(株)fantasista
Fantasista Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月24日
不動産から蓄電所・ヘルスケアまで。変貌を続ける小型多角化企業
驚きと感動を与え続けるためにたゆまぬ努力で進化し続ける
この会社ってなに?
fantasistaのグループ事業は多岐にわたります。不動産の売買・仲介を行うリアルエステート事業、5-アミノレブリン酸(5-ALA)配合のサプリメント「FAIRY FOREST」を展開するヘルスケア事業、そして系統用蓄電所の建設・運営を手掛けるクリーンエネルギー事業です。グループには宿泊施設「SPACE HOSTEL」の運営も含まれ、株主優待では宿泊券も提供されています。
fantasistaは1950年設立、2024年に旧アジアゲートホールディングスから社名変更した持株会社です。リアルエステート事業を主軸に、ヘルスケア事業(5-ALA配合サプリメント)やクリーンエネルギー事業(系統用蓄電所)へ多角化を推進しています。FY2025/9は売上高94億円ながら純損失を計上し業績は不安定ですが、FY2026/9は売上高103億円・営業利益5億円と回復を見込みます。2026年2月には貴金属売買のアモティとの資本業務提携を発表し、新たな成長の柱を模索しています。
会社概要
- 業種
- 不動産業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都港区赤坂五丁目3番1号 赤坂Bizタワー27F
- 公式
- fantasista-tokyo.jp
社長プロフィール
驚きと感動を与え続けるためにたゆまぬ努力で進化し続ける。fantasistaは不動産事業を基盤に、ヘルスケアやクリーンエネルギーなど社会課題の解決に挑戦し、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
1950年8月に設立。長い歴史を持つが、幾度の事業転換を経て現在の姿に至る。
1995年6月に東京証券取引所に上場。建設・不動産関連事業を展開していた。
建設事業とゴルフ事業から撤退し、不動産に経営資源を集中。事業構造の大転換を図った。
5-ALA配合サプリメント事業に参入。子会社FAIRY FORESTを通じて健康食品市場に進出した。
アジアゲートホールディングスからfantasistaに社名変更。新ブランドのもと企業イメージを刷新。
貴金属売買事業のアモティと基本合意書を締結。新たな収益の柱として貴金属事業への参入を目指す。
注目ポイント
株価60円・最低投資金額6,000円と非常に手軽に購入できます。少額から株式投資を始めたい方にとって入口となりやすい銘柄です。ただし値動きは激しいため注意が必要です。
系統用蓄電所やヘルスケア事業など、不動産以外の新規事業に積極的に取り組んでいます。政府のエネルギー政策を追い風に、クリーンエネルギー事業の成長が期待されます。
有利子負債ゼロ・自己資本比率69%と財務基盤は健全です。業績変動が大きい中でも、無借金経営により倒産リスクは低く抑えられています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2017/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
| 必要株数 | 1000株以上(約6万円) |
| 金額相当 | 1,000円相当〜 |
| 権利確定月 | 9月 |
配当は過去5期連続で無配が続いています。業績が不安定でFY2021/9・FY2022/9・FY2025/9と純損失を計上しているため、配当よりも事業投資を優先している状況です。一方で、株主優待は1,000株以上の保有でデジタルギフトやサプリメント割引が受けられ、最低投資額が約6万円と低いため、優待目的の個人投資家には魅力があります。
同業比較(収益性)
不動産業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
業績は大きく変動しており、FY2023/9に売上高106億円・営業利益15億円と急成長を見せた後、FY2024/9・FY2025/9は減速しました。FY2025/9は営業利益2億円にとどまり純損失を計上。FY2026/9は売上高103億円・営業利益5億円と回復を予想していますが、不動産市況や新規事業の進捗次第で変動リスクがあります。
事業ごとの売上・利益
不動産の売買・仲介・コンサルティングが主力。収益用不動産の仕入れ・バリューアップ・販売を行う。売上構成比の約80%を占める最大セグメント。
5-アミノレブリン酸(5-ALA)配合のサプリメント「FAIRY FOREST」ブランドを展開。子会社FAIRY FORESTが運営。高利益率が特徴。
系統用蓄電所の建設・運営を展開。初期投資段階で赤字だが、政府のエネルギー政策を追い風に中長期的な収益化を目指す。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 3.1% | 2.6% | 4.8% |
| FY2017/3 | 0.4% | 0.3% | 1.8% |
| FY2018/3 | 6.4% | 4.6% | 9.5% |
| FY2019/3 | -0.5% | -0.3% | -4.1% |
| FY2020/3 | -98.2% | -36.2% | -37.6% |
| FY2021/3 | -28.9% | -18.5% | 4.9% |
| FY2022/3 | -15.4% | -10.7% | 1.5% |
| FY2023/3 | 16.5% | 14.0% | 14.2% |
| FY2024/3 | 4.4% | 2.0% | 8.0% |
| FY2025/3 | -3.7% | -2.6% | 2.2% |
収益性は年度によって大きく振れています。FY2023/9には営業利益率14.2%・ROE 16.5%と高水準を記録しましたが、FY2025/9にはROEがマイナスに転落しました。不動産販売のタイミングや物件構成により収益性が左右される構造で、安定した収益基盤の構築が課題です。
財務は安全?
有利子負債ゼロの実質無借金経営が大きな特徴です。自己資本比率は46〜84%と変動がありますが、FY2025/9には69.0%と健全な水準を維持しています。FY2024/9に総資産が142億円まで膨らんだのは不動産仕入れの影響で、FY2025/9には92億円に縮小しました。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | -3.4億円 | -16.1億円 | 10.5億円 | -19.5億円 |
| FY2017/3 | -4.2億円 | 3.4億円 | 7.4億円 | -7,600万円 |
| FY2018/3 | 15.8億円 | -1.6億円 | 8.2億円 | 14.2億円 |
| FY2019/3 | -30.4億円 | -17.5億円 | 22.3億円 | -47.9億円 |
| FY2020/3 | -2.9億円 | -2.3億円 | 1.3億円 | -5.2億円 |
| FY2021/3 | 43.0億円 | 10.6億円 | -37.4億円 | 53.6億円 |
| FY2022/3 | -20.4億円 | -14.2億円 | 31.1億円 | -34.7億円 |
| FY2023/3 | 17.3億円 | -2.3億円 | -6.5億円 | 15.0億円 |
| FY2024/3 | -39.8億円 | -7.1億円 | 47.7億円 | -46.8億円 |
| FY2025/3 | 24.6億円 | -10.3億円 | -26.5億円 | 14.4億円 |
営業キャッシュフローは不動産販売のタイミングで大きく変動します。FY2025/9は営業CF 24億円のプラスに回復しました。FY2024/9のマイナス40億円は不動産在庫の積み増しによるもので、FY2022/9も同様に仕入れ先行でマイナスとなりました。不動産業特有の在庫変動が大きいキャッシュフロー構造です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 2.4億円 | 200万円 | 0.8% |
| FY2017/3 | 700万円 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 6.9億円 | 1.7億円 | 24.7% |
| FY2019/3 | -2.8億円 | 0円 | - |
| FY2020/3 | -13.0億円 | 0円 | - |
| FY2021/3 | 2.2億円 | 11.9億円 | 550.2% |
| FY2022/3 | 5,000万円 | 8.5億円 | 1706.0% |
| FY2023/3 | 14.8億円 | 4.2億円 | 28.7% |
| FY2024/3 | 6.6億円 | 3.7億円 | 56.3% |
| FY2025/3 | -800万円 | 0円 | - |
FY2021/9・FY2022/9の実効税率が異常に高いのは、繰延税金資産の取り崩しや評価性引当額の影響によるものです。FY2023/9に正常化し28.7%となりましたが、FY2024/9は再び56.3%に上昇。FY2025/9は経常赤字のため税負担はゼロとなっています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/9 | 550万円 | 15人 | - |
持株会社であるため従業員数は15名と少数精鋭です。平均年収は推定550万円程度。グループ全体では連結子会社8社を含む体制で事業を運営しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
筆頭株主のアクセスアジアと代表取締役の田野大地氏が安定株主。証券会社経由の個人投資家が多く浮動株比率は高い。
筆頭株主はアクセスアジア(20.03%)で、同社はfantasistaの親会社的な位置付けです。第2位は代表取締役社長の田野大地氏(5.12%)で、経営陣が一定の持分を保有しています。楽天証券・SBI証券・松井証券が上位に入っており、個人投資家の保有比率が非常に高い銘柄です。信用買い残が約364万株あり、投機的な取引も活発です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| リアルエステート事業 | 76億円 | 3億円 | 3.9% |
| ヘルスケア事業 | 8億円 | 1億円 | 12.5% |
| クリーンエネルギー事業 | 10億円 | -2億円 | -20.0% |
リアルエステート事業が売上の約80%を占める収益の柱です。ヘルスケア事業は利益率12.5%と高収益ですが規模は小さく、クリーンエネルギー事業は投資先行で赤字段階です。不動産依存度が高く、市況変動の影響を受けやすい事業構造となっています。2026年にはアモティとの資本業務提携で貴金属売買事業への進出も検討されています。
この会社のガバナンスは?
取締役6名中、社外取締役が4名(66.7%)と高い比率を維持しており、外部からのガバナンス機能は一定程度確保されています。ただし女性取締役はゼロで、多様性の面では改善の余地があります。連結子会社8社を統括する持株会社体制です。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
fantasistaのTSRは5年間で130%(配当ゼロのため株価変動のみ)と、TOPIX(213%)を大きく下回るパフォーマンスです。FY2025に入り株価が上昇しましたが、過去の下落を取り戻すには至っていません。業績の安定化と配当開始がTSR改善の鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2022 | 87.0万円 | -13.0万円 | -13.0% |
| FY2023 | 85.0万円 | -15.0万円 | -15.0% |
| FY2024 | 93.0万円 | -7.0万円 | -7.0% |
| FY2025 | 130.0万円 | +30.0万円 | 30.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 36.4倍・PBR 1.60倍と不動産セクター平均を大きく上回る割高な水準です。配当利回りはゼロで、バリュー投資の対象としては魅力に欠けます。信用買い残が364万株と発行済株式数の約2.1%を占め、投機的なポジションが積み上がっている点には注意が必要です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
貴金属売買事業のアモティとの資本業務提携に向けた基本合意書を締結。新たな収益の柱を模索。
FY2026/9 第1四半期で経常利益が前年同期比2倍増益。通期計画に対する進捗率は34.0%。
アジアゲートホールディングスから「fantasista」に社名変更。新たな企業ブランドで再出発。
最新ニュース
(株)fantasista まとめ
ひとめ診断
「旧アジアゲートHDから変貌。不動産・ヘルスケア・蓄電所で多角化を進める小型スタンダード企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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