1783スタンダード

(株)fantasista

Fantasista Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月24日

ROE-3.7%
BPS37.5円
自己資本比率69.0%
FY2025/3 有報データ

不動産から蓄電所・ヘルスケアまで。変貌を続ける小型多角化企業

驚きと感動を与え続けるためにたゆまぬ努力で進化し続ける

この会社ってなに?

fantasistaのグループ事業は多岐にわたります。不動産の売買・仲介を行うリアルエステート事業、5-アミノレブリン酸(5-ALA)配合のサプリメント「FAIRY FOREST」を展開するヘルスケア事業、そして系統用蓄電所の建設・運営を手掛けるクリーンエネルギー事業です。グループには宿泊施設「SPACE HOSTEL」の運営も含まれ、株主優待では宿泊券も提供されています。

fantasistaは1950年設立、2024年に旧アジアゲートホールディングスから社名変更した持株会社です。リアルエステート事業を主軸に、ヘルスケア事業(5-ALA配合サプリメント)やクリーンエネルギー事業(系統用蓄電所)へ多角化を推進しています。FY2025/9は売上高94億円ながら純損失を計上し業績は不安定ですが、FY2026/9は売上高103億円・営業利益5億円と回復を見込みます。2026年2月には貴金属売買のアモティとの資本業務提携を発表し、新たな成長の柱を模索しています。

不動産業スタンダード市場

会社概要

業種
不動産業
決算期
9月
本社
東京都港区赤坂五丁目3番1号 赤坂Bizタワー27F
公式
fantasista-tokyo.jp

社長プロフィール

田野 大地
代表取締役社長
挑戦型経営者
驚きと感動を与え続けるためにたゆまぬ努力で進化し続ける。fantasistaは不動産事業を基盤に、ヘルスケアやクリーンエネルギーなど社会課題の解決に挑戦し、持続的な企業価値の向上を目指してまいります。

この会社のストーリー

1950
会社設立

1950年8月に設立。長い歴史を持つが、幾度の事業転換を経て現在の姿に至る。

1995
東証上場

1995年6月に東京証券取引所に上場。建設・不動産関連事業を展開していた。

2020
建設・ゴルフ事業から撤退

建設事業とゴルフ事業から撤退し、不動産に経営資源を集中。事業構造の大転換を図った。

2022
ヘルスケア事業に参入

5-ALA配合サプリメント事業に参入。子会社FAIRY FORESTを通じて健康食品市場に進出した。

2024
fantasistaに社名変更

アジアゲートホールディングスからfantasistaに社名変更。新ブランドのもと企業イメージを刷新。

2026
アモティと資本業務提携

貴金属売買事業のアモティと基本合意書を締結。新たな収益の柱として貴金属事業への参入を目指す。

注目ポイント

1株60円の超低位株

株価60円・最低投資金額6,000円と非常に手軽に購入できます。少額から株式投資を始めたい方にとって入口となりやすい銘柄です。ただし値動きは激しいため注意が必要です。

蓄電所・ヘルスケアの成長期待

系統用蓄電所やヘルスケア事業など、不動産以外の新規事業に積極的に取り組んでいます。政府のエネルギー政策を追い風に、クリーンエネルギー事業の成長が期待されます。

実質無借金経営

有利子負債ゼロ・自己資本比率69%と財務基盤は健全です。業績変動が大きい中でも、無借金経営により倒産リスクは低く抑えられています。

サービスの実績は?

0
1株当たり配当金
FY2025実績
無配継続
+9.3%
売上高成長率
FY2026予想 (YoY)
60
株価
2026年3月24日時点
8
連結子会社数
グループ体制

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(業績は年度により大きく変動。FY2023/9は好調だったが直近は赤字に転落)
配当
なし
配当なし(過去5期連続無配。配当再開の目途は立っていない)
安全性
安定
自己資本比率 69.0%(有利子負債ゼロで財務面は健全。自己資本比率69%)
稼ぐ力
低い
ROE -3.7%
話題性
普通
ポジティブ 40%

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 無配継続中。業績安定後の配当開始を検討
1株配当配当性向
FY2016/300.0%
FY2017/300.0%
FY2018/300.0%
FY2019/300.0%
FY2020/300.0%
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/300.0%
FY2025/300.0%
株主優待
あり
デジタルギフト1,000円分、サプリ割引、宿泊券抽選
必要株数1000株以上(約6万円)
金額相当1,000円相当〜
権利確定月9月

配当は過去5期連続で無配が続いています。業績が不安定でFY2021/9・FY2022/9・FY2025/9と純損失を計上しているため、配当よりも事業投資を優先している状況です。一方で、株主優待は1,000株以上の保有でデジタルギフトやサプリメント割引が受けられ、最低投資額が約6万円と低いため、優待目的の個人投資家には魅力があります。

