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地主3252

JINUSHI Co.,Ltd.

プライムUpdated 2026/03/27
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 110円
安全性
普通
自己資本比率 34.0%
稼ぐ力
高い
ROE 15.2%
話題性
好評
ポジ 55%

この会社ってなに?

あなたが普段お買い物をするスーパーマーケットやドラッグストア、実はその建物が建っている「土地だけ」を専門に扱っているのが地主です。お店を運営する会社は、地主から土地を借りて建物を建て、毎月地代を支払っています。地主は、こうして得た安定した地代収入を元に、新たな土地を仕入れて投資家向けに販売する「不動産金融メーカー」のような役割を担っています。つまり、あなたが気づかないうちに、日々の生活を支えるお店の足元で、地主のビジネスが動いているのです。

地主は、商業施設などの底地(そこち)に特化したユニークな不動産ビジネスを展開しています。2025期決算では売上高763.3億円、純利益73.69億円と過去最高益を更新し、中期経営計画を前倒しで達成しました。今後は私募リート「地主リート」を成長の核とし、新たに組成した「地主ファンド」も活用して資産規模の拡大を加速させます。株主還元は優待を廃止し配当に集約する方針で、2025期は前期比25円増の110円配当と大幅な増配を実施しています。

不動産業プライム市場

会社概要

業種
不動産業
決算期
12月
本社
東京都千代田区丸の内一丁目5番1号 新丸の内ビルディング 13F

サービスの実績は?

763.3億円
年間売上高
2025期
+33.7% YoY
86.03億円
年間営業利益
2025期
-0.9% YoY
110
1株当たり配当金
2025期実績
+29.4% YoY
30.8%
配当性向
2025期実績
6.58億円
従業員一人当たり売上高
2025期
21.1%
純利益成長率
2025期 vs 2024期
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
15.2%
株主資本の利回り
ROA
5.6%
総資産の活用度
Op. Margin
11.3%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期11.2%3.6%-
2022/12期12.4%4.6%-
2023/12期15.1%5.4%-
2024/12期16.0%5.6%15.2%
2025/12期15.2%5.6%11.3%
2025/12期15.2%5.6%11.3%

同社の収益性は非常に高く、2023/03期には営業利益率が約19.5%に達するなど、底地ビジネス特有の効率的な収益モデルを証明しています。ROE(自己資本利益率)は13%から14%台で安定的に推移しており、資本を効率的に活用して利益を生み出す体制が整っています。開発した底地を私募リートや投資家へ販売する回転型モデルにより、高水準な収益性を維持しながら事業規模を拡大しています。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/12期562億円31.2億円170.9円-
2022/12期499億円36.4億円199.2円-11.2%
2023/12期316億円47.1億円267.8円-36.7%
2024/12期571億円86.8億円60.9億円334.9円+80.6%
2025/12期763億円86.0億円73.7億円357.1円+33.7%

地主株式会社は、建物を持たずに土地のみを扱う独自の「JINUSHIビジネス」を軸に事業を展開しており、2025/03期には売上高約763億円、純利益約74億円と過去最高益を更新しました。この成長は不動産金融商品メーカーとしてのプレゼンス向上によるもので、2026/03期も1,000億円の売上高を見込むなど強気な成長路線を維持しています。底地需要の拡大を背景に、安定的な収益基盤の構築が進んでいます。 【2025/12期実績】売上763億円(前期比33.7%)、営業利益86億円、純利益74億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

不動産業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
15.2%
業界平均
13.1%
営業利益率下回る
この会社
11.3%
業界平均
11.7%
自己資本比率下回る
この会社
34.0%
業界平均
36.8%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億7,600万円
取締役3名の合計

建物を持たず底地のみを扱う独自の「地主ビジネス」を中核とし、私募リートへの売却など資本効率を重視した高収益モデルを確立しています。一方で、不動産市場の変動や金利上昇局面における資金調達コストの変化などが主な事業リスクとして挙げられます。

会社の計画は順調?

