JPMC3276
Japan Property Management Center Co.,Ltd.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
街で「入居者募集」の看板がかかったアパートやマンションを見たことはありますか?実はあのような物件の多くで、大家さんは「空室が埋まらなかったらどうしよう」という不安を抱えています。JPMCは、そんな大家さんから物件を丸ごと借り上げ、毎月決まった家賃を保証するサービスを提供しています。たとえ空室が出ても、JPMCが保証してくれるので大家さんは安心です。あなたが賃貸物件を探すとき、その裏側ではJPMCのような会社が、大家さんの安定経営を支えているかもしれません。
賃貸住宅の一括借上(サブリース)事業を全国展開する不動産会社。2025期は売上高585.0億円、営業利益26.35億円と安定したストックビジネスを基盤に成長を継続。2026期は売上高595.0億円、営業利益29.0億円と8期ぶりの過去最高益更新を見込んでおり、7期連続となる増配計画(年間64円)も発表。株主還元への強い意識と景気に左右されにくい事業モデルが投資家からの評価を集めている。
会社概要
- 業種
- 不動産業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都千代田区丸の内3-4-2
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 17.2% | 6.7% | - |
| 2022/12期 | 22.1% | 9.0% | - |
| 2023/12期 | 22.4% | 10.1% | - |
| 2024/12期 | 20.4% | 9.9% | 4.6% |
| 2025/12期 | 0.0% | 0.0% | 4.5% |
| 2025/12期 | 0.0% | 0.0% | 4.5% |
収益性は非常に高く、ROE(自己資本利益率)は直近で約20%前後という高水準を維持しており、資本効率の良さが際立っています。営業利益率は4%台半ばで安定しており、薄利多売ではなく、ビジネスモデルの強靭さが裏付けられています。効率的な経営体制が確立されており、資産を有効に活用して利益を生み出す力が十分に備わっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 534億円 | — | 11.6億円 | 65.8円 | - |
| 2022/12期 | 562億円 | — | 15.9億円 | 90.2円 | +5.3% |
| 2023/12期 | 574億円 | — | 18.2億円 | 102.7円 | +2.0% |
| 2024/12期 | 590億円 | 27.2億円 | 18.3億円 | 103.3円 | +2.9% |
| 2025/12期 | 585億円 | 26.4億円 | 18.0億円 | 107.2円 | -0.8% |
JPMCは賃貸住宅の一括借り上げ事業を核としており、安定したストック型収益の積み上げにより売上高・利益ともに堅調な推移を見せています。2024/03期までの業績は、管理戸数の拡大と業務効率化が寄与し、売上高約590億円、営業利益約27億円まで着実に成長しました。2026/03期予想では、前期比増益を見込んでおり、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しです。 【2025/12期実績】売上58.5兆円(前期比-0.8%)、営業利益2.6兆円、純利益1.8兆円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
不動産業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
賃貸住宅の一括借り上げ事業を中心とした不動産ソリューション事業を展開し、安定したストック収入を収益源としています。事業リスクとしては、賃貸住宅市場の需給バランスの悪化やサブリース契約に関連する法規制の変更、および金利上昇による不動産投資意欲への影響が重要視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 595億円 | 585億円 | 585億円 | -1.7% |
| 2024期 | 604億円 | — | 590億円 | -2.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 29億円 | — | 26億円 | -9.1% |
| 2024期 | 27億円 | — | 27億円 | +0.8% |
| 2023期 | 26億円 | — | 26億円 | -0.9% |
| 2022期 | 23億円 | — | 24億円 | +2.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な数値目標を掲げた中期経営計画は公表していませんが、単年度の業績予想を毎年開示しています。2026期は売上高595億円、営業利益29億円と8期ぶりの過去最高益更新を見込んでおり、計画達成に向けた進捗は順調です。過去の業績予想は若干の未達も見られるものの、おおむね計画通りの着地が多く、経営の安定性がうかがえます。株主還元としてROE20%以上維持を目標に掲げており、資本効率を重視した経営姿勢も評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026年12月期において、前期比10.0%増となる過去最高益の達成を見込む業績予想を発表しました。
三菱地所とスマートホーム事業領域での業務提携を締結し、賃貸物件の資産価値向上に向けた取り組みを強化しました。
