日本駐車場開発(株)
NIPPON PARKING DEVELOPMENT Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月25日
駐車場から始まった遊休資産の価値化。スキー場もテーマパークも、眠れる資産を輝かせる企業
遊休資産を活用し、新たな価値を創造する
この会社ってなに?
街中のコインパーキングや商業施設の駐車場。実は日本駐車場開発が運営しているかもしれません。同社は駐車場オーナーから遊休スペースを借り上げ、効率的に運営することで収益を生み出すビジネスモデルです。さらに、白馬・菅平などのスキー場運営や、那須りんどう湖レイクビューなどのテーマパーク・宿泊施設も手がけており、レジャーを楽しむ方にも身近な企業です。
日本駐車場開発は1991年設立、商業施設等の転貸型月極駐車場運営を中核に、スキー場運営(日本スキー場開発)やテーマパーク・宿泊事業(日本テーマパーク開発)も展開するユニークな企業です。FY2025/7は売上高368億円(前年比+12.7%)、営業利益77億円と過去最高を更新。FY2026/7予想は売上高408億円・営業利益85億円とさらなる成長を見込みます。ROE 21%超の高収益体質に加え、有利子負債ゼロの実質無借金経営が特長で、4期連続増配中です。
会社概要
- 業種
- 不動産業
- 決算期
- 7月
- 本社
- 大阪府大阪市北区小松原町2番4号 大阪富国生命ビル
- 公式
- n-p-d.co.jp
社長プロフィール
私たちは駐車場の運営から出発し、遊休資産に新たな価値を創造することをミッションとしています。スキー場やテーマパーク、別荘地の再生を通じて地域社会に貢献し、ステークホルダーの皆様とともに持続的な成長を目指してまいります。
この会社のストーリー
大阪で設立。遊休駐車場を借り上げて運営する転貸型ビジネスモデルを確立した。
東証マザーズに上場(初値320,000円、公開価格比+146%)。その後、東証一部(現プライム)に市場変更。
白馬・菅平等のスキー場運営に参入。駐車場で培った遊休資産活用のノウハウをスキー場に展開した。
日本テーマパーク開発を通じて那須ハイランドパーク等の運営を開始。地域活性化(RX)事業を本格化。
NXHDの不動産子会社を買収し別荘地管理に参入。那須エリアを軸に地域一体の再生事業を加速。
FY2026/7に売上高408億円・営業利益85億円を計画。駐車場の安定収益とレジャー事業の成長で新ステージへ。
注目ポイント
アセットライトな駐車場転貸モデルにより、ROE 21%・営業利益率20%超の高い資本効率を実現。有利子負債ゼロの無借金経営で、成長と安定を両立しています。
駐車場運営で培った遊休資産活用のノウハウを、スキー場・テーマパーク・別荘地に横展開。他社にはない独自の成長ストーリーを持つユニークな企業です。
100株(約2.7万円)の少額投資で、駐車場割引券・スキー場リフト割引券・テーマパーク入園券など多彩な優待が年2回届きます。配当3.31%と合わせた総合リターンが魅力的です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 3.5円 | 94.1% |
| FY2017/3 | 3.75円 | 56.3% |
| FY2018/3 | 4円 | 61.0% |
| FY2019/3 | 4.25円 | 50.4% |
| FY2020/3 | 4.5円 | 124.0% |
| FY2021/3 | 4.75円 | 66.7% |
| FY2022/3 | 5円 | 52.0% |
| FY2023/3 | 5.25円 | 38.0% |
| FY2024/3 | 5.5円 | 34.2% |
| FY2025/3 | 8円 | 53.2% |
| 必要株数 | 100株以上(約2.7万円) |
| 金額相当 | 数千円相当〜 |
| 権利確定月 | 1月・7月 |
配当は4期連続増配を継続中で、FY2026/7は1株9円(予想)と過去最高を計画しています。配当利回りは3.31%と魅力的な水準です。さらに、株主優待として駐車場割引券やスキー場リフト券、テーマパーク入園券など多彩な優待を年2回提供しており、レジャー好きの個人投資家に人気の高い銘柄です。
同業比較(収益性)
不動産業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
日本駐車場開発の業績は5期連続の増収増益トレンドを描いています。FY2025/7は売上高368億円・営業利益77億円と過去最高を更新し、FY2026/7は売上高408億円・営業利益85億円を予想。駐車場事業の安定成長に加え、スキー場事業のインバウンド回復やテーマパーク事業の拡大が成長ドライバーとなっています。
事業ごとの売上・利益
商業施設等の転貸型月極駐車場を国内外で運営。月極駐車場検索サイトで掲載物件数No.1。売上構成比54%を占める最大セグメント。
子会社の日本スキー場開発が白馬・菅平等のスキー場を運営。インバウンド回復で好調。グリーンシーズン営業にも注力。売上構成比24%。
日本テーマパーク開発が那須りんどう湖レイクビュー等を運営。NX不動産買収で別荘地管理にも参入。地域活性化(RX)を推進。売上構成比17%。
EV充電サービス、ワーケーション関連サービス等。新規事業領域として育成中。売上構成比5%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 14.5% | 5.9% | 10.9% |
| FY2017/3 | 22.4% | 9.4% | 13.9% |
| FY2018/3 | 20.1% | 9.5% | 15.5% |
| FY2019/3 | 23.7% | 11.5% | 17.1% |
| FY2020/3 | 10.9% | 3.9% | 11.6% |
| FY2021/3 | 21.8% | 8.1% | 13.7% |
| FY2022/3 | 26.6% | 11.3% | 17.4% |
| FY2023/3 | 31.6% | 15.2% | 19.5% |
| FY2024/3 | 27.5% | 12.1% | 19.8% |
| FY2025/3 | 21.0% | 9.6% | 20.8% |
営業利益率は13.7%から20.8%へと着実に向上しており、不動産業界の中でもトップクラスの収益性を誇ります。ROEは21〜32%と極めて高水準で推移しており、資本効率に優れた経営を実践しています。アセットライトなビジネスモデルにより、少ない資本で高い利益を生み出す構造が確立されています。
財務は安全?
総資産はFY2021/7の287億円からFY2025/7には500億円へと拡大しています。特筆すべきは有利子負債ゼロの実質無借金経営であり、自己資本比率も29%から38%へ改善。M&Aによる事業拡大を進めながらも、健全な財務体質を維持しています。BPSも26円から60円へと着実に成長しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 6.0億円 | 24.9億円 | 3.0億円 | 30.9億円 |
| FY2017/3 | 37.8億円 | -31.4億円 | -5.5億円 | 6.4億円 |
| FY2018/3 | 29.5億円 | -28.5億円 | -27.9億円 | 9,600万円 |
| FY2019/3 | 41.8億円 | -17.5億円 | -23.5億円 | 24.3億円 |
| FY2020/3 | 29.8億円 | -11.8億円 | 41.1億円 | 18.0億円 |
| FY2021/3 | 34.1億円 | -21.9億円 | -42.2億円 | 12.1億円 |
| FY2022/3 | 39.4億円 | -13.6億円 | -45.0億円 | 25.8億円 |
| FY2023/3 | 61.1億円 | -25.7億円 | -42.5億円 | 35.4億円 |
| FY2024/3 | 62.0億円 | -73.6億円 | 64.9億円 | -11.6億円 |
| FY2025/3 | 81.8億円 | -48.9億円 | 12.0億円 | 32.9億円 |
営業キャッシュフローは34億円から82億円へと着実に拡大しており、本業の稼ぐ力が強化されています。FY2024/7は日本テーマパーク開発によるNX不動産買収などの大型投資で投資CFが増加しましたが、FY2025/7にはFCF33億円を確保。継続的なフリーキャッシュフローの創出が株主還元の原資となっています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 22.4億円 | 9.8億円 | 44.0% |
| FY2017/3 | 32.1億円 | 9.7億円 | 30.2% |
| FY2018/3 | 36.1億円 | 14.0億円 | 38.8% |
| FY2019/3 | 41.5億円 | 13.3億円 | 32.0% |
| FY2020/3 | 27.4億円 | 15.4億円 | 56.2% |
| FY2021/3 | 34.6億円 | 11.3億円 | 32.5% |
| FY2022/3 | 46.4億円 | 15.1億円 | 32.6% |
| FY2023/3 | 62.2億円 | 18.1億円 | 29.1% |
| FY2024/3 | 65.1億円 | 14.1億円 | 21.6% |
| FY2025/3 | 78.3億円 | 30.3億円 | 38.7% |
税引前利益は35億円から78億円へと堅調に拡大しています。実効税率はFY2024/7に21.6%と低水準でしたが、FY2025/7は38.7%に上昇。グループ会社の利益構成や税効果の変動により年度ごとに幅がありますが、FY2026/7は33%程度に正常化する見込みです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/7 | 548万円 | 1,120人 | - |
従業員の平均年収は548万円で、平均年齢35.0歳と若い組織構成が特長です。連結従業員数は1,120名。駐車場運営を核としたアセットライトモデルにより、少人数で高い生産性を実現しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
創業者一族(巽商店+巽一久氏)が約33%を保有し、経営基盤は極めて安定。持株会も含め安定株主比率が高い。
筆頭株主は創業者の資産管理会社(株)巽商店が30.31%を保有し、代表取締役社長の巽一久氏個人の保有分と合わせると約33%を占めます。創業者一族による強固な支配構造のもと、長期的な視点での経営が可能な体制です。信託銀行も上位に入り、機関投資家からの信頼も厚いことがうかがえます。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 駐車場事業 | 199億円 | 48億円 | 24.1% |
| スキー場事業 | 87億円 | 15億円 | 17.2% |
| テーマパーク・宿泊事業 | 62億円 | 8億円 | 12.9% |
| その他事業 | 20億円 | 6億円 | 30.0% |
駐車場事業が売上の54%・利益の約62%を占める中核事業で、営業利益率24.1%と高収益です。スキー場事業(24%)はインバウンド回復で成長軌道に乗り、テーマパーク・宿泊事業(17%)はM&Aを通じた拡大フェーズにあります。駐車場の安定収益をベースに、レジャー事業で成長を加速するポートフォリオ戦略が特長です。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役16名中、女性が2名(12.5%)を占めています。25社の連結子会社を統括するグループ経営で、駐車場からスキー場・テーマパークまで多角的な事業ポートフォリオを運営しています。平均勤続年数7.5年と若い組織で、ベンチャー精神を持ったスピーディな経営が特長です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 364億円 | — | 368億円 | +1.2% |
| FY2024 | 330億円 | — | 327億円 | -0.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
日本駐車場開発は売上高408億円・営業利益85億円をFY2026/7の目標に掲げています。FY2025/7実績は売上高368億円・営業利益77億円と目標の約90%に到達しており、最終年度での達成が射程圏内です。駐車場事業の安定成長に加え、スキー場・テーマパーク事業の拡大とM&A戦略が目標達成の鍵を握っています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
日本駐車場開発のTSRは5年間で195%と堅調ですが、TOPIX(213%)をやや下回るパフォーマンスです。ただし直近は増配加速と業績成長により株価が上昇基調にあり、今後のTSR改善が期待されます。4期連続増配と業績成長の継続が、中長期的なTSR向上の鍵となるでしょう。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2022 | 115.0万円 | +15.0万円 | 15.0% |
| FY2023 | 140.0万円 | +40.0万円 | 40.0% |
| FY2024 | 155.0万円 | +55.0万円 | 55.0% |
| FY2025 | 195.0万円 | +95.0万円 | 95.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは15.2倍と業界平均並みですが、PBR 4.54倍はROE 21%の高収益性を反映した水準です。アセットライト経営により帳簿上の純資産は少ないものの、高い資本効率が株価に織り込まれています。配当利回り3.31%は業界平均を上回り、成長と利回りを兼ね備えた銘柄として位置づけられます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2026/7上期の連結経常利益は前年同期比7.6%増で着地。11-1月期も11%増益と成長が加速。
日本テーマパーク開発がNXHD子会社のNX不動産を買収。那須エリアの別荘地管理事業に参入し、地域活性化を推進。
FY2025/7は売上高・各段階利益ともに過去最高を更新。15期連続増配(1株9円)も発表。
最新ニュース
日本駐車場開発(株) まとめ
ひとめ診断
「駐車場から始まり、スキー場・テーマパークまで。遊休資産を価値に変えるプライム企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「不動産業」に分類される他の企業
都心不動産の目利きが、M&Aと高配当で成長を加速させるデベロッパー
かつての家電メーカーが、中国・深圳の巨大都市再開発プロジェクトに社運を賭けるドリーム銘柄
不動産デベロッパーが野球場を核にした『まちづくり』で地方創生に本気を出している状態
首都圏の投資用ワンルーム『ガーラ』で成長を続ける、安定配当が魅力の不動産デベロッパー
施工不良の危機を乗り越え、ファンド支援で財務を立て直し、再び成長軌道を目指す賃貸アパート界のフェニックス
都市の隙間を収益源に変える駐車場デベロッパー、伊藤忠とのタッグで成長を再加速
現存不動産に新しい価値を創造する、不動産再生のプロフェッショナル企業
東京都心オフィスビル保有No.1の総合デベロッパー、12期連続最高益で経常利益3,000億円圏へ