同業比較(収益性)

不動産業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
-3.7%
業界平均
14.2%
営業利益率下回る
この会社
2.2%
業界平均
116.9%
自己資本比率上回る
この会社
69.0%
業界平均
36.9%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/350.3億円
FY2023/3106億円
FY2024/388.1億円
FY2025/394.2億円
営業利益
FY2022/37,500万円
FY2023/315.0億円
FY2024/37.0億円
FY2025/32.1億円

業績は大きく変動しており、FY2023/9に売上高106億円・営業利益15億円と急成長を見せた後、FY2024/9・FY2025/9は減速しました。FY2025/9は営業利益2億円にとどまり純損失を計上。FY2026/9は売上高103億円・営業利益5億円と回復を予想していますが、不動産市況や新規事業の進捗次第で変動リスクがあります。

事業ごとの売上・利益

リアルエステート事業
76億円80.9%)
ヘルスケア事業
8億円8.5%)
クリーンエネルギー事業
10億円10.6%)
リアルエステート事業76億円
利益: 3億円利益率: 3.9%

不動産の売買・仲介・コンサルティングが主力。収益用不動産の仕入れ・バリューアップ・販売を行う。売上構成比の約80%を占める最大セグメント。

ヘルスケア事業8億円
利益: 1億円利益率: 12.5%

5-アミノレブリン酸(5-ALA)配合のサプリメント「FAIRY FOREST」ブランドを展開。子会社FAIRY FORESTが運営。高利益率が特徴。

クリーンエネルギー事業10億円
利益: -2億円利益率: -20.0%

系統用蓄電所の建設・運営を展開。初期投資段階で赤字だが、政府のエネルギー政策を追い風に中長期的な収益化を目指す。

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-3.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
-2.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
2.2%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/33.1%2.6%4.8%
FY2017/30.4%0.3%1.8%
FY2018/36.4%4.6%9.5%
FY2019/3-0.5%-0.3%-4.1%
FY2020/3-98.2%-36.2%-37.6%
FY2021/3-28.9%-18.5%4.9%
FY2022/3-15.4%-10.7%1.5%
FY2023/316.5%14.0%14.2%
FY2024/34.4%2.0%8.0%
FY2025/3-3.7%-2.6%2.2%

収益性は年度によって大きく振れています。FY2023/9には営業利益率14.2%・ROE 16.5%と高水準を記録しましたが、FY2025/9にはROEがマイナスに転落しました。不動産販売のタイミングや物件構成により収益性が左右される構造で、安定した収益基盤の構築が課題です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率69.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
63.8億円

有利子負債ゼロの実質無借金経営が大きな特徴です。自己資本比率は46〜84%と変動がありますが、FY2025/9には69.0%と健全な水準を維持しています。FY2024/9に総資産が142億円まで膨らんだのは不動産仕入れの影響で、FY2025/9には92億円に縮小しました。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+24.6億円
営業CF
投資に使ったお金
-10.3億円
投資CF
借入・返済など
-26.5億円
財務CF
手元に残ったお金
+14.4億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/3-3.4億円-16.1億円10.5億円-19.5億円
FY2017/3-4.2億円3.4億円7.4億円-7,600万円
FY2018/315.8億円-1.6億円8.2億円14.2億円
FY2019/3-30.4億円-17.5億円22.3億円-47.9億円
FY2020/3-2.9億円-2.3億円1.3億円-5.2億円
FY2021/343.0億円10.6億円-37.4億円53.6億円
FY2022/3-20.4億円-14.2億円31.1億円-34.7億円
FY2023/317.3億円-2.3億円-6.5億円15.0億円
FY2024/3-39.8億円-7.1億円47.7億円-46.8億円
FY2025/324.6億円-10.3億円-26.5億円14.4億円

営業キャッシュフローは不動産販売のタイミングで大きく変動します。FY2025/9は営業CF 24億円のプラスに回復しました。FY2024/9のマイナス40億円は不動産在庫の積み増しによるもので、FY2022/9も同様に仕入れ先行でマイナスとなりました。不動産業特有の在庫変動が大きいキャッシュフロー構造です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1不動産市況の変動リスク(地価変動・景気悪化・金利上昇)
2不動産販売のタイミングによる業績の季節変動リスク
3新規事業(ヘルスケア・クリーンエネルギー)の収益化リスク
4M&A・資本業務提携に伴うのれん減損リスク
5競合他社の供給動向・価格動向による影響
6小規模組織ゆえの人材確保・キーパーソン依存リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/32.4億円200万円0.8%
FY2017/3700万円0円0.0%
FY2018/36.9億円1.7億円24.7%
FY2019/3-2.8億円0円-
FY2020/3-13.0億円0円-
FY2021/32.2億円11.9億円550.2%
FY2022/35,000万円8.5億円1706.0%
FY2023/314.8億円4.2億円28.7%
FY2024/36.6億円3.7億円56.3%
FY2025/3-800万円0円-

FY2021/9・FY2022/9の実効税率が異常に高いのは、繰延税金資産の取り崩しや評価性引当額の影響によるものです。FY2023/9に正常化し28.7%となりましたが、FY2024/9は再び56.3%に上昇。FY2025/9は経常赤字のため税負担はゼロとなっています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
550万円
従業員数
15
平均年齢
40歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/9550万円15-

持株会社であるため従業員数は15名と少数精鋭です。平均年収は推定550万円程度。グループ全体では連結子会社8社を含む体制で事業を運営しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主25.2%
浮動株74.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
事業法人等20%
外国法人等2%
個人その他75%
証券会社3%

筆頭株主のアクセスアジアと代表取締役の田野大地氏が安定株主。証券会社経由の個人投資家が多く浮動株比率は高い。

アクセスアジア(株)(34,052,000株)20.03%
田野 大地(8,706,000株)5.12%
楽天証券(株)(6,547,000株)3.85%
SBI証券(株)(5,460,000株)3.21%
松井証券(株)(2,551,000株)1.5%

筆頭株主はアクセスアジア(20.03%)で、同社はfantasistaの親会社的な位置付けです。第2位は代表取締役社長の田野大地氏(5.12%)で、経営陣が一定の持分を保有しています。楽天証券・SBI証券・松井証券が上位に入っており、個人投資家の保有比率が非常に高い銘柄です。信用買い残が約364万株あり、投機的な取引も活発です。

会社の公式開示情報

役員報酬

非開示
取締役6名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
リアルエステート事業76億円3億円3.9%
ヘルスケア事業8億円1億円12.5%
クリーンエネルギー事業10億円-2億円-20.0%

リアルエステート事業が売上の約80%を占める収益の柱です。ヘルスケア事業は利益率12.5%と高収益ですが規模は小さく、クリーンエネルギー事業は投資先行で赤字段階です。不動産依存度が高く、市況変動の影響を受けやすい事業構造となっています。2026年にはアモティとの資本業務提携で貴金属売買事業への進出も検討されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 6名)
女性 0名(0.0% 男性 6
100%
連結子会社数
8

取締役6名中、社外取締役が4名(66.7%)と高い比率を維持しており、外部からのガバナンス機能は一定程度確保されています。ただし女性取締役はゼロで、多様性の面では改善の余地があります。連結子会社8社を統括する持株会社体制です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

fantasistaのTSRは5年間で130%(配当ゼロのため株価変動のみ)と、TOPIX(213%)を大きく下回るパフォーマンスです。FY2025に入り株価が上昇しましたが、過去の下落を取り戻すには至っていません。業績の安定化と配当開始がTSR改善の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+30.0%
100万円 →130.0万円
30.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021100.0万円+0.0万円0.0%
FY202287.0万円-13.0万円-13.0%
FY202385.0万円-15.0万円-15.0%
FY202493.0万円-7.0万円-7.0%
FY2025130.0万円+30.0万円30.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残3,638,800株
売り残0株
信用倍率-
2026/3/13時点
今後の予定
2026年9月期 第2四半期決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年12月下旬(予定)

PER 36.4倍・PBR 1.60倍と不動産セクター平均を大きく上回る割高な水準です。配当利回りはゼロで、バリュー投資の対象としては魅力に欠けます。信用買い残が364万株と発行済株式数の約2.1%を占め、投機的なポジションが積み上がっている点には注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや期待
報道件数(30日)
30
前月比 +8.5%
メディア数
12
株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 日経電子版, バフェット・コード
業界内ランキング
上位 60%
不動産業 100社中 40位前後
報道のトーン
40%
好意的
45%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
M&A・資本提携30%
新規事業20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月資本業務提携

貴金属売買事業のアモティとの資本業務提携に向けた基本合意書を締結。新たな収益の柱を模索。

2026年2月1Q決算

FY2026/9 第1四半期で経常利益が前年同期比2倍増益。通期計画に対する進捗率は34.0%。

2024年7月社名変更

アジアゲートホールディングスから「fantasista」に社名変更。新たな企業ブランドで再出発。

(株)fantasista まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(業績は年度により大きく変動。FY2023/9は好調だったが直近は赤字に転落)
配当
なし
配当なし(過去5期連続無配。配当再開の目途は立っていない)
安全性
安定
自己資本比率 69.0%(有利子負債ゼロで財務面は健全。自己資本比率69%)
稼ぐ力
低い
ROE -3.7%
話題性
普通
ポジティブ 40%

「旧アジアゲートHDから変貌。不動産・ヘルスケア・蓄電所で多角化を進める小型スタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU