った成長を目指す。

出来事の年表

2026年5月下方修正

2026年5月14日、2026/06期通期予想を下方修正。売上921.6億円(+4.0%)は据置く一方、営業利益を旧予想23.3億円から14.0億円(△24.3%)、純利益を11.2億円(△22.1%)へ引き下げ。取扱ブランドの新車登録台数の前年割れと金利上昇に伴う支払利息増が背景。

2026年5月3Q決算

2026/06期 第3四半期累計を発表。売上高678.2億円(前年同期比+2.4%)・営業利益10.4億円(△23.9%)。M&Aによるプジョー・ジープ・BMWの店舗増で増収も、高額車主力ブランドの市場低迷と人件費・地代増で営業減益。

2025年8月本決算

2025/06期本決算を発表。売上高886.1億円(前期比+85.6%)と倍増し過去最高を更新。StellantisジャパンとオリオンのM&A・中古車輸出拡大が寄与した一方、低マージン事業の構成比上昇で営業利益率は2.1%へ低下。

2024年12月M&A

オリオン自動車販売を子会社化(2024年12月連結・現ウイルプラスオリオン)。輸入車ディーラー網と中古車事業をさらに拡大し、規模拡大戦略を加速。

2024年7月M&A

Stellantisジャパン販売を子会社化(2024年7月連結・現ウイルプラスチェッカーモータース)。2025/06期 Q1に負ののれん発生益3.08億円を特別利益計上。プジョー・シトロエン等の取扱ブランドを拡充。

2024年〜低炭素車

中長期戦略として「低炭素車(BYD・Hyundai等EV)の取扱い拡大」「店舗への再生可能エネルギー導入」を推進。脱炭素時代の輸入車ディーラー像を模索。

社長プロフィール

成瀬 隆章
代表取締役社長
M&Aで規模拡大
私たちは「輸入車のある生活」を提案し、より多くの皆様と豊かさ・楽しさ・喜びを分かち合うことを使命としています。BMW・MINI・Volvo・Jeepをはじめとするマルチブランドの正規ディーラーとして、M&Aを通じて取扱ブランドと店舗網を拡大してまいりました。市場環境は厳しさを増していますが、買収した事業の収益性改善、低炭素車(EV)への対応、整備・中古車を含めたバリューチェーンの強化を通じて、規模だけでなく質の伴った成長を追求します。9期連続増配の実績が示すとおり、株主の皆様への安定的な還元も継続してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率29.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
165億円
借金(有利子負債)
Net Assets
122億円
会社の純資産

M&Aによる規模拡大の裏側で財務レバレッジが高まっています。有利子負債は2021/06期の38.9億円から2025/06期には165.3億円へと約4倍に増加し、特に2024/06期以降のM&A資金調達で急増。これに伴い自己資本比率は2022/06期の47.4%から2025/06期には29.0%まで低下しました。在庫(輸入車・中古車)と借入金が膨らむビジネスモデルであり、金利上昇局面では支払利息の増加が収益を圧迫する点に注意が必要です。BPSは1,187円まで着実に積み上がっています。 【3Q 2026/06期】総資産414億円、純資産126億円、自己資本比率27.5%、有利子負債172億円。

お金の流れは?

本業で稼げていません
Operating CF
-13.0億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-5.5億円
投資に使ったお金
Financing CF
+25.8億円
借入・返済など
Free CF
-18.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/06期28.9億円6.8億円13.6億円22.1億円
2022/06期19.1億円2.2億円4.7億円16.9億円
2023/06期22.7億円4.1億円14.3億円26.8億円
2024/06期25.1億円38.6億円45.7億円13.5億円
2025/06期13.0億円5.5億円25.8億円18.5億円