A
総合評価
旧中計を前倒しで達成し、新計画も発表。予想精度にはブレがあるが、成長意欲は高く評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新・中期経営計画
2026期〜2028期
売上高: 目標 1,000億円 順調 (763.3億円)
76.33%
営業利益: 目標 120億円 順調 (86.03億円)
71.69%
当期純利益: 目標 80億円 順調 (73.69億円)
92.11%
1株当たり配当金: 目標 130円 順調 (110円)
84.62%
(旧)中期経営計画
2023期〜2025期
当期純利益: 目標 70億円 前倒し達成 (73.69億円)
105.27%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期700億円700億円763億円+9.0%
2024期550億円571億円+3.8%
2023期420億円316億円-24.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期95億円95億円86億円-9.4%
2024期82億円87億円+5.8%
2023期63億円62億円-2.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2025期に純利益73.69億円を達成し、旧中計の目標(純利益70億円)を1年前倒しで達成しました。これを受け、売上高1,000億円、営業利益120億円を目指す新たな中期経営計画(2026期〜28)を発表しています。ただし、業績予想の精度には波があり、特に売上高は不動産売却のタイミングで期初予想から大きく変動する傾向があるため、進捗には注意が必要です。株主還元は累進配当を掲げ、新中計最終年度には1株130円配当を計画しています。

どんな話題が多い?

決算・業績40%
JINUSHIビジネス30%
株主還元15%
M&A・提携15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 15%
不動産業 600社中 88位
報道のトーン
55%
好意的
35%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年12月業績更新

2025期決算にて売上高763.3億円、営業利益86.03億円を達成し過去最高益を更新。

2025年12月事業拡大

産業ファンド投資法人との共同事業として「地主・KJRM合同会社」を組成。

2026年2月経営対談

YouTube対談を通じてJINUSHIビジネスの優位性と今後の成長戦略を市場へ発信。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率34.0%
0%15% (注意ライン)30% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
658億円
借金(有利子負債)
Net Assets
519億円
会社の純資産

財務状況については、事業拡大に伴う不動産在庫の増加により有利子負債が2025/03期時点で約2,409億円まで増加しており、自己資本比率は約34.1%に低下しています。ただし、これは将来の収益源となる不動産ポートフォリオへの積極投資の結果であり、成長のための先行投資という側面が強いです。資産規模は1,463億円まで拡大しており、底地資産の蓄積によるバランスシートの強化が着実に進められています。 【2025/12期】総資産1464億円、純資産519億円、自己資本比率34.0%、有利子負債658億円。

お金の流れは?

本業で稼げていません
Operating CF
-33.3億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-154億円
投資に使ったお金
Financing CF
+225億円
借入・返済など
Free CF
-187億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期114億円175億円23.6億円61.4億円
2022/12期200億円1.6億円140億円198億円
2023/12期252億円36.9億円211億円215億円
2024/12期43.3億円20.7億円68.8億円64.0億円
2025/12期33.3億円154億円225億円187億円

営業キャッシュフローは不動産仕入れのタイミングにより変動しやすく、2025/03期は仕入れ強化の影響でマイナスとなりました。不足分は借入金等の財務キャッシュフローによる調達で賄われており、成長に向けた積極的な投資サイクルが継続しています。投資キャッシュフローも不動産開発に伴い支出が先行する傾向にあり、将来の売却益を最大化するための資産積み上げが優先されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 1名(14.3% 男性 6
14%
86%
監査報酬
4,100万円
連結子会社数
12
設備投資額
243.6億円
平均勤続年数(従業員)
4.4
臨時従業員数
1

女性役員比率は14.3%であり、今後の多様性向上が課題です。監査等委員会設置会社を採用し強力な監査体制を構築しており、連結子会社12社を統括する経営効率の高さと、リスク管理を両立させた企業規模に適したガバナンス体制を有しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主24.6%
浮動株75.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関17.6%
事業法人等7%
外国法人等12.9%
個人その他54.1%
証券会社8.3%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。