地域密着型賃貸管理会社のリークスプロパティを買収・合併し、全国でのストック型収益基盤を拡充しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は年々向上しており、自己資本比率は50%を超え、強固な財政基盤を構築しています。有利子負債については、過去の無借金経営から現在は必要に応じて調達を行う体制ですが、資産総額に対する水準は低く、財務的なリスクは限定的です。BPS(1株当たり純資産)も右肩上がりで推移しており、株主価値の増大が継続しています。 【2025/12期】総資産17.4兆円、純資産9.3兆円、自己資本比率53.1%、有利子負債7596億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 24.5億円 | 20.3億円 | 14.7億円 | 4.2億円 |
| 2022/12期 | 23.7億円 | 4.7億円 | 17.5億円 | 19.0億円 |
| 2023/12期 | 20.1億円 | 9.3億円 | 16.0億円 | 10.7億円 |
| 2024/12期 | 29.5億円 | 4.3億円 | 18.7億円 | 25.2億円 |
| 2025/12期 | 26.0億円 | 3.8億円 | 29.3億円 | 22.2億円 |
営業キャッシュフローは本業のサブリース事業からの安定した収益により、毎期20億円から30億円規模の黒字を継続的に創出できています。投資キャッシュフローは事業拡大のためのシステム投資やM&Aに充てられ、財務キャッシュフローは配当や借入金の返済に優先的に振り向けられています。強固な営業CFを基盤に、成長投資と株主還元をバランスよく実行できるキャッシュフロー経営が実現されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は22.2%と一定の多様性が確保されており、健康経営優良法人に5年連続で認定されるなど人的資本経営に注力しています。監査体制については監査報酬3,345万円を投じて外部監査と連携しており、連結子会社7社を統括するグループ経営において適切な内部統制が図られています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 527万円 | 411人 | - |
従業員の平均年収は527万円となっており、不動産業界全体の平均と比較して標準的かつ安定した水準を維持しています。ストックビジネスである賃貸管理事業を主力としているため、景気動向に左右されにくい安定した収益基盤が、社員の給与水準を支える背景にあると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、全ての年でTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、同社の株価が安定配当を下支えに底堅く推移している一方で、市場全体の上昇トレンドに乗り切れなかったことを示唆します。特にアベノミクス以降の成長株優位の相場では、同社のような安定・高配当銘柄は相対的に見劣りする期間がありました。ただし、これは裏を返せばディフェンシブ銘柄としての側面も持ち合わせていると言え、相場の下落局面では強みとなる可能性があります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 32円 | 41.7% |
| 2017/12期 | 37円 | 40.2% |
| 2018/12期 | 43円 | 40.1% |
| 2019/12期 | 35円 | 41.4% |
| 2020/12期 | 42円 | 68.5% |
| 2021/12期 | 44円 | 66.9% |
| 2022/12期 | 48円 | 53.2% |
| 2023/12期 | 51円 | 49.7% |
| 2024/12期 | 55円 | 53.3% |
| 2025/12期 | 60円 | 55.9% |
株主優待制度は現在実施されておりません。
同社は安定的なキャッシュフローを基盤に、配当性向40%超の維持と累進配当を掲げる株主還元に積極的な企業です。直近では連続増配を継続しており、配当利回りは4.5%を超える高水準を維持しています。株主への利益還元を経営の重要課題と位置づけ、配当を通じた長期的な還元姿勢を明確にしています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 88.4万円 | 11.6万円 | -11.6% |
| 2022期 | 92.1万円 | 7.9万円 | -7.9% |
| 2023期 | 106.7万円 | 6.7万円 | 6.7% |
| 2024期 | 111.5万円 | 11.5万円 | 11.5% |
| 2025期 | 130.9万円 | 30.9万円 | 30.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較すると、PERは割安な水準にありますが、PBRは純資産に対して株価が比較的高く評価されています。特筆すべきは4.8%という高い配当利回りで、これは不動産業界平均を大きく上回っており、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。時価総額は業界内で中規模に位置しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 23.1億円 | 11.4億円 | 49.7% |
| 2022/12期 | 24.0億円 | 8.1億円 | 33.8% |
| 2023/12期 | 25.8億円 | 7.7億円 | 29.7% |
| 2024/12期 | 27.3億円 | 8.9億円 | 32.8% |
| 2025/12期 | 26.5億円 | 8.4億円 | 31.9% |
法人税等の支払額は、税引前利益に対して概ね30%から33%程度の範囲内で推移しています。2021/03期は特異な税負担率となりましたが、それ以降は日本の一般的な実効税率に準じた標準的な納税水準で安定しています。将来の業績予想においても、同様の税率負担を見込んだ計画となっており、納税面での予見可能性は高いと言えます。
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JPMC まとめ
「地主の空室不安を吸い上げ、株主への連続増配に変換する『不動産サブリース』の巨人」
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