営業CFは在庫(輸入車・中古車)の増減とM&Aの影響で振れ幅が大きいのが特徴です。2023/06期は在庫積み増し等で営業CFが△22.7億円、2025/06期も△13.0億円のマイナスとなりました。投資CFは2024/06期にM&Aで△38.6億円の大幅支出。これらを借入金(財務CF)で賄う構造で、FCFは2023/06期以降3期連続マイナス。仕入・在庫運転資金と買収資金を借入に依存する事業特性が表れており、運転資金管理と買収事業からのキャッシュ創出が重要なテーマです。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 1名(12.5% 男性 7
13%
88%
監査報酬
4,900万円
連結子会社数
8
設備投資額
3.2億円
平均勤続年数(従業員)
6.2
臨時従業員数
7

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主53.3%
浮動株46.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関10%
事業法人等27.5%
外国法人等6.3%
個人その他54.8%
証券会社1.4%

創業者で代表取締役社長の成瀬隆章氏が筆頭株主として23.61%を保有。加えて創業家系の資産管理会社とみられる(株)ICS(8.02%)・(株)ETH(8.02%)・(株)MMZ(8.02%)・(株)ゼロ(5.58%)の計29.64%を合わせると、安定株主比率は約53%に達します。残りは信託銀行(日本カストディ・日本マスタートラスト)、証券会社、個人投資家などの浮動株です。

成瀬 隆章(2,207,280株)23.61%
株式会社ICS(750,000株)8.02%
株式会社ETH(750,000株)8.02%
株式会社MMZ(750,000株)8.02%
株式会社ゼロ(521,600株)5.58%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(374,900株)4.01%
齊田 勇(342,640株)3.67%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(288,000株)3.08%
NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB)常任代理人野村證券株式会社(259,400株)2.78%
内藤 征吾(207,700株)2.22%

筆頭株主は創業者で代表取締役社長の成瀬隆章氏(23.61%)。2位以下に創業家系の資産管理会社とみられる(株)ICS(8.02%)・(株)ETH(8.02%)・(株)MMZ(8.02%)・(株)ゼロ(5.58%)が並び、これらを合算すると約53%が安定株主に相当する典型的なオーナー系企業です。それ以外は日本カストディ銀行・日本マスタートラスト信託銀行などの信託口、野村證券関連の外国法人名義、個人投資家が中心となっています(2025年6月末時点、第18期有価証券報告書)。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1輸入車市場・特定ブランド集中リスク:売上の大半が輸入車販売に依存し、取扱ブランドの新車登録台数の前年割れや高額車市場の低迷が業績を直撃する。2026/06期の下方修正もこの環境悪化が主因。
2為替変動リスク:輸入車の仕入はメーカー側の価格改定を通じて為替の影響を受け、中古車輸出事業はマレーシアリンギット等の外貨建てであるため、急激な円高は仕入コスト増・輸出採算悪化につながる。
3金利上昇・有利子負債リスク:M&A資金や在庫運転資金を借入で調達しており、有利子負債は2025/06期に165億円・自己資本比率は29%まで低下。金利上昇は支払利息の増加を通じて収益を圧迫する。
4M&A・PMI(統合)リスク:StellantisジャパンやオリオンなどのM&Aによる規模拡大が成長の柱だが、買収先の収益性改善・人材定着・システム統合が想定通り進まない場合、のれん減損や統合コスト増のリスクがある。
5中古車輸出の規制・地政学リスク:主要輸出先マレーシアの輸入規制枠到達による輸出抑制が現に発生しており、輸出先国の規制変更や経済情勢が事業を左右する。
6EV化・エージェンシーモデル転換リスク:低炭素車(BYD・Hyundai等)へのシフトと、自動車メーカーが在庫リスクを保有するエージェンシー(代理店)モデルへの販売形態転換は、ディーラーの収益構造を大きく変える可能性がある。
7風評リスク:自動車販売業界に対する風評がマスコミ報道やSNS等を通じて流布した場合、内容の正確性を問わず企業イメージが低下し業績に影響を及ぼす可能性がある。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
611万円
従業員数
759
平均年齢
40.6歳
平均年収従業員数前年比
当期611万円759-

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

2021期を起点としたトータルリターン(配当込み)は、高配当(利回り3〜5%)が下支えとなりつつも、株価の調整でマイナス圏とTOPIXを大きくアンダーパフォームしています。同期間のTOPIXが好調だったこともあり、相対的な見劣りが目立ちます。営業利益率の低下と2026/06期の下方修正という業績面の逆風が株価の重しであり、買収した事業の収益性改善とディーラー本業の市場回復が、TSR反転の前提条件となります。

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
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方針: 配当性向30%(2026年6月期までに段階的に引き上げ)を基本方針とし、2027年6月期以降は配当性向30%以上かつDOE(株主資本配当率)4.5%を下限とする累進配当を志向。中長期でROE15%以上を目標(FY2026/6予想で10期連続増配の見込み)
1株配当配当性向
2021/06期28.2617.5%
2022/06期34.921.4%
2023/06期41.1730.4%
2024/06期43.5137.4%
2025/06期45.0628.4%
2026/06期(予想)4637.2%
9期連続増配
株主優待
あり
自社での新車購入時に「利益度外視値引き(メーカー希望小売価格より最低5%値引き保証)」を付与(株主本人または二親等以内の家族が対象)
必要株数1000株以上(約94万円(1,000株×941円前後))
金額相当新車価格の最低5%相当(高額車では数十万円規模)
権利確定月6月
長期特典1,000株以上を1年以上継続保有が条件

減益局面でも株主還元は厚く、2025年6月期まで9期連続で増配を継続(2017年6月期以降、毎期増配)。2026/06期予想は年間46.00円(中間18.00円+期末28.00円)で、業績下方修正後も配当予想は据え置かれており、達成すれば10期連続増配となる見込みです。配当性向は2025/06期の28.4%から2026/06期予想では37.2%(46.00円÷EPS123.60円)へ上昇し、減益を吸収する形で還元を維持しています。会社は配当性向30%(2026年6月期までに段階的に引き上げ)を基本方針とし、2027年6月期以降は配当性向30%以上かつDOE(株主資本配当率)4.5%を下限とする累進配当を掲げています。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 92.0万円 になりました (-8.0万円)
-8.0%
年度末時点評価額損益TSR
2021期100.0万円0.0万円0.0%
2022期105.0万円5.0万円5.0%
2023期95.0万円5.0万円-5.0%
2024期90.0万円10.0万円-10.0%
2025期92.0万円8.0万円-8.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残
売り残
信用倍率
時点
今後の予定
2026/06期 第3四半期決算(発表済)2026年5月14日
2026/06期 本決算2026年8月中旬(予定)

PER 6.6倍・PBR 0.79倍と解散価値を下回る低評価に放置されています。背景には営業利益率2.1%への低下、自己資本比率29%への悪化、2026/06期の下方修正といった懸念があり、市場はM&Aによる規模拡大を素直に評価していません。一方で配当利回りは4.89%と高水準で、9期連続増配の実績が下値を支える要因です。時価総額97億円とスタンダード市場の小型株であり、買収した事業の収益性改善が再評価の鍵となります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/06期23.0億円7.7億円33.4%
2022/06期23.8億円8.3億円34.8%
2023/06期19.4億円6.4億円33.0%
2024/06期15.6億円4.4億円28.3%
2025/06期19.0億円4.5億円23.9%

実効税率は概ね24〜35%のレンジで推移しています。2025/06期は23.9%とやや低めですが、これは負ののれん発生益(益金不算入の影響)など、M&Aに伴う特殊要因が税引前利益に含まれたためと考えられます。法定実効税率(約30%)を恒常的に下回る水準ではなく、構造的な節税要因によるものではありません。

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ウイルプラスホールディングス まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 45.06円
安全性
注意
自己資本比率 29.0%
稼ぐ力
高い
ROE 14.0%
話題性
普通
ポジ 35%

「BMW・MINI・Volvo・Jeepを扱う輸入車正規ディーラー大手。M&Aと中古車輸出で売上886億円へ倍増も、低マージン化と金利上昇で利益はトレードオフ」

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最終更新: 2026/05/28 / データ提供: OSHIKABU