松岡  哲也(2,887,300株)13.96%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (その他信託口)(1,360,900株)6.58%
株式会社日本カストディ銀行 (投資信託口)(1,008,600株)4.87%
合同会社松岡(915,000株)4.42%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (投資信託口)(869,400株)4.2%
野村證券株式会社(576,350株)2.78%
株式会社SBI証券(517,854株)2.5%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(469,776株)2.27%
西羅 弘文(396,824株)1.91%
入江 賢治(232,100株)1.12%
BBH BOSTON FOR NOMURA JAPAN SMALLER CAPITALIZATION FUND 620065 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)(205,000株)0.99%

創業者の松岡哲也氏が主要な個人株主として大きな影響力を保持しており、資産管理会社である合同会社松岡と合わせると安定した持株比率を有しています。機関投資家の保有比率も相応に高く、創業者による強力なリーダーシップと外部資本のバランスが特徴的な構成です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1コミットメントライン契約等による大口の借入枠の確保、
2財務制限条項等のコベナンツ条項、期限の利益の喪失条項の撤廃、
3借入期間の長期化、
4取引金融機関の拡大を財務戦略として堅持することによりかかるリスクの低減を図っております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,750万円
従業員数
116
平均年齢
38.7歳
平均年収従業員数前年比
当期1,750万円116-

従業員平均年収が1,750万円という水準は、不動産業界や他業種と比較しても極めて高い部類に入ります。これは少数精鋭の組織体制に加え、高利益率を誇る「地主ビジネス」の成果が、高い生産性への報酬として還元されているためと考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、2022期を除き、市場平均であるTOPIXを一貫して下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、同社のユニークな「底地ビジネス」がまだ市場に十分に理解されておらず、株価が利益成長に追いついていない可能性を示唆しています。ただし、旧中計の前倒し達成や累進配当方針の明確化により、今後は投資家からの再評価が進むことが期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
110
方針: 累進配当
1株配当配当性向
2016/12期4521.5%
2017/12期5515.0%
2018/12期5550.2%
2019/12期5536.8%
2020/12期2527.8%
2021/12期5029.3%
2022/12期5527.6%
2023/12期5520.5%
2024/12期8525.4%
2025/12期11030.8%
5期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は廃止されており、現在は実施されていません。

同社は利益成長と連動した配当還元を重視しており、継続的な増配を行う累進配当を掲げています。過去数年間で配当額を大幅に引き上げており、株主への積極的な還元姿勢が特徴的です。今後も利益成長に伴い、キャッシュフローを重視した安定かつ高水準な配当水準の維持を目指す方針です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 202.7万円 になりました (102.7万円)
+102.7%
年度末時点評価額損益TSR
2021期105.5万円5.5万円5.5%
2022期116.9万円16.9万円16.9%
2023期139.7万円39.7万円39.7%
2024期143.4万円43.4万円43.4%
2025期202.7万円102.7万円102.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残不明
売り残不明
信用倍率28.44倍
2026年3月時点の参考値時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬(予定)
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月中旬(予定)

PERは8.5倍と業界平均の約15倍と比較して割安な水準にあります。一方で、PBRは1.30倍とほぼ業界平均並みです。配当利回りは3%を超え、株主還元への意識の高さがうかがえます。信用倍率が比較的高く、短期的な需給の偏りには注意が必要ですが、独自のビジネスモデルと成長性から、市場では一定の評価を受けていると考えられます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/12期50.0億円18.8億円37.5%
2022/12期59.4億円23.0億円38.7%
2023/12期57.2億円10.1億円17.6%
2024/12期82.7億円21.8億円26.4%
2025/12期71.9億円0円0.0%

法人税等の支払額は各期の税引前利益や税務上の損益通算状況に応じて変動しています。2025/03期は一時的な税務処理等の影響で実効税率が低水準となりましたが、通期では税引前利益の変動に連動する構造です。将来の業績予想においては通常の法定実効税率水準を前提に計上されています。

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地主 まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 110円
安全性
普通
自己資本比率 34.0%
稼ぐ力
高い
ROE 15.2%
話題性
好評
ポジ 55%

「建物は要らない、土地だけを愛する」ニッチ戦略で高収益を叩き出す不動産金融の異端児

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU