アズーム
AZOOM CO.,LTD
最終更新日: 2026年3月27日
テクノロジーで眠る不動産を叩き起こす、遊休資産活用の錬金術師
遊休資産活用のリーディングカンパニーとして、テクノロジーを駆使し、不動産業界に新たな価値を創造し続ける未来を目指します。
この会社ってなに?
あなたが月極駐車場を探すとき、Webサイトで空き情報を検索したことはありませんか?その検索サイト「CarParking」を運営しているのがアズームです。普段街で見かけるマンションやオフィスの「空いている駐車場」を、アズームがオーナーからまとめて借り上げ、あなたのような駐車場を探している人に貸し出しています。この仕組みで、オーナーは空きスペースを有効活用でき、利用者は便利な場所で駐車場を見つけられます。まさに不動産の「もったいない」を解決している会社なのです。
アズームは、遊休資産活用を軸とする不動産テック企業として急成長を遂げています。2025年9月期の連結業績は売上高134.8億円、営業利益26.13億円と連続で過去最高益を更新する見込みです。主力の月極駐車場サブリース事業「CarParking」が牽引役となり、安定したストック収益を積み上げています。今後はEV充電インフラや法人向けサービスなど事業領域を拡大し、2030年に向けた野心的な中期経営計画の達成を目指します。
会社概要
- 業種
- 不動産業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都渋谷区代々木2-1-1新宿マインズタワー19階
- 公式
- azoom.jp
社長プロフィール

私たちは「世界から『もったいない』をなくそう」というミッションを掲げ、遊休資産という社会課題にテクノロジーと独自のビジネスモデルで挑戦しています。空き駐車場や不動産に新たな価値を与え、全てのステークホルダーに貢献することで、持続的な成長を目指します。
この会社のストーリー
現代表取締役社長の菅田洋司氏により、東京都渋谷区に株式会社アズームが設立され、遊休資産活用の物語が始まる。
設立から約9年でマザーズ市場へ上場。公開価格3,000円に対し初値は6,400円と、市場からの高い期待を集めてのスタートとなった。
社会が大きな変化に見舞われる中、遊休資産活用のニーズを捉え、着実に事業を成長させる。株価も一時的な下落から回復し、成長軌道を維持した。
事業拡大と企業価値向上を背景に、東京証券取引所の市場区分がプライム市場へ移行。これを記念した配当も実施し、株主への還元姿勢を示した。
貸会議室予約システム会社の買収や、パナソニックとのEV充電サービスでの提携など、M&Aや業務提携を加速させ、事業領域を拡大。
全社横断でAI活用を推進する「AIXプロジェクト」の一環として、人とAIが協業するAIエージェントをリリース。テクノロジーによる事業革新を加速させる。
2030年を見据えた意欲的な中期経営計画を発表。計画達成に向け、新株式発行による資金調達を実施し、さらなる成長への布石を打つ。
注目ポイント
売上高や利益は毎年大幅に増加しており、連続で過去最高益を更新中。2030年には売上高500億円を目指す中期経営計画を掲げ、今後の成長にも期待大です。
空いている月極駐車場や土地などの遊休資産を、テクノロジーを活用して収益化するユニークなビジネスモデル。社会課題の解決が、そのまま会社の成長につながっています。
業績拡大に伴い、配当金も増加傾向にあります。プライム市場への移行時には記念配当を実施するなど、株主への利益還元に積極的な姿勢を見せています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2018/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 4.8円 | 17.7% |
| FY2022/3 | 7.3円 | 14.6% |
| FY2023/3 | 9.8円 | 13.4% |
| FY2024/3 | 12.3円 | 11.5% |
| FY2025/3 | 212円 | 138.0% |
株主優待制度は現在導入されておりません。
配当方針については、成長投資を優先しつつも株主への適切な利益還元を重視する姿勢を示しています。特にFY2025/3には大幅な増配を実施し、配当利回りが向上しました。今後も成長による企業価値の向上と、配当を通じた直接的な利益還元のバランスを考慮した安定的な配当の維持・向上を目指しています。
同業比較(収益性)
不動産業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
アズームは、月極駐車場のサブリース事業を核に継続的な高成長を達成しており、直近のFY2025/3には売上高135億円、純利益18億円を記録しました。遊休資産をテクノロジーで収益化する不動産テックの強みを活かし、売上高・利益ともに高い増益率を維持しています。FY2026/3も売上高170億円、純利益22億円という力強い最高益更新の計画を立てており、成長戦略の実行力が際立っています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2018/3 | 13.1% | 8.4% | 8.9% |
| FY2019/3 | 6.3% | 3.7% | 3.4% |
| FY2020/3 | 14.6% | 7.4% | 5.9% |
| FY2021/3 | 25.2% | 13.2% | 10.2% |
| FY2022/3 | 33.8% | 19.7% | 13.7% |
| FY2023/3 | 34.1% | 22.0% | 15.5% |
| FY2024/3 | 34.4% | 23.2% | 17.3% |
| FY2025/3 | 26.8% | 20.6% | 19.4% |
収益性は非常に高く、営業利益率は直近で約19.4%まで向上しており、ビジネスモデルの効率性の高さを示しています。ROE(自己資本利益率)は26.8%〜34.4%と極めて高い水準を維持しており、限られた資本を効率的に活用して大きな利益を生み出している点が投資家から評価される理由の一つです。資産を保有しすぎないサブリース特有の軽快なモデルが、この高収益性を支えています。
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、有利子負債ゼロを継続する無借金経営を徹底しています。自己資本比率も直近で76.7%まで上昇しており、強固な資本基盤を構築したことで、今後の事業拡大や新領域への投資に対して機動的に対応できる体制が整っています。資産規模も5年間で約3.6倍に拡大し、成長投資と財務規律が高度に両立されています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2018/3 | 1.9億円 | -1,700万円 | 6.6億円 | 1.7億円 |
| FY2019/3 | 1,600万円 | -3.5億円 | 9,700万円 | -3.4億円 |
| FY2020/3 | 3.7億円 | -6,300万円 | -3,600万円 | 3.0億円 |
| FY2021/3 | 5.2億円 | -1.1億円 | -200万円 | 4.0億円 |
| FY2022/3 | 6.2億円 | -1.4億円 | -1.9億円 | 4.8億円 |
| FY2023/3 | 6.2億円 | -2.0億円 | -9,900万円 | 4.2億円 |
| FY2024/3 | 13.4億円 | -2.5億円 | -1.1億円 | 10.8億円 |
| FY2025/3 | 19.5億円 | -4.6億円 | 11.8億円 | 14.9億円 |
営業活動によるキャッシュフローは順調に拡大しており、本業で安定的に高い現金を創出できている点が強みです。投資CFは事業拡大に伴い増加傾向にありますが、FCF(フリーキャッシュフロー)も堅調に推移しており、自己資金で成長投資を賄える体制にあります。直近では財務CFがプラスとなっており、新規発行等の資金調達を含め、さらなる成長加速に向けた動きが見られます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2018/3 | 1.5億円 | 4,100万円 | 27.3% |
| FY2019/3 | 9,400万円 | 3,800万円 | 40.4% |
| FY2020/3 | 2.2億円 | 8,400万円 | 37.7% |
| FY2021/3 | 5.0億円 | 1.8億円 | 35.4% |
| FY2022/3 | 8.7億円 | 2.8億円 | 31.5% |
| FY2023/3 | 12.8億円 | 4.0億円 | 31.4% |
| FY2024/3 | 18.3億円 | 5.4億円 | 29.5% |
| FY2025/3 | 26.1億円 | 7.8億円 | 29.8% |
実効税率は概ね30%前後で推移しており、会計上の利益に対応した適正な納税が行われています。税引前利益が年々着実に増加していることに伴い、法人税等の支払い額も約1.8億円から直近では約7.8億円規模まで拡大しています。安定した利益創出により、国への納税を通じた社会貢献も拡大しています。
会社の公式開示情報
主力の駐車場サブリース事業が収益の柱であり、DXを活用した遊休不動産の収益化が強みです。リスク要因として、不動産市場の需給変動やリース契約条件の改定による利益率への影響が有価証券報告書等で適時開示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 125億円 | — | 135億円 | +7.8% |
| FY2024 | 100億円 | — | 105億円 | +5.4% |
| FY2023 | 80億円 | — | 83億円 | +3.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 25億円 | — | 26億円 | +4.5% |
| FY2024 | 18億円 | — | 18億円 | +1.6% |
| FY2023 | 13億円 | — | 13億円 | +2.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
アズームは2030年9月期を最終年度とする売上高500億円、営業利益125億円を目指す野心的な中期経営計画を発表しています。これは直近FY2025実績の売上高134.8億円、営業利益26.13億円から大きく飛躍する目標です。過去の業績予想は堅調に上回って達成しており、計画実行力には一定の信頼がおけます。主力の駐車場サブリース事業の拡大に加え、M&Aや新規事業が成長の鍵を握ります。
株の売買状況と今後の予定
同社のPER(25.1倍)とPBR(8.09倍)は不動産業界平均を大幅に上回っており、市場からの高い成長期待を反映しています。信用買い残が売り残を大きく上回る「634.11倍」という信用倍率は、短期的な需給面での重石となる可能性があります。一方で、2025年9月期の大幅増配により配当利回りは業界平均を上回る水準となっており、新たな投資家層を惹きつける可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第2四半期決算にて全項目で予想を上回る着地を達成し、成長期待が高まる。
代表取締役菅田洋司氏による株式保有比率の変更報告書が提出され、支配株主の異動を伴う開示が行われた。
第1四半期決算発表において経常利益32%増益を記録し、市場からの評価が継続。
最新ニュース
アズーム まとめ
ひとめ診断
「都会の『空き駐車場』という埋蔵金をテクノロジーで掘り起こす不動産テック